クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【W杯番外編】壮絶な決勝トーナメントに次代の王を観た!!!

いやぁ寝不足が続きますね、、、日本代表も物議を醸すものの目的であった決勝トーナメントに進出。対戦相手はベルギーとなりましたが、ここからはどんな国であろうと全てを出さなければ先が見えない世界ですね。

 

メッシの物語の終焉

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ここ10年のフットボール界の頂上に君臨するメッシですが、アルゼンチン代表としての彼のワールドカップでの物語は終わりを告げました。フランスとの一戦に敗れて大会を去る事となった訳ですが、アルゼンチン代表とフランス代表では明確に差がありましたね。

アイスランド戦の後にアルゼンチンについて書きましたが、アルゼンチン代表に最終的な解決策は持ち合わせていなかったですね。サンパオリ監督のチーム作りもですし、タレント自体も小粒でした。

メッシは今大会のマークは尋常ではなくケアされており、大会通じて思ったのは守備組織をしっかり組まれた中で能動的な崩しはかなり難しいという事ですね。どの国でもセットプレイが主な得点源になっていますし、崩しの多くはロングボールやカウンターが殆どです。このフランス戦で両者が決めたゴールもスーパーゴールはあっても相手を能動的に崩したシーンは殆どありませんでした。そうなると、ムバッペの能力を上手く活用したフランスと最後までメッシを活用出来なかったアルゼンチンでは差がありましたね。

 

メッシ自身のパフォーマンスも時折誰にも真似出来ないレベルのプレーは見せるものの、チームに上手く還元される事は少なく、印象が良くなかったのは確かでしょう。只、ウンティティ、ヴァラン、カンテ、マトゥイディの4人に常にケアされてプレー出来る選手は早々いないでしょう。それでも最後に通した完璧なコントロールのパスはメッシたる所以ではありました。また本来であればその分他の選手が活きるべきでしたが、メッシだけではないと示せたのは結局ディ・マリアアグエロくらいでしたかね。中盤は相変わらずでしたし、パボンは約不足でしたし、守備陣は強豪国のものとは言えませんでしたね。

 

奇しくもクリスティアーノ・ロナウドポルトガル代表もワールドカップを去る事となりましたが、次代の足音がもうすぐそこに来ているのかもしれません。

 

フットボール界の次代の王になる可能性

 

恐らく今日の各記事はムバッペを讃える記事が数多く踊る事でしょう。実際インパクトは十分過ぎますしプレーそのもののクオリティの高さは驚くべきものでした。昨季にシティがモナコと対戦した際にはそこまで感じませんでした。が、この1試合でフットボールの世界がいきなり変わる事はなくても、後々にこの試合が時代の変わり目と捉えられる日も来るのではないかと思える程でしたね。

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まるで”フェノメノ”。それも若かりしバルサ時代の様な圧倒感を感じました。まず速い。最高速に到達するのも速ければ、トップスピードでのスプリントも速いし長く保てます。尚且つボールテクニックも申し分ないです。アルゼンチン戦での4人抜きは勿論ですが、トップスピードでボールタッチが殆どブレない。これはメッシと同じ特性ですし、シュートの上手さも抜群に良い。この試合はアルゼンチンは只でさえ前に出ている上に、ゲームメイクは稚拙で、守備陣のスピードも十分ではなかった為、ムバッペにとっては美味しい広大なスペースをこれでもかと蹂躙した訳です。勿論、整った守備組織がセットしている相手に対して(アルゼンチンは全くと言っていいほど整っていない)、何処までやれるかを見た方が良いとも思いますが、正直そんな考察も無意味かなと思える程でした。

母国にはティエリ・アンリという偉大なストライカーが居ましたが、それよりも”フェノメノロナウドにそっくりでした。そう思ったオールドファンは少なからずいるのではないですかね。この選手はヤバい。この感覚は中々ないです。ネイマールアザールの時でさえ思わなかったですが、ムバッペはヤバい。

 

このワールドカップが彼の大会となるかはまだ分かりませんが、その可能性は十分にあると感じましたし、フランス代表もチームとしてそのポテンシャルはあるなと感じました。ゲームメイカーが居ないなとは思いましたが、その分カウンターを活かしやすい構成だと思います。相手が強ければよりハマる可能性が高いです。ムバッペにロナウドを感じた際に熱狂すると共に、怪我の心配がよぎりました。ムバッペにはそうならない事を祈ります。時に圧倒的過ぎる身体能力は大きな怪我を引き起こすかもしれません。ロナウドロッベンの様に。

 

今大会はさて置きクラブシーンではまだまだメッシやクリスティアーノは譲らないでしょう。しかし近い将来彼の時代が来る。それを予感させられる試合でした。ネイマールでもアザールでもなく、ましてや同胞のポグバやデンベレでもない。ムバッペ、末恐ろしい。

 

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