【ICC・バイエルン戦】圧巻のベルナルド!!フォーデンも好プレーで初勝利!!
【マン・シティ:3ー2:バイエルン】WIN
スカッド:マン・シティ
GK:ブラボ
DF:ハンフリーズ、ガルシア、ラポルト
MF:ボルトン、マフレズ、ドウグラス、フォーデン、ジンチェンコ
FW:ディアス、ヌメチャ
GK:ウルライヒ
DF:ラフィーニャ、リチャーズ、アラバ、マイヤー
MF:ロッベン、シャバーニ、ウィル、リベリ、コマン
FW:ヴァーグナー
スコアラー:マン・シティ(ベルナルド②、ヌメチャ)
【トピックス】
ニコ・コバチ新監督を迎えたバイエルン。ハインケスに緊急避難はもう使えないでしょうから、しっかりチームを作っていく事でしょう。それでもリーグは問題ないでしょうから、CLの結果次第でしょうかね。未だ健在の”ロベリー”の使い方が一つの肝になるかもしれません。
プレシーズン3戦目となるシティは、ラポルトが起用された以外は引き続きの若手起用。他チームの試合を観ているとボチボチ主力が動いてますので、この出遅れ感が気になるところです。
【総括】
引き続き3バックで臨んだバイエルン戦では、互いにシステムの特徴が出た前半。4ー1ー4ー1のバイエルンに対して、3ー1ー4ー2のシティは積極的なハイプレスとボールゲームで主導権を握ろうとします。
シティとしての攻撃に置けるポイントとなったのは、バイエルンのアンカーの両脇ですね。ワンボランチの相手に対しての定石とも言えるスペースを、フォーデンとマフレズが上手く活用してチャンスを量産しました。特に際立ったのはフォーデンで、狭いスペースでもボールをきちんとコントロールしており、そこからのドリブル或いはパスと素晴らしいプレーを連発していました。マフレズも試合をこなす毎にプレーへの関与が増えており、好プレーを披露してましたが負傷交代してしまいました。左足の捻挫っぽいんですが、軽傷を祈りましょう。
守備面で問題となったのは、3バックの外側というこれまた定石であり、バイエルンのストロングポイントであるサイドアタックですね。特にサイドバックのラフィーニャ或いはマイヤーが攻撃参加すると、数的不利から抉られちゃいましたね。
それもあってか後半には互いに守備面の修正をかけています。シティは4ー3ー3にシステムを変え、バイエルンは4ー4ー2に変えています。シティのシステム移行に一役買っているのはジンチェンコ。前半はウィングバックだったジンチェンコですが、左サイドバックに入り、攻撃時にはダブルボランチを形成します。このジンチェンコの多様性はチームに取ってはプラスですね。
また選手個人の局面に焦点を当ててみると、前後半通じて大きな試練に晒されたのは若手CBハンフリーズ。コマンとの1対1にこっ酷くヤラレましたね、厳しい戦いでした(笑)また後半にロッベンとの1対1を強いられたジンチェンコも守備は辛かったです。しかしロッベン、リベリーは息が長い。
逆に際立ったパフォーマンスで勝利に導いたのは途中出場のベルナルド。右インサイドを中心に巧みなボールキープと鋭いミドルで2得点は素晴らしいかったですね。ベルナルドはボールの運び方が上手いのでインサイドの方が活きそうな気配はあります。
若手では前半のボルトンと後半途中から入ったベルナベが印象的なプレーを披露していましたが、まだトップチームに組み込まれるレベルではないですね。その他は更に印象薄く、期待の若手が多いシティですが、トップチームに居並ぶタレントにどう供給し活かしていくのかは今後の課題かもしれません。
全得点に絡んだベルナルドの活躍でようやく初勝利です。心配なのは他の主力達の合流の遅れですし、もう間近に迫っていますので、シーズン序盤の方が心配な要素が多いかもしれませんね。