【プレミアリーグ17ー18】第32節エバートン戦
インターナショナルウィークを挟んでのリーグ再開戦です。リーグも優勝まであと少しで、CLもリバプール戦が近いので、良い入りを持ってきたい1戦。
シティスカッド。
久々の3バックでスタートです。ラポルト、コンパニ、オタメンディが並び両サイドはウォーカーとサネですね。トップにはジェズスとスターリングを選択。
シーズン序盤の1戦でゴールを決めたルーニーが先発。
前半(0ー3)ー:サネ、ジェズス、スターリング
代表戦明けは難しいゲームになる事が多いんですが、全くの杞憂だったようで本当に喜ばしい。今季は多くの試合で快適な試合が出来ています。久々の3バックはどうかなと見ていましたが、多くの部分でポジティブな要素が見られたかと思いますね。
3バックにダブルボランチ気味のフェルナンジーニョとデ・ブルイネが落ち着いてポゼッションする事で相手を押し込みます。両ワイドの2人も高い位置を取れる為、エバートンとしては自陣に下がっての対応となりました。前線はかなり流動的で互いに上手くスペースを共有出来ているのが素晴らしいし、チームのオートマティズムが十分に機能しているとも言えますね。
得点シーンも流れるようなパスワークと合わせて、人の動きにも良いリズムでの流れがあり相手のマークに捕まる事がありませんね。チームのアタッカーが軒並みゴールをマークし、ノリノリでしょう(笑)
守備面でも攻められるシーンは殆どなく、またフェルナンジーニョのカバーリングの対応が迅速で充分な展開でした。
後半(1ー0)ボラシエ:ー
前半で3点リードできた事でペースは落ちましたね。それでも基本的には前半同様押し込むことにも成功していますし、1失点はしましたが守備を崩されてのモノではありませんでした。
失点時では相手が高い位置でプレー できた際に、ボラシエがウォーカーの股下を通したシュートが上手かったですね。シティとしては不味いプレーではありませんでしたし、そこまで気にする必要はないですが、良い教訓にはなるでしょう。リバプールにはそういう1発が出せるアタッカーが実際にいるのですから。
失点した後に相手の流れに持っていかせなかったのは良いリアクション。いくつかチャンスを作りながら落ち着いてゲームを終わらせました。スターリングやデ・ブルイネなどを早々に休ませる事が出来たのも今後にはプラスですね。
総括(1ー3)WIN
失点はしましたが終始相手の陣内でプレーし問題なく勝利しました。後半いくつかのプレーで集中が切れているようなシーンはありましたが、CLリバプール戦ではそんな余裕ないでしょうから大丈夫でしょう。
さぁリーグ制覇も目前でダービーで決めれる条件は整いましたし、その前後でCLのリバプール戦と本当のシーズン大一番になってきました!!絶対勝利でお願いします!!!
何故成功するのか!?ペップ・グアルディオラのコンバート術
チャンピオンズリーグのラウンド8の対戦相手が同国対決となるリバプールに決まりましたね。今季1勝1敗のイーブンですし、リバプールとは噛み合わせが良過ぎるので、互いにゴールは多く入りそうです。となると、鍵になるのはアウェイゴールの差になりそうな予感です。
まぁ試合も空いてますので、今回の本題です。
数々のコンバートを成功させたペップ
ペップ・グアルディオラ監督の特徴を表す際のポイントはいくつかありますが、今回はその中でコンバートについて考えてみます。コンバートとはポジションを移してプレーする事で、FWだった選手がDFをするとか、そういう意味ですね。
ペップは今まで指揮したバルサ、バイエルンでも多くのコンバートをしていますし、それは現在のシティでも同様ですね。
主だったコンバート例
ハビエル・マスチェラーノ(DMF⇨ CB)
エリック・アビダル(SB ⇨CB)
リオネル・メッシ(WG⇨CF)
フィリップ・ラーム(SB ⇨DMF、CMF)
ダビド・アラバ(SB ⇨CB、DMF、CMF)
アレクサンドル・コラロフ(SB ⇨CB)
ファビアン・デルフ(CMF⇨ SB)
これだけでもかなりの人数ですし、それ以外でも単発で結構ポジションをいじってますよね。中盤の選手をウィングやセンターフォワードで起用したり、ボランチの選手をセンターバックにするのはよくやる手ですね。今では他の監督でもするポピュラーな変化だと言えるものさえあります。
従来の彼等のポジションと思われていたところと変えていっても、多くの選手が機能しているのは驚くべき事です。選手元来のポリバレントさは勿論、ペップの目利きもよく言われるのですが、私は別のところにペップのコンバートが上手くいく要因があると思っています。
3つのキーポイント
上手くコンバートするのにどんな要因があるのか、以下3つの要素をあげます。
①選手に与えられたタスク
②メリットを出し、デメリットを隠す
まずは①についてですが、そもそもコンバートされた選手たちに課せられているタスクは、従来のポジション像とは異なる事が殆どです。一般的なプレーで言えばCFは点を取るのが仕事であり、CBはボールを跳ね返し、SBはサイドを縦に上下動していきます。しかし、ペップのコンバートではこれらをあまり求めてはいません。
例えばマスチェラーノですが、彼はバルサ入団当初はリバプール時代と同じ様にボランチ(ピボーテ)としてプレーするかと思われましたが、まぁブスケッツがいる事もありポジション確保に至りませんでした。ビルドアップにおいてバルサレベルではなかったのです。しかし、そんな彼でもポジションを1列落とし(つまりCBで)プレーすることで、従来のCBよりも展開力のある選手としてチームをより安定させる事に成功させたのです。またボールハントが持ち味でしたので、スペースのあるバルサでの守備は彼のプレー範囲の広さが役立ちました。
その他、アビダルやコラロフのCBへのコンバートは、これまた最終ラインのビルドアップの向上を目指しての起用でした。特にコラロフなんかはペップらしいコンバートだと思います。左足のキック精度が売りのサイドバックは、チームに左利きの目ぼしいCBがいなかったこともあり、後方からのフィードで支えました。
今季特に話題になっているデルフの左SBへのコンバートですが、これもやはり従来のラテラル的なプレーを求めたのではなく、ラームやアラバといったバイエルン時代から活用するボランチへの移動ですね。結局やっているのは中盤としてのプレーなので、デルフが出来るのはある意味当然です。同じ使われ方でジンチェンコも起用されていますね。
という訳で彼等は確かにポジションを移しましたが、最初に述べたように一般的なプレーを求めていないという事ですね。典型的な”9番”としてメッシをCFで起用した訳ではないように。
とは言ってもそんなに上手くいくだろうかという事で②を意識する必要がある訳です。
当然、90分間こちらが意図しているプレーだけが巡ってくる訳ではありません。メリットは課せられたタスクによって、出せる準備は出来ている。しかし、例えばCBであれば相手のロングボールや相手FWとのタイトなマークをする必要があります。マスチェラーノは上背がありませんからセットプレイでは力になれない可能性がありますし、コラロフの守備はお察しでしたし、デルフも強力なウィンガーとの1対1を強いられると困難な状況になりますよね。
この様にメリットもあればデメリットもあるのは当たり前なので、如何にメリットを出しデメリットを消していくかがこのコンバートを成功させる秘訣でもある訳です。その為には個人ではなくチームで上手く機能させる必要があり、これはクライフの教えとも言えます。
そしてその為の工夫というかメリットが俄然出やすい状況を作っているのが③ですね。
ペップと言えば言わずと知れた攻撃的フットボールの信奉者。クライフより受け継がれるボールを主体として能動的に仕掛けていくスタイルですね。そして実際トップレベルの多くの試合でも70%前後、時間帯によっては80%以上のボール支配率を記録する事があります。よくボール支配率と勝敗の結果には関係ないと言う人もいますが、実際には大きく影響を及ぼすと思います。特にペップのようなチームでは。
70%保持しているという事は、試合通じて攻めている時間帯が7割、守備の時間帯が3割という事になります。また実際には攻守の切り替わりのタイミングで即時奪回のハイプレスを徹底する事で、構えて守備するシーンはもっと短いでしょう。となると①で述べた様に試合中に発生する主なタスクは攻撃に関するプレーなので、必然的に彼等が持ち味を発揮出来るようになっているのです。
コンバートであってコンバートではない、目指すのはトータルフットボールの進化
ここまでペップのコンバートについて考察していきましたが、結局のところコンバートだったんだろうか?って事ですね。ポジションを移したという点では確かにコンバートなのですが、やっている事は元々の選手の特徴をそのまま活かしているので、あまり変わっていないという。つまり実際にはコンバートであってコンバートじゃなかった。
ここで導き出せるのは、最早システムや従来のポジションとしての役割の境目も殆どないという事です。攻守は最早一体となりましたが、システムやポジションも概念が薄くなっていくでしょう。ペップはポジショニングとスペースの使い方のほうを意識していて、それは他の選手と含めて連動していく為、個々の従来のポジション的な役割はそれほど重要ではないのです。勿論、最低限のベースは必要となりますが。シティのフットボールを見ているとバルサ時代に比べて、選手のポジションチェンジが多い様にも感じます。バルサ時代は、メッシ、チャビ、イニエスタと稀代の天才が3人もいて、更に底でブスケッツが構える事で完璧なダイヤモンドが出来ていたのですが、シティで同じ事が出来るはずもなく、よりチームとして動いている印象が強いです。
そして恐らくペップが最もやりたかったフットボールは今のシティの方ではないのかなと思います。目まぐるしくポジションチェンジしながらもチームのバランスが崩れない。チーム全体が意図的な動きと常に攻撃的なフットボール。まさにトータルフットボールですね。それはクライフやあるいはビエルサ、リージョのように。
今後もペップは周囲が驚くような起用をしてくるでしょう。しかしそれは只のコンバートではなく新たなスタイルであり、クライフより受け継いできたトータルフットボールの未来を見据えているのではないでしょうか。
【プレミアリーグ17ー18】第30節ストーク戦
勝ってリーグタイトルに近づきたいシティ。この後、試合が空きますので良い形で終えたいです。
シティスカッド。
ジェズスとスターリングが先発に復帰し、フェルナンジーニョも帰ってきました。CBはコンパニとオタメンディで最近ストーンズの出番が減ってきた気がします。
地味に好タレントを抱えるストーク。ヘセとシャキリとチュポ・モティングは中々強力です。また最後尾にもバトランドが構えます。
前半(0ー1)ー:ダビド
良い形で先制点を奪えました。アグエロが負傷離脱した前線に入ったジェズスが素晴らしいポストワークでスターリングを飛び出させ、完璧なクロスを走り込んだダビドに合わせました。崩しのプレーとしては流れるような素晴らしいものでした。
想定通りにポゼッションで相手を押し込んでプレーをするシティの中で、良いプレーを披露したのはスターリング。久々の復帰となりましたが、エネルギッシュなプレーを見せてくれます。ベルナルドとの最大の違いはやはりスピード。より純粋なウィングとしてのプレーを見せられるスターリングが入ると、チームの崩しにスピード感が出ます。対面にもサネがいるわけですから崩しのキーマンに両翼がなっていました。
またゴールのダビドは複数のプレーに関与しチームにリズムを与え続けています。少しミスが目立ったのはジンチェンコ。見ているところは良いんですけど、ボールが合わない事が多かったですね。シャキリとやり合って多少苛立っていた面もあるかもしれません。
守備面は2度程ゴール前に迫られる事もありましたが、得意のハイプレス含めて上々の出来だったと言えるでしょう。
後半(0ー1)ー:ダビド
後半はプレーの質が更に向上し攻め立てます。その中でも2点目のシーンはまさにペップのフットボールを象徴するプレーで最高のゴールとなりました。ゴールシーンはボールを奪われたところから始まります。即時奪回すべく選手が連動してスピードのあるプレスでボールを取り戻すと、フェルナンジーニョがダビドを前を向いてプレーさせる最高のパスを入れ、貰ったダビドはジェズスとのワンツーで敵陣を完全に攻略。ハイプレスとパスワークという”ザ・グアルディオラ”的なファンタスティックなゴールを決めました。
この他にも多くのチャンスを作りだしましたがゴールは割れず、スターリングの決定機は本人も決めたかった事でしょう。
途中ストークもクラウチという特別な高さを投入しますが、そもそも良いボールを上げさせるような余裕をストークに与えませんでしたので、シティはよく対処していたと思います。
総括(0ー2)WIN
素晴らしい2つのゴールでブリタニアを攻略。いよいよもってダービーでの優勝が現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
復帰してきたスターリングはかなり意欲的なプレーを見せ、ジェズスもらしさを見せてくれてますので今後も期待大です。
エバートン戦延期につき、チームは試合が空きますのでキャンプでしっかり整えてさらなる向上を狙いたいですね。
【プレミアリーグ17ー18】第29節チェルシー戦
アーセナルを破ったシティの相手は、今度はチェルシー。前半戦ではデ・ブルイネのスーパーミドルで勝ちましたが、ダブル達成なるか。
シティスカッド。
ギュンドアンが再びボランチを務めます。今日の左サイドバックはジンチェンコを起用。
コンテお得意の3バックに、前線はビッグマンを置かない3トップ。
前半(0ー0)ー:ー
圧倒した前半は全ての時間帯をチェルシー陣内で進めます。ボランチに入ったギュンドアンが抜群の安定感でボールを捌きゲームメイクすれば、ダビドとデ・ブルイネもいつも通りの好パフォーマンスを披露。そしてサネのドリブルのキレは本当に素晴らしいです。
ゴールこそ奪えませんでしたが、ワンタッチプレーの連続からチャンスを作れば、守備でもネガティブトランジションが高速且つチームとして連動が取れており、ボールの奪い方も徹底されています。チームは高次元で機能していたと言えるでしょう。
その中でも特に惹かれたのはギュンドアンとサネのドイツ人コンビ。ギュンドアンは怪我から復帰して出場機会がかなり増えたので、パフォーマンスも上がってきています。フェルナンジーニョ欠場からボランチでの起用となりますが、ビルドアップが安定しているだけでなく、2列目に通す縦パスが秀逸です。サネは、パスワーク中心のチームにあって圧倒的なスピードを活かしたドリブル突破が有効ですし、その突破力は欠かせないピースとなっていますね。
後半(1ー0)ベルナルド:ー
後半もほぼチェルシー陣内で進める事となりますが、重要なのは開始早々にゴールを上げれたこと。やはりいくら攻めても点が入らないのはジリジリ来ますからね。チェルシー自体もロースコアでの展開を狙っていたと思いますし、前半閉じこもって0で抑えていたのはプラン内だったでしょうから、その意味でもゴールを早い時間帯でこじ開けられたのはシティにとっては重要でした。
ベルナルドも出場機会が増えるにつれてパフォーマンスは上向いており、前節での良い感触をこの試合にも持ち込めたのではないでしょうか。後半もギュンドアンを中心としたパスワークでイニシアチブを取っていきます。終盤、チェルシーはCFを投入し盛り返しましたが、充分ではありませんでしたね。シティが上手くプレスを敢行した為、殆ど有効なカウンターはなかったでしたし、前線の優れた個を発揮させませんでした。
総括(1ー0)WIN
前節とは逆でスコア以上に相手を上回った試合と言えるでしょう。チェルシーは元々堅守速攻型のチームだとは思いますが、それでもこの試合は低く構えすぎましたかね。いずれにしてもチェルシー相手のシーズンダブルは素晴らしい。
リーグタイトルまであと4つ。早くその瞬間が観たいですね。
【プレミアリーグ17ー18】第28節アーセナル戦
つい先日にカラバオカップの決勝カードがリーグで再戦です。シティは今季アーセナルに2勝しています。
シティスカッド。
フェルナンジーニョが負傷しているので、ボランチにはギュンドアン。左サイドバックはダニーロを起用です。
3バック起用の多かった気がしますが、今回は4バック。前線のエジル、オーバメヤンを活かすことが出来るでしょうか。
前半(0ー3)ー:ベルナルド、ダビド、サネ
スコア程の圧倒感はなかった前半。攻撃力取り分け決定力がモノをいったでしょうか。アーセナルは積極的に前から来ているように見られましたし、シティもいつも程のクオリティは無かった様に思います。特にプレーの強度はそんなに高くなかったですね。フィジカルコンディションがそんなに良くなかったんでしょう、この連戦ですから。
アーセナルの選手達は寧ろ良い感触を持ってプレーしていたんではないでしょうか。それだけに余計に失点が精神的に堪えているように見えました。特に中心選手であるエジルの状態は敵ながら心配になる程でしたね。両者の違いになったのはチームの練度と個々のレベルといった単純なモノと、今現在のチームのメンタル面にあったのでしょう。
いつもよりプレスが緩く守備機会の多かったシティも、要所はしっかり身体を張り、GKエデルソンが良いセービングで付け入れさせません。方や攻撃陣は回数こそ少なかったものの、いくつかの素晴らしいスキルとアイデアで3点を奪いました。1点目はベルナルドの個人技によるものですが、2点目と3点目の崩しはとても素晴らしかったです。
後半(0ー0)ー:ー
後半も序盤はアーセナルに押し込まれます。が、ここでもエデルソンがビッグセーブ。この試合の大きなターニングポイントとなったPKを完璧なセーブ。1点入ればアーセナルに再び火が灯る可能性がありましたが、見事に打ち砕きました。
70分過ぎからは、ボールキープにほぼなったシティ。ボランチに入ったギュンドアンは攻守に良いプレーを見せました。特にビルドアップでの視野の広さは流石ですし、この日は守備面も頑張ってましたね。ウォーカーの負傷により途中投入のジンチェンコは、精力的なプレーで好感触。ヤヤも久しぶりの登場となりました。
後半の見所はPK以外殆どなく終了しました。
総括(0ー3)WIN
パスミスも結構ありましたし、それ程優れたパフォーマンスではなかったですが、それでも結果を見れば妥当な勝利だと思います。こういった試合できっちり問題なく勝てるのはチームの地力がついた証拠だと言えます。
フィジカルコンディションが良い時であれば、世界屈指のハイパフォーマンスが期待出来るだけに、やはり怪我人含めたコンディションが最後の鍵を握りそうです。
【カラバオカップ17ー18】アーセナルを下して栄冠!!
FAカップにまさかの敗退を喫したシティでしたが、リーグカップのファイナルでアーセナルと相見えます。リーグカップは視聴環境にない為、ハイライトのみしか観てませんが、結果としては3ー0でアーセナルを下してペップとしてはイングランド初タイトルとなりました!!
スコアラーは、アグエロ、コンパニ、ダビドと長年チームを支えてきたメンバーというのも感慨深いですね。チームはペップ招聘から劇的に変わってきており、多くの投資でメンバーも世代交代していっています。特に主将のコンパニは怪我や新加入選手の台頭により、すっかり影が薄くなっていたので自らのゴールをあげての優勝は喜びもひとしおだった事でしょう。ゴールシーンの喜びっぷりが最高でした(笑)また、このリーグカップでの貢献度はGKブラボの活躍あってのものでもあります。多くのPKストップにて勝ち取ったものですから、ブラボも胸を張って良いと思いますよ。
気になるのは、この試合で負傷したフェルナンジーニョの状態。ボランチは手薄なポジションですし、チームがバランスを保つ上で最重要ポジションなので、今後に不安が残ります。逆に離脱中だったガブリエウ・ジェズスが戻ってきたのは朗報ですね。これでようやくアグエロが休めれる。
今季は素晴らしいプレーを披露してまずは一つ目のタイトル獲得です。FAカップは既に敗退してますが、リーグのタイトルはかなり近いところに来てますので、チャンピオンズリーグでどこまで行けるかがこのチームの評価になりそうです。
【FAカップ17ー18】5回戦ウィガン戦
DAZN初観戦となるFAカップのウィガン戦です。通信問題は取り敢えずWiFiルーターにて対応、試行錯誤中です。
シティスカッド。
サネとダビドが先発に戻ってきました。ジェズスもチーム練習に合流済みなので、怪我人の復帰は楽しみですね。国内カップのGKはブラボです。
ウィガンスカッド。
どうやら先発14人起用という申請は受け付けられなかったようです(笑)虎視眈眈とジャイアントキリングを狙います。
前半(0ー0)ー:ー
かなり嫌な展開となってしまった前半。最後のデルフの退場は、危険なタックルでしたので致し方なしだとは思います。ペップとアグエロは烈火の如く怒ってましたが、今までシティが同様の或いはそれ以上のファウルを受けても相手が退場になった試しがないですから納得もいかないでしょう。特にアグエロはこの試合でも足裏の危険なタックルを浴びているだけにね。
退場自体も厄介でしたが、前半のシティがイマイチだったのも確かです。ボールを支配して押し込むもののプレーにスピード感が欠け、崩しきるようなシーンは少なかったですね。またミスも散見されたのは、あまりこの試合に入り込めていなかったのかもしれません。
それでもアグエロやギュンドアンなどビッグチャンスも作りましたが、得点には至りませんでした。ギュンドアンはチャンピオンズリーグからの良い感触を持ってプレー出来ていたのかもしれません。停滞するチームの中では惜しいシーンを作りだしました。
ウィガンは基本低く構えていますが、カウンターは常に狙っていましたし1発勝負のカップ戦という事で、可能性を感じさせるプレーを披露しています。明らかにモチベーションはウィガンの方が高そうです。
後半(1ー0)グリッグ:ー
デルフの退場に伴い、左サイドにダニーロが移り右サイドにはサネに代わりウォーカーを投入です。システム的には4ー3ー2という感じでしょうか。2トップはベルナルドとアグエロが自由にポジションを取りますが、右サイドのレーンほぼ全てをウォーカーお願いねって感じ(笑)
1人少なくなったシティですが、前半よりも更に攻め立てます。ベルナルドがより中央でプレーし、右サイドをウォーカーに任せる事で推進力が増します。デ・ブルイネが途中投入されると更に決定機が創出されていきますが、ゴールが奪えません。
結局、ウォーカーがプレーを見送ったのをかっさらわれシュート1本で失点。4冠の旅は終わりを告げました。
総括(1ー0)LOSE
3部のウィガンに敗れるという衝撃的なクライマックスを喰らってしまいましたが、まぁあの内容では仕方ないですかね。やはり、この試合へのモチベーションや集中力というのは違いがあったのではないでしょうかね。ゴール前での決定力然り失点シーン然り。
リーグカップの決勝も控えますので嫌な敗戦ではありましたが、切り替えるしかないでしょう。唯一ポジティブに言うなら試合数減ったって事でしょうかね。