【PL18ー19・第2節ハダースフィールド戦】W杯への逆襲!!観たいフットボールがここにある!!
【マン・シティ:6ー1:ハダースフィールド】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、ダビド、フェルナンジーニョ、ギュンドアン、メンディ
FW:アグエロ、ジェズス
GK:ハマー
MF:ハデルギュナイ、ビリング、ロウェ、プリッチャード
FW:サビリ、ムニエ
スコアラー:マン・シティ(アグエロ③、ジェズス、ダビド、OG)
【トピックス】
衝撃のデ・ブルイネ負傷離脱のニュースに、W杯を経由したシーズンはコンディショニングが難しい事を痛感します。昨季もフルで出まくった彼には丁度いい休養と捉えましょう。という事で、注目はインサイドハーフの構成です。前節アーセナル戦では中盤のコントロールが甘かったのもありますしね。
プレミア初昇格で見事残留を果たした”テリアーズ”。シティにとっては昨季はゴールを決めるのに苦労した印象です。
【総括】
昨季同様に自陣でコンパクトな2ラインを敷いたハダースフィールドに対して、ペップは3ー5ー2をチョイスしましたが、大きな成果をもたらしたと言えます。ハダースフィールドの4ー4の2ラインは中央寄りのコンパクトな布陣でしたが、それを見越した幅を取るメンディと、それに合わせる2トップという意図はよく出ていたと思います。
キレキレだったのはW杯で散々だった人々(笑)”W杯直前の監督解任劇を喰らった”スペイン代表MFダビドは際立った存在感を発揮します。中盤のパスワークは勿論、ボックスの角へのランニングやボールを受けてからのドリブルとラストパスとビッグチャンスを立て続けに演出しました。後半早々のFKは完璧でしたね。
先制点では”そもそもブラジル代表で正GKではない”エデルソンの必殺ロングパントで、”ボロボロのチームとなったセレステビアンコ”FWアグエロが抜け出し、華麗に制しました。その後にハットトリックも決めてお役御免となっています。多分1人で5点くらいは決めれましたね。
またブラジル代表では”無得点で叩かれまくった”FWジェズスが、キレのある動き。シュートを焦りすぎている感があったのですが、それでも落ち着きを与えるゴールをメンディと2人で作り出しましたね。彼もあと3点くらいは決めれそうだったけど。
そしてこのシステムで最大の恩恵を受けたであろうはメンディ。ウィングバックでの仕事は基本的にはサイドの幅を目一杯取り、そこから縦への勝負やクロスなど、メンディの得意分野が存分に発揮されました。戦術的に難しいデルフの様な使い方より、こっちの方が単純に彼のモンスター感が出て良いですね(笑)
守備に関してはプレスバックがとにかく早くほぼ何もさせませんでしたね。ネガティブトランジションで直ぐに囲い込むのは昨季と同様のハイパフォーマンスで、攻撃面では乗り切れていないギュンドアンも守備面での切り替えは非常に良かったです。ハダースフィールドにとって唯一のキーとなったセットプレイで失点したのはいただけませんが、その他では充分なプレーだったと言えます。
素晴らしいフットボールを存分に楽しめたのは、個人的にはW杯への逆襲と捉えました。勿論、ハダースフィールドはフランス代表ではありませんし、ナショナルチームはクラブと違いここまでの練度を高めるのは難しいとは理解していますが。やはり能動的なフットボールはアイデアが大事ですし、ペップのフットボールスタイルは今季も楽しめそうです。