降格ハノーファーの日本人トリオ
昨季2部降格の決まったハノーファーに在籍していた日本人選手は全員退団となりましたね。
ステップアップを果たした二人
チームの中心選手であったMF清武は、リーガの強豪セビージャにステップアップとなる移籍が果たせましたね。バネガが退団予定のセビージャにとっては代役となる司令塔を確保した形となります。アジアビジネスを見越しているのはもちろんあるでしょうが、辣腕SDモンチに認められたという事ですから当然の事ながら戦力としての期待も大いにあると思います。背番号は何と10番希望との事で、その野心には好感が持てます。
またこちらは少々意外でしたが、SBの酒井がフランスの名門マルセイユに移籍。何処からそういう話になったのかよく分かりませんが、これもステップアップと言えるかもしれません。リーグとしてはブンデスリーガより落ちますが、クラブ規模で考えればハノーファーより格上でしょう。クロスが自慢のハズが割と残念なクロスをよく見る酒井ですが、決まったからにはレギュラー取る勢いで頑張ってもらいたい。
残念な選択となった山口
最後の一人山口は、非常に残念な形と言わざるを得ません。怪我もありほぼ何もする事なくセレッソ大阪に帰還となりました。日本の2部リーグで得られるものが大きいとは正直思いません。更に海外再挑戦はないということを本人が明言したのも残念です。別にJリーグを軽視するつもりもないんですが、選手として何処までいけるかという観点に立った時、欧州に行く以外の選択肢はないです。それを半年で諦めJ2でのプレーという事では彼の選手キャリアとしての頂点は見えたと同義です。要はフットボールのトップシーンに行く気がないって事ですからね。