【FA杯5回戦 シェフィールド・ウェンズデイ戦】押し込む展開も最後のクオリティが上がらず、、
過密日程を続けるシティ。リーグ杯を制して無事タイトル獲得となりましたが、今度はFA杯に臨みます。
シティスカッド。
GK:ブラボ
MF:ベルナルド、ロドリ、ダビド
最近ではジェズスのウィング起用も増えてきました。ベンチ外となったデ・ブルイネの状態が不安要素ですね。
【ウェンズデイ:0−1:マン・シティ】WIN
スタッツでは圧倒しましたが、チャンピオンシップ(2部)の相手とはいえ苦労してましたね。相手のプレス位置がハーフウェイラインを超えてからでしたので、それも相まって殆どハーフコートゲームという展開になりました。CBへのプレッシングもそれ程でもありませんでしたが、時に5−4となる2ラインも中央は閉じられており、攻撃を加速させる縦パスはそれ程入れられませんでしたね。特に前半は本数少なく停滞した要因かと思われます。またストーンズとオタメンディの両CBのパスの不安定さは目につきましたね。何度もズレてましたけど、ペップの怒り爆発シーンがカメラに抜かれてました(笑)
楔のパスを如何に通すのか
とは言えボール保持の時間帯は長く、シティの守備面は安定していましたので、試合自体はシティがどの様にゴールを奪うのかという事に焦点が当たったかと思います。
ウェンズデイの中盤は4枚でかなり中央寄りでしたので、シティのボール回しはその外で円を描く事が多かったです。これだと、相手に圧迫感は与えられませんので、何処かで楔を差し込みたかったですね。前半ではロドリから1本ありましたが、中央密集していたので出来ればCBからのパスが欲しいところでした。
また縦方向が厳しかった場合に、斜めからバイタルエリアに向けたパスも欲しかったところ。実際、左サイドからはメンディ、右サイドからはマフレズが斜めのパスにトライしており、通った時にはダビドやアグエロが絡みスピードアップしてましたね。メンディは中の選手の特徴も絡んでかクロスはイマイチですが、この斜めのパスは得意です。ここも回数増えればよりチャンスは増えたんじゃないかなと思います。
最後のクオリティを上げろ!!
この試合結果的にはウノゼロで終わる訳ですが、後半増加したチャンスを鑑みればもっとゴールを獲るべきでしょう。ゴールは水物とはいえ、20本以上のシュートに、枠内でも9本はあった訳ですからもっと楽に試合を運びたいですよね。如何に試合を支配して相手チームにほぼチャンスを与えなかったとしても、1点差なら何が起こるか分かりませんし相手の集中力も切れませんね。
今季はこういう試合も多いと思いますし、それによりリーグで失った勝ち点も多いでしょう。チャンスの量を考えればもっとゴールの数は増えていいです。チャンスが少なければチームとしての問題でもありますが、シティの場合は個のクオリティを求められて然るべきです。最後のスターリングも1体1を仕留めて欲しかったですね。
今後の試合もリーグが終了しているだけに、獲れるタイトルはカップ戦のみですから、一発勝負の緊張感では尚のことゴールがモノを言います。優位に立つCLでもマドリーはその1発を持つチームですから、気をつけなければいけませんね。リーグで悔しい思いをしている分カップトレブルと洒落込めれば少しは溜飲も下がるというもの。ゴールを期待しましょう!!