クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

開幕目前!!ペップ・グアルディオラ体制2年目展望

いよいよシーズン開幕が迫ってまいりましたプレミアリーグですが、開幕前という事で17ー18マン・シティスカッドを確認しておきましょう。

 

メインは3バックか!?

 

昨季のメインシステムとなりました4ー3ー3(もしくは4ー1ー4ー1)。試合中にサイドバックボランチの位置取りをする事で3バックになる事はありましたが、最初から3バックはあまり多くなくオプションの印象でした。しかし、新加入のサイドバック達によりプレシーズンでは3バックが度々テストされています。概ね上手くいったプレシーズンの内容を経て、本格的に3バックにシフトする可能性が高そうです。

 

左右のウィングバックに、ウォーカーを筆頭にダニーロやメンディなどタフで走力のある選手が加わった事により、サイドの幅と上下動を担保し昨季にはなかった強みとなりそうです。サネはこの新しいポジションでも躍動しそうな気配があります。

 

勿論、昨季からの4バックは安定感がありますので、試合相手や状況に応じて変化させながら戦っていくのは間違いないでしょう。ペップフットボールの一つの鍵としてシステムの多様性がありますので、様々な選択肢が持てるのは昨季にはなかったポジティブな要素と言えそうです。

 

また多様性という観点では選手起用にも言えます。昨季のシティは、それまでの選手達をベースにしていましたので、補強がいくつか失敗した事もあり起用の選択肢が多いと言える状況ではありませんでした。今季は前線にベルナルドを加え、ジェズスもスタートから使える状態にあります。ギュンドアンが本格的に復帰してくれば更なる充実と、3トップ或いは2トップと組み合わせも豊富に出来そうです。

 

シティ17ー18予想スカッド(3ー1ー4ー2) 

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という事で予想ファーストチョイスと次点の選択肢を考察します。システムはプレシーズンを踏まえ3ー1ー4ー2。

 

GKには新加入のエデルソン。昨季に問題となったポジションの一つで、プレシーズンを見る限りでは良いシュートストップを見せてくれています。2年目のブラボは巻き返したいところ。

 

3バックは、主将コンパニとストーンズオタメンディの3人。プレシーズンではその強さを活かしてコンパニが存在感を放ち、安定した守備を披露しています。不安なのはコンパニが怪我した場合とバックアッパーで、現状では若手のアダラビオヨと去就不透明なマンガラしかいません。なので市場が閉まる前に補強があるかもしれません。

 

ワンボランチにはヤヤがファーストチョイスになるでしょう。昨季にも代理人とのいざこざが解消されるとスタメンとして好パフォーマンスを披露しており、ペップの信頼も厚いと思われます。次点にフェルナンジーニョ。機動力は高いですが、荒い守備が玉に瑕。若手のガルシアがレンタルとなりましたので、ここは2枚で回すしかないですね。

 

今季のシティシステムで目玉とも言えるのが左右のウィングバック。右はウォーカーが不動のファーストチョイスと思える程の圧倒的なパフォーマンスを披露しています。左は選択肢が豊富で、好プレーを披露したダニーロは想像以上に良いですし、コンバートされる可能性のあるサネも自慢のスピードを活かす機会は増えそうです。そして負傷で出遅れてはいますが、こちらも期待の新戦力であるメンディは復帰すればスタメン争いに加わる事でしょう。

 

充実のインサイドハーフはダビドとデ・ブルイネの2枚看板。タイプの違う2人は昨季も好プレーを披露してますので、今季も大いに期待しましょう。特にデ・ブルイネには更なる飛躍を遂げて欲しいですね。またまだ復帰出来ていないですが、ギュンドアンが加われば大きな力になる事は間違いないです。昨季も出場した際には高いパフォーマンスを発揮していますから、怪我のみでしょう。新加入のベルナルドもこのポジションでの起用が可能です。2トップの場合は、インサイドハーフがメインの戦場になりそうです。

 

2トップ採用の際はメインキャストが新旧エース。アグエロとジェズスの共存は昨季後半から試していますし、他チームからは驚異の存在となって欲しいですね。プレシーズンで絶好調だったスターリングは、厚みの増した前線でも存在感を放つ事が出来ればワールドクラスへのステップを一つ上がれる事でしょう。3人共にローテーションによってある程度の出場機会は望めると思いますので、タイトルを取る為にもこの内誰かはリーグ戦での20ゴール以上が必要になってくると思います。

 

4バックなら(4ー1ー2ー3)

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昨季メインで使った4ー3ー3ならこんな感じになるのでは。CBはオタメンディストーンズのどちらかがコンパニと組み、左サイドバックは怪我から復帰すればメンディに変わると思います。

変わってくるのは3トップの扱い。この場合、センターフォワードアグエロとジェズスで争い、サイドをベルナルドやサネ、スターリングで争う事になるでしょう。

 

システムや所属メンバーのポジション的には、こちらの方がバランスの良いスカッドにはなりそうです。どちらにしてもバックアッパーで足りなそうなのは、ボランチとCBが若干薄いくらいですかね。となるとやっぱりコンパニには怪我されちゃ困るな(笑)

 

シーズン成否はストライカーとDF陣

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この上なく好調なプレシーズンでしたが、これを実際のシーズンで見せられないと意味がありません。それはチームが1番分かっているでしょうし、その意味でもシーズン開幕戦には内容の伴った勝利を求めたいです。

 

そして結局のところシーズンの成否を占うのは、第1にはストライカーがゴールという結果を残せるかに掛かっているでしょう。昨季、内容に結果が伴わない試合が数多く見られましたが、決定機を決められないツケを払わされています。デ・ブルイネが”ポストの呪い”に掛かっていましたが、アグエロも重要なシーンで決められず苦労しました。プレシーズンで早速何本かポストに当てているのは、恐怖を感じます、、、という事でアグエロ筆頭にジェズスやスターリングなど前線の選手がゴールを決めなければいけませんし、ストライカー達がゴールを決めれればチームも良いリズムを得られると思いますので、開幕ゴールを誰があげるのか期待したいと思います。

 

また、ゴールが決まらない上で接戦を悉く落としたのは守備陣の責任でもあります。特にGKはストライカーの得点同様にビッグセーブがチームに勢いをもたらしますので、エデルソンや2年目の挽回を期すブラボには獅子奮迅の活躍をお願いしたいです。上位陣には、やはり良いGKが良いセーブを見せてますからね。また3バックとなった事でストーンズも落ち着いてプレー出来るかもしれないです。コンパニも強く当たれる事で楔のパスをほぼカットしてますし、3バックの両脇に関しては走力自慢の新ウィングバック達がカバーしてくれるでしょう。

 

最後にこれだけのスカッドを用意してもらったペップ・グアルディオラ監督ですから、タイトル獲得は至上命題ですね。昨季の夏冬マーケットの際にもっとガンガンに変えていくのかと思ったら、案外そうでもなかったのでどうかなと思ってましたが、2年目になってようやくペップと相乗効果を発揮できそうなスカッドが揃ってきています。まずはプレミアリーグの覇権を奪ってもらいましょう。

 

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