【PL18ー19・第10節トッテナム戦】エデルソンはシティのクォーターバック!!タッチダウンパスでスパーズを葬る
【トッテナム:0ー1:マン・シティ】WIN
GK:ロリス
DF:トリッピア、ダビンソン、アンデルヴァイレルト、デイビス
MF:シソコ、デンベレ、ラメラ、ダイアー、ルーカス
FW:ケイン
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スコアラー:トッテナム(ー)
スコアラー:マン・シティ(マフレズ)
【トピックス】
CLで遂に首位に立ったシティは、少し日にちが空いてのゲーム。休養が出来た分、良いプレーをしたいところ。
逆にCLで苦戦中なのがスパーズ。今季補強ゼロが話題になりましたが、チームの完成度は非常に高いです。個人的な注目はルーカス。ブラジルにいた頃はネイマールより期待してたんですけどね。
尚、NFLが開催されたピッチは荒れてるし、アメフトのラインが沢山あります。線審にとってはオフサイドが分かりやすいかもしれませんね(苦笑)
【総括】
大変厳しい戦いになりました。それだけに勝ち点3を積み上げたのは大きいですね。リバプールやチェルシーが負けないので余計に。今節がリバプール戦と同様に、タフな試合になったのは両チームともタイトな守備を披露した為。
シティとしてはお馴染みの4ー3ー3ではありましたが、サイドバックはボランチ気味にプレーする頻度はそう高くなく、合わせてオーバーラップするシーンも目立ちませんでした。スパーズのカウンターをケアしていた事もあり、フラットな4バックのポジションを出来るだけ保っている印象です。サイドバックに入ったメンディとウォーカーは対人に強いタイプで、ラメラやルーカスには殆どドリブルする機会を与えませんでした。
スパーズは攻撃時にはダイアーが下がって両サイドバックを押し出した3バック気味にプレーしています。これが効果的だったかと言えばそこまでではなく、シティの守備はきっちりしていたと思います。まぁ危ないのは凡ミスしまくってたメンディの左サイドで、”メンディてめぇ寝てんのか!?”って感じでした(笑)
スパーズが厄介だったのは寧ろ守備で、4ー4のラインはバランスが良く、システム上ピタッと人がハマってしまうのと、特にダブルボランチがフィジカル的に優れた選手だと苦労している印象です。これはリヨン戦でも同様で、身体能力の高いボランチがシティ最大のキーポイントであるインサイドハーフ2人にタイトなマークをされると、結構停滞してしまいます。それでも幾度か搔い潜ってチャンスを作ったのは、ダビドやベルナルドの個人能力の高さ故ですね。
こういう硬い試合では飛び道具がキーになったりするのですが、シティの場合エデルソンのパントキックも該当しますね。ビルドアップ能力もさることながら、1発で全てのディフェンスをカットするパントキックは驚異的で、これは現状ではエデルソンだけが持ち得る武器です。今回の決勝点の起点はピッチに描かれたアメフトの如く、QB化したエデルソンからの特大パントでスターリングに合わせています。まぁ実際には対応したトリッピアのミスでもあるのですが、それを呼び込んだのは間違いなく彼でした。
先制アシストしたスターリングは徐々にピッチから姿を消し、後半は特に攻撃的なカードを切ってきたスパーズに押し込まれますが、大きな綻びを見せる前にタイムアップに。何度かミスからのカウンターで危ないシーンもありましたけど、勝ち点3です。
ここ2試合リバプールと続けて観てきたせいか、最近のペップの采配は結構手堅いですね。バイエルン時代から特に模索しているカウンター対策は、自分達の安易なミスがない限りはあまり綻びそうにないですし、きっちり終盤守りに入ることも出来ます。前からのハイプレスだけでなく、セットアップしてからの構えた守備と、チームの幅及びペップのフットボール観は確実に広がっているのかなと感じました。これくらいの手堅さがあればCLでも良いところにいきそうな気がするのですが、CLのビッグマッチに限って、奇策を講じやすいのは何故なんでしょうね(笑)
何にしてもスパーズ戦の勝利はデカイです。リバプールとチェルシーが落ちない限り、一戦も気が抜けないのは変わりないですから、難敵からの勝利を次節まで祝うとしましょう。