クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

シティ17ー18前半戦総括【FW編】

シティの17ー18シーズン前半戦総括のFW編です。
各選手を個人的に現時点の評価と今後の期待度を算定しました。評価は5段階で最高A〜最低Eとなります。各評価イメージはこんな感じです。

 

A:とても良い
B:良い
C:及第点
D:悪い
E:とても悪い

 

〜ウィング編〜


ラヒーム・スターリングイングランド)評価:A、期待度:A
■レロイ・サネ(ドイツ)評価:A、期待度:A

■ベルナルド・シウバ(ポルトガル)評価:C、期待度:A
■ブラヒム・ディアス(スペイン)評価:C、期待度:A

f:id:kumagoro31:20180122213229j:image 

2年目としての成長なのか、ベルナルド加入の危機感か、或いは両方でしょうかね。若き2人のウィンガーが強烈な存在感を放っています。

左ウィングのサネは、チームno1の突破力を誇るスピードスターで、崩しの上でのキーマンとなります。スピードを活かしたカウンターは強烈で、1対1にも強く、ダビドとのワンツーでの崩しもレパートリーに入れます。大抵の場合に相手よりも上回れる左サイドは、チーム最大の武器と言えます。また、スピードにクローズアップされがちですが、キックの質が高く、高速クロスでアシストする事も多いですね。若さのせいか熱くなりやすい性格ですが、前線を務めるならこのくらいの負けん気があって良いかと思います。

f:id:kumagoro31:20180122213318j:image 

反対に右ウィングのスターリングは、裏へのフリーランが上手く、またネガティブトランジションの意識が特に高い選手ですね。本来ドリブラーですが、サネ程の突破力を有してはいません。ですが、小柄な体格とクイックネスを活かしたキープと、周囲との連携を上手く活かして崩しています。また、今季になって際立っているのは得点力や粘り強さ。これらは、彼のメンタルの成熟がもたらした恩恵ではないかと思います。自信とも言いますかね。一時期の停滞を覆した事は素晴らしいですね。

f:id:kumagoro31:20180122214221j:image 

さて、その躍動する若手達に押されっぱなしなのが新加入のベルナルド。正直、私が1番期待していただけに少し残念ですが、異国や新チームに慣れる必要はありますね。ベルナルドは基本的に右ウィングでの起用で、スターリングと違い足元で受けてインサイドに入ろうとする動きが特徴ですが、中々上手くプレー出来ないですね。所々では良いプレーがあるのですが決定打に欠け、出場時間もそこまで長くないのでリズムが上手く掴めないのかもしれません。まぁサネのようにシーズン後半での活躍を期待しましょう。

 

ディアスは他の若手と同様にカップ戦での起用がメインとなりますが、そのプレーは意欲に溢れており自身の特徴であるドリブルを中心に活気付けています。 

 

〜ストライカー編〜

 

セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)評価:A、期待度:A
■ガブリエウ・ジェズス(ブラジル)評価:B、期待度:A

f:id:kumagoro31:20180122213647j:image

ベルナルド加入で奮起したのがスターリングなら、ジェズス加入で奮起したのがアグエロですね。昨季のジェズス加入当初のプレーでは、センターフォワードの座を譲りそうな状況でしたからね。

アグエロが明らかに向上したのは守備意識とチームへのサポート。元々優れた得点力を有する大エースがチームのメソッドに沿って、献身的にプレー出来ているのが大きいです。ゴールだけでなくアシストも行なっている事が、かえって本人のチャンスも増えているような印象も受けます。昨季は決定機を逃しているシーンを多く見かけましたが、今季は本当に頼りになりますね。

f:id:kumagoro31:20180122213733j:image 

飛ぶ鳥を落とす勢いだったジェズスですが、少しトーンダウン気味ですね。序盤は好調でゴールを量産していましたが、その後はゴールから遠のきます。プレー内容は良いものが多いですが、ライバルのアグエロがゴールしているだけに焦りのようなものを感じましたね。とはいえ、プレー範囲やバリエーションはアグエロを上回り、次代のエースであることは間違いないため慎重に使いたいですね。プレー時間を分け合うのもフラストレーションが溜まる一因でもあるだけに、ペップが上手くコントロールしたいところ。そして最大の気掛かりは怪我の多さ。今季も負傷離脱しているだけに、怪我が彼のキャリアを傷つける事のないよう願いたいですね。

 

破壊力抜群のアタッカー達。冬の補強は必要なのか!?

 

今のアタッカー陣は非常に好調で強力です。なので殆ど心配はしていないのですが、1つあるとすればスカッドの陣容。現状、ジェズスが怪我で離脱の為、ほぼ先発は変わらずアグエロスターリング、サネの3人となっている訳です。ここにベルナルドを加えた4人で回しているのですが、未だ4つのコンペティションを戦っている以上、コンディションに不安を覚えるのは確かです。

 

只、気を付けなければいけないのは、アグエロを除いては日々進化している若手だと言う事。彼等はコンスタントに出場する事で、場数も含めて成長していますので、ユナイテッド移籍が濃厚にはなりましたがサンチェスレベルの選手を獲得するのは余計な問題を引き起こすかもしれません。かと言って将来有望な若手を獲得するくらいならユースのディアス等でよく、難しいところですね。

 

実際には、ジェズスが怪我から復帰し5人で回すのが一番ベストに思います。という事で、前線はジェズスの早くしかし確実な復帰を待つ事にしましょう。

 

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 サッカーブログ 海外サッカーへ
にほんブログ村