クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【PL20−21/第2節 ウォルバーハンプトン戦】良い前半を通して試合を優位に進めるシティ、フォーデンが輝く!!

遂にスタートしたシティの新シーズン。いきなりの相手は昨季にシーズンダブルを許したウルブス。嫌な時間帯もありましたが、凌いで勝利しました。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、ストーンズ、アケ、メンディ

DMF:フェルナンジーニョ、ロドリ

AMF:フォーデン、デ・ブルイネ、スターリング(→トーレス

FW:ジェズス

 

昨日のスタメン予測ですっかり忘れていたのがコロナ。そう言えばマフレズとラポルトはコロナ陽性でしたね。ついでにギュンドアンも直前にコロナ発覚、アグエロやベルナルドの負傷者も相待って若手3人がベンチ入りのスカッドです。ワォっ!!

 

【ウルブス:1−3:マン・シティ】WIN

 

昨季にダブルを喫した相手だけにヒヤヒヤした場面も後半ありましたが、何とか勝利を収めました。選手も揃わない中なので、結果が出たのは良いことですね。シティは4−2−3−1をチョイスし、対するウルブスは5−3−2の3ラインで対応していました。新加入のアケはラポルトを欠いたのもあり、早速の先発起用となりましたが、かなりスムーズにプレーできていたのではないでしょうか。ビルドアップに於いては、やはり左利きという事で円滑ですし、ウルブスのプレスは主に2トップと中盤3枚でしたので、4バックと2ボランチで回すシティとしては数的優位が作れますから、まずはボールの主導権を握るということには成功しています。今日の2ボランチは守備力も高い2人なので、セカンドボールへのアプローチも積極的に行い、特に前半はコントロールできていました。

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只、ビルドアップ時に数的優位は作れるものの、ウィングバックが3バックに吸収されているウルブスの守備網は中央をきっちり締めていて、外回りのボール回しは驚異となり得ず、どこで楔を打てるかが重要でした。サイドチェンジも5バックを並べるウルブスには、最終ラインの横幅がカバーされており、それほど効果的ではありません。シティにとって良い攻撃、特に得点シーンはやはり縦或いは斜めのパスが入った事により、もたらされています。先制点のシーンはサイドで受けたフォーデンが、ハーフスペースに走り込むデ・ブルイネに斜めのパス。シティお馴染みの攻撃パターンは今季も健在で、PK奪取となりました。

2点目のシーンでは2本の効果的な縦パスが入ります。それまで中盤3枚とCB3枚のウルブス守備網はしっかり閉めてた印象でしたが、このシーンでは中央が開き、すかさずロドリがフォーデンに縦パス。更にパスを受けたフォーデンもジェズスへと縦パス。これによりバイタルエリアでのプレーを可能とすると、デ・ブルイネがスルーパスで最終ラインを切り裂きました。フィニッシュに入ったフォーデンはよく動けてましたね。

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後半、中途半端なボールロストによりリズムを失うと、ウルブスの攻勢に遭い失点を喫します。失点シーン自体は、交代カードを切られたタイミングでのセットプレイという事もあり、集中力を切らしていましたかね。まぁそれにしても決めたヒメネスもそうですが、ウルブスのポルトガルリーガ勢は本当に厄介で、いつも悩まされますな。メンデス恐るべし。

シティの守備面は傑出していたとは言い難いですが、前半のプレッシングはよく出来ていましたし、そこからショートカウンターにも繋げられています。不安視されるDF陣が満点の解答ではなかったのは残念ですが、ストーンズは昨季よりは出来そうな気配はあります。ストーンズでいくつか気になったのはラインコントロールが不揃いで、何度かDFラインの裏を突かれている事。これはストーンズだけの問題ではないのですが、取り残されているように映ります。コンビを組んだアケは、守備面でも及第点なパフォーマンスだったと言えるでしょう。相手縦パスへの対応、ヘディングの競り合い、1対1の対人プレーなど、ラポルト不在時に十分任せれそうです。

問題なのは左サイドバックで、後半だけで4度くらい崩されてますね。対面のトラオレが前を向いて仕掛けると、ほぼ劣勢に立たされてしまいましたので、チームとしても対策しないといけないでしょう。まぁトラオレに1対1で勝負するのは誰にとっても厳しいのは確かです。只、メンディってパワーあるようで、割と競り合いには負けるんですよね。また本人の性格でしょうが、かなり淡白なのであっさり躱されます。正直スターリングがプレスに行った時の方が、トラオレも嫌がってましたしトラオレ自身器用なタイプじゃないですから、あの辺がヒントになるかもしれません。

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ベンチに入った若手には流石にチャンスは訪れる展開でもなかったので、出場はトーレスのみ。時間的には何かを見せられることもあまりなかったですね。若手で躍動したのはフォーデンで、先制点の起点となるパスも良かったですが、2点目のシーンも自らのパスから攻撃を促進させ、最後はフィニッシュも行いました。サイドで張るだけではなく、ハーフスペースに顔を出すと、ボールを受けてからターンやパスの流れもスムーズで、プレスバック含めて体もキレてたんじゃないでしょうかね。代表でやらかしちゃいましたんで、心機一転シティで素晴らしいプレーを見せてくれればシチズン的にはOKです。

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またアグエロがいない時にしっかり結果を出しておきたいジェズスにもゴールがあって良かった。デ・ブルイネは今季もチャンスメイクたくさんしてくれるでしょうし、フェルナンジーニョの中盤は安心感がやはりあります。次のカップ戦はユースメンバー中心となるようですが、今季はリーグ奪還とCLでの結果を追求してくれればと思います。

 

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