クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【CL19−20/ラウンド8 リヨン戦】痛恨だが必然の敗戦、、ペップよ何故だ

いやぁ2日連続のこれは心が折れる、、、書く気も失せるやって一瞬思ったけど、少しすれば寧ろ言いたい事だらけ。こんな時にブログってのは便利なモノですな。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:フェルナンジーニョ、ガルシア、ラポルト

MF:ウォーカー、ロドリ、ギュンドアン、カンセロ

FW:デ・ブルイネ、ジェズス、スターリン

 

まぁどうせみんな思ったんでしょうけど、アレっ?て感じですよね。選手が登場した際にフェルナンジーニョとガルシア居るから、今日はフェルナンジーニョはアンカーかと思った矢先に、ロドリとギュンドアンも見つけ、その瞬間3バックと確信しましたよ。

 

【マン・シティ:1−3:リヨン】LOSE

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まず先に述べておきたいのは、リヨンはチームのやれることをきちんと遂行したということ。また、それを実行できるだけのタレントを持っていること。監督も勝利を信じてプランを遂行したこと。どれを取っても素晴らしいチームであったことは言及しておきます。

 

ただ、シティのブログなんでね。悲しいんで愚痴らせてください。醜い事も書くかもしれません。

もうね、今季のっていうかマン・シティの負けパターンてんこ盛りの試合でしたよね。勿論チャンスはありましたよ、いつもの如くね。悪い予感当たりましたよ、いつもの如くね。ペップって頭良すぎて、狂っちゃってんでしょうかね。

 

ビルドアップの為の3バックも攻撃の迫力を欠き

 

3バックからして嫌な予感した人多かったんじゃないでしょうか。自分もその一人ではありますが、意図は察せれるものではあります。普段リヨンがどういうシステム、戦術でやってるのか分からないので断定し難いですが、プレス対策に3バック+2DMFを選んだのは間違い無いでしょう。ボールを自陣の低い位置でロストすれば即失点に繋がっておかしくないのは、先のシティ対マドリーでも、バルサバイエルンでも証明されていますし、トーナメントのイレギュラーな1発勝負になって慎重に入るのは悪い事ではありません。

 

また苦手とするフランス勢という事もあり、ひいてはアフリカン系の身体能力の高さにやられるのもお家芸ですから、余計に無難に入ったつもりだったんでしょう。しかし、あくまで結果論とはなりますが悪手だったと言えます。

基本的にリヨンは5−3−2とそこまでハイプレスでもなく、しっかり守備から入ってます。リヨンのFW2枚の内、デパイがロドリを見る形が多かったので3バックは常に余裕がありました。あり過ぎたと言っても良いかもしれません。当然、人数の分だけ後ろに重くなりますし、リヨンの5−3は中央をかなり固めており容易に中央にはボールを入れられず、外を迂回したボール運びとなって迫力には欠けます。また、3バックによってサイドの幅を取る選手がウォーカーとカンセロですから、余計に芸とアイデアに欠き攻撃が滞る一因になってしまったかと思います。

 

もしかしたら外回りになった際を意識して右ウィングにデ・ブルイネを置いたのかもしれませんが、彼は2列目から自由に動いてこそスペースを活用する術に長ける訳で、ある程度サイドにポジションを固定してしまうと彼のダイナミズムが失われることになってしまいます。まぁそれでも左サイドのカンセロとスターリングのコンビでいくつかチャンスを作り出したのは悪くない滑り出しでもありましたから、スローテンポで迫力には欠くものの無難な前半を想定したのかもしれません。事実先制点を許さなければ違った展開も見せられたかもしれませんしね。

 

ただ、失点シーンでも選んだ並びが良くなかった感はあります。ガルシアは何度も述べたようにDFラインの裏に飛び出る選手のケアに長けているとは言えず、また3人ともスピードがありませんし、本来なら裏のカバーの保険となるべきウォーカーもウィングバックからでは少し遠いという。翻って自分達の良さを自ら消したのは残念な采配だったと言えるでしょう。

 

後半勝負の4−2−1−3、チャンスは作るもゴールは遠く

 

そして満を持してマフレズ投入と共に従来の3トップへと回帰すると攻撃のスピード、前線の流動性とデ・ブルイネのフリーランが目立つようになり、チャンスを作り出します。リヨンも4−1−4−1にしたりと柔軟な采配と対応で選手がしっかり呼応しており、チーム全体の守備意識の高さとカウンターを狙う意欲を持って対抗しています。

 

それでも攻撃の迫力が出てきたシティはスターリングの裏への飛び出しから、折り返しをデ・ブルイネがしっかりインパクトし同点に追いつきます。その後も攻めたて、ジェズスの決定機を迎えてもう少しとなった矢先に、微妙な判定からの失点を喰らい窮地に立たされることに。VARも介入したのチェックも行われたゴールでしたが、2つの疑問が。まずは明らかにオフサイドの選手がボールをスルーした際に、プレーに関与していなかったと言えるのか。また、オフサイドではないものの抜け出す際に、確かな接触がありラポルトが転倒することになったデンベレはファールではなかったのかということです。一つ目はそもそも状況的に彼に関係なくデンベレは裏に抜け出れた為、ボールも触れていないし関与としないとしたか。二つ目は、確かに接触し転倒させたが意図的ではない為問題ないとしたか。どちらも微妙な気はしましたしシティファンとしては『UEFAさん?やってくれましたね』と邪推したくなるシーンではありました。ただ、そもそもの原因がアレほど気を使った筈のビルドアップのパスミスであり、主軸である筈のラポルトという失態が重いし、言ってもFFP裁判の事もあり汚い罵り合いで終わりそうなので、仕方ありませんね。

 

盛り返せるチャンスは他にもありましたが、スターリングのシュートが外れた時点で勝負は付いたのでしょう。決めるべきシーンではありますし、きっと多くの喩やを受けるかもしれませんが、今季もシティの出番ではなかったと思うしかありません。3失点目のエデルソンのファンブルしかり、焦りが現れていますし、その辺のメンタル面の成熟というのは中々手に入れるのが難しいです。腐ってもマドリーを凌駕したという経験を一つ積み上げて来季に臨むしかありません。

 

結局、戦犯はペップだった

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振り返って起用の意図はわかりますし、ゲームプランとしても悪いモノではないとは思います。只、監督という職業は結果にコミットされるものなので、負けた以上裏目に出たと言えますし、その辺はリヨンのガルシア監督の方が、うまく立ち回ったと言えるでしょう。

基本的にペップがCLで奇策と呼ばれるモノに手を出すのは1度や2度ではありません。過去、バイエルン等でもやってますし、ごく稀に天才的なほどにハマった時もありますけど、大抵失敗してますよね。まぁ先に述べた通り、意図は分かるけど、考え過ぎではと思わざるを得ません。

 

今季は今まで以上に過渡期で苦しんだシーズンではありましたが、ペップが作り上げたチームは普通に戦って十分過ぎるモノを築いてきた筈です。スタンダードに戦ってみては?と誰しも感じている事でしょう。私もそう思います。

 

どんな難敵だろうと、どんなに重要な大会だろうと、自身が育てたチームを『問題ない、いくぜ!!』となってみてはいかがでしょうか。無念。

 

※ご指摘いただき一部修正しております。

 

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