【プレミアリーグ16ー17】第10節WBA戦
直近6試合勝ち星のないシティ。悪い流れをここらで断ち切りたいところです。
シティのスカッドはこちら。
後で述べますが、実際は3バックではありません。フェルナンドとコラロフは事実上サイドバックですが、動きにいくつかパターンがあります。
WBAはこちら。
ロンドンはマラガ時代が懐かしい選手ですね。
前半(0ー2)ー:アグエロ②
ほぼハーフコートゲームとなり、思った以上の展開となりました。ビルドアップを支えたのは、DF陣の仕組み。守備時にはフェルナンドが右に入り4バックを形成してプレーしますが、攻撃時には、フェルナンドとコラロフが中央に寄りボランチ化。但し、フェルナンジーニョはDFラインには殆ど吸収されず留まる為、スリーボランチのようなイメージですね。
並びとしては2ー3ー4ー1のような形です。これによりボールはほぼ保持することになり、相手FWのロンドンのプレスは空転します。まぁ実際はWBAはプレスを強くかけるよりも引いて守備陣形を作る事を優先していたので、こっからファイナルサードを如何に崩すかが重要です。
以前よりも攻撃が速く出来ていたのは、ギュンドアンとシルバに縦パスを出せれていたことと敵陣内でのワンタッチプレーが増えたからですね。特に1点目となるシーンではゴールを決めたアグエロはもちろん素晴らしかったのですが、その前のシーンでフェルナンドとダイレクトでのパス交換で抜け出したのが大きいです。ギュンドアンにオープンスペースが出来ましたから。
またこのゴールも含めて前半の内に2ゴールを決めたアグエロはエースとしての仕事をきっちり果たしてくれました。待望の先制点と2本目はゴラッソでした。ゴール前で彼はスペシャルな選手になれるのは間違いないので、出来るだけゴールに専念出来るようにギュンドアンやシルバは攻撃を作りたいですね。
後半(0ー2)ー:ギュンドアン②
後半は少しペースが落ちます。よりオーソドックスな形での4ー3ー3となりプレーしますが、WBAも前半よりも前からの圧力を強めて盛り返そうとします。
攻撃の形はアグエロとギュンドアンが中心です。今日のアグエロは身体も良くキレてましたし、守備時のプレスも含めて高い意欲を感じました。気になったのは両ウィングでプレーしたスターリングとノリート。どちらも攻撃の幅とアクセントをもたらしていましたが、サイドの突破はもう少し見たかったですね。
その両ウィングはデ・ブルイネとナバスに交代。嬉しかったのはガルシアが先日のカップ戦に続きプレー機会が得られたこと。インサイドハーフよりアンカーの起用の方が持ち味が出そうな気はしますが、ペップはフェルナンジーニョを本当に信頼していますね。
この日の攻撃をリードしたギュンドアンが締めの2発を決め、守備陣も1度ピンチを招きますがクリーンシートを達成です。
総括(0ー4)WIN
悪い流れを断ち切る勝利に私も含め安堵した人間は多いのではないでしょうか。それを考えてもアグエロの先制点は重要な意味を持っていたと思います。
今日かなり良かったギュンドアン、シルバやデ・ブルイネと結構ペップは選手のコンディションを気にかけているように感じます。バイエルン時代は選手の負傷離脱に泣かされた面は多かったですし医療スタッフとも揉めてましたので、教訓にはなっているかもしれません。
フェルナンドは思った以上にサイドバック頑張ってましたが、強豪との対戦で任せれるかは疑わしいので両サイドバックが今後の補強ポイントかと思います。
これで勝利を取り戻した訳ですが、次戦はHOMEと言えども相手はバルサですから厳しい試合になるのは間違いないでしょう。 ペップも言っていた通り勝っている時も負けている時もトライしていた事は同じなので、結果はどうあれ続けていくしかありません。
長い目で見た時、これが生みの苦しみとなってクリエイティブなチームになって欲しいですね。