【PL19ー20/第9節 クリスタルパレス戦】重要だった先制点!ジェズスが存在感を示す!!
代表ウィークを挟んでの久々のリーグ戦。順位表とポイントは取り敢えず気にせず、勝利を積み重ねたいところです。
GK:エデルソン
DF:カンセロ、フェルナンジーニョ、ロドリ、メンディ
MF:デ・ブルイネ(→フォーデン)、ギュンドアン、ダビド(→ストーンズ)
FW:ベルナルド、ジェズス、スターリング
DFラインが注目となっていますが、本職CBを起用しないペップらしい選択してます。そしてサイドバックにはカンセロとメンディを引き続きチョイス。
【クリスタルパレス:0ー2:マン・シティ】WIN
後半に2度ほど危ういシーンをGKエデルソンで凌ぎましたが、概ねシティが問題なく上回ったと言えるのではないでしょうか。両CBにフェルナンジーニョとロドリを起用しビルドアップに好影響を与え、パレスが自陣での守備を選択したことでハーフコートゲームの様相を呈します。パレスは深い位置でラインを設定したことで、4−5のラインがゴール前を固めており、こじ開けるのには苦労しています。
ジェズスのゴールで流れに乗る
前半そのままだと前回の嫌なイメージがよぎるかなと思われましたが、先発起用のジェズスが期待に応えてくれましたね。アグエロとのポジション争いに打ち勝てないジェズスですが、その分気合はどの試合でも見て取れます。この日も動きそのものは代表帰りにしても軽快で、ポストワークにドリブル突破など精力的にプレー出来ています。アグエロと比較した場合に、より広範囲でプレーできプレスバックなどのスピードが終盤でも落ちないのはジェズスの良いところかなと感じます。只、それだけだと絶対的エースであるアグエロを上回るのは難しく、やはりゴールを決められるかが分かれ道となるでしょう。アグエロには一撃がありますからね。その面でチームにとっても待望の先制点をジェズスが決めたのは大きいです。ベルナルドのクロスもピンポイントでしたが、ジェズスも良いポジショニングと動きのタイミングでマークを外しているのは流石。
1点入ればある程度前に出て来ざるを得ないパレスを尻目に、しっかりカウンターで追加点を早々に奪ったのも良かったですね。スターリングの浮き球のアイデアも、ダビドの飛び出しからのダイレクトボレーもどちらも素晴らしい。特にダビドは処理の難しいボールを意図してGKの股抜きする凄み。“マーゴ”の異名通りの魔法を堪能できるのはシチズンの特権ですね。右サイドで繰り出されるベルナルドのキープからデ・ブルイネのクロスと同様に、左サイドでのダビドが絡む一連のコンビネーションは円熟の域です。
守備陣も攻守に危なげなくプレー
さて気になるDFラインの出来ですが、まぁかなり押し込んだ展開でしたので、取り敢えずは目立ったボロが出ることなく終えたと言えるでしょう。よりぎこちなかったのはロドリですね。アンカーとCBでは見える景色もプレッシャーも違いますので、慣れないのは致し方ないんですけど、隣のフェルナンジーニョが器用にこなしてますんで、感心して観てました。本当にフェルナンジーニョは戦術的に優れた選手で、テクニカルな面では少し物足りない分もCBとして考えた時には非常に上質となります。こう考えるとやはりバルサ時代のマスチェラーノが過ぎってしまうんですが、ペップも同じかもしれませんね。
サイドバックも今日は注意深くプレーしていたかなと思います。観ていてダメだなと思ったシーンは1〜2度ほどで、特に右のカンセロはウォーカーとは違った持ち味で楽しめそうです。カンセロの本日の軽いプレー(笑)は個人的には1回くらいだったと思います。メンディは解説の戸田さんも言ってましたけど、個人的にもシンプルにサイドで使った方が良いですね。以前は内よりのポジションもさせてましたけど、今季はオーソドックスなサイドバック的な使い方をしてますので、これで良いと思いますね。メンディは小難しいこと考えずにサイドを走らせてクロスを上げさせるのが効果的ですね。
守備面でバタついたのはやはりセットプレーとカウンター絡みでしたが、どちらもエデルソンの好セーブで凌ぎました。頼もしい守護神が控えていると守備陣も安定しますから、このまま好調を続けて欲しいですね。
取り敢えず勝利で勝ち点3。ジェズスも過密日程が控えるとあってフル出場できましたし(CLはアグエロ先発でしょう)、フォーデンも僅かとはいえ起用できました。ベンチも含めて良いポジション争いしないとシーズン最後まで持ちませんので、この日の勝利は良かったです。