【チャンピオンズリーグ・ラウンド16】1stレグ・ASモナコ戦
いよいよノックアウトラウンドへと突入するチャンピオンズリーグ。FAカップでは多くの主力を休ませたシティ、攻撃陣が好調なモナコと対戦します。
シティスカッド。
ジェズス負傷によりアグエロの活躍が成否を占いそうです。気になるのは左サイドバックに入るフェルナンジーニョ。前回リーグ戦だと上手くいっていませんでしたので吉と出るか凶と出るか。
復活したファルカオを筆頭に攻撃陣は好調みたいです。若手のホープであるムバッペもどんなプレーをするのか期待です。
前半(1ー2)スターリング:ファルカオ、ムバッペ
立ち上がりの動きはどちらも悪くなく、積極的に仕掛ける姿勢の目立つ前半となりました。ジェズスの負傷により早くも出番が回ってきているアグエロもボールを引き出していましたし、以前よりゲームに関与していたと思います。エリア内で抜け出したシーンは何故かダイブと取られてしまいましたが、明らかなPKでしたね。
シティで好プレーを披露したのはサネ。今年に入ってからチームにフィットし、ギアを上げている印象のサネは先制点を生み出すドリブル突破とクロスで演出。トライが失敗しロストすることもままありますが、縦への推進力と突破力をチームに上手く還元していますからこのまま続けて欲しいですね。周りの状況をもう少し把握出来るようになると不用意なロストが減って更に良くなるでしょう。
シティよりも更に積極的なプレーを見せたのはモナコ。運動量豊富でスピードもあり、攻撃陣を中心にタレントがいますね。カウンターのスピードも速いので難敵だというのは直ぐに分かりました。シティにとっての失点シーンは、カバジェロのパスミスとFKのリスタートといずれもDF陣の集中を切らした際にヤられてしまいました。
どちらも攻撃陣の勢いが非常に良いです。フェルナンジーニョはやはり左サイドバックではあまり上手くいっているとは言い難いですね。本人のせいじゃありませんけど。
後半(4ー1)アグエロ②、ストーンズ、サネ:ファルカオ
後半は壮絶な撃ち合いの様相を呈しましたね。その要因となったのはどちらのチームも攻撃のタレントが相手守備陣を単純に上回っていたからですね。
エクセレントなプレーを披露したのはアグエロ。ここ数試合ゴールに見放されていましたが、この重要な試合での爆発。最高です!!1本目は相手GKのミスも手伝いましたが、アレで勢いに乗れたのは間違いないでしょう。CKでのボレーはパーフェクトでしたし、それ以上に素晴らしかったのは5点目のアシストです。このシーンでは5名ほどのプレーが連続で行われ、そこにアグエロが中心としてしっかり連動に加われていたこと。このプレーが継続的に出せればですがポジション確保は可能だと思われます。
またもう1人の主役はGKカバジェロ。前半のミスを取り戻すビッグセーブを2つ見せてくれました。特に後半早々のファルカオのPKを止めたのは、その後の試合展開を考えても大きかったですね。3失点目のシーンはファルカオを褒めるしかありません。その前のストーンズはもう少し頑張って欲しかったですが。
そのファルカオ含めてモナコ攻撃陣は強力でしたね。特にベルナルド・シウヴァは気に入りました。キープは出来るしパスのビジョンも良い。彼を経由してファルカオやムバッペが躍動していました。
総括(5ー3)WIN
壮絶な撃ち合いを制し1stレグを先勝しました。3つのアウェイゴールは厄介ですが、2点差に出来たのは大きかったと思います。
試合展開としてはゴールも多く入りましたし、シーソーゲームは非常に興奮させてくれました。ペップの反応も非常に面白かった(笑)試合と同様にジャッジがかなりクレイジーだったのは水を差しましたが。
また懸念されていたアグエロに結果が出たのは、本人にとってもチームにとっても重要なトピックスとなりました。2ndレグでも面白い試合になりそうなので期待です。