【シーズンオフ】来季移籍動向
欧州のフットボールシーズンもバイエルンの戴冠にて幕を閉じましたので、来季のチーム考察してみましょう。
取り敢えず過去のシーズンレビューも踏まえて。
シティの昨季スカッドに於いての問題点は下記となります。
①主力となれるCB
②主力となれる左SB
③信頼できるバックアッパーCB
④サネの代役となれるWG
この辺を重点的に話したいと思います。
入団済みの2人、必要なのは更に2人
現時点で既に移籍が成立しており来季のスカッドに加わったメンバーが2人います。バレンシアより獲得したWGフェラン・トーレスとボーンマスより獲得したCBナタン・アケですね。どちらもシティの問題点を解消し得る存在ですから、非常に期待したいところです。
フェラン・トーレスは、④に該当するウィンガーですね。サネと違い右利きだったと思いますが、スピード溢れるドリブラーという点では同じでしょうか。現状のウィングはスターリングとマフレズがファーストチョイスで安定してますので、彼等に準ずる存在として少しづつ立場を確立していくのではないでしょうか。マフレズなんかは顕著でしたが、確かな実力者であってもチームにフィットするのは時間がかかりますし、トーレスにおいては初の国外クラブと国外リーグへの挑戦となりますので、余計に時間がかかるかもしれません。勿論、それらを上回る存在感を発揮してくれれば言うことないですが、実際にはローテーションの一角としてプレーとなると思います。そこまでは純粋なウィンガーは2人だけなので、ベルナルドとフォーデンでお茶を濁しつつって感じでも問題ないのではと思います。CLのようなビッグトーナメントでビッグチームを相手にした場合に、困るかもしれませんが。とは言え価格も2,100万£とお手頃でしたし、良い補強だと言えるでしょう。
ナタン・アケに関しては①・②・③どれにも当てはめれそうではありますが、③が彼の立場となりそうな予感してます。価格がこちらは4,000万£とお高くついたなと思いますが、左利きのCBというのは価値が高いです。特に昨季ラポルトが離脱して崩れていったチームを思えば、ここの重要性はシチズンであれば理解できる事でしょう。①として難しいのはラポルトと左利きを2人横並びにするかと言われれば、ビルドアップの関係上しないでしょうし、ここには右利きのワールドクラスがご所望なのでしょう。また、②としてもバックアッパーとしてはアリだと思いますが、主戦力とするには厳しいように感じます。シティのサイドバックは役割が非常にタクティカル且つ、求められるスキルも高い為、ファーストチョイスとするには適性が少し足りないと思われます。故に彼の存在は③を解消する為のモノとみます。
となると足りないのは①と②ですか。①は様々な噂飛びかってますね。クリバリは確かに守備者として高い能力を持っていますし、あの強靭なフィジカルはプレミアでも問題なさそうではありますよね。私は他のリーグや他チームは、(バルサ以外)ほぼ追っていないので実際どんなものか分かりませんが、ワールドクラスであれば普通にやれそうです。個人的にハマりそうと思ったのは、ライプツィヒのウパメカノですね。と言ってもこれもCLアトレティコ戦しか観てないので外れるかもしれませんが、年齢やコストを考えてもクリバリとかより良いんじゃないって思いました。まぁCLで印象的だったから獲ったら良いのにと思った陽気なフランス人が、現状あんな感じなので当てにならないかもしれませんが(笑)
後は②ですか。陽気なフランス人が頑張ってくれたら良かったんですけどね。ここも安定したファーストチョイスを手に入れるべきですね。ライプツィヒついでで言っておくと、既に昨季も期待をしていたアンへリーニョが良いプレー見せてましたね。プレミアだと守備面に随分手こずってましたが、成長しましたでしょうか?バルサ方面からちょっかい出されてるみたいですけど、BBCが報じてるあたりを考えると可能性ありますね。またバイエルンのアラバが退団する可能性があるらしいですが、彼が来たら最高ですね。ペップの指導歴あり、中盤、サイドバック、CBと幅広いポジションでワールドクラスと言うことなし。値段は張るでしょうが、そこはオイルマネー。FFPも何のその。絶対よそ様からの反感買うやつですね。他にはチルウェルとかですか。他所行きそうですけど。ここはあまり思いつきませんね。
退団はどこまで?
また獲得する以上は放出も必要になってきます。またUEFAに目つけられますし。既に退団しているのは偉大なるダビドとサネ、そしてGKのブラボで3人。退団の可能性があるのは以下のメンバーでしょうか。
エリック・ガルシア、ジョン・ストーンズ、ニコラス・オタメンディ、ジンチェンコ。
基本的に守備陣ですね。特に定まらなかったCBはラポルト以外は放出の可能性ありです。ガルシアは来季までの契約を延長しない方針のようですので、報じられている通りバルサへの復帰となるのでしょう。後はタイミングの問題でシティとしては移籍金の発生する今夏の売却を目指すことになります。またオタメンディも年齢にパフォーマンスを考慮すれば当てにならないので、売却候補ではあります。ストーンズは本来コンパニの後を継いでDFラインの主軸になって欲しかったですが、2年前のハイパフォーマンスを披露して以来、怪我も多く下降線を辿っています。ただ、ホームグロウンの選手なのでそう言う意味では貴重ですし、流石に3人ともいないと上手く補強できなければ人員自体が足りなくなってしまうので、案外残留させて復活への取り組みを促した方がいいかもしれません。
左SBのジンチェンコですが、昨季は大きく出番を減らしましたね。終盤ではカンセロを左に回すほどですので、現状当てにしていないかもしれません。彼も主力としてプレーした時期はありますし、キャラクターも良いので個人的には残って戦って欲しいですが、本人的にどうなんでしょうね。ペップもどのように扱おうとしているのかイマイチ読めません。
中盤はダビドが抜けましたが、どの選手も信頼おかれていると思いますから、スカッドの質量では問題ないでしょう。ベルナルドの立場が少し揺らいでいるのが気になりますが、先発としてかは別としてペップの信頼自体は厚い筈です。ここは既存メンバーで回せば良いと思いますし、一人減れば自ずと出場機会も増えますから、下手に補強しないで良いと思います。ダビドの穴は大きいですが、他のメンバーに埋めてもらいましょう。
またアタッカーにも退団可能性は薄いかと思われます。既に決まっていたサネ以外では、アグエロはダビドと同様にシティとしてのキャリアは終盤なんでしょうけど、少なくともまだ来季はまだ頼りにさせてもらって良いと思います。マフレズはレギュラー扱いですし、スターリングはエースですからね。基本的には選手自身が退団を望まない限りは放出しないのではないでしょうか。
メッシは来るのか!?
来ません(笑)面白そうなネタではありますので、メッシについては別記事にでも何か書きたいなとは思いますが、移籍自体はまぁないでしょう。
可能性は結局のところ殆どないと思われますが、それでも未だかつてないほど気持ちが折れているのは想像できます。そして、メッシが仮に退団するなら移籍先は限られるだろうと言うのが、シティが噂に出ている所以でしょうね。
だって、ペップがいてアグエロがいて年俸も払える資金があるって考えたら、まぁ邪推したくはなります。ピッタリやんって。
でも来ません(笑)
来ても逆に困りますし。
彼にはやはりバルサでもがいてもらいましょう。
来季はすぐに始まる
とまぁシーズン終わった訳ですが、既にシーズン始まっているところもあります。今回はコロナの変則スケジュールのおかげで、非常に来季もタイトにスタートします。と考えると、案外チームは大きくいじらない方が上手くいくかもしれません。勿論、今季何度も述べたようにチームのピークは過ぎているので、ポジションによってはドラスティックな改革も必要かなと個人的には思っています。
トーレスとアケ以降、とんと音沙汰ないので、そろそろ次の話も欲しいところです。最低限、右のCBは必ず獲得しなければなりません。イングランドもあっという間のシーズン開幕となりそうですから、早く目処をつけて欲しいですね。