【プレミアリーグ16ー17】第14節チェルシー戦
首位チェルシーとの不安と期待の入り混じる大一番です。絶好調のチェルシーを相手にどこまでプレー出来るのか。
シティのスカッドはこちら。
予想は外れミラーゲームを選択したペップ。これが吉と出るのか凶と出るのか。意外なところではサネが先発です。その他は概ね順当なチョイス。
チェルシーはこちら。
ペドロとセスクが先発ですね。ペドロは前節スパーズ戦でゴラッソを披露しておりスペースメイクも得意なので警戒しております。セスクはあまりコンテには評価されていないのかなとは思いますが、そのパスセンスは本物です。
前半(1ー0)OG:ー
お互い1週間空いた試合は、コンディション良く身体が動いているのが分かりました。シティは前2試合と比べて遥かに内容が良くなり、入りは上出来でしょう。
3バックを選択しミラーゲームとなりましたが、どちらも集中力高くインテンシティにも優れた好ゲームと言えます。シティはよりボールを持ってプレーし、チェルシーはカウンターで活路を見出そうとしていましたね。
どちらにも決定機は訪れましたが、僅かながらにも優勢に進めたのはシティだったと思います。ボールの動かし方も3バックのサイド部分を上手く活用出来ていたのはシティの方でした。特に右サイドのナバスは対峙するアロンソとの攻防を優位に進めたと言えます。左のサネも序盤は目立たなかったものの30分以降で攻撃面で存在感を発揮し、飛び出しからアグエロの決定機を演出しましたが惜しくもゴールにはなりませんでした。
前半攻撃をリードしたのはデ・ブルイネ。ナバスと上手く連携してサイドのイニシアチブを握りました。また3バックのCB間の間を狙った高速クロスを同じ形で何本か入れてましたので、準備して作り出していたシーンと感じました。まぁほとんど相手CBのダビド・ルイスにカットされてしまいましたが。
待望の先制点は、ナバスのクロスからチェルシーDFケイヒルがカットにいったところを後ろに行かせてしまいオウンゴールとなりました。ゴール自体はラッキーなものでしたが、それもナバスとデ・ブルイネで右サイドを押し込んだ結果とも言えます。
チェルシーで怖かったのはやはりアザール。個人の突破力が高く、この日はカウンターからチャンスを創出。ロングパスで抜け出したシーンはGKブラボも躱してクロスを上げましたが、コースは少なかったもののシュートを撃たれていた方が危なかったかもしれません。
後半(0ー3)ー:コスタ、ウィリアン、アザール
後半の入りも悪くありませんでした。いや寧ろかなり良かった。惜しむらくは3度以上あった決定機を外し続けたこと。デ・ブルイネ或いはアグエロなど一つでも決めれていれば恐らく結果は違ったものになったでしょう。
逆に褒めなければならないのはチェルシー。辛抱強く好機を待つと放った攻撃を全てゴールに繋げました。コスタの同点弾のシーンはセスクにロングボール1本で通され、沈められました。ストーンズがつり出されギャップが出たスペースを上手く使われてしまいました。オタメンディの対応もマズかったですね。2点目以降はカウンターで一気に持っていかれましたが、前半同様のアザールとペドロと交代で入ったウィリアンが効きました。
少し残念に思ったのはGKブラボ。勿論、失点シーンの3つはほぼ1対1の状況ですから出来ることは少なかったと思いますけど、なんかバルサ時代よりシュートに対する反応が悪い気がするんですよね。2点目なんかはGKによっては止められたんじゃないかと思ってしまいます。ハートを追い出し獲得したGKですから確かな活躍をしないと厳しいです。
終了間際のアグエロの危険なタックルから始まる乱闘で重要な2選手を失うこととなりました。次の試合にも影響を及ぼす事を考えれば、かなり浅はかな対応だったと思われます。ジャッジがシティにとっては結構厳しい試合でフラストレーションはかなり溜まってたんでしょうが、全く不要でした。試合後すぐに去るペップがコンテと握手した後にピッチにすぐに入り両チームをなだめるかの如く次々と声をかけていったのが印象に残りました。恐らくこの試合で一番フラストレーション感じていたのはペップだったでしょうがね。
総括(1ー3)LOSE
決定力。これが勝敗に直結しました。ここまでのシーズンでも繰り返されたシーンは今後も続きそうな気配です。この試合を自ら難しくしてしまったのはシティ自身であり、その罰を受けてしまいました。
アグエロも身体が非常にキレており決定機も創出しただけに、すべきだったのは危険なタックルではなくゴール をブチ込む事でした。
チェルシーは勢いに乗ってるだけあるなぁと感じました。アザール、ウィリアンの突破力は素晴らしく好チームではありましたが、この試合に関してはシティが勝てる内容の相手だったとも言えるでしょう。まぁ彼等は勝負強くシティは勝負弱かったって事ですね。
ペップとシティにとっては正念場ですね。困難を承知でやってきたプレミアリーグ。メンタル面含めて大きな改革が待ちうけそうです。