【チャンピオンズリーグ17ー18】グループステージ第2節シャフタール戦
連勝中と好調のシティ。週末のリーグ戦ではチェルシーとの大一番がありますが、その前にCLで難敵シャフタールと対戦しました。
シティスカッド。
前節リーグ戦に続いてサネが先発。今回はスターリングがベンチスタートで、アグエロとジェズスが3トップを形成します。メンディ負傷の左サイドバックにはデルフをコンバートしました。
東欧の雄シャフタールと言えばブラジル人選手。現在も多くの主力を構成しており、ベルナルドやタイソンなど厄介な選手を抱えています。
前半(0ー0)ー:ー
とてもイーブンな前半でした。シティのプレスは連戦の影響もあってかいつも程の強度はありませんでしたが、それよりもシャフタールが恐れずにボールを持った事が効きましたね。シャフタールは無理にロングボールを放り込む事は少なく、中盤もしっかりボールを使ってプレーしようとしていました。それがシティのたたみ込む様な攻めを出せなかった要因でしょうか。
前半のシティで良かったのは4人。まずはオフェンスでは好調のサネとデ・ブルイネがリードします。こういった拮抗した試合では、デ・ブルイネの1発のスルーパスやサネの単独突破が違いを生み出します。2、3度は決定機になりそうでしたが、どれもゴールネットを揺らす事は出来ませんでした。
相手がボールを持っての守備を強いられたディフェンス陣で良かったのは、フェルナンジーニョとストーンズ。縦パスの出所にしっかりチャージ出来ていたのはフェルナンジーニョで、今季のストーンズは随分充実しているように見えますね。カバーリングや読みは特に良いですし、今季は1対1でやられるシーンもあまりありません。逆に前半不安定だったのはウォーカー。パスカットされるシーンが多くてあまり乗れていない印象でした。
後半(2ー0)デ・ブルイネ、スターリング:ー
後半も比較的シャフタールはボールを持ってプレーしようと試みていましたが、より動きが改善されたのはシティの方でしたね。シャフタールも前に出ようとしてくれる分だけ、シティにも攻撃のスペースが生まれ、決定機を幾度か作りました。
待望の先制点もデ・ブルイネのゴラッソにより早々に得ましたが、追加点には苦労しました。今日はPKも外してしまい、アグエロの日ではなかったという事ですかね。それより気になったのはジェズスの扱い。後半早々の交代にかなり不満そうでしたし、ペップも話を言い聞かせるようにジェズスに向き合っていましたが、アグエロや他のアタッカーも軒並み好調なだけに、次世代エースには厳しい状況かもしれません。
ジェズスは比較的広範囲に動いてプレーするのでウィングでもイケそうな感じはするんですが、個人的にはウィンガーとしては厳しそうな気がします。彼の最大の特徴は抜け目のなさと思ってますし、それを活かすにはやはりゴールに近いポジションが良いです。2トップなら問題ないですが、3トップでは中央じゃないと難しいかな。まぁ2トップにするとサネやスターリングが起用しにくいという贅沢な悩みが、、、まぁペップに上手くやってもらうしかないでしょう。
その熾烈なポジション争いをしているアタッカーでは、交代選手が結果を残しておりチームとしては充実が伺えます。スターリングは今季ゴール数が格段に増え、見ていても貪欲さが溢れていますね。
総括(2ー0)WIN
シャフタール強かったと思います。自分達もプレーをするんだというのがよく見て取れましたし、その中心にいたブラジル人選手達は流石に上手かった。
それでもトータルで見れば充分妥当な勝利だったと思いますし、デルフは左サイドバックをよくプレーしたと見ています。攻撃時のボランチでのプレーや周囲との連動もありましたし、守備面でも大きな穴になった訳ではありません。途中映ったメンディが松葉杖で現れていましたが、怪我が長引くようなら当分はダニーロやデルフをこのポジションで起用する事になりそうなので、頑張ってもらいたいです。
さぁこれで次節はチェルシー戦。勝ちたいですなぁ。