【プレミアリーグ17ー18】第33節マン・ユナイテッド戦
惨敗を喫したCLリバプール戦から中2日。優勝の掛かったユナイテッドとのダービー。CLでの奇跡の逆転の為にも勝利が必要だった筈なんですが、、、
シティスカッド。
エデルソン
スターリング、ベルナルド、サネ
ローテーションでメンバー構成を変えています。システムは4ー3ー3に戻し、ゼロトップを選択。
ユナイテッドスカッドはルカク、ポグバ、サンチェスとビッグネームが軒並み登場。
前半(2ー0)コンパニ、ギュンドアン:ー
惨敗の後のダービーとプレッシャーの掛かる試合ではありましたが、完璧な前半を演じましたね。ユナイテッド相手に何もさせず、チームは多くのチャンスを築きました。スターリングが一つでもゴールを挙げていればこの時点で勝負を決していましたが、これが大きく響きました。
攻撃面はシンプルにいつもの形を作った結果、問題なくチャンスを構築しました。ジェズスとアグエロを起用しなかった前線では、ベルナルドからスターリングを中にして動きが出てきました。スターリングが降りてきて出来たスペースをダビドが抜け出したプレーが最も具体的に効果を現したシーンでしたでしょうかね。まぁ肝心のスターリングが決めれずペップのリアクションシーンが映されてましたけど、結果的に本当に痛いシーンとなってしまいました。
最初のセットプレイでコンパニが先制点を決めたのは最高の展開でしたね。チームが勢いに乗るには充分過ぎる1発。コンパニは守備面でも序盤ルカクとの競り合いに勝利していますので、非常に安定していました。追加点をあげたギュンドアンも流れるパスワークと巧みなプレーでゴール。CLで上手くプレーに入れなかった彼も良い動きを披露しているのはチームにとっては大きなプラスです。
守備面でもハイプレスとロングボールへの対応もしっかり出来ており、シュートを1本も撃たせませんでした。
後半(0ー3)ー:ポグバ②、スモーリング
前半と打って変わって酷い試合となったのは自らの自滅でした。これって結局リバプール戦と同じなんですよね。この2試合によりハッキリしたのは、チームの問題点は精神面に他ならないという事。勿論、ユナイテッドの後半頭からのリアクションは素晴らしいものがあったのですが、シティとしては1失点してからどうしてもバタついてしまいます。終盤のジャッジによるフラストレーションも含めてチームの若さが伺えてしまいます。
チームの雰囲気が落ちた際に、盛り立てられる選手がいない。本来であれば引っ張るべきは主将のコンパニなのですが、この2試合を見ている限り出来ていないですね。サネやジェズス、スターリングは年齢通り若さが如実に出やすいですし、フェルナンジーニョも熱くなりやすく困ったもんです。
加えてアグエロのシーンに代表されるように、ジャッジも酷かったのがより拍車をかけてしまい、本当に自滅という言葉がピッタリの展開に。デ・ヘアのパフォーマンスが素晴らしかったのもあったとしても、後半もゴールチャンス自体は3〜4度はありましたし、ポストに嫌われたのも2本と考えれば、どれかを決めれればという試合でもあります。あれっ!?これって昨季何度も見たような、、、
総括(2ー3)LOSE
連敗です。いやぁ酷い試合を見せられました。CLリバプール戦に向けて上向くどころか寧ろ下がったのが実際ですね。ペップもこれには頭を抱えるでしょうし、サポーターも1度はダービーでの優勝を確信しただけに余計に手痛い敗戦となった筈です。
最高のシーズンで終盤に出てきた大きな課題。精神的なモノは選手達が闘い自ら乗り越える必要があるので、こればっかりはチームと選手を信じる以外に出来ませんね。王者として君臨していくつもりであれば避けて通れない道でもあります。
サポーターも含めてそれこそアンフィールドのような一体感が出れば良いのですが、エティハドではなかなか難しいんですよね。そういった面も含めてチームは、リバプール戦を信じて闘うしかないでしょう。