【チャンピオンズリーグ・グループステージ】第4節バルセロナ戦
先日のリーグ戦でようやく勝利を取り戻したシティにとっては厳しい相手バルセロナをHOMEに迎えます。
シティのスカッドはこちら。
AWAYでベンチスタートとなったアグエロも先発。デ・ブルイネもサイドで先発です。退場となったブラボに代わってGKはカバジェロです。
バルセロナはこちら。
MSNは揃って先発。イニエスタを筆頭にピケやアルバを負傷で欠いています。それでも強力なスカッドですね。
前半(1ー1)ギュンドアン:メッシ
入りは言うほど悪くはなかったと思います。もちろん良くもなかったんですけど(笑)シティは積極的にプレスをかけていきますが、バルサはそれをいなすだけのスキルを持っているんですよね。特にメッシとネイマールは囲まれてもボールを奪われませんし、ボールを逃がすのも上手いんですよ。
それでもボールはバルサに譲ったものの、大きなピンチも招いてなかった訳ですが、カウンター1発でやられてしまいます。シティのシュートのリバウンドを拾われるとメッシから一気に前方のネイマールへ。ネイマールがドリブルで運ぶと折り返しをメッシ。たった2人で自陣エリアからゴールにまで至ってしまう能力の高さは凄まじいです。
このシーンでは数的同数だったんですけど、カウンターの為スペースが広大に空いてしまっているのとネイマールに3人引っ張られてしまったのが原因ですね。後ろから走り込むメッシを誰も捉えられていませんでしたしね。
そしてここから一気にバルサペースになってしまいます。プレスは空転し決定機を作られ、チャンスらしいチャンスも作れず我慢の時間帯が続いたのですが、面白いものでこんな時に珍しくバルサのミス。セルジ・ロベルトのパスがずれ、アグエロが奪取するとスターリングへ。折り返しをギュンドアンが同点ゴール。
このゴールにより息を吹き返すシティは、今までが嘘のように攻めに転じます。ゲームへのメンタルによる影響をもろに感じる展開となりました。また途中でデ・ブルイネを中央にポジションを移したのも効きました。試合展開もありサイドで存在感を発揮出来ていなかったデ・ブルイネも中央に移るとボールに積極的に関われ持ち味を出し始めていました。
後半(2ー0)デ・ブルイネ(FK)、ギュンドアン:ー
後半は完全にシティペースとなります。プレスは更に積極性を帯び、ボールハントを次々と行います。奪った際には素早くショートカウンターに転じ決定機を創出します。
カウンターをリードしたのはデ・ブルイネ。縦への展開が速くなった後半は躍動。攻撃の中心選手としてパスにシュートに暴れまわります。そんなデ・ブルイネの一番の見せ場となったのは直接FK。チームを勢いづける上でも重要になったゴールはシティの士気を大きく高めることに成功します。
また攻撃時には4ー1ー2ー3で守備時に4ー2ー3ー1と変化させ攻守のバランスを取りました。守備時にダブルボランチへと移行することで、バルサのインサイドハーフを両方ケアして押さえ込みます。
それでも1発の恐さを持つチームが相手ですから、アンドレ・ゴメスのシュートがゴールしていたら展開は変わったかもしれませんが、それ以外はほぼ完封。ギュンドアンはこの日2点目を決め、勝負を決めました。3点目が入った際の円陣は中々しびれましたね。
総括(3ー1)WIN
非常に非常に大きな1勝となりました。グループステージを突破する上でもチームを勢いに乗せる上でも重要な勝利となります。
前半と後半では大きく展開の変わった試合は、この試合における両者のメンタルを大いに反映した試合に映りました。バルサという強大なチームに勝利したのはシティにとって自信になりますし、ペップにとっても今進めているチーム作りの後押しにもなると思います。
更なるチームの進化のキッカケに大いに役立ってくれるでしょう。