【カラバオカップ17ー18】4回戦ウォルバーハンプトン戦
タイトな日程の続くマン・シティ。カップ戦にてウルブズと対戦です。そして、カップ戦はまたまたハイライト観戦となりましたので、雑感のみです。社会人とは忙しいものです。
メンバーはターンオーバーにて出場機会の少ない選手で構成され、主力はようやく一息つけます。ベルナルドやギュンドアンら準レギュラークラスと、アダラビオヨやジンチェンコら若手が先発しました。
特筆だったのはGKブラボっていうのは誰が見ても今回は納得するでしょう。前がかりなチームはチャンスを多く作った反面、カウンターからピンチを幾度か迎えています。今日はまるで昨季かのように攻撃陣が総不発に終わり暗雲立ち込める中、昨季が嘘かのようにビッグセーブを連発するのでした(笑)
試合中も好パフォーマンスを見せたブラボは、PK戦でも2つのセーブでチームを勝利に導きました。この姿が見たかったと思ったのは、私だけではなかった筈。
カップ戦では過密日程となる為、負担も大きいのですが、今の良い流れを断ち切らなかったという意味で大きな勝利だったと思います。チャンスは作れどゴールが入らず敗れると、正に昨季の再来であり悪いイメージが今後に影響を及ぼす可能性もある訳です。そして勝利した際のチームメイトのブラボへの手厚い祝福は、チームが良い状態を維持した証明であると言えます。
正GKはエデルソンが素晴らしいシーズンを送ってますので、これで早々に変わるなんてことはまずないですが、それでもブラボの最高なプレーを見れた事で更なる期待を持ってチームを観れると思います。
【プレミアリーグ17ー18】第9節バーンリー戦
チャンピオンズリーグからの連戦となる週末のリーグ戦。今季不気味な存在のバーンリーと対戦します。
シティスカッド。
交通事故にて負傷したアグエロが先発にてピッチに戻ってきたのと、右ウィングにはベルナルドが先発で起用されています。
バーンリースカッド。
オーソドックスなイングランドスタイルの4ー4ー2。粘り強い守備が今季は効いています。
前半(1ー0)アグエロ(PK):ー
ここ数試合のハイパフォーマンスを維持したいところでしたが、この前半はミスが散見されリズムに乗れたとは言い難かったですね。バーンリーはかなりタイトな守備を披露していましたし、最後も身体を張ったりと前評判通りの戦いを披露していましたが、シティのパスワークのズレが多くスピードアップに至らなかったのが停滞した要因でしょうか。
先発起用されたベルナルドとアグエロは上々のパフォーマンスは見せていたと思います。荒く削りにきていたバーンリーの守備にシティも結構苛立っていただけに、不用意なミスも見られましたが、特にベルナルドの所でボールが収まり時間を作れていたのは良かったと思います。ベルナルドは2度決定機が訪れましたが決めきれませんでした。とは言え、PKを上手くもらいましたし、アグエロもキッチリ決めて先制出来たので、後半に繋がります。
守備は単純なロングボールへの対策が実は難しく、1度誤ると即ピンチになるので予断を許しません。パワーに押し切られてしまうシーンも見られましたし、組織的な部分よりもセカンドボールなどが予期せね所に出ると怖いなという印象を持ちました。また先制してからバーンリーは高い位置からプレスを仕掛けていたので、上手くいなしたいですね。
後半(2ー0)オタメンディ、サネ:ー
後半開始はバーンリーに押し込まれました。パワーを活かしたロングボールからアグレッシブに動き、シティは重心を下げられました。セットプレイなどは迫力ありましたし、前への圧力を随分出してこられましたね。そんな中にあって守備陣は高い集中力を見せ、各DFの1対1やエデルソンの飛び出しなど要所できちんと対応していました。
2点目は遠かったですが、CKからオタメンディがゲット。前日にペップが褒めていたようにデュエルに勝ってのヘディングでした。これで糸が切れたのか3点目は、アグエロの素晴らしいポストプレイからデ・ブルイネの必殺スルーパスに、サネの飛び出しという流れるような攻撃がようやく見られました。デ・ブルイネのパスは勿論良かったですが、アグエロのワンタッチで落としたプレーが決め手だったと思います。あれで攻撃が一気に加速しましたからね。
バーンリーは最後まで戦う意思を見せましたが、ジェズスにギュンドアンやヤヤも登場し試合を締めました。
総括(3ー0)WIN
思った以上に苦しめられたバーンリー戦。それでもクリーンシートで3点取れたのは、チームが充実している証じゃないでしょうか。今季に入ってからの守備陣のパフォーマンスは、昨季から比べると驚きとも言えます。
恐らく今はチームとしても勝てるイメージが持てているんでしょうね。長いシーズン苦しい場面はあるでしょうが、今季は一味違うのではと思えます。次はカップ戦ですからターンオーバーしてでも結果を出したいところ。
【チャンピオンズリーグ17ー18】グループステージ第3節ナポリ戦
絶好調のマン・シティ。勢いそのままにチャンピオンズリーグの大一番を迎えます。相手はナポリで、こちらもリーグ開幕8連勝とユーベを抑えて堂々首位です。
シティスカッド。
ここ数試合同じメンバーとシステムです。懸念されるのは連戦での披露。
どのポジションにも実力者がいる好チーム。インシーニェやハムシクといったプレーヤーは勿論、ジエリンスキやカジェホン、メルテンスなど侮れないスカッドですね。
前半(2ー1)スターリング、ジェズス:ー
想像とは違った前半、シティは開始から30分以上はワンサイドゲームを展開します。最初からしっかりとボールをキープし、崩しのアイデアやネガティブトランジションも問題なく、ナポリを圧倒します。
ビルドアップでキーになったのは左サイドバックのデルフ。攻撃時にはフェルナンジーニョとダブルボランチを形成し、左サイドを開けます。ナポリの右ウィングであるカジェホンを中央寄りのポジションを取らせる事で、一番奥のサイドで張るサネとインサイドハーフのダビドにスペースを与えます。1点目はまさにこれが有効に働いたシーンで、サイドに張るサネに入った時点でダビドが前線に飛び出し、折り返しのこぼれ球をスターリングが押し込みました。
2点目は前線からのプレッシングでデ・ブルイネがカットすると、得意のアーリークロスでジェズスがゲット。デ・ブルイネは更にポスト直撃のミドルを放つなど存在感を見せます。その他ジェズスにも決定機は訪れましたが、決められず。これらが試合を難しくしてしまったと言えます。
ナポリは35分辺りから少しづつプレー出来るようになりますが、大きな転換点はPKだったでしょうか。実際このPKは外してしまいますが、やはり2ー0というスコアは希望を持つには十分で、盛り返せるという自信を与えてしまったのかなと思います。前半はそれでも、ほぼシティペースで終えますが。
後半(0ー1)ー:(PK)
後半は前半とは展開が様変わりし、勢いづいたナポリは手強くシティはかなり苦しめられます。ナポリの攻勢を許した要因は3つ。
①ナポリの実力
②試合展開の慣れ
③シティのプレー強度の低下
ナポリ自体、セリエAで首位を走るだけあって純粋に実力がありました。特にボールを持ってアクティブにプレーしようとするスタイルは非常に好感が持てますし、狭いエリアでも苦にしないだけの組織的なポジショニングと個々のクオリティを備えていました。
そんな好チームですから、試合時間が進むにつれシティのテンポやリズムに慣れてきます。前半終盤のいけるぞという感触も相まって、自信を持ってプレー出来る様になったんでしょうね。要は普段の自分達のプレーが出来る様になったと。
そして最大の要因はこれかなと思いますが、シティ自体のプレー強度は随分落ちました。後半はプレスに行けず、奪っても猛烈なカウンターも見られなくなりましたので、単純にシティのペースが上がらなかったと言えます。これは過密日程でメンバーを固定しているのが一因かと思うので、そろそろローテーションして良いんじゃないかなと思います。特に、交代で入ったギュンドアンやベルナルドは良いプレー見せてますので、先発でも十分やれると思いますしね。
この辺はペップって割とメンバー変更するタイプだったと思いますので、最近はどう考えているのかなとは思いますが、シーズンでの計画もあるでしょうから上手くやってくれると信じましょう。
後半再びPKを与えてしまい1点差に詰め寄られますが、きちんと逃げ切り勝ち点3を手にしました。
総括(2ー1)WIN
結果的に苦しめられましたが、無事勝利したのは何より。後半シンドくなりましたが、ポジティブなのはDF陣はしっかり対応出来ていた事ですね。プレスは緩くてハマりませんでしたが、守備陣自体が崩されたシーンは数える程しかなく、危ないシーンは寧ろビルドアップのミスからのみでした。
個人的なMOMはエデルソンにあげたいですね。前半のPKセーブは結果的に勝利をもたらしましたし、飛び出しやシュートストップにハイボールの処理など本当に良いGKです。ビルドアップでもかなり安心して見てられるのもペップにとっては非常に重要な要素ですしね。
さてこれでグループステージ突破は十分見えてきたと思います。後はメンバーの疲労も考慮していけると更に良いですね。
【プレミアリーグ17ー18】第8節ストーク戦
インターナショナルウィーク明けての試合、既にマン・ユナイテッドがリバプールとの1戦でドローに終わりましたので差を付けたいところです。
シティスカッド。
代表組のローテーションがあるかと思いましたが、怪我人を除けばベストメンバーですかね。ギュンドアンやヤヤは使っても良かった気はしますが。また交通事故にて負傷したアグエロがベンチに復帰です。頑丈だなぁ(笑)
オーソドックスな4ー4ー2。ツートップにはシャキリとヘセという実力者を並べています。
前半(3ー1)ジェズス、スターリング、ダビド:ディウフ
最後の失点を除けば最高の出来でしたね。インターナショナルマッチ明けとは思えぬパフォーマンスには脱帽です。有利に働いたのはポゼッションをベースとしたスタイルと無縁ではありません。この前半はボールのイニシアチブと共にゲームを掌握していましたので自分達のペースをコントロールしながらプレーする事が出来ました。故にネガティブトランジションの際の即時奪回も抜群の効果を見せ、相手に何もさせてません。
攻撃面の創造性は素晴らしく、3トップの動きは軒並み好調で、中盤のダビドも高品質なタクトを振り、デ・ブルイネに至っては余裕すら感じられました。特に2点目に繋がるスルーパスは最高でしたね。チェルシー戦でのミドルが効果的に相手に影響を与えたのかもしれません。どの得点シーンを見ても相手を完全に崩しており、調子の良さが継続されているのが分かります。
それだけに悔やまれるのは最後のシーン。パスのズレからのカウンターで、サイドに展開されデルフが躱されると後手を踏みました。守備陣はそれまで優れたパフォーマンスを見せていましたので、本当に一瞬の緩みだったと思います。只、前半で終わらせる事の出来るような展開だっただけに、気を引き締める必要があるでしょう。
また、ストーンズの守備は向上の一途を辿っているのか非常に頼もしい。ヘセとのマッチアップで3度ファウルなしで綺麗にボール奪取していますし、カバーの判断や読みも良いですね。
後半(4ー1)ジェズス、フェルナンジーニョ、サネ、ベルナルド:OG
前半最後の失点が影響を与えたのか、後半開始早々に追加点を奪われます。これもチーム全体として集中力に欠いたようなシーンで戒めとするべきプレイですね。エデルソンは失点シーン自体はどちらも味方に当たってコースが変わっており、ノーチャンスではありましたが、それよりもコーチングなどでストーンズと共にチームの集中力をケア出来るようになってくれると更に良くなりますね。特に時間帯を考えれば集中力の途切れやすい時間帯ですし。
只、これで難しい試合になるかと思われましたが現在のシティの攻撃力は素晴らしいです。昨季の決定力不足が嘘のようなゴールラッシュを後半も披露します。そんな中で圧倒的な存在感を披露したのは、デ・ブルイネ。4点目の自らのボール奪取からのジェズスへのグラウンダークロスも素晴らしいですが、サネへの対角線上に出したロングスルーパスは最早芸術品。広い視野と正確無比なコントロール、そしてグラウンダーという完璧なパスでした。
その後は早々に主力を休ませ、ヤヤも久し振りに出場しました。メンバーを代えても攻撃力が落ちないのがシティが如何に充実しているかという証明ですね。ギュンドアンは間が素晴らしく、前を向くのが抜群に上手いですし、ベルナルドの反転の速さから全方位に動けるというのも違ったモノをチームにもたらします。
最終的に、フェルナンジーニョのゴラッソにベルナルド待望の初ゴールで試合を締めました。
総括(7ー2)WIN
強い。その一言を多くの人が感じた試合じゃないでしょうか。スコア以上に圧倒的だったと思いますし個々のパフォーマンスも代表帰りとは思えない程、躍動してくれました。選手層も考えれば、本当に強いチームをペップが作りつつあります。
本当に素晴らしいのは、資金を掛けて選手を獲得しているのは事実としても、ペップのチームという特徴がかなり出てきている事ですね。仮に同じ資金で選手を獲ってきたとしても、この様なチームには早々ならない。それは過去のバルサやバイエルンでも同様の事ですね。
チームの好調さは継続され、首位を維持できました。最早シティのキングとも呼べるデ・ブルイネと共に勝利を積み重ねて欲しいですね。
【プレミアリーグ17ー18】第7節チェルシー戦
チャンピオンズリーグから中3日のリーグ戦の大一番、昨季の王者に乗り込みます。気になるのは怪我人の状況、メンディに続いてアグエロが交通事故により離脱。バッドニュースを掻き消す活躍をジェズスには期待です。
シティスカッド。
アグエロが離脱した前線にはもちろんジェズス。左サイドバックには継続してデルフを起用です。
前線のトライアングルは非常に強力です。アザールには昨季やられてますので、充分気を付ける必要があります。右サイドはモーゼスでも新加入のザッパコスタでもなくアスピリクエタをチョイス。
前半(0ー0)ー:ー
かなり拮抗した前半。僅かに上回っていた印象のシティですが、チェルシーの守備陣は堅く、こじ開けるのは大変だなという印象です。ボールはキープしてビルドアップ出来ましたが、ファイナルサードの崩しのイメージまではいかない。
デルフの左サイドバックは、ビルドアップを助けるという意味では良く効いています。かなり集中力の高い試合ですので、一つのミスが大きな痛手に繋がるリスクを抱えていますが、危ないミスはチーム全体でもウォーカーの1本くらいでしたでしょうか。
守備陣はチーム全体の連動したプレスと、DFラインの粘り強さでチェルシーに殆ど何もさせませんでしたね。危なかったのも1度くらいでエデルソンの好セーブで凌いでいます。エデルソンは今季の補強で最大のヒットとなりそうで、背後に必要以上に心配することがないというのは素晴らしいですね。
攻撃面ではチャンスは多くありませんでした。自陣に構えると流石にチェルシーの守備ブロックは堅い。ボールを廻して揺さぶりましたが、あまり効果的ではなくビッグチャンスになったのは寧ろカウンターから。スターリングがデ・ブルイネとのワンツーで右サイドを抜け出したシーンで、クロスをミスしてしまいペップがブチ切れてました(笑)中にはジェズスとダビドの2人が完全フリーでしたので、きちんと合えば1点ものでした。
両者守備意識が非常に高く、チャンスの少ない試合でしたので、集中力の継続と個のクオリティが求められます。
後半(0ー1)ー:デ・ブルイネ
後半も前半同様、堅い試合となりました。前半よりも違いが出始めたのはトップのジェズスにボールが入り始めた事。前半はプレスではかなり頑張っていましたが、攻撃時にはボールも殆ど入らず沈黙していました。後半になると、DFラインや中盤からジェズスに入るようになり、ポストプレイで存在感を上げていきます。
実際、待望の先制点であり決勝点となったのは、DFラインからデ・ブルイネに良いパスが入り、ワンタッチでジェズスへ。ジェズスがデ・ブルイネに落とし、CLに続いてのスーパーミドルを突き刺しました。もしかしたらですが、チェルシーは中盤の構成でセスクとバカヨコを入れ替えた事も影響したのかもしれませんね。
ゴールが入ってからは試合が動き出し、チェルシーも存在感を発揮できなかったアザールがペドロと代わり、バチュアイも投入されるとサイドが活性化します。シティとしては少しバタつきましたが、前に出てきてくれた分カウンターがハマり出します。2度目の決定機でスターリングはフリーのジェズスをよく見ていましたし、ジェズスのボレーも抑えが効いて完璧でしたが、戻ったDFに防がれました。
シティはベルナルドやギュンドアンを投入し、試合を締めました。
総括(0ー1)WIN
大きな1勝となりました!!昨季にダブルを喰らった王者を相手に、楽な試合でもありませんでしたがそれでも勝ち点3を取るに至ったのは素晴らしい。本当にデカイ。これが昨季だったら結果的に上手くいかない試合が多かったですが、今季は粘れて結果に結びつけている。
これで今季は苦杯を舐めたチェルシーとリバプールに先勝できました。下位との取りこぼしも気を付けなければいけませんが、ビッグ6との直接対決は重要です。怪我人だけが気になるところですが、インターナショナルウィークで更に増えない事を祈りましょう。
【チャンピオンズリーグ17ー18】グループステージ第2節シャフタール戦
連勝中と好調のシティ。週末のリーグ戦ではチェルシーとの大一番がありますが、その前にCLで難敵シャフタールと対戦しました。
シティスカッド。
前節リーグ戦に続いてサネが先発。今回はスターリングがベンチスタートで、アグエロとジェズスが3トップを形成します。メンディ負傷の左サイドバックにはデルフをコンバートしました。
東欧の雄シャフタールと言えばブラジル人選手。現在も多くの主力を構成しており、ベルナルドやタイソンなど厄介な選手を抱えています。
前半(0ー0)ー:ー
とてもイーブンな前半でした。シティのプレスは連戦の影響もあってかいつも程の強度はありませんでしたが、それよりもシャフタールが恐れずにボールを持った事が効きましたね。シャフタールは無理にロングボールを放り込む事は少なく、中盤もしっかりボールを使ってプレーしようとしていました。それがシティのたたみ込む様な攻めを出せなかった要因でしょうか。
前半のシティで良かったのは4人。まずはオフェンスでは好調のサネとデ・ブルイネがリードします。こういった拮抗した試合では、デ・ブルイネの1発のスルーパスやサネの単独突破が違いを生み出します。2、3度は決定機になりそうでしたが、どれもゴールネットを揺らす事は出来ませんでした。
相手がボールを持っての守備を強いられたディフェンス陣で良かったのは、フェルナンジーニョとストーンズ。縦パスの出所にしっかりチャージ出来ていたのはフェルナンジーニョで、今季のストーンズは随分充実しているように見えますね。カバーリングや読みは特に良いですし、今季は1対1でやられるシーンもあまりありません。逆に前半不安定だったのはウォーカー。パスカットされるシーンが多くてあまり乗れていない印象でした。
後半(2ー0)デ・ブルイネ、スターリング:ー
後半も比較的シャフタールはボールを持ってプレーしようと試みていましたが、より動きが改善されたのはシティの方でしたね。シャフタールも前に出ようとしてくれる分だけ、シティにも攻撃のスペースが生まれ、決定機を幾度か作りました。
待望の先制点もデ・ブルイネのゴラッソにより早々に得ましたが、追加点には苦労しました。今日はPKも外してしまい、アグエロの日ではなかったという事ですかね。それより気になったのはジェズスの扱い。後半早々の交代にかなり不満そうでしたし、ペップも話を言い聞かせるようにジェズスに向き合っていましたが、アグエロや他のアタッカーも軒並み好調なだけに、次世代エースには厳しい状況かもしれません。
ジェズスは比較的広範囲に動いてプレーするのでウィングでもイケそうな感じはするんですが、個人的にはウィンガーとしては厳しそうな気がします。彼の最大の特徴は抜け目のなさと思ってますし、それを活かすにはやはりゴールに近いポジションが良いです。2トップなら問題ないですが、3トップでは中央じゃないと難しいかな。まぁ2トップにするとサネやスターリングが起用しにくいという贅沢な悩みが、、、まぁペップに上手くやってもらうしかないでしょう。
その熾烈なポジション争いをしているアタッカーでは、交代選手が結果を残しておりチームとしては充実が伺えます。スターリングは今季ゴール数が格段に増え、見ていても貪欲さが溢れていますね。
総括(2ー0)WIN
シャフタール強かったと思います。自分達もプレーをするんだというのがよく見て取れましたし、その中心にいたブラジル人選手達は流石に上手かった。
それでもトータルで見れば充分妥当な勝利だったと思いますし、デルフは左サイドバックをよくプレーしたと見ています。攻撃時のボランチでのプレーや周囲との連動もありましたし、守備面でも大きな穴になった訳ではありません。途中映ったメンディが松葉杖で現れていましたが、怪我が長引くようなら当分はダニーロやデルフをこのポジションで起用する事になりそうなので、頑張ってもらいたいです。
さぁこれで次節はチェルシー戦。勝ちたいですなぁ。
【プレミアリーグ17ー18】第6節クリスタルパレス戦
ペップにとって元チームメイト対決になるかと思っていたパレス戦。解任第1号となってしまったデ・ブールに代わりホジソンが指揮を取ります。
シティスカッド。
ここまでスタメン起用の続いたジェズスはベンチスタート。代わりに好調なサネがウィングに入り、スターリングとアグエロで3トップを組みます。その他はいつもの面々。
パレススカッド。
大柄なFWベンテケが居ますので、わかりやすい基準点を持ちます。彼のポストプレイや空中戦とタウンゼントのドリブルが注意でしょうか。
前半(1ー0)サネ:ー
先制点を取りましたが、危ない前半でした。危険に晒されたのはパレスの良さと言うより、シティの調子があまり上がりませんでしたね。
崩しのアイデアは出ておりファイナルサードは上手く攻略してチャンスも多く作りましたが、反面ビルドアップでの何気ないミスが多く、そこからのカウンターの対応に終われました。1度くらいなら兎も角、前半内で4〜5回はあったのは多過ぎですね。中盤は中日のカップ戦では温存していたので比較的フレッシュな筈ですが、良いプレーと緩慢なプレーの落差がありました。
守備面で向上の一途を見せるのはストーンズ。今季は見違えるようで、的確なカバーリングや1対1の対応と守備の安定感に一役買っています。前半は悪い形で取られてからのカウンターが多かったので、難しい守備を強いられましたが、最後の寄せなどでポストも含めて凌げたのは良かった。今日の感じだと失点していたら結構厳しかったと思います。
得点シーンではサネとダビドのワンツーが素晴らしく、ここまでゴールの続くサネが待望の先制点をあげました。サネとダビドのコンビネーションは得点シーン以外にも数度見られ、とても良好な関係であると同時に裏に抜けるサネのスピードにパレスは対応出来ていませんでしたね。ピンチもありましたが、チャンスも多く作れた前半でした。
後半(4ー0)スターリング②、アグエロ、デルフ:ー
前半の危なっかしさが完全に消え失せたシティは怒涛の攻めで、完全にゲームを掌握するとゴールラッシュでねじ伏せました。正直、もっとゴールは入ってもおかしくありませんでした。ギアを何段も上げたのは、ロッカールームでペップの檄が飛んでいたかもしれません。それぐらい変わりましたね。
全体的にビルドアップの精度の増した後半は、アグエロが一気にパフォーマンスを上げました。得点こそ1点のみでしたが、ポストプレイや前節でのスーパーゴールのような単騎突破も見せ、身体のキレが良いことが伺えます。またインサイドハーフの2人は言うまでもなく素晴らしく、カウンターやクロスなど多彩なゴールシーンを演出してみせました。
こうなると様々なテストを行うのがペップ。最終の4バックにはウォーカーのCBやデルフのSBなどが見られました。メンディ負傷の影響で交代出場したダニーロは右サイドに移ってから、ダイナミックな上がりなど本領を発揮し、左サイドバックに入ったデルフは攻めの際にはボランチとしてプレーするなど、最後まで工夫がありました。デルフは昨季もスーパーゴールを決めた記憶ですが、この日の締めくくりのゴールも素晴らしかったですね。
総括(5ー0)WIN
非常に調子が良いです。結果と共に内容も伴っていますので、結構イケると思います。只、前半のような少しフワッとしたようなプレーをしてしまうと、次節の対戦相手であるチェルシーには痛い目を喰らうでしょう。ペップも最終的には納得のいく勝利だったと思いますが、前半の出来には不満だったと思います。
昨季の王者であるチェルシー戦には、最初から気合いの入ったプレーが見られる事を期待しましょう。この試合に勝利出来れば、いよいよ本物の強さを身につけるかもしれません。