クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【PL20−21/第5節 アーセナル戦】変幻自在のアーセナル戦、敵味方を惑わすカンセロ君

インターナショナルマッチウィーク明けのリーグ戦。今季は既に勝ち点取りこぼしまくりというか、チーム全体が低調ですがアーセナルとアルテタをHOMEに迎え、何とか勝ち点3をいただきました。

 

シティスカッド

 

先発

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、ディアス、アケ

MF:カンセロ、ロドリ、ベルナルド

   マフレズ、スターリング、フォーデン

FW:アグエロ

 

最終

GK:エデルソン

DF:カンセロ、ウォーカー、ディアス、アケ

MF:フェルナンジーニョ、ロドリ

    マフレズ、ギュンドアンスターリン

FW:ベルナルド

 

後で記載しますが、人はかなり流動的に動きましたので個人的な印象で取り敢えずのシステム記載です。まぁビエルサに触発されたのって感じが凄いしたのは私だけでしょうか?後、アグエロが復帰してます。代わりにデ・ブルイネが怪我、、、

 

【マン・シティ:1−0:アーセナル】WIN

 

アルテタ監督になって好調のアーセナルでしたので、結構不安視していましたが勝ち点3を得られたのは良かったですね。内容的にはそこまで良かった訳ではありませんが、面白い取り組みが観れた1戦でもありました。まず、最初のスターティングラインナップを見た際、カンセロは昨季のように左サイドバックでの起用かなと思ってましたが、中盤での起用でしたね。ビエルサとの対戦で刺激を受けたのか、かなり流動的に人が動いてましたので、ハッキリとしたシステムは言及しづらいんですが、以下感じたところを。

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ベースは3−3−3−1或いは3−3−1−3と言ったところでしょうか。ディアスを中央に置いた3バックなんですが、かなりアシンメトリーな動きを敷いてますので、アケは左サイドバック固定なんですよね。対称的に右のウォーカーはCBと右サイドバックのポジションを状況に応じて使い分け、前方にいるカンセロも基本中盤での起用ですが、右サイドバックや右インサイドハーフと動きを変えています。簡単なところでいくとビルドアップの際は、右ウォーカー+中盤カンセロで、ハイプレス越えられた際の構えた守備ではCBウォーカー+右カンセロと言った感じですね。また、ビルドアップの際にはロドリもしくはベルナルドがディアスの横をフォローし前進させています。アタッカー陣では両ウィングのマフレズとフォーデンはサイドに張っていて、スターリングとアグエロが縦関係の2トップ(或いはCFとトップ下)として自由にやっていた感じですかね。

 

相手のアーセナルも4−3−3なのか4−4−2なのか分かり難かったですが、アルテタ監督も色んなロジック持ってるところは流石だなと思いました。4バックはわかりやすいですが、サカとオーバメヤンの関係が状況に合わせて変えていました。右のペペは基本張ってますが左はオーバメヤンが開いたり、サカが開いたり、ウィリアンがCFをやったり。まぁアーセナルもそういう戦術的な事が纏まりを持って出来ているというのはチームが良い状態にあるんでしょう。

目まぐるしく動いた感じですが、規則性があるので完全に監督によって用意されたものだと思いますが、上手くハマったかというと、どちらもそれ程でもなかったかと。シティ的にはビルドアップが思った程スムーズではなかったのはあります。只、ネガティブトランジションの際やハイプレス時に中央に人数固めてますので、危ないカウンターはほぼ受けなかったのは良かったと思います。ハイプレスを掛け、カンセロが中盤で相手ビルドアップをカットしてからのショートカウンターで2度決定機作ってますしね。

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個人にフォーカスすると、そのカンセロには言及せざるを得ないですね。前述のショートカウンターに繋げたシーンの記載で凄い良い印象を与える気もしてますが、正にマジシャンとばかりに攻撃面で意表を突くドリブル突破と、サカを全く捉えられない守備も期待(?)通りでした。総じて言えるのは兎に角プレーが軽いんですよね(笑)ポジティブに言えば思い切りが良い(笑)テクニシャンだが適当感が凄い。本来、今日のシティの守備は問題が多かった訳ではないんですが、カンセロがサカにやられまくった(ドリブルで抜かれ、裏は取られる)お陰で、ピンチが目白押し。メンディの次はお前か!って思って見てました。守備陣ではエデルソンが獅子奮迅のビッグセーブでそれを帳消しにしてくれた訳ですけど。

ウォーカー、ディアス、アケは安定してましたので、ラポルト加えれば良い4バックになりそう感ありますね。フィジカルモンスターのウォーカーは流石ですが、ディアスとアケの新加入組は守備面での安定感があって良いです。対人にも上手く対応出来ていますし。バックアッパーがかなり不安ではありますが。

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攻撃面ではアグエロがCFにいると、やはり攻撃に厚みが出ます。特に負傷明けということもあって、後半65分くらいで交代した訳ですけど、その後は完全に停滞しちゃいましたしね。また、スターリングは中央よりもサイドの方がやはり活きるなというのはありますので、負傷者に早く戻ってきてもらいたいモノ。マフレズはドリブルにキレがありました。フォーデンは先制点を演出している訳ですが、追加点のチャンスを外したのはいただけないですね。また、デ・ブルイネの代わりに中盤起用となったベルナルドは縦横無尽に走り回り、ビルドアップの起点やプレスなどチームで最も安定したプレイヤーだったと言えます。デ・ブルイネのような一撃必殺のプレーはありませんが、チーム力に寄与するという点で中盤起用の方が高いパフォーマンスを期待できると思います。

 

1−0と無失点で終えれたのは良かったのではないでしょうか。サカには悩まされましたが、オーバメヤンやウィリアンは沈黙してましたし。シティとしても攻撃面の改善は必要そうなので、アグエロの状態見つつで上手くやるしかないですね。

 

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