クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【移籍マーケット】失意のレオ・メッシはバルサ残留

結局でしたね。ここ2週間くらいは持ちきりだったこの話題、シチズンとしても移籍先がマン・シティではないかとソワソワした人も多いのではないでしょうか。そりゃメッシですから、ギャラガー兄弟の末弟も騒ぎまくる訳ですよ。でも最終的には残留の意思を不本意とはいえ発表されたので、来季はまたブラウグラナのユニフォーム姿を見れる訳です。

私も前記事のシティ移籍動向にメッシのことチラッと書きましたが、予想が当たってよかったです(笑)途中、もう完全に移籍しそうでしたからね。小澤さんのYouTubeチャンネルで現地の番記者が残留は5%だって言ってた時は、やっぱ来ちゃうの?って思いました。※小澤さんのチャンネル面白いですから是非どうぞ。

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シティは恐らく来季フリーで退団の意思が残ったままであれば獲得に動くのでしょう。なので今季は予定通りCBの獲得に勤しみましょう。クリバリが個人合意に至ったのでは!?と言うニュースも見ましたが、移籍市場は結果以外当てにならないのは今回のケースでも証明されてますし、気長に待つとしましょう。

 

と言うことで、バルサとメッシについて少し掘り下げてみましょう。

 

メッシの残留は円満ではない

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まず第一にメッシの退団意思が明確だったことは、一連の流れでもそうですし『Goal』のインタビュー記事を読んでも本人がそう言ってますね。つまりバルサ側としては単に契約を盾にして取り敢えず1年残留となっただけです。

インタビュー記事内で取り上げている通り、メッシにとっての問題は以前から積み重なったモノなのでしょう。CLバイエルン戦の大敗は原因ではないと言っていますが、最後の引導を渡したのがあの惨劇だったと推測します。あのハーフタイムの憔悴しきったメッシに去来したモノは、長年の鬱憤と絶望だったのでしょう。プロ選手やリーダーとしての立場で言えば褒められた姿勢ではありませんが、試合途中でのあの状態は相当堪えていたと言えます。

 

メッシは今季通じて退団の意思表示をクラブ側にはしていたとのことなので、自身でも何かの終わりを悟っていたと思われます。本人が望まずとも、あまりに圧倒的だった為に浮いた存在となったメッシ。20年にも渡る在籍をしたクラブでの今の状態は、自分が居ては上手くいかないとも判断しています。

 

それでも契約上移籍することも出来ず、裁判することはクラブに対する愛情に反すると、来季もバルサで戦うことを決意した訳です。

また家族のことも当然あったでしょう。

 

バルサの取れる道は

 

自前で育てたクラブ史上最高の選手に、ここまで言われてバルサはこの先の姿勢を見せなければならないのではないでしょうかね。特にバルトメウ政権になってからは、非常に曖昧なことを続けてますので、最後の発言くらいは責任とって辞めてもらいたいもんです。まぁ多分なんだかんだで居座りそうなんですけど。

 

現状のメッシは、今季はバルサで戦い来季はフリーで移籍というのがプランでしょう。予定通り退団する場合は、バルサのレジェンドとして相応しい扱いを持って送り出して欲しいと思いますが、来季以降も残留を目指すのであれば難題を解決しなければなりません。

 

メッシがフロントを問題視しているのは明らかですが、その計画性の無さに心底辟易しています。彼は33歳で6度のバロンドーラーであっても、まだ勝利することを貪欲に目指しています。つまり最終的に勝てるかどうかは別としても魅力的な勝つ為のプロジェクトを用意しなければならないのです。クーマンは既存のベテラン選手の首切りから始めていますが、これに関してやり方は問題でしたが私は妥当だと思っています。

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またクーマンは2年契約ですが、実際には1年の猶予です。来年にはバルトメウの息がかかっていない新体制に移行するでしょうから、現状ではチャビ招聘の流れになるのではと推測できます。これを考えてもクーマンのタスクはかなり難しいと思います。チームの改革を行いつつ、メッシのケアを同時にしていかなければならないのですから。いっその事面倒になってメッシをぶった斬るクーマンって構図もあり得るかと思いますが。

 

何にせよ1年の猶予はもらったバルサ。メッシが残る残らないに関わらず、しっかりとした未来への提示を出せるかが重要ではないでしょうか。

 

勝つためのプロジェクトを推察

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先ほども述べましたが、クーマンのベテラン斬り自体は個人的には支持します。既にラキティッチのセビージャ復帰が発表され、スアレスのユーヴェ移籍の話やビダルインテル移籍の話がニュースになっていますね。スアレスの移籍はメッシの精神面には与えるモノが大きそうですが、彼ほどの選手をベンチに置いておける筈もないでしょうし、致し方ないと思います。

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ただ、残すべきベテランとしてはピケ、ブスケッツ、アルバの3人でしょう。特にピケは今こそカピタンになっては?と思いますね。メッシは未だに最高の選手ですが、リーダーでは明らかにないです。メッシにやらせる必要のない重荷は解いてしまうに限るでしょう。ピケの戦歴とクラブ内での立場を考えれば、メッシ含めて賛同できるでしょう。不要なことを喋るかもしれませんが、リーダーはやはり発言力のある人間がすべきでしょう。キャプテンとリーダーについてのモウリーニョのインタビューが興味深いです。

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そしてファティやプッチと言ったカンテラーノに期待は寄せるとしても過度のプレッシャーをかけてはいけません。資金はありませんから下手な補強は必要なく、モンチュなどカンテラーノの抜粋をするべきですが、彼らはまだ幹としてではなく枝葉としての成長を見守るべきです。と言うことで主役を張るべきは中堅たちですよ。移籍金が取れるのであれば別ですが、それも難しそうなのでグリーズマンコウチーニョデンベレといった面々には大きく変わるであろうチームで主役を張る意地を見せて欲しいですね。メッシが残留したことで心中穏やかではないかもしれませんが(苦笑)

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個人的にはチームの主軸はフレンキー・デ・ヨングにすべきです。これはクーマンが監督に就任したのでそう難しい話ではないと思いますし、デ・ヨング中心のチームを作るのではないかなと思ってます。メッシ後を考えた場合でもやはりデ・ヨングのチームになることを期待しています。よってポジションはピボーテ起用ですね。ブスケッツとはまた違うタイプなので、もっと自分の色を出して欲しいなと思います。

デ・ヨングに関わっていくのがコウチーニョでありグリーズマンであり、デンベレであればいいかなと。そしてファイナルサードの主役に戻ってもらうのがメッシですね。彼は異次元の選手ですが、高額移籍の中堅が遠慮していると何にもなりませんので、兎に角スアレスネイマールくらいの強気と結果を残してもらいたいところ。

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クーマンの想定されるシステムでは4−2−3−1か4−3−3だと思いますが、デ・ヨングを3列目で使うこととエストレーモが機能すれば形になるのでは。エストレーモは片方はファティを重宝するとして、デンベレへの覚醒を期待せざるを得ません。どうせ金もないし彼を使い倒しましょう。4−2−3−1ならグリーズマンコウチーニョも起用しやすいかもしれませんね。特にグリーズマンは攻守の多方面に影響を与えれるのではと考えますので、より期待したいところです。

 

何にしても中盤が大きな影響を与えるクラブですから、デ・ヨング中心にやってもらいたいですね。そしてメッシが最終局面に専念できれば、戦えるチームになるのではと勝手に妄想しておきます。来季のバルサは色んな面で楽しめそうです。

 

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