【ICC・ドルトムント戦】プレシーズン初戦、マフレズもこれから
【マン・シティ:0ー1:ドルトムント】LOSE
スカッド:マン・シティ
GK:ブラボ
DF:ボルトン、ガルシア、デナイエル、ジンチェンコ
MF:ディアス、ハリソン、フォーデン
FW:マフレズ、ヌメチャ、ドウグラス
GK:ヒッツ
DF:ボックホーン、トプラク、ザガドゥ、シュメルツァー
MF:ローデ、ブルニッチ、プリシッチ、ゲッツェ、ラーセン
FW:イサク
スコアラー:マン・シティ(ー)
【トピックス】
対戦するドルトムントには、元マン・シティのサンチョが居ます。後半からの出場で積極的な突破を試みていましたが若干空転気味でした。W杯後の香川はまだドルトムントに参戦していないようですね。
マン・シティはボランチ問題を抱えていますので、新加入が今後あるのか或いは若手もしくはギュンドアンなどで対応するのか、このプレシーズンを見ていく必要があります。
【総括】
ペップ・グアルディオラ体制も3シーズン目を迎え、それと同時にこのブログも3シーズン目という事でマッチレビューもフォーマットを変えていきたいと思います。
世界のフットボールはW杯を終えヨーロッパのクラブシーンが帰ってきましたね。既にプレシーズンを初動していたシティは、現在アメリカツアー中です。昨季も参戦したICCにて調整していく事となります。
シティとしては例年の如く多くの若手を引き連れてのプレシーズンは、主力メンバー達のシーズンに対する準備は勿論のこと新たな選手を発掘する場でもあります。という事で、この試合で観るべきポイントは下記の2つ。
①新加入のマフレズの動き
②若手で目立ったプレーがあるか
戦術的にも大きな変化は見受けられなかった初戦は、個人の動きにフォーカスします。まずは①新加入のMFリヤド・マフレズですね。今のところ唯一の今季新加入であるマフレズ、冬にも獲得を目指しましたが、今夏に待望の移籍となりました。
結論から言えば、まだまだこれからです。やはりコンディションがまだ上がっていない事もあり全体的にスローテンポで、得意のドリブルで相手を躱してという様なシーンは殆どありませんでした。味方と息の合わないシーンも散見しましたしね。まぁこの辺は徐々に高まるでしょうから、焦らず見守りましょう。ポジティブなモノとしてはマフレズが右サイドで張って受けた際に、インサイドのディアスが縦に飛び出して、エリア付近のスペースにボールを進められたシーン。これは昨季に数多く見られた攻撃の形の一つであり、それが何度か出てきたのはマフレズも同じ動きをイメージし、理解出来ているからでしょう。その後のアクションにより実際のゴールには結びつきませんでしたが、可能性を感じさせるプレーでした。また、フリーキックも大きな武器となりそうです。際どいシュートを2本放っています。右足ではデ・ブルイネという最高のキッカーがいますから、左足のマフレズが脅威となれればシティとしては大きいですね。
②若手についてですが、今回ユース組から目立った選手は少なかったというのが私の印象です。既にトップチームでプレーするフォーデンやディアスはらしさも垣間見せましたが、十分とは言い難いですね。フォーデンの方が動きは良かったですけど、周りと共に活きるシーンは少なかったかなと思います。
少し気になったのは左のウィングに入ったドウグラス・ルイスくらい。積極的な仕掛けのドリブルや裏への抜け出しなど、何かをしてやろう感は一番感じましたかね。
攻撃面での存在感が出ていたのがジンチェンコ。昨季トップチームでの出場機会を得ると見事なプレーを披露していただけあり、何やら余裕を感じましたよ(笑)左サイドバックですが、中央でのビルドアップを支え、ボールを上手く捌いていました。只、守備時には対面のプリシッチにチンチンにやられてましたね(笑)何度か裏を取られてるのはマイナスです。
後半途中で登場したサネもこれからコンディションを作っていかなければいけません。アフロから編み込みにヘアチェンジし気分一新で頑張ってもらいたいです。
全体的に見てプレシーズンも始まったばかりですし、今年はW杯イヤーも相まって調整が難しそうです。ここからコミュニティシールドと開幕アーセナル戦に向けてチーム状態がどこまで上がるか注目していきます。