【CL19−20/GS第4節 アタランタ戦】致し方ないドロー。結果よりもエデルソンが、、、
今季のシティはツイていない。VARも味方しない。さて、この野戦病棟をどう乗り切りますかね。
シティスカッド。
GK:エデルソン(→ブラボ)
MF:デ・ブルイネ、ギュンドアン、ベルナルド
FW:マフレズ(→ウォーカー)、ジェズス(→アグエロ)、スターリング
ダビドがリーグ戦で負傷しましたので、ベルナルドをインサイドに起用しています。サイドバックはカンセロ、メンディという出場時は一緒になる事の多いコンビですね。
【アタランタ:1−1:マン・シティ】DREW
追加点をあげないとって言う典型的な試合だったかと思います。前半早々にベルナルド→ジェズス→スターリングと流れる様な攻撃で先制点を奪ったのは良かったんですが、PK失敗も含めて得点力に欠きましたね。こういう試合を観てしまうと、ジェズスにはどうしてもエクスキューズを入れたくなっちゃいます。期待しているだけに余計にですかね。前にも書いた気がしますが、アグエロという大きい壁がプレッシャーになっているんじゃないかなとは思います。プレーエリアの幅も広いし、スピードを活かしたプレーの柔軟性もあると思いますが、それだけだとエースを張るには物足りないです。
前半スムーズにプレー出来たのは主に2つの要因で、ビルドアップ時のキーマンとなったエデルソンと崩しのキーマンとなったデ・ブルイネですね。
抜群のミドルパス。キックの達人エデルソンが負傷は痛すぎ、、
アタランタの守備は前回対戦時と同様に、主に人に対して付く守備ですので、こちらの動きが少ないとハマってしまうんですが、今回は前回の苦労も踏まえて最初から上手く外していました。ビルドアップで苦戦した前回でしたが、この日はサイドを目一杯に使いシステム上のミスマッチとして空きやすいSBを使っています。ここでポイントとなるのがGKエデルソン。
既にビルドアップの組み立てに加わる巧さやロングパスの驚異については誰もが知るところですが、ミドルレンジのパスも抜群です。CBにプレッシャーが掛かった状態で、サイドバックにボールを渡すには、ロブ系のボールになるのですがSBにピタリと合わせています。またボールにスピード感もありますので、相手ウィングバックが前に出てアプローチしてもプレッシャーが掛かる前に届けられるんですよね。それを何度も反復できる技術の確かさ。足下の得意なGKも増えてますが、このレベルは早々いませんね。
それだけに痛いエデルソンの負傷。筋肉系の故障という事で前半のみで交代しています。前半途中でパスした際に1度ミスになってましたが、案外あの辺りで負傷したかなぁと感じました。代わって出場したブラボは及第点のプレーだった(退場はないと個人的にはみています)と思いますが、次のリバプール戦を考えても苦しい状況になってしまいました。
デ・ブルイネのフリーランは効果的面。ボールを持つ前に違いを作れる
ビルドアップのキーだったエデルソンに対して、崩しの曲面で違いをもたらしたのはデ・ブルイネです。これは前回対戦時とも全く同様ですが、マンツーで付く相手に対して上手く裏を取っており、彼が素晴らしいのはこういう所だなと感心しました。自身の最上の武器である最高級のパスを活かす為のフリーラン。ボールを受ける位置とタイミングで、既に相手守備陣を乱していて、そこに撃ち込む正確無比の高速パスは十八番ですね。アタランタがマンツーだっただけに余計に効果的になったとも思います。
負傷者続出をどう乗り切るのか
この試合でエデルソンを失い、中2日のリバプール戦は流石に厳しい気はします。首位を快走するライバルと対峙する大一番にシティの要所がほぼ総抜け。ペップのマネージメントもかなり厳しいものになりましたね。偽CFに始まり偽SB、偽CBと来て偽GK(?)まで使いこなさなければならないとは(苦笑)ここまでくると、メンバーもある程度限られてきますから、スターリングにデ・ブルイネ、ギュンドアンとフェルナンジーニョの4人はかなり疲労が溜まっているでしょう。特にギュンドアンのパフォーマンスが低下気味なのは気になります。この日のブラボ退場の要因となったカウンターは、ギュンドアンのロストからでしたし、ちょっと判断が遅くなっているシーンが見受けられます。
シティの主な負傷者は以下です。
GK:エデルソン
DF:ラポルト、ジンチェンコ
MF:ロドリ、ダビド
FW:サネ
この他でもストーンズとメンディは度々お休みに入ることもありますから、これ以上増えたらチーム組めなくなりそうなんですけど、、、
やはりラポルトとエデルソンのダブル欠場を喰らうと、かなり問題になりそうです。エデルソンは大事を取ったという事なので軽傷だと良いんですが。
何にしても今いる選手で戦うしかないので、ある程度は割り切った戦い方も必要になるのかもしれません。まぁペップは妥協しないだろうけど。リバプール戦が想像つきませんが、ペップのお手並み拝見といきましょう。