クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【PL19ー20/第4節 ブライトン戦】ブライトンに驚き!!丁寧なビルドアップとマンツー気味のプレス!!勝負の明暗はタレント力

既にリバプールとの一騎打ちとなりそうな様相となってますが、かなり厳しい戦いとなったブライトン戦です。スコアは大差なんですがね、試合を観ていた方は難しい試合だった事は分かると思います。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、オタメンディラポルト(→フェルナンジーニョ)、ジンチェンコ

MF:デ・ブルイネ(→ギュンドアン)、ロドリ、ダビド(→ベルナルド)

FW:マフレズ、アグエロスターリン

 

前節からギュンドアンとベルナルドが交代です。途中出場でイマイチだったマフレズは、試合に入り込めるかが重要です。

 

【マン・シティ:4ー0:ブライトン】WIN

 

終わってみれば大差のスコアとなりましたブライトン戦。シティのゴールはどれも素晴らしく、チームの連動性、個の決定力など傑出していました。しかし、それ以上にブライトンのプレーに驚きがあったんですよね。思うにブライトンにシティの様なタレントが居た場合、果たして結果はどうだったでしょうか?反対の結果もあったかもしれませんね。

 

ブライトンの人数を掛けた丁寧なビルドアップ

 

基本的にブライトンは運動量多く、攻守のあらゆる局面に於いて数的優位を作ろうと試みています。ブライトンに取ってAWAYでのシティ戦で、ビルドアップを繋いで行こうとするのはかなり難しい筈ですが、挑戦し幾度も上回っています。シティのプレスは基本的に4ー4ー2で、トップのアグエロインサイドハーフのダビドが前からコースを切って寄せていき、そこに両ウィングなどが連動して狭めていくのですが、この日のブライトンのシステムは3ー4ー3でビルドアップにGK含めて7人程度使っています。故にアグエロが3人のCBにプレスを掛けても、2人余ります。ブライトンの3CBの左CBであるバーンは、サイドバック気味にポジションを取ることも多く、マフレズがバーンに寄せるべきか、WBを見るべきかで迷っているシーンが散見されました。また、ダビドもダブルボランチのどちらか見ても、足りていないシーンがありますね。

 

ビルドアップに人数を掛けてフリーの選手を作り、繋いでいくことでハイプレスを掻い潜り、更に驚くのはスペースが出来れば、恐れず前に出て行ったことでしょうか。故にシティは守備面で少なからず問題を抱え、エデルソンのビッグセーブにも助けられることとなります。只、ロドリのポジションの埋め方はかなり良かったと思いますし、勿論シティのプレスによりボールを奪取するシーンもありました。ブライトンのミスもよくあったんですが、それはブライトンの選手とシティの選手のクオリティを考えれば当然かなと思います。

 

マンツー気味のハードなマークにも手を焼く!!

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またブライトンの守備はマンツーとゾーンを使い分けるような守備で、いつものプレミアリーグでの対戦の様に、5バックでドン引きという感じでは全くなかったです。シティのビルドアップに対してブライトンの前3枚が、直接ラポルトオタメンディのCBコンビとアンカーのロドリを見て消してきます。そうするとジンチェンコとウォーカーの両サイドバックが空きそうですが、ここにも相手WBがそのままハメていくという人に対する守備というのを良く見かけました。この場合ロングフィードが効きそうですが、途中ラポルトが負傷交代したのもあって、効果的な配給は少なかったですね。いつもよりビルドアップは窮屈でしたし、ラポルトの負傷はかなり痛いです、、、

また対人で付くだけでなく、押し込まれた場合には5バックを作りスペースを消そうとしていましたね。この使い分けも結構効いていたと思います。

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まぁマンツー気味に人に付く故に、剥がしてしまえばスペースが出来るので、そこは“スペースの達人”ダビドが上手く利用はしていました。シティラストシーズンの彼は、今季もここまでハイパフォーマンスで、この日も先制アシスト含めて大いに躍動してくれました。前節微妙だったマフレズも動きが軽快で、ウォーカーやデ・ブルイネがオーバーラップをしてくれると良い形を作れますね。アグエロの得点力、特にシュートの上手さには脱帽です。得点に関する信頼という点において、現時点ではジェズスと比較にならない程高いですね。

 

勝負を分けたタレント力、でもブライトンはかなり面白い

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この様に勝負を分けたのはチームの練度もさる事ながら、タレント力の差でしょう。例えばそれはブライトンではなく、ビッグ6の様なタレントがプレーしていたらどうだったでしょうか?かなり難しい試合にされてしまったかもしれません。何にしてもブライトンは新監督になって面白いチームになりそうじゃないでしょうか。シティの方は流石のプレーも見れましたし、フェルナンジーニョの安定感には感嘆しますが、これでCBの層がかなり怪しくはなりました。ラポルトが重傷じゃなければ良いんですが、、、

 

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【PL19ー20/第3節 ボーンマス戦】ラポルトのフィードで2発!!素晴らしいバイタルエリア攻略!!

悲しいスパーズ戦を乗り越える重要な1戦。ペップ就任以降、ボーンマスに全勝とは気づいていませんでしたが、その記録は継続される事となります。開幕3連勝で早くも首位に立っているリバプールと今季もデッドヒートとなりそうですね。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー(→カンセロ)、オタメンディラポルト、ジンチェンコ

MF:デ・ブルイネ、ギュンドアン(→ロドリ)、ダビド

FW:ベルナルド(→マフレズ)、アグエロスターリン

 

先発はロドリのポジションのみ変更。ギュンドアンが初先発ですね。昨季終盤でプレーしていたアンカーでの起用です。CBには引き続きオタメンディ

 

ボーンマス:1ー3:マン・シティ】WIN

 

前節より内容的にはあまり良くなかったですね。スパーズ戦が良かったってのもありますけど、ボールがあまり足に付いていないシーンが目立ったかなと思います。序盤は特にボールロストからカウンターを受けてましたし、もしかしたら解説等も言っていたように芝の状態をいじってたかもしれません。(バルサ時代にはよくこの手の事はありましたね、芝を長くするとか、水撒かないとか)

 

ダビドを活かすラポルトのパス

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ボーンマスは5ー4の2ラインを敷いて、自陣に引いて守る事を選択しています。当然スペースは限られて来るわけですが、シティの狙いは2ラインの間でダビドにボールを届けることだったと思います。そこでダビドがボールを持てれば、シティにとっては大きなチャンスとなるからですね。如何に良い形でダビドに渡すか、キーポイントになったのはラポルトです。ボーンマスはビルドアップに対するプレスをあまり行っていません。ハーフコートゲームに落ち着いてからはより顕著で、当然前線1枚で追う形になるので必ずシティの2CBの内1人が空くこととなります。それを活かしていたのがラポルトで、長短織り交ぜたパスの配給でゲームを作り、縦パスで直接通した1点目に、ベルナルドへの斜めのボールで経由させることにより2点目をそれぞれ演出しています。どちらも鋭く速い、精度を伴った完璧なパスでした。

 

ドタバタした守備陣、要因は失い方

 

最初に触れましたが、ボールロストは多くあまり良い試合内容とは思えませんでした。結果、それらは相手のカウンターとして脅威となり、何度か脅かされています。守護神エデルソンのセーブが目立ったことは、チームとしてはあまり上手くいかなかった証とも取れます。後半早々の交代を余儀なくされたギュンドアンですが、個人的にはそんなに悪くなかったと感じています。よく危険なスペースをケアしに行ってましたし、アプローチも速かったですから、インターセプトも出来ていたかなと。但し、彼のフィジカルはどうしても軽いので(これは守備が軽いという意味合いではない)、行き過ぎて反転されたり、取り切れないというシーンを何度か見ました。あの辺をペップは少し考慮に入れたかなと思います。代わったロドリは、狙い通りの安定感をもたらしていたでしょう。失点のFKは相手を褒めるしかないですが、その前のシーンでのラポルトのファウルが痛かったです。

ちなみに残り5分足らずくらいで起用された初登場のカンセロですが、攻守にミスるという中々のデビューとなりました(笑)まぁこれからこれから。

 

 

VARは多分、シティの味方をしてくれない(苦笑)

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最後にどうしても言いたくなったので、VARについてですが全然味方になってくれませんね(泣)スパーズ戦は確かにハンドでしたよ。間違いないですよ。でもね、この試合でのダビドのエリア内での踏みつけられたシーン。VAR発動したにも関わらず、ノーペナルティっておかしくない?間違いなく先にボールに関与して、前に出たダビドに対してDFの足が入ってますよね。あれPKじゃないの???まぁVARは審判のジャッジの補助の様ですから、微妙なジャッジは結局サジ加減ってことですかね。

取り敢えず今のところはシティにとっては踏んだり蹴ったりのVAR。味方をしてくれる日は来るのだろうか?

 

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【PL19ー20/第2節 トッテナム戦】正にデジャヴ!!これ昨季に何か見たやつやん!!

開幕節に大勝して意気揚々と迎えたエティハド最初のゲーム。相手は難敵スパーズを迎えたんですが、もうオチがね、、、

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、オタメンディラポルト、ジンチェンコ

MF:デ・ブルイネ、ロドリ(→ダビド)、ギュンドアン

FW:ベルナルド(→マフレズ)、アグエロ(→ジェズス)、スターリン

 

ストーンズが負傷との事で、オタメンディラポルトのパートナー。イングランドの市場はもう閉まっているので、こう考えるとオタメンディは移籍の噂もありましたが、放出するとマズいですね。また、ギュンドアンが先発とアグエロも復帰しています。

 

【マン・シティ:2ー2:トッテナム】DREW

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大抵の方はこのゲームに既視感を覚えたんじゃないでしょうか。先制して追いつかれ、ラストに決勝ゴールと思いきやVARで取り消し、、、ポチェッティーノさんは今後VAR大好きマンになる可能性があります(笑)まぁ確かにハンドだったんで今回のジャッジは正しいですけど、前回同様ピッチにいる選手たちはスパーズも含めて全然気付いていなかったのが余計に悔しい(笑)バイエルンのMFチアゴがVARに否定的な記事を見ましたが、ゴール時のエモーショナルな感情は確かに落ちそうで、ゴールの度に気にしなければいけないのはどうかなとは思います。VARが正しいジャッジの為に必要なのも事実なので、上手い運用方法があれば良いなと思いますね。

 

VARについてはここまでにしといて、試合内容に関してはシティは良いフットボールをしていました。シュートのスタッツは30対3で圧倒していますし、30本の内10本を枠内に飛ばしているので、ワンサイドゲームになっていても可笑しくはないですね。決定機もかなりありましたので、最後の決定力を問わなければいけませんし、相手GKロリスが一番頑張ったと言えるでしょう。またシュート3本(内1本はケインのハーフウェイ付近からのロングシュート)で2失点を喫した守備に関しても、守備組織やプレス戦術は寧ろ上手くいっていて、まぁ油断と言ってしまった方が良いのかもしれません。

 

サイドで大きく上回った前半

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攻撃面で良かったのは両サイドの攻防で圧倒したからですね。右サイドではベルナルドとデ・ブルイネの仕掛け、左サイドではジンチェンコとスターリングのポジショニングによるビルドアップとスパーズを難なく攻略していきました。ビルドアップのシーンの左サイドは、スターリングとジンチェンコが状況により、片方必ず幅を取り、もう片方が中央でポジショニングを取る事で、ラポルトからのパスを容易に引き出して前進させています。また決定機を多く作り出した右サイドでは、サイドに張ったベルナルドからハーフスペースのデ・ブルイネにパスを出し強烈クロスという、お得意のパターンで2点を奪っています。後半はスパーズにとって特に問題になっていたシティの右サイドを、ベルナルドに対しサイドハーフが戻って守備を見る事である程度対応されていました。

 

シュート3本で2失点は油断!?

 

2失点した守備陣ですが、ほぼ機能していて問題ないです。それはシュートスタッツも物語っていますし、実際試合を見ていてもスパーズに怖さは全くありませんでした。この辺は、シティの攻撃によりスパーズは全体的に重心を落とさざるを得なかったのと、カウンターを仕掛けるにはルーカス以外の選択肢を持っていなかったのが影響したと思われます。スパーズとしてはソンが居たらまた違ったかもしれませんね。

という訳で、シティの守備は全体的に問題はなかったのですが、まず1失点目はエンドンベレからラメラへの斜めのパスが抜群でした。これ、シティの4ー4の2ラインは反応出来てないですし、GKエデルソンのポジショニングを見れば予期していなかったのが分かります。明らかにポジショニングがズレてますし、そこに素直に決められました。エンドンベレのパスが良かったのはフリーで蹴れたのも要因でしょう。シティは前2枚(この日はアグエロとデ・ブルイネ)でCBと守備的MFにプレッシャーを掛けるんですが、概ねよくやってましたが失点シーンではハイプレスで追った際に、掻い潜られた後だったのでアグエロが行けなかったんですよね。まぁ上手くやられたと言った感じです。只、シティも守備時は中盤中央2枚居ますから、ラメラに対してもう少し寄せたかったですね。

2失点目はルーカスに交代直後のCKを決められています。ペップは試合後、マンマークで付いて欲しかったとの事なので、選手たちが単純にミスったと思われます。気持ちの途切れやすいシーンでもありましたから、こういった時にコンパニ退団の影響を感じるのかもしれません。フットボールの質自体は全く変わる事なく上手くいってますから余計にです。CBはラポルトが完全に軸なので、プレー以外でも引っ張ってくれる事を今後は期待していきたいですね。

 

まぁ難敵スパーズ相手に勝ち点を完全に取り零したイメージとなりますが、切り替えていけるでしょう。それよりジンチェンコの負傷具合と、ゴールを取り消され怒り爆発していたジェズスにペナルティがないかが気になります。結構、審判に言ってましたからねぇ。

『よっしゃー!!からのオイー!!』という去年と全く同じリアクションを深夜にかましてしまった私ですが(苦笑)ゲーム内容には満足できました。悔しいぃー!!

 

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【PL19ー20/第1節 ウェストハム戦】スターリングに漂うこの大物感は、、、

いよいよ開幕したプレミアリーグ、眠れない週末がまた始まります。まぁこの試合はランチタイムキックオフなんですけどね。コミュニティシールドからこの開幕までに、結構ホットなニュースのあったシティです。まずは3人目の補強となったジョアン・カンセロとダニーロとのトレード+金銭での獲得。第3GKの獲得に、ギュンドアンの契約延長などですね。バッドニュースとしてはサネの負傷が重傷で、今季の起用がかなり厳しくなった事でしょう。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、ストーンズラポルト、ジンチェンコ

MF:デ・ブルイネ(→ギュンドアン)、ロドリ、ダビド(→フォーデン)

FW:マフレズ、ジェズス(→アグエロ)、スターリン

 

開幕に挑むスカッドで意外なチョイスがありました。ベルナルドではなくマフレズ、アグエロではなくジェズスというのは驚きです。コンディションなどの考慮も入れている事でしょうが。ベンチには早速カンセロが入っていますので、ウォーカーは頑張らなきゃいけませんね。

 

ウェストハム:0ー5:マン・シティ】WIN

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お得意様であるハマーズからAWAYにも関わらず大量得点での勝利は、素晴らしいシーズンを期待させるには十分な内容ですね。どの得点シーンも人とボールが上手く連動しており、実にシティらしい崩しとゴールでした。ペップ4年目、円熟の域に近づいています。

 

リバプール戦と同じく、サイドバックは今回もあまり中央寄りのポジショニングは取りませんでしたね。特に右サイドのウォーカーは、タッチライン際を猛然とオーバーラップするシーンが目に付き、彼のパワーとスピードを存分に発揮していました。1点目のゴールは正にウォーカーの爆発的なランからのアシストでしたね。左サイドのジンチェンコは状況に応じて、中央に寄ったりサイドで連携に関わったり、左右のバランスは少しアシンメトリーだったかもしれません。多分、左サイドは相手守備的MFの斜め後ろ(ポケット)でダビドにボールを持たせるという、その為のポジショニングという感じでした。そこでボールを持って前を向けば、後は“マーゴ”が魔法を使えばいいのですからね。

 

ウォーカーは気合い入っていた気はしますね。カンセロの加入は間違いなく刺激になっているでしょう。序盤に2つのポカをやらかしたところも“らしい”ですが(笑)ウォーカーのタフネスはやはり大きな武器です。対面の肉弾アントニオにも何もさせず、ランシーニもしっかり抑え込みました。サラーに千切られていたジンチェンコは、今日は守備面でもかなり対応出来ていましたね。まぁアントニオがポジションチェンジしてからは、少し大変そうでしたが。

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ロドリも観察していましたが、序盤ボールロストで1度ピンチを招きましたが、15分程過ぎてからは落ち着いてプレー出来ていたんじゃないでしょうか。まだプレミアの試合のスピード感などに、馴染んでないでしょうけど、ここから更にクオリティが上がりそうな感はあります。守ってはデ・ブルイネとダブルボランチの形をとり、4ー4ー2でスペースを消しながら上手く対応していたと思います。今季のシティの守備はこれが基本形になりそうですかね。前からのプレスはもちろん行くんですが、トップとインサイドハーフの内1人(基本はダビド)がGKと相手守備的MFへコースを消しながらアプローチしてプレッシャーを掛ける。残りで4ー4の2ラインを敷くという感じですね。クロスからゴール前のシーンで1度危ないシーンはありましたが、エデルソンのビッグセーブで事なきを得ました。それ以外での守備の破綻はありません。

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今季から導入されたVARですが、これまた記念すべきVARでゴールを取り消された“初”はシティがいただきました(笑)シティの完璧な崩しのビューティフルゴールはVARでなければオフサイドを取られることはなかったでしょう。そして、VARによるPKやり直しもいただきました。アグエロは命拾いしたね。この試合のVARは使う頻度も多くなく概ね問題なかったんじゃないでしょうか。ゴールシーンはモヤモヤしますけどね。様子を見ましょう。

 

MOTM

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素晴らしかったのはスターリングでしょう。圧巻のハットトリックに昨季より凄みが増している感があります。股抜きシュートにループでの得点とか、その落ち着き振りにあなたどこのスターリングって感じですからね。でもこれがスタンダード化して来ているのが彼の成長を表していますよ。スターリングはライン上ギリギリでの駆け引き多いですから、VARの審査対象に一番なりそうな予感です(笑)

 

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【コミュニティシールド19ー20】GKブラボの活躍でライバルに勝利!!

プレミアリーグ新シーズンの到来を告げるコミュニティシールドが開催され、1ー1の末PK戦にてシティの今季初タイトルを獲得しました。ペップにとってもクロップにとっても、まだチームは調整段階であり結果をそこまで重要視していた訳ではありませんが、それでもライバルに勝って新シーズンに突入出来るのは良いことです。

 

シティスカッド

 

GK:ブラボ

DF:ウォーカー、ストーンズオタメンディ、ジンチェンコ

MF:デ・ブルイネ(→フォーデン)、ロドリ、ダビド(→ギュンドアン

FW:ベルナルド、スターリング、サネ(→ジェズス)

 

【マン・シティ:1(PK5)ー1(PK4):リバプール】WIN

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前半と後半で大きく様相を変えた試合は、終わってみればリバプールの方が優勢だったと見られてもおかしくはないですね。攻守ともに狙いがハマって上手くいった前半は、先制点もあげれて良かったんですが。後半は自陣に構えすぎたのとスタミナ面での問題により、困難なシーンを多く作られ失点もしました。ブラボの好セーブに支えられ何とか試合を終わらせましたね。

 

前半の狙い

 

シティのビルドアップはサイドバックの位置により変化するのがお馴染みですが、このリバプール戦ではサイドバックインサイドに入ってプレーする場面は殆どなく、基本的にサイドのタッチ際に開き幅を取っていました。リバプールは高い位置からプレスを掛けるチームですが、そのプレスを潜るのにシティはロングボールを織り交ぜています。相手CFのフィルミーノがロドリへのパスコースを消し、また両ウィングがCBへのコースを消しながら囲いこんでくるのに対し、GKブラボから両サイドバックへのロブ気味のボールで上を通し、チームを前進させていました。時折、裏に抜けるウィンガーに1本の縦パスを送ったりと今日のブラボはかなり良かったと思います。

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また前進出来たことにより、プレシーズンから好調を維持していたデ・ブルイネが活きました。特にベルナルドがサイドでボールを貰った時の、デ・ブルイネの縦へのランは秀逸でリバプール守備陣を崩していました。まぁデ・ブルイネにしてはクロスがイマイチでしたけど。

サネ負傷交代後のドタバタ感のある中で、上手くセットプレイで決められたのは良かったですね。サネと代わったジェズスもコパアメリカ以来のプレーとなりますが、思ったより動きはキレていましたね。

 

守備時にはそのジェズスが効きました。4ー3ー3のミラーゲームになっているこの試合ですが、守備時には4ー4ー2とも4ー2ー3ー1とも取れる位置を取ったシティ。前2人(ジェズスとダビド)がファビーニョを常に消しており効果的な配球をさせませんでした。ともすればロングボールにも上手く対応していましたので、サラーとジンチェンコのマッチアップ以外は安心して見ていられたと思います。ジンチェンコはやられてましたね!

 

後半に圧倒的に押し込まれたのは、、、

 

そんな攻守に安定していたシティですが、後半はリバプールに押し込まれる展開が増えます。そうなった要因はいくつかあると思いますが、1つには割と引いた守備も上手くいっていた所為かもしれません。シティもハイプレスを掛けるチームですが、状況に応じて構えた守備も見せます。そしてセットアップした守備でも、サラー以外のところでは殆ど怖さはなかったですし、そこもオタメンディが上手くカバーに入ったりなど人数を掛ける事で対応していました。逆のオリギはウォーカーとベルナルドで完全に抑え込んでいましたしね。上手くいっていたが故に、そのままいってしまったというのもあるかもしれません。

 

また自陣での守備を展開した為、前方にはスペースがあり、カウンターで上手くチャンスを作っていましたから、それも一発を狙いすぎた感があるのかもしれません。もちろんスターリングが決めていればそれはそれで問題なかった訳ですが。

結果的に、堅守速攻スタイルになっていき、ボールを3割程度しか保持出来なくなっていきます。こうなると、まだフィジカルコンディションが十分ではない中、60〜70分程度でバテていきました。プレー精度も落ちていきらしくないミスも結構出ましたね。最後の辺はリバプールのアタックについていけず、、、

ロドリはまだプレミア(或いはリバプール)のテンションについていけてないのかコンディションがまだまだなのかは分かりませんが、パスの出しどころを見つけられずボールロストしたシーンが3度くらいあったのは気にはなります。

 

MOTMはGKブラボ!!

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プレシーズンから好調な姿を見せてくれていたGKブラボ。移籍最初のシーズンでの失敗で、そのGKとしての地位を失った感もあったブラボですが、この日は鋭い反応からのシュートストップにビルドアップの起点など優れたパフォーマンス。更にはPK戦でも活躍して文句なしの出来でした。

 

トピックス

 

サネの負傷はバッドニュースです。最後には自分で歩いている姿もありましたから、重傷ではないと思いましたが、シティの戦力としても噂の移籍に関しても影響があるかもしれません。

 

また、今季からのルール変更でゴールキックがエリア内で受けれるようになったのは、シティにとってはプラスに働きそうです。ビルドアップの仕方に更なる工夫が出来ます。そしてもう一つのルール変更で、スタッフにもイエローカードなどが提示されるようになった訳ですが、栄えある第一号はペップ・グアルディオラ監督その人でした(笑)ダビドに対するスタンプのシーンについての抗議だと思いますが、イエローカードを提示されたペップの向こう側に映るダビドが苦笑いしていたのも個人的にはウケました。

 

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【プレシーズン2戦目】3rdユニフォームとアンジェリーノの危なさ全開!!

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結果的にPK戦で敗戦とはなりましたが、この時期の勝敗は気にする必要なく、気にするべきは3rdユニフォームの斬新さでしょう。ナイキからプーマにサプライヤーが変わった訳ですが、3rdのトロピカルさが半端ない(笑)1stと2ndは中々良いんですけどね。

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3rdユニフォームと同じく危ないのはアンジェリーノ。この2戦で思ったのは、結構勢い任せのプレーが多いという事ですね。今のところ“オっ!!”と思わせるよりかは“アラっ!?”となるシーンの方がかなり多いですね。守備面はハマーズ戦で対人でやられてますし、このウルブズ戦でも裏を簡単に取られたりしてます。

攻撃面に於いても雑さは拭えず、今のところはジンチェンコに軍配が上がる低調なパフォーマンスですね。キャラクターのイメージとしてはジンチェンコとメンディの間を取った感じでしょうか。そう言うとなんか凄く良い感じな気がしてくる不思議(笑)

 

反対にロドリは2戦目も上々のパフォーマンスで、よりスムーズに馴染めそうです。いくつかのシーンで出しどころを探すようなところは気になりましたが、概ね問題なくビルドアップに関与出来ていたと思います。守備面もハマーズ戦よりもハードにいけてましたね。前からのプレスがあった場合、ポジショニングで受け手のコースを消してインターセプト出来てますし、ボールが入った場合でも搦めとるのが上手そうです。何度かウルブズのFWジョタなどがポジションを下りてきて、ロドリの左右のスペースで受けようとしたシーンがありましたので、あの辺は使わせないように今後調整していく必要があるでしょう。

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また既存選手達の流石のパフォーマンスは良いですね。特にスターリングは3トップの中央を問題なくプレー出来ているのが、彼の充実を物語っていると思います。個人的には風格すら出てきているなぁと感心していたんですが、PKを大きく外すご愛嬌も見せるところがスターリングってらしさを忘れさせないですね(笑)デ・ブルイネもらしさのあるパスを出していて、今季は復活が見込めそうです。実況が必殺技って言ってて思わず笑っちゃいましたが、でもまさにそう言いたくなるようなプレーするんですよね。必殺技て言わせるだけデ・ブルイネ独自のプレーを持ってるのは凄いことだと思いますよ。パス見たらデ・ブルイネって分かりますもん。

 

これで、この後は来日して横浜戦ですから、日本でのプレーを存分に楽しんでもらいたいですね。

 

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【プレシーズン初戦】新加入選手達の出来栄えは!?

現在中国に乗り込みプレシーズンを送っているマン・シティ。コパ・アメリカアフリカネーションズカップに参加組は加わっておりませんが、新加入のロドリ含めたプレシーズン初戦を迎えています。

 

新加入組みの出来栄え

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一番の注目となるのはやはりロドリ。アンカーポジションの手薄さはシティにとっての補強ポイントでした。そこに加わったのが、アトレティコからクラブ史上最高額で引き抜いたロドリですね。初戦となったハマーズ戦では早速先発し、先発メンバーではプレータイムが一番長かったんじゃないでしょうか。給水タイムなどでもロドリに対してペップが積極的に指導しているのが目に付きます。基本的に期待している選手にはガンガン言うタイプのペップですからフェルナンジーニョの後釜以上に期待してるんじゃないでしょうか。

 

さて気になるプレーですが、まぁ想像していた通りのスタイルだったというのが率直な感想です。正直、初戦ということもあり全然動きも重かったですけど(笑)振り切られてるシーンも目に付きましたし、最初っからあんまり追ってないですし。只、今の時期は大抵あんなもんですから気にする必要は一切ないです。それよりもビルドアップの中継点としてのスムーズさや、縦にパスをつける感覚は“ブスケッツ2世”とか言われてるのはよく分かりますね。実際、スタイル的にはかなり似ているんじゃないかと。

守備面に関しても身長も高く、手足も長いのでボールを絡めとりそうな感はあります。前半に2度ほどコンタクトから振り切られてますが、シーズン入ればああいうシーンはなくなるかなと読んでます。また、前半は若手も多く起用されていたのもありプレスも殆どなかったですが、後半主力と混ざるとプレスからのカットや位置どりも効いていて、割と早めにフィットするんじゃないかなと思います。

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もう一人の新加入であるアンジェリーノですが、結構対面のフェリペ・アンデルソンにやられてましたね。PKも献上しちゃってるし、彼もきっとコンディションの所為だと取り敢えずは思っておきましょう(笑)アンジェリーノはペップ就任当初から観てますが、個人的には期待しているので頑張ってもらいたい。オーバーラップやインナーラップの使い分け、ビルドアップの仕方、カウンターへの対処などシティのSBは覚える事多いでしょうから、当面はジンチェンコが先輩風を吹かしても良いかもしれませんね。どちらも期待しているので切磋琢磨している内にメンディ復活となれば左サイドは面白いかもしれません。今のシティである意味一番ポジションが約束されていない気がします。

 

若手をチェックするのもプレシーズン

 

新加入組はもちろんですが、若手をチェックするのもプレシーズンならでは。少し前ならフォーデンやディアス(現マドリー)が存在感を出していましたし、身体の重い主力と違い動きがハツラツとしていて観て楽しめます。

 

ハマーズ戦でも特に前半に複数の若手をペップは選択しています。皆、下部組織の選手達ですがポテンシャルを見せる選手もいますね。右ウィングに入ったベルナベはその一人で、逆足のウィングとしてテクニックの高さは見せていましたし、相手の寄せに対してのボールの逃し方は上手さがありますね。ベルナベって私がバルサカンテラーノとして期待していた選手ですから、気持ち的には微妙な感じですが、ペップを追って応援し始めたシティで上手く成功してくれるとそれはそれで嬉しいですけどね。また、ベルナベは左足の正確なロングボールでダビドのゴールを演出しています。決めたダビドは流石のプレーで格上感が凄かったですが、ベルナベのパス自体も視野が広く精度もあり、良いパスでした。

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その他、ゴールを決めたヌメチャも昨季のプレシーズンで見た時よりかは、プレーにスムーズ感はありましたが、アグエロとジェズスが戻ってくるとトップチームには席はないですね。ドイルらも含めてフォーデン程のインパクトを残す若手は、ハマーズ戦では見られませんでしたが、シティの育成組織は優秀ですので継続して追っていく必要はあるでしょう。

 

また若手以外では、アレイシ・ガルシアのプレーも見られたのは良かったです。個人的に推していた選手なのでレンタル生活長いですが、アンジェリーノみたいに他所で活躍して、シティのトップチームでもプレーが出来ればなと密かに思ってます。

 

昨季からの主力達は流石のプレーで勝利に貢献してますので、次戦も楽しみにしておきましょう。

 

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