ルーニー復帰のエバートン。気になる選手が目白押し!!
プレミアリーグ次節の対戦相手となりますエバートンですが、第2集団のトップは今夏積極的な補強に取り組んでいて不気味な存在になっています。しかもマン・シティにとっては昨季もエバートンには苦しめられており、エースのルカクをお隣ユナイテッドに移籍したとしても非常に厄介なのです。
また今季加入の選手達は個人的にも注目してきた選手達であり、要注意と共に検証です。
帰還したエース、ウェイン・ルーニー
移籍したルカクと入れ替わる様にエバートンに帰ってきたのは、30overになった”ワンダーボーイ”ウェイン・ルーニーです。ルーニーにとっては育った心のクラブに戻ってきた事になります。
若くしてユナイテッドに移籍する事となったルーニーを当時のエバートンファンは、どんな心境で彼を再び迎え入れたんでしょうね。
ルーニーはそんなエバトニアンに開幕戦で一発回答しています。サイドからのクロスに走り込んでヘディング。グディソンパークを熱狂へと誘いました。
フルマッチではエバートンの開幕戦を観てませんので分かりませんが、少なくともルーニーとエバートンが互いに勢いに乗るにはもってこいのゴールだったのは間違いありませんね。シティとしては警戒を強める必要があります。
プレシーズンからの継続で恐らく3バックで挑むであろうシティは、ルーニーに対して特別マークをつける訳でもないでしょうが、それでも彼はルカクよりもFWとしてはよりオールラウンダーなタイプで、ボランチとの連動した守備が必要となるでしょう。アップダウンの激しい展開になるならばフェルナンジーニョの方が良いかもしれませんね。主将コンパニ含めた3バックと共に注目のマッチアップです。
MSNのサブからマラガのエースに、そしてプレミア挑戦のサンドロ・ラミレス
元バルサのカンテラーノ、サンドロ・ラミレスがマラガでメインキャストを張りイングランドへの挑戦を決めました。
バルサ時代には”MSN”の壁は厚く、出場機会は限られていましたが、マラガに出場機会を求めると昨季のラ・リーガで躍動。リーグ戦で14ゴールを上げ、今季でのプレミア挑戦を決めました。
監督のロナルド・クーマンも元バルサですので、初のプレミア挑戦も少しのアドバンテージを貰えるかもしれません。サンドロはドリブルとFKにも優れ、中央をルーニーが構えるとすると2トップ或いはウィングでの起用となると思います。
サイドの攻防ではウォーカーとのマッチアップになるかもしれません。ウォーカーとしては、プレミアの洗礼を浴びせたいところです。FKも脅威となる可能性があるので、3バックも不用意なファウルはなるべく犯したくないですね。
エールディビジの顔クラーセンとスワンズから加入のシグルズソン
若い頃からアヤックスの主役でありエールディビジの顔であったダフィ・クラーセンが遂に国外挑戦となりましたが、移籍先がエバートンというのは中々賢い選択だったかもしれません。監督は同胞のオランダ人ですし、クラーセンの特徴をよく分かっているでしょう。
高度のボールスキルと2列目からの飛び出し、そしてFW顔負けの得点力に優れたプレーヤーです。同じくエールディビジからの来訪者だったエリクセンの様な活躍をエバートンは願っているでしょう。
また移籍金4500万ポンドで獲得したシグルズソンも飛び出しやキック精度に特徴のある選手ですので、中盤がマークを怠らず、ボールの出所にはしっかりプレスを掛けていきたいですね。
次世代イングランドGKピックフォード
いくつもの移籍先が上がった若きイングランド代表GKのジョーダン・ピックフォードもマージーサイドの青に加わっています。シティよりハマーズにレンタルされたジョー・ハート以上のイングランド人GKとなれるでしょうか。
開幕戦では早速優れたシュートストップを見せており、無失点での勝利に貢献しています。シティは昨季も多くの決定機を逸してきていますので、アグエロやジェズスに掛かる期待は大きいでしょう。彼等がゴールを奪えない様だと、かなり厳しい試合になるでしょうから1番のポイントになりそうです。
今季のチームを占う試金石
エバートンにはその他の既存選手に関してもミララスなど上々の選手がおり、決して侮れない存在である事は既に昨季で分かっています。
ペップは相当にプランを練ってくる事は予想が付きますが、上手くいかない事もあるのがフットボールというもの。ピッチの中の選手達が、どれだけ各状況に対応し優れたパフォーマンスを発揮出来るかも重要なポイントとなります。
また共に大型補強を実施したチーム同士、現在の状態や今季のチームを占う上でも良い試金石になりそうです。当然シティとしては勝って勢いに乗りたいですし、それ以上に今季のシティは強いなと感じさせるようなパフォーマンスを披露してもらいたいですね。