【プレミアリーグ16ー17】第16節ワトフォード戦
チェルシー戦からの連敗ですっかり首位との勝ち点差が離れてしまったシティ。チームの調子を上向かせる為にもHOMEでの勝利を狙います。
シティのスカッドはこちら。
アグエロ出場停止中のトップには本日はノリートが収まります。注目はヤヤ・トゥレ。ボランチの位置でどういったプレーを披露するか見ものです。
ワトフォードはこちら。
意外に知っている選手が多いですね(笑)ヤンマートやキャプー、アムラバトなどこんな所に居たのねって感じです。
前半(1ー0)サバレタ:ー
前半の入りは前節レスター戦から学んだのか、いきなり集中力なくというシーンはなかったですね。前半通してボール保持出来ており、概ねゲームはコントロール出来ていたかと思います。
課題だった守備は、ボールを保持して押し込むことで守備機会自体を減らし、また選手間の距離も前節より良くプレスに引っ掛けれるシーンが何度か目に付きました。1対1のシーンでやや軽い場面はありますが、それでも2〜3人がカバーに回るなど大きな綻びはありません。
攻撃面ではヤヤもしくはギュンドアンがワンボランチで状況に応じてプレーし、スキルの高い2人は円滑にボールを回すのに役立ちました。ヤヤは守備面での不安もよぎるかと思いましたが、そういうシーン自体が少なく、上下動の激しい試合ではなかった為、良い面の方が出たかなと思います。
只、ファイナルサードでの崩しはまだまだでスルーパスも上手く合わないシーンがよくあります。シルバもクリシが上がってこずロストしたシーンではかなり怒ってましたね。この辺は改善の余地ありです。スターリングとデ・ブルイネで崩したシーンは良かったですし増やしていきたいところ。
先制点の場面では、中央ノリートがDFラインの狭間で頑張ってキープしたのが効きました。左サイドのデ・ブルイネに渡った時点でワトフォード守備陣はボールウォッチャーになっており、反対サイドでフリーのサバレタにデ・ブルイネから流石のピンポイントクロスを合わせ待望のゴールを奪いました。
大きなアクシデントはギュンドアンの負傷。接触プレーで痛め、その後一旦プレーしましたがやはり交代に。去り際の様子から察すると大きな怪我の可能性もあります。ギュンドアンは中盤で落ち着かせたり、縦にボールを推進させられるキープレーヤーであり、ペップにとっても非常に痛いでしょう。
後半(1ー0)シルバ:ー
後半もほぼ試合はコントロール出来ていたかと思います。ワトフォードのチャンスは実質アムラバトがクリシを躱して上げたクロスを合わせられたシーン一つでした。まぁアレを決められてたらまた分からない試合になってましたが。
負傷のギュンドアンからフェルナンドに代わってもボールキープは概ね上手くいってました。ワトフォードがかなりの肉弾戦を仕掛けてましたので、そういう面ではフェルナンドは地味に貢献していました。ガッツリ削られていたのはデ・ブルイネ。かなり厳しいマークで目立ったプレーはあまりありませんでした。
良かったのはスターリングとノリート。ノリートのガムシャラさというのはこのチームにはかなり貴重に映ってみえます。先制点も彼の頑張りからでしたし、後半もナバスと交代するまで攻守で貢献していました。左サイドを突破したシーンは決めたかったですね。
そして特筆したのはスターリング。特に後半はガンガンに仕掛けて攻撃をリード。ドリブルで相手を翻弄するプレーはここ何試合かあまり見られなかったので、ああ言うのが増えるとパスもより活きるかなと思います。
最後は4人でプレスをかけてボールを奪取すると、そのままカウンターでシルバがゲット。勝負を決めました。
総括(2ー0)WIN
かなり気合を入れて試合に入ったんだと思われます。先制点のサバレタのガッツポーズを見ると、チームがここまでかなり苦しんでいたのが分かります。
守備もクリーンシートを達成しましたが、これは前線や中盤でプレスが掛かるシーンが多かったから。やはりボールをキープし、チーム全体を押し上げた状態でプレーした方が良いと思います。勿論カウンターのリスクは増しますが、この試合でも1対1で抜かれるシーンはありましたので、構える守備よりも積極的なプレーの方が却って良いですね。
ヤヤのプレーも良かったです。スピード面で危なっかしいプレーは有りましたが、この試合に限れば読みと長い手足を駆使して守備面でも穴になるシーンは少なかったかと思います。
これで連敗からは脱出。次節はアーセナル戦となりますので今日のような気合は見せて欲しいですね。