【プレミアリーグ16ー17】第15節レスター戦
首位チェルシー戦に敗れ、どうしても乗りきれないシティ。個々のレベルも何ですが、それ以上にメンタルが非常に停滞しているように感じます。勝利がこの停滞の打破になる筈ですが。
シティのスカッドはこちら。
出場停止のアグエロ、フェルナンジーニョに代わってイヘアナチョとフェルナンドをチョイス。オタメンディも累積での出場停止なのでサニャを3バックの右に起用です。フェルナンドとサバレタで一体何をするのかって感じですが。
レスターのスカッドはこちら。
岡崎は残念ながらベンチスタートです。ラニエリ監督はヴァーディーとスリマニを選択。不調とは言えヴァーディーとマフレズのスピードはシティにとっては非常に厄介になりそうです。
前半(3ー0)ヴァーディー②、キング:ー
本当に酷い前半でした。メンタル的にかなりやられてしまっている感が非常に強いです。前節チェルシー戦は敗れはしたものの内容的にはスコアが逆の試合でしたが、この前半は酷い。
DF陣の軽さは問題外のレベルで勝つ気があるのかと疑わしくなります。開始5分でたった2度の守備で簡単に2度の失点を喫したのは、システムや戦術の問題では最早ありません。前半20分過ぎに審判に当たりロストするという不運はあったものの、ここでもプレーの軽率さは否めません。
ペップは終始頭を抱えていましたが、試合への入り方は考えた方が良いでしょう。明らかにチーム全体としてモチベーションが落ちているのが気掛かりです。
攻撃面でもポゼッションはするものの目立ったシーンはなく、主にサイドからのクロスがメインでしたがそれはレスターとしては望むところでしょうし、工夫の少なさに簡単なパスのズレなど停滞の大きな要因となりました。
正直このチームの状況では、事実上前半だけで試合は終わったと言っても過言ではありませんでした。
後半(1ー2)ヴァーディー:コラロフ、ノリート
後半は4バックに戻したこともあり前半よりも幾分向上しましたが、攻撃のアイデア不足や技術的なミスの多さは変わらず頭を抱えてしまいますね。
極め付けがストーンズのバックパスをヴァーディーに難なく拾われ、あっさりと4失点目。まぁこれでは勝てるはずもありません。ストーンズは試合全体で見れば悪い訳ではありませんが、大きなミスが多すぎる印象です。集中力を欠如してしまうシーンをよく見てしまいます。
コラロフはFK弾で一矢を報いた訳ですが、それで守備面の大きなマイナスは覆せません。1対1であそこまで簡単にやられてしまっては。。。GKブラボの自信なさそうな表情も今のチーム状態を如実に表しているんでしょう。 ノリートは良いプレーを唯一見せてくれました。ナバスは交代の一番手になってしまいましたが、寧ろこの時点でギュンドアンを下げ、シルバとデ・ブルイネで中央を形成しサイドにナバス、スターリングの方が良かったと思います。
ギュンドアンはチームの状況に引きずられるようにミスが目につき、フェルナンドは隣の人間にしかパスを出せない。と、不満を上げればキリがないんですけどね。
頭を抱えてないで解決策を見出してねペップ。
総括(4ー2)LOSE
何とか勝利で波に乗りたいんですが、こんな試合をしていては無理ですね。開始5分以内で2失点は辛い。ブラボにしても防げた点があったでしょう。ハートを追いやってこれでは観る目が厳しくなっても致し方ありません。
ブラボがリズムに乗れないのはDF陣との関係もあります。あれだけDFラインが呆気なくやられてしまえば否応なしにGKの特に身体能力を問われるシーンが出てきます。ブラボは身長的にもそういったプレーヤーではないですし、DF陣の不味さも相まってかポジショニングも曖昧な気がします。この辺GKに詳しい方からするとどう見えているんでしょうね。自慢のビルドアップ参加も今のスカッドでは活きるどころか命取りになっていますね。
選手に不満はないと試合後語ったペップですが、それは表面上の事でしょう。裏では大粛清を考えていると思いますし、実際そうすべきでしょうね。ここまで昨季のメンバーを中心にチームを作ってきた訳ですが、限界が見えてきています。
ウィンターブレイクのないプレミアリーグですが、何処かでシーズン前半戦の総括もしていこうかなと思います。かなり辛辣になりそうですが(笑)