クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【FA杯5回戦・ニューポートカウンティ戦】ヒヤヒヤの前半を折り返し、フォーデンが勝負を決める!!

FA杯5回戦、4部にあたるニューポート・カウンティ戦。ショートカット版レビューです。4部ではありますが、ニューポート・カウンティはレスター相手の金星を挙げており、またシティは意外にカップ戦での下部リーグとの対戦を不得手としていますので、不気味な試合です。

 

シティスタメンはこちら。

 

GK:エデルソン

DF:ダニーロストーンズオタメンディ、ジンチェンコ

MF:フォーデン、フェルナンジーニョ、ダビド

FW:マフレズ、ジェズス、サネ

 

ニューポートはよく分かりません。スミマセン。

 

シティとしては、エデルソンやフェルナンジーニョなど主力起用ですが、フォーデンやオタメンディなどリーグでの出場が少ない選手もMIXしてます。とは言え、4部チームからしたら大して変わらないでしょうね。只、満員のスタジアム(1万人足らずくらい)を見ると小さな地元チームとプレミアチームとの対戦ってのは、グッと来るものがあるでしょう。良い雰囲気だと思いますし、FAカップらしさとも言えるかもしれませんね。私の地元Jクラブと例えば神戸なんかが対戦したら、興奮しますもん(笑)今のところまず無さそうなんですが、、、

 

ピッチコンディションに関しても苦戦したんですが、まぁ4部クラブって事とラグビーでも使用されるという事で随分荒れていました。凸凹っていうか、ほぼ完全に剥げてるところも目につきましたね。前半はイージーなミスが散見されましたし、やる事がハッキリしているニューポートの奮闘が目につきました。正直、ロングスローやセットプレイは非常に危険で、エデルソンのビッグセーブが無ければ先制されてたかもしれませんね。

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気迫のこもったディフェンスはスタジアム全体での後押しもあり集中してましたし、こりゃ1点入らないと面倒になりそうだなと思ってましたが、後半早々のサネのゴールで事実上の勝負ありでしたかね。フォーデンの追加点も良かったですが、3点目が特に素晴らしかった。なにせ1点返されて会場も盛り上がった直後でしたから、ニューポートの心を折るには充分なショットだったでしょう。マフレズは相変わらずイマイチだったなぁと感じてるのは私だけでしょうか。勿論、1点は決めてるんですけど。

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ニューポートは4ー4ー2のシンプルながらも集中した守備と、フィジカルの強さを活かしたセットプレイと、実にイングランドらしいチーム。ロングボール1発で1点取っちゃうフットボールの不思議。FAカップを充分に堪能させてもらいました。まぁ勝ったから言えるけど(笑)

チャンピオンズリーグはまた違う展開となるでしょうから、1stレグしっかりモノにしたいですね。

 

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【PL18ー19・第26節チェルシー戦】前半20分で勝負を決めるゴールラッシュ!!スタンフォードブリッジでの借りを返す!!

【マン・シティ:6ー0:チェルシー】WIN

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スカッド:マン・シティ(HOME)

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GK:エデルソン

DF:ウォーカー、ストーンズラポルト、ジンチェンコ

MF:デ・ブルイネ、フェルナンジーニョギュンドアン

FW:ベルナルド、アグエロスターリン

 

スカッドチェルシー(AWAY)

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GK:ケパ

DF:アスピリクエタ、リュディガー、ルイス、アロンソ

MF:カンテ、ジョルジーニョ、バークリー

FW:ペドロ、イグアインアザール

 

スコアラー:マン・シティ(スターリング②、アグエロ③(PK①)、ギュンドアン

スコアラー:チェルシー(ー)

 

【トピックス】

久々落ち着いて観戦出来るシティ戦。タイト過ぎるスケジュールを戦い、気づけばリバプールと勝ち点3差まで近づいてます。シーズン前半で敗れたチェルシーとの1戦は、やはりコンディションが鍵となるか。

チェルシーは好調だったシーズン序盤からズルズル停滞はしていますが、冬の市場でイグアインを獲得。そのイグアインが前節早速ゴールを上げており、要注意ですね。

 

【総括】

タイトな日程にどうなるかと思ってましたが、前半だけで勝負を決めましたね。懸案だったのはやはりコンディションで4点取った後の前半残り時間は、意図的かどうか分かりませんが押し込まれる時間帯となりました。只、本当に危ないシーンは1つくらいでしたし、最初の20分が素晴らしく、ゴールラッシュで楽になれていたのはチームとしては助かったでしょう。

 

素晴らしいパフォーマンスを見せたのは3トップ。特にスターリングのキレは相手の脅威となりましたね。この日は左サイドでの起用となりましたが、対面するチェルシーのSBはアスピリクエタで、シーズン前半に敗れた際にシティの主攻であるウィンガーを見事に抑えられたのが一つの要因だっただけに、ここで上回れたのは大きかったですね。スピードを活かしたドリブルで圧倒するだけでなく、貴重な先制点や息の根を止めるPKゲットと大車輪の活躍。彼のパフォーマンスには個人的にMOTMです。

 

またハットトリックでエースらしさを見せたアグエロも良かったですね。スターリングの先制点後早々に訪れたビッグチャンスを外した時には、『お〜い!!』って画面越しに言っちゃいましたが、面目躍如のミドルには拍手を送りました(笑)その後の抜け目のない2点目とPKでハットトリック達成とエティハドで無類の強さを誇ってますね。バー直撃弾も含めて一人で5点は取れたと思いますけど、まぁあのパワフル且つ綺麗なミドルだけで、OK問題ないと言えるでしょう。

 

ベルナルドは相変わらずの安定したパフォーマンスで、今季のチームで一1番波の少ない選手と言えます。またウィングでもインサイドハーフでも変わらぬプレーは頼もしく、小回りの効くドリブルやボールキープ力はポゼッションの助けになり、守っては精力的なプレスでチームを助けています。ペップが絶賛したのも結構本音かなと思えますね。逆にパフォーマンスの波の激しい今季を送っているギュンドアンですが、今日は彼も綺麗なミドルでゴールを決めてくれました。

 

守備面では先述した通り問題となりそうだったのは、4点取った後の前半残り時間でしょう。4点差となったことで意図的にペースを緩めたのか、単純に過密日程でプレスに行くだけのパフォーマンスを維持できなくなったのかは定かではありませんが、チェルシーにボールを握られ(握らせ?)自陣での構えた守備が増えました。怖かったのはやはりアザールがボールを持った場合ですね。何せ彼が持つとボールが取れないですし、1枚2枚は平気で崩す力があります。実際中央よりでドリブルした際にはシティ4人の守備者を前にシュートまで持って行ってますからね。只、単独の崩しよりペドロなんかと絡んだ状態が危なかったです。特にペドロはスペースの使い方や相手とのギャップの取り方が上手く、密集地も苦にしませんので、決定機も一つ作りだしました。

それでもエデルソンのビッグセーブ含めて、DF陣も集中して跳ね返していましたし、時にはアグエロが深い位置に戻ってプレスするなど、無失点で終えられたのは本当に良かったですね。アザールに対してはウォーカーだけでなく、ベルナルドが引いてマークすることで徐々に消していきました。

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これで難敵チェルシーも下し、過密日程も上手くローテーションしている印象です。正直、ニューカッスル戦の敗戦は応えましたが、リバプールとは最後まで争って欲しいですね。次はチャンピオンズリーグも再び始まりますから、シーズン佳境に向けてチーム全体で戦っていくことでしょう。

 

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【PL18ー19・第23節ハダーズフィールド戦】低調な出来だが勝ち点3ゲット!!タイトな日程でもパフォーマンスを上げていけ!!

ハダーズフィールド:0ー3:マン・シティ】WIN

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スカッドハダーズフィールド(HOME)

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GK:レッスル

DF:スミス、コンゴロ、シンドラー、レヴェ

MF:バクナ、ホッグ、パンチュン、ディアカビ、カチュンガ

FW:ムベンザ

 

スカッド:マン・シティ(AWAY)

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GK:エデルソン

DF:ウォーカー、オタメンディラポルトダニーロ

MF:デ・ブルイネ、フェルナンジーニョギュンドアン

FW:スターリング、アグエロ、サネ

 

スコアラー:ハダーズフィールド(ー)

スコアラー:マン・シティ(ダニーロスターリング、サネ)

 

【トピックス】

あ〜ぁ、負けないなリバプール。シティはペップの言う通り、後ろをついてプレッシャーをかけ続ける以外には道はなさそうです。

ハダーズフィールドは最下位で遂に監督交代してます。得点数はリーグワーストの攻撃陣が奮起できるか。

 

【総括】

勝利はしたものの、かなり低調な出来に不安になってしまいますね。特に前半はダニーロの比較的ラッキーなゴールで先制したにも関わらず。チーム全体が上手く動けていなかったのは確かですが、中盤の3人の出来が特に悪く、普段はあまり見ない凡ミスをしてましたね。

 

今日のインサイドハーフは、ギュンドアンとデ・ブルイネだったのですが、両者とも1試合の中でもパフォーマンスの高低差が激しかったです。ギュンドアンは2〜3度良い飛び出しを見せましたが、出てくるボールが微妙にズレていることもあり、決定機に結びつけるまでには至りませんし、周りと合わない事もしばしば。デ・ブルイネに関しても、やはりまだ本調子ではないのか、スターリングとウォーカーに良いスルーパスもありましたが、ギョッとするようなキックミスも目につきました。フェルナンジーニョも、守備での安定感は相変わらずですが、ビルドアップで大きなミスを犯していますね。

 

また攻撃が停滞した要因としては、ハダーズフィールドが自陣に引いて設定した深い位置での4ー5のラインが上手くスペースを消していたからですね。この試合、新監督と共にメンバーも随分入れ替えていた様ですが、まず中盤5のラインがシティのダニーロフェルナンジーニョ、ウォーカーの3人に対して、上手くスライドしながら縦パスを入れさせないようにしています。

シティのビルドアップは、この3人が中心となってしており、出しどころに困っているシーンが目につきました。途中出場のダビドのように、インサイドハーフどちらか1人がポジションを下ろしてきた方が良かったかもしれません。ギュンドアンとデ・ブルイネはかなり高いポジション取りしてましたので。

 

只、逆を言えばシティは最前線に5人(3トップ+2インサイドハーフ)いる訳ですから、ハダーズフィールドの4人では足りないんですよね。実際、ボールと逆サイドは割とフリーになる事もありましたから、対角線のロングパスはもっと使った方が良かったかなと思います。

また中盤以外だと、ウォーカーの出来が心配ですね。彼も守備時のスピード勝負など良さを出す部分もあったんですが、得意のポカと気の抜けたプレーが出ちゃってるんですよ。ダニーロは本当に良いヤツなんですけど、レギュラーを任せるのはちょっとって感じですし。そろそろ超人ウォーカーになってくれないと困りますかね。DFラインで言えばオタメンディのパフォーマンスは上々でした。

 

かなり不安な出来でしたが、それでも後半に立て続けにサネとスターリングが決め、3点差になり勝負を決めましたね。正直、3ー0程の出来じゃありませんでしたが、勝って何より。終盤、実は寝落ちしてしまったんですが、ペップの不満顔が記憶に残った1戦でした(笑)

 

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マン・シティ若手事情にみる板倉の可能性とは!?

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少し前の話にはなりますが、川崎フロンターレより日本人MF板倉をマン・シティが完全移籍にて獲得しました。まずは堂安のいるフローニンゲンにレンタルとなります。日本人選手の海外移籍については近年増えており、また以前のような代表クラスではなくその下のアンダー世代の時点で声が掛かるのは望ましい事です。では、板倉はマン・シティで生き残っていけるのか!?トップチームで活躍する日が来るのか!?マン・シティの若手事情も含めて、考察します。

 

多くの若手有望株を抱えるマン・シティ

 

マン・シティの若手と言ってもいくつかのパターンが存在します。大きく分ければ3つです。

 

①既にトップチーム所属の若手

②ユース所属の若手

③CFG含む他クラブにレンタル中の若手

 

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①については実力が認められており、既にトップチームとして戦っている選手達ですね。ここにはフォーデンのようなユースから昇格した選手もいますが、実際にはジェズスやサネのように若手としては高額な移籍金を払って獲得してきた選手達がメインです。彼らは20歳前後の時点で既に強豪国の代表クラスであり、チームとしては若返りの意図はあるものの、即戦力として計算しての獲得ですね。スターリングやストーンズですらまだ24歳ですし、サネなんかは更に若い。でもチームではメインキャストです。

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②については次なるフォーデンを目指している選手達。フォーデンは小さい子供の頃からシティ所属なので、このまま大成すればチームにとっては掛け替えのない存在となるでしょう。しかし、シティ所属として古参のアダラビオヨがトップチームでは厳しい状態(レンタル中)と、まぁ近年はこの年代での若手有望株の奪い合いが激しいですから、フォーデンみたいなのはレアケースです。バルサカンテラの流出事情を考えれば、如何に激しいかが分かりますね。現在ユース所属では、そのバルサから加入のエリック・ガルシアなどが将来を嘱望されていますが、昇格そして定着するのはかなり狭き門と言えます。

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③は、今回の板倉のケースですね。板倉は現在21歳とユース年代ではありませんし、かと言ってトップチームと見なされていない選手達です。EDS(リザーブチーム)もありますが、板倉はフローニンゲンへ、同ポジションでは私が個人的に期待していたアレイシ・ガルシアもCFG(シティ・フットボール・グループ)傘下のジローナにレンタル中です。只、こちらもアンジェリーノやエネス・ウナルなど、レンタル後に移籍するケースが殆どでレンタルバックでトップチームに定着したのはジンチェンコくらいでしょうか。

 

この様に状況は様々ですが、各3つのパターンそれぞれに若手有望株はキラ星の如くいます。

 

サンチョに続きディアスも流出。トップチームの狭き門。

 

キラ星の如くいる若手有望株ですが、ユースやレンタル中の選手達は殆どトップチームに定着出来ません。理由は簡単、トップチームのレギュラー争いに加わるのがかなり厳しいからですね。現在のトップチームは、ペップ・グアルディオラの元かなり成熟しており、ほぼ出来上がっています。その上、若手にとって最も痛いのはトップチームの年齢層がそもそも若いという事です。

 

上の①で述べた様に、チームの主力の殆どが20代前半と5年〜10年はトップレベルを維持出来る年齢。そうなると必然的に椅子が空きにくく、現選手を上回るプレーを披露していかなければならないのです。最高級の期待を集めるフォーデンにしても、ダビド・シルバやデ・ブルイネにベルナルドやギュンドアンといった選手達と争わなければならない。そうなってくると、出場機会などを求めてチームを離れていく選手がいてもおかしくはない。

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顕著な例はドルトムントに移籍したジェイドン・サンチョ。若手起用には比較的積極的なドルトムントではありますが、サンチョはコンスタントな出場機会を得て活躍し、イングランド代表にも選出されています。共に戦ったフォーデンも思うところはあるかもしれません。また、マドリーにこの冬移籍したブラヒム・ディアスの場合は、どこまで出場機会を得られるか分かりませんが、世代交代の必要なマドリーの方が可能性はあるのかもしれませんね。まぁ彼の場合はマドリーファンでしたし、別の理由もあるのですが。

この様にトップチームに入り込むのは難しく、マフェオやアンジェリーノなどサイドバックが手薄だと思いチャンスがあるかもねと思っていたら、ウォーカー、メンディ、ダニーロなどを補強と、結局トップチームにほぼ加わることなく離れることになったりしてしまいますね。

 

板倉は今後チャンスを掴めるか!?

 

この様な状況から、結論を先に言ってしまうとシティトップチームでのチャンスという意味では限りなく低いでしょう。

一応、彼のポジションはボランチとCBも適応できる選手ってとこでしょうか。Jリーグも私は観戦していますが、残念ながら彼のプレーは殆ど観たことありませんので、彼の真の実力はこれから注目したいと思います。

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取り敢えず現時点でのボランチ起用としての可能性ですが、ここは確かにシティにとっての解決すべき問題点の一つであることは事実です。現状ファーストチョイスはフェルナンジーニョが絶対的ですが、33歳と高齢で後継者を探しています。つまり、他のポジションとは異なり席が空く可能性があるという事ですね。

 

この後継者も3パターンあります。

 

①現メンバーのコンバート

②若手からの抜粋

③他クラブからの獲得

 

①については、既にいくつか試してもいますが、満足いく結果は得られていません。該当するのは今季で言えばギュンドアンストーンズでしょうか。ギュンドアンに関しては、ビルドアップや意外性のある縦パスなど、攻撃面において一定のパフォーマンスが保証できます。しかし、アップダウンやコンタクトの激しいプレミアでは守備面における信頼性が薄く、特にビッグマッチでの起用は難しいと思われます。また、今季からテストされているストーンズですが、試合を見る限りでは流石にこのコンバートは厳しそうです。捌きには対応できますが、2列目に付ける効果的な縦パスが殆ど出せないのでは、やはり苦しいと言わざるを得ませんね。

 

となると②に期待したいところですが、こちらも厳しい状況です。2年前に期待していたアレイシは現在もジローナへのレンタル中です。アレイシに関しても、守備面での向上がどれだけ高まるかが鍵となるでしょう。当然、板倉もここに該当しますが、ビザの関係も含めて即レンタルに出されており、戦力としてカウントされていません。プレシーズンでトップチームに参加していた若手も残念ながら同様ですね。

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結果、恐らく③になる可能性が圧倒的に高い訳です。今夏にはジョルジーニョと契約寸前までいったように、常に市場を探っています。現在は、フレンキー・デ・ヨングが最優先候補ですが、バルサやPSGなどとの競合に晒されており、獲得は正直難しいかなと思います。デ・ヨングが来れば最高ですが、今後もマーケットを探し回ることになるでしょう。

 

またCBとしては更に厳しく、現状ではラポルトが筆頭で、ストーンズ、コンパニ、オタメンディと続きます。昨季のベストCBとも言えたオタメンディが4番手ですからね。コンパニとオタメンディはベテランですが、ストーンズラポルトのコンビは共に24歳ですから、先は長そうです。

 

と言うことで、板倉は期待される若手の1人ではありますが、大成すれば儲けモンという他の多くの若手となんら変わりありません。それ以上でもそれ以下でもないのです。結局、シティ含め欧州列強のビッグクラブでチャンスを掴む若手は極めて少なく、他を圧倒する特別な何かを持っていなければいけません。

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只、板倉の欧州進出に関しては本当に素晴らしい事です。シティとしてのチャンスは極めて低くても欧州にはあらゆる場所にスカウトがおり、成り上がるチャンスが転がっています。少なくともそのスタートラインには立てた訳で、最終的には他のクラブで出世したって良い訳ですし。全ては彼自身次第となりますが、彼のキャリアを考えれば、早くから様々な目に晒されるのは良い事です。他クラブ含めて欧州での成功という意味では充分チャンスはあるんじゃないでしょうか。

 

勿論、私の予想を裏切るようなシティのトップチーム入りしてくれたら諸手を挙げて喜びますが(笑)

 

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【PL18ー19・第22節ウォルバーハンプトン戦】復調したジェズスが2発!!各選手のパフォーマンスも上々!!

【マン・シティ:3ー0:ウォルバーハンプトン】WIN

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スカッド:マン・シティ(HOME)

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GK:エデルソン

DF:ウォーカー、ストーンズラポルトダニーロ

MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド

FW:スターリング、ジェズス、サネ

 

スカッド:ウルブズ(AWAY)

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GK:パトリシオ

DF:ドハーティ、ベネット、コーディー、ボリ、カストロ

MF:モウチーニョ、ネヴェス、デンドンカー

FW:ヒメレス、ジョタ

 

スコアラー:マン・シティ(ジェズス②(PK1)、OG)

スコアラー:ウルブズ(ー)

 

【トピックス】

前節リバプールに勝利したシティは、カップ戦でも勢いに乗り大勝中です。離脱者は相変わらずいますが、メンタル的には上々でしょうか。

シーズン前半でのドローに持ち込んだウルブズは、こちらもカップ戦でリバプールを破る金星をあげています。

 

【総括】

5ー3ー2というシステムでサイドを消しにかかったウルブズでしたが、サネの抜け出し1発で優位を得ることに成功しました。このシーンではラポルトの縦パスが素晴らしかったのはもちろんですが、これ以外でもウィングとインサイドハーフのワンツーや時折ドリブルを混ぜたアタックで、ある程度は崩しも出来ていました。流石にクロスにはあまりの人の多さに抜ける事は少なかったですが。序盤にゴールが生まれた事と相手レッドカードにより随分楽にはなりましたね。

 

ジェズスはPK含めて2ゴールとカップ戦でのゴール量産をして、自信を取り戻してきているかもしれません。シーズン前半はアグエロの絶好調ぶりもあり、出番に恵まれず出場しても空回り気味でしたからようやく乗っていけそうな雰囲気です。MOTMにも選出されましたが、個人的にベストだったのはフェルナンジーニョですね。特に守備時におけるカウンターの出所を潰す速さは素晴らしく、この試合かなりの回数インターセプトしてます。彼がいることにより波状攻撃を続ける事が出来ますから、攻守のバランスを取る意味でも、彼の存在感の大きさが際立ちました。

 

出番の減っていたウォーカーですが、少しづつパフォーマンスが戻ってきている気はしますね。前半にマズい判断ミスはありましたが、爆発的なオーバーラップや対人守備の強さと速さという彼らしいプレーが見られましたので、いずれ右サイドは彼が再び担うことになると思います。何より強力なウィンガーのいるチームにはウォーカーが頼りになる筈ですからね。そして出番の増やしているダニーロは、今日は左サイドでのプレー。まぁ数的優位になり、殆どの時間を敵陣地で過ごしたシティでは、ボランチとしてのポジショニングがメインでした。

 

またデ・ブルイネも調子は上向きです。負傷明けの数試合はパスのズレが目立ちましたが、今日はかなり鋭いパスを送っていましたね。3点目のOGは、彼のキックがもたらしたと言えるでしょう。デ・ブルイネのキャラクターは唯一無二なので、シーズン佳境を迎える際にはトップフォームを手にしていて欲しいですね。

 

これで首位リバプールとは勝ち点4差のまま。とにかくシティとしては1戦1戦勝ち続けるしかないですしね。選手をローテーションしながら、好調を維持してもらいたいです。

 

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【PL18ー19・第21節リバプール戦】激闘制したシチズンズ!!スタジアムも一体となっての大勝利!!

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熱い熱い激闘を披露した首位攻防戦でしたね。にも関わらず、仕事始めと新年早々の風邪のダブルパンチにより生で観れなかった(泣)という事で、感想のみ勢いで殴り書きです。

 

まず最初の焦点は先発スカッドで、左サイドバックの人選ですね。シティの序列とすると、まずはメンディとなる筈ですが今季も絶賛負傷中ですので、デルフとジンチェンコのMFコンビに任せてたんですよね。これは昨季でも大いに成功していたコンバートですが、ここ数試合を含めて受ける展開が生じた際の守備リスクが高まっています。ましてや相手はリバプールですから対面するサラーの事を考えても誰にするのか、そこでチョイスされたのがラポルトですね。

実際、ペップの選択はこれで正しかったと思いますね。CB時とは異なり攻撃面でそこまで効果的ではなかったですが、第1のタスクはサラーを抑える事です。チームのプレスと連動してプレーする事でサラーにボール供給すらあまりさせませんでしたね。特にリバプールのクリアボールやカウンター時のアプローチでラポルトが進路を塞ぎ、コンパニが回収するパターンが良かった。まぁ欲を言えば攻守のバランスが取れた本職サイドバックが欲しいのは本音です。

 

そして今回特筆に値するプレーをしたのは、アグエロ、ベルナルド、フェルナンジーニョの3人。まずはアグエロですが、試合全般を通してのハイパフォーマンスとは言い難かったものの、前節見せてくれたような気迫はそのままに、貴重な先制ゴールを叩き込んでくれた。これに尽きます。あのゴールは難易度も非常に高く、相手GKアリソンのレベルを考えたらパーフェクトと言えるゴラッソ。まさにワールドクラス、まさにエースという一撃でした。

そしてベルナルドがチームにもたらした活力は絶大で、ピッチの至る所で顔を出し攻守に最も貢献し続けた選手と言えます。そのベルナルドのバイタリティとフェルナンジーニョの適切なポジショニングと出足は素晴らしく、最近緩んでいたプレスが至る所で威力を発揮していた大きな要因となっています。日程的にはシティの方が1日少ない状況でも、リバプールにプレーする余裕を与えなかったことは大きいですね。リバプールは前線3枚が前を向いてプレーできてしまうと、簡単にやられるくらいの破壊力がありますから、ミドルゾーンの攻防で上回れたのがポイントでしたし、重要な役割を果たしたのはベルナルドとフェルナンジーニョでした。

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その他ではチーム全体が、闘う集団となっていたのも頼もしかったですね。リバプールに同点とされた後も気落ちする事もなかったですし、勝たなければいけない状況のシティが気迫で上回ったのかもしれませんね。明らかに今季1番のビッグゲームでしたし、試合の密度も凄まじかったですから、こういったゲームを何度も味わい、そして勝利を重ねていければビッグチームとしての貫禄がついていく筈です。

 

最後に言及しておきたいのはエティハドスタジアムの雰囲気ですね。最初からフルスロットルだったのは選手だけでなくサポーターも一緒で、エティハドって空席含めて普段おとなしい部類だと思うんですけど、あそこまで声援が送られてたのって記憶にないです。少なくとも私がこのブログを始めた3年前からでは1番でしたね。毎回ああなると嬉しいですが、少なくともこういうビッグゲームであの後押しがあればチームも更に闘えますね。

 

この勝利によりまだリーグ戦はタイトル目指して闘えます!!GO!CITY!!!

 

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【PL18ー19・第20節サウサンプトン戦】過ぎる不安、、、幸運にも左右されたが誰が”本物の戦士”となれるか!?

サウサンプトン:1ー3:マン・シティ】WIN

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スカッドサウサンプトン(HOME)

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GK:マッカーシー

DF:ラムセイ、スティーブンス、ターゲット、ベドナレク

MF:エルヌユッシ、ウォード・プラウズ、ロメウ、レミナ、ホイビュルグ

FW:オースティン

 

スカッド:マン・シティ(AWAY)

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GK:エデルソン

DF:ダニーロ、コンパニ、ラポルト、ジンチェンコ

MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド

FW:マフレズ、アグエロスターリン

 

スコアラー:サウサンプトン(ホイビュルグ)

スコアラー:マン・シティ(ダビド、OG、アグエロ

 

【トピックス】

衝撃的な敗戦の続くシティ。守備に問題なのはもちろん、メンタルタフネスが勝敗に大きく影響していると見ています。デルフの退場した左サイドにはジンチェンコをチョイス、右は引き続きダニーロです。

新監督となっているセインツで、最近また起用される事となっている吉田ですが、今回は先発から外れています。3バックがメインでしたが、4バックをチョイス。

 

【総括】

嫌なムードになりまくりのシティでしたね。素晴らしい崩しからの先制点と、不味いミスからの失点で誰もが『またか、、、』と思った筈です。正直、ジンチェンコのエリア内での接触スターリングの突破からの相手OGなど、運に助けられた側面はかなりあったと思いますが、これをキッカケにでもして戦士になれれば、チームはまた変わるのではないでしょうか。

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選手としてはフェルナンジーニョの復帰は助かりましたね。セカンドボールへのアプローチが速いですし、今日はビルドアップの捌きも落ち着いており、2列目への間を通す縦パスも多く通せてましたね。2戦連続での出場となったダニーロは落ち着きない感じは相変わらずですが、ゴタゴタしたイーブンなボールを結構マイボールにしていた印象(笑)ウォーカーより良い選手とは思えないですけど、パフォーマンスの落ちているウォーカーを喰うくらいの頑張りを見たいですね。またデルフの代わりに出場したジンチェンコの左サイドは、武器にも穴にもなってましたね。失点時のボールロストは最もやってはいけないプレーでしたし、不注意過ぎました。裏も1本狙われてあわやPKの守備もありましたし、やはりシティは攻守において受動的ではなく能動的なプレーをしないと機能しません。3点目のアシストのようなテクニックを発揮する為にもですね。

 

ペップのフットボールはスタイルがはっきりしてますので、どの試合でもどの相手でも基本は同じです。もちろん相手によりビルドアップの方法を変えたり、細かい調整は施されていますが。この連敗中の時期も実は良いフットボールを見せている時間も結構あったのです。しかし、自滅とも言えるようなシーンが多く、戦術面よりも選手個々のメンタル面が大きく影響されていたと思います。

 

シティは昨季のプレミアでは誰かが何かをする必要すらないほど絶好調でした。正直、細かい苦労はあったにせよ鬼気迫る必要なくタイトルを獲りました。しかし、クロップ率いるリバプールのお陰でチームは今大きく試されている訳です。勝者となるべく”本物の戦士”となれるかどうかを。

 

失点する前のシーンではありますが、チームが少し押し込まれた際にアグエロがゴール前での守備や、相手を追ってのプレスがありました。アグエロはイエローになっちゃいましたけど、あのくらいの気迫を持ってプレーする事が今のシティには必要だと思います。苦しい時に気持ちを前面に出してプレーする事が、物事を好転させるキッカケになることもありますからね。シティには好プレーヤーは沢山いますし、実際素晴らしいフットボールを見せてくれる。しかし、試合もチームも悪い時は必ず訪れるので、そこでチームを導ける選手が必要に思いますね。

 

次はリバプール戦の大一番です。シティとしては正直、勝利しかない難しいゲームとなってしまいますが、誰がチームを引っ張る事が出来るのか。絶好調の首位チームに苦しめられるシーンも多々あるでしょう。そんな時、誰が檄を飛ばすのか。その辺にも注目して勝利を期待したいと思います。

 

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