クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【PL19−20/第13節 チェルシー戦】イマイチな前半の間に逆転!!しかし、また怪我人が、、、そしてVARも、、、

代表ウィーク明けに6連勝中で3位のチェルシーと対戦という事で、難しい試合になるかなと思っていましたが、予想通りに強かったですね。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:カンセロ、ストーンズフェルナンジーニョ、メンディ

MF:デ・ブルイネ、ロドリ(→ギュンドアン)、ダビド(→フォーデン)

FW:マフレズ、アグエロ(→ジェズス)、スターリン

 

エデルソンが戻ってきたのは大きいですね。ダビドが戻ってきたのも頼もしい、まぁまた負傷したんですけど(泣)今日の両サイドは、おとぼけSBコンビです。

 

【マン・シティ:2−1:チェルシー】WIN

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結果的には勝ったし、ずるずる連敗にならなくて良かったっていう感想ですけど、まぁ難しい試合になっちゃいましたね。ランパードが監督に就任してヤングチェルシーとして勢いに乗っているのは知ってましたけど、良いフットボールしてましたね。以前のチェルシーだとモウリーニョのイメージ強過ぎてますけど、ランパードはより攻撃に重じてます。最近のプレミアリーグでは、ペップ就任時に比べてビルドアップをしっかりやろうとするチームが随分増えた印象ですが、ランパードチェルシーも時代の流れに沿って、しっかり繋いできますね。スタッツではシティがポゼッションで負けるのは随分珍しい。これに対しポゼッションを譲っても勝てるとポジティブに捉えるべきか、試合を通じて圧倒するだけのレベルに無かったことをネガティブに捉えるべきかは難しいところかと。まぁやっぱりリーグ全体のレベルが非常に上がってきている事の表れではありますね。

 

守備面での改善をしなければ

 

前半、シティ的には良くなかったです。代表ウィーク後は得てしてこういったケースはありますが、リバプール戦程のキレは全く観られませんでしたね。チェルシーが前に来た分、スペースがあったので有効なカウンターは何度かありましたが、それ以上にチェルシーの勢いに呑み込まれちゃってます。チェルシーの先制点ではカンテが裏へ抜け出してのゴールでしたが、そのシーン以外でも割とマークつけてなかったですから、チームの守備は如何なものかと思います。メンディは飛び出しをもっとしっかり見るべきでしたね。

 

また、チェルシーのビルドアップをいくつか引っ掛けはしてましたが、シティが4−4の2ラインを取った際の前線のチェイスが弱かったのはあります。アグエロは以前に比べれば随分良いですが、それでも彼はそこまで守備に積極的なタイプではないですし、ダビドもフィジカル面を考えれば試合通じては難しい。初めの内は良かったですけど、時間と共にミドルゾーンに随分スペース与えてるのは気になりました。勿論、彼等はそのオフェンス能力に於いてより多くのモノをもたらしてくれるので、差し引きすれば彼等に頼らざるを得ないのですが、今季守備が安定しない一つの要因として、以前よりハイプレスの機会そのものが減っている、或いはハイプレスしてもボールを回収し切れていない事かなと思います。リバプール戦でも書きましたが、シティの4−4のラインはそれ程横の動きに長けてませんからね。強度が高くはありません。

 

アスピリクエタは良質なサイドバック

 

攻撃面では、前節躍動していたスターリングが沈黙。代表戦をゴメスとの一悶着で抜けてた筈なんですけどね。これは対面したアスピリクエタの守備を褒めるべきでしょうか。アスピリクエタは攻守にバランス取れた良いサイドバックだと思います。プレーが安定していて一定のクオリティを担保できるのは素晴らしい。どこかの“スットコドッコイなサイドバック達”に見習ってもらいたい。特に陽気なフランス人の方はフィットする気が全くしませんね。チームに異質がある事は良い事にもなり得るんですけど、メンディの場合はそうポジティブな内容では無いですね。モナコ時代に見た爆発的な突進とクロスは、シティではあまり活かされていないですし、寧ろボールロストとパスミスが目立って一行に上向く気配が、、、

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スターリングと共にイマイチな日かなと思って見てたマフレズが素晴らしいゴールを決めてくれましたね。実際ゴールシーン以外で際立ったプレーは殆どなかったですけど、それでも重要な決勝ゴールですから。マフレズに救っていただきました。アスピリクエタを左に回したのも、マフレズのケアも考えての事だったかもしれませんね。

 

VARって一体、、、

 

チェルシーに勝利した事で、嫌な流れに呑み込まれる前に一踏ん張りしたのは良かったです。只、今日の交代枠を全て負傷者に使っているのが悲しい。これから年末年始のタイトなスケジュールに、負傷者の山。これを機会にジェズスやフォーデンには結果を残してもらうしかないでしょう。また、最後のスターリングのゴール取り消しとなったVARについては、最早我慢の限界が、、、VARを使って線を引いてすら出ているように見えないですし、ピッチの誰一人として分からないオフサイドをミリ単位で検証する為にVARを導入したんでしょうか?しかもシティとしては同じようなシーンが今季もう3度以上あったかと。ここまで来るとVARの画像すら疑いたくなってきてしまうんですが。ハンドに対しての判断の曖昧さと、オフサイドに対するあまりの厳格さが全くマッチしていない気がしますし、それがVARに対する大きなフラストレーションになってますね。まだこれからというのはありますが、良い事ないなVARってのが今のところですね。何とかしてよー。

 

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【PL19−20/第12節 リバプール戦】ビッグマッチに相応しいハイテンションも、決定力を欠き、、、

仕事前の深夜でも観る価値あるビッグマッチで、それに相応しいスピード感を持った試合でした。あとは勝ってくれれば最高だったんですがね。

 

シティスカッド

 

GK:ブラボ

DF:ウォーカー、ストーンズフェルナンジーニョ、アンへリーニョ

MF:デ・ブルイネ、ロドリ、ギュンドアン

FW:ベルナルド、アグエロ(→ジェズス)、スターリン

 

怪我人多発のシティはとうとうGKエデルソンまで欠きましたので、先発はブラボ。GKウォーカーじゃありませんよ(笑)負傷中のロドリが戻ってくるとは全く予期してなかったんですが、この重要な局面での復帰となりました。もう一つの注目は左サイドバックに入ったアンへリーニョです。

 

リバプール:3−1:マン・シティ】LOSE

 

ハイテンション!!今やプレミアを代表する2チームは乗っけからスピード感満載のプレーを見せてくれました。シティの入りはかなり良かったと思います。最近ではあまり観られなかったスピード感あるハイプレスと、前に前に行こうとする姿勢もAWAYとは言え気概の感じられるプレーだったのはビッグマッチならではでしょうか。まぁそんな攻勢を跳ね除け、速攻1発で先制点をすぐさま叩き出したリバプールは流石の一言と言えるでしょう。

 

リバプール先制点のシーンは、最初の物議を醸しているシーンだと思いますが、このジャッジに不当性は見当たらないですね。シティ側の失敗としては、あまりに気持ちが入っていたが故に“手に当たった”という事実のみに囚われ、集中が途切れてしまった事です。ここで一気に流れが変わってしまったので、高い代償を払ったと言えます。

 

リバプール最大の脅威は寄せの速さ

 

個人的にリバプールを観ていて思うのは、プレーのスピード感で言えば彼等よりも優れているチームは正直見当たりませんね。中1日余裕のあったリバプールですが、それを差し引いても圧倒的な質量です。通常4−3−3の布陣を敷いているリバプールですが、シティのように守備時に4−4−2にシフトしてという事はあまり観られませんでした。そうなると当然、中盤3枚の脇というのは空きやすく、ここをSBが上手く使いたかったところなんですが、リバプールの3枚の横のスライドがめちゃくちゃ速い。アンへリーニョを先発で入れたのには、恐らくこのスペースを起点に上手く使えるようにだと思われます。対面のサラーはスピードは抜群ですが守備意識そのものは高くありませんからね。只、ここをヘンダーソンがカバーし、逆サイドのマネは非常に気が利く選手なので度々補完していました。

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失点に繋がるギュンドアンのクリアミスも、決定機を3度迎えたアグエロが3本ともモノに出来なかったのも、他のチームとは1段も2段も上のプレッシャーを受けていたからに他なりません。シティもハイプレスを基盤とするチームではありますが、特に中盤の運動能力に関してはリバプールに遅れを取っているのは否定出来ないでしょう。ロドリ、ギュンドアンはそれ程動き回るタイプでもありませんし、デ・ブルイネは上下動は得意ですが横の動きはそれ程ではありません。中盤を構成するタイプが違うので、当然と言えば当然ですがあのプレッシャー化で上回るには際立った技術が必要だった事でしょう。

 

ただしそれが90分持続する訳ではありませんから、70分程でペースダウンしています。その後のシティの攻勢を考えれば、やはりあの高過ぎるインテンシティがリバプールに取っての最大の武器であり、シティとしてはその間に3点を奪われてしまった事が敗因だったと言えます。少なくとも1点差で粘るべきでしたし、3点目を安易に与えているのはいただけないでしょう。

 

これ程までに頼もしかったスターリングがいただろうか?

 

ここからはシティにとってポジティブだった面について。最近の数シーズンで大きく評価を高めているスターリングですが、アンフィールドでは全くプレー出来ていませんでした。しかし遂に殻を破ったのか、この日のシティでMOTMを選ぶならスターリングを迷わず選ぶでしょう。

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前半からスピードある仕掛けを見せては、後半からは独壇場に。実際のところ、この試合で唯一シティ側が大きく上回ったのはスターリングだけでしょう。デ・ブルイネも凄みは何度と見せてはいましたが。スターリングとアーノルドのマッチアップが、ほぼ確実に勝てるところであり、実際にそこから多くのチャンスが生まれています。アーノルドは攻撃面では厄介な存在でしたが、守備面では問題を抱えていたのは間違いないでしょう。

 

途中クロップがマネの位置をスターリング側に持ってきたことからも伺えます。マネはスピードある上に守備意識も高く、アーノルドを助けにいっています。それでもかなりのチャンスを量産しましたので、惜しむらくはゴールが伴わなかった事が残念です。

 

VARはまた物議を呼ぶ

 

これだけレベルの高い試合だった訳ですが、VARがまたクローズアップしてしまったのが残念です。一番のシーンは多分、後半のハンドだったかと思いますが、どうなんでしょうね。識者達でも意見が分かれるところですし、ハンドの新ルールに則ったとしても審判により判断が分かれるような微妙なプレーだったと思います。まぁ私はシティ応援してますので、“何でハンドじゃないねん!!”って深夜に騒ぎたてそうになってましたが(笑)

 

それ程微妙なモノだという事は審判の判断を尊重すべきなんでしょうが、根本の問題はモウリーニョが語ったようにシーズン通してジャッジの一貫性を保てない事でしょう。そもそもフットボールは、主審のジャッジにはある程度の幅を持たせてきている訳ですから、今のVARが何か合わないのはそこを維持しつつだからかもしれません。

 

VAR導入により“手に当たった”という事実は誰でも分かるようになった訳ですが、それが故意なのかどうか(基準はあるが、それもいくつかの解釈が出来てしまう)真実を判断するのは主審に委ねられていますので、人によって違和感が生まれてしまうのでしょう。またそれ故にVARで見えてしまう分だけ、余計に感情を逆立てられてしまうんだと思います。

 

大一番は落とした、そして気づけば4位だ!!

 

まぁジャッジによっては結果が異なった可能性はありますが、リバプールが素晴らしいフットボールを披露して勝った事実は変わりないですし、妥当だと思います。シティは最後の精度こそ欠いたものの、最近のプレーに比べれば遥かにマシでしたし、次を見据えるしかないかなと思います。

と言うか、気づけば4位だし!!2位ですらない訳ですから。次のリーグ戦は3位チェルシーとの1戦で、こちらも重要です。ランパード監督率いる若きチェルシーに、プレミアの厳しさを与えてやれるよう前向いて欲しいですね。

 

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【CL19−20/GS第4節 アタランタ戦】致し方ないドロー。結果よりもエデルソンが、、、

今季のシティはツイていない。VARも味方しない。さて、この野戦病棟をどう乗り切りますかね。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン(→ブラボ)

DF:カンセロ、オタメンディフェルナンジーニョ、メンディ

MF:デ・ブルイネ、ギュンドアン、ベルナルド

FW:マフレズ(→ウォーカー)、ジェズス(→アグエロ)、スターリン

 

ダビドがリーグ戦で負傷しましたので、ベルナルドをインサイドに起用しています。サイドバックはカンセロ、メンディという出場時は一緒になる事の多いコンビですね。

 

アタランタ:1−1:マン・シティ】DREW

 

追加点をあげないとって言う典型的な試合だったかと思います。前半早々にベルナルド→ジェズス→スターリングと流れる様な攻撃で先制点を奪ったのは良かったんですが、PK失敗も含めて得点力に欠きましたね。こういう試合を観てしまうと、ジェズスにはどうしてもエクスキューズを入れたくなっちゃいます。期待しているだけに余計にですかね。前にも書いた気がしますが、アグエロという大きい壁がプレッシャーになっているんじゃないかなとは思います。プレーエリアの幅も広いし、スピードを活かしたプレーの柔軟性もあると思いますが、それだけだとエースを張るには物足りないです。

 

前半スムーズにプレー出来たのは主に2つの要因で、ビルドアップ時のキーマンとなったエデルソンと崩しのキーマンとなったデ・ブルイネですね。

 

抜群のミドルパス。キックの達人エデルソンが負傷は痛すぎ、、

 

アタランタの守備は前回対戦時と同様に、主に人に対して付く守備ですので、こちらの動きが少ないとハマってしまうんですが、今回は前回の苦労も踏まえて最初から上手く外していました。ビルドアップで苦戦した前回でしたが、この日はサイドを目一杯に使いシステム上のミスマッチとして空きやすいSBを使っています。ここでポイントとなるのがGKエデルソン。

 

既にビルドアップの組み立てに加わる巧さやロングパスの驚異については誰もが知るところですが、ミドルレンジのパスも抜群です。CBにプレッシャーが掛かった状態で、サイドバックにボールを渡すには、ロブ系のボールになるのですがSBにピタリと合わせています。またボールにスピード感もありますので、相手ウィングバックが前に出てアプローチしてもプレッシャーが掛かる前に届けられるんですよね。それを何度も反復できる技術の確かさ。足下の得意なGKも増えてますが、このレベルは早々いませんね。

 

それだけに痛いエデルソンの負傷。筋肉系の故障という事で前半のみで交代しています。前半途中でパスした際に1度ミスになってましたが、案外あの辺りで負傷したかなぁと感じました。代わって出場したブラボは及第点のプレーだった(退場はないと個人的にはみています)と思いますが、次のリバプール戦を考えても苦しい状況になってしまいました。

 

デ・ブルイネのフリーランは効果的面。ボールを持つ前に違いを作れる

 

ビルドアップのキーだったエデルソンに対して、崩しの曲面で違いをもたらしたのはデ・ブルイネです。これは前回対戦時とも全く同様ですが、マンツーで付く相手に対して上手く裏を取っており、彼が素晴らしいのはこういう所だなと感心しました。自身の最上の武器である最高級のパスを活かす為のフリーラン。ボールを受ける位置とタイミングで、既に相手守備陣を乱していて、そこに撃ち込む正確無比の高速パスは十八番ですね。アタランタがマンツーだっただけに余計に効果的になったとも思います。

 

負傷者続出をどう乗り切るのか

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この試合でエデルソンを失い、中2日のリバプール戦は流石に厳しい気はします。首位を快走するライバルと対峙する大一番にシティの要所がほぼ総抜け。ペップのマネージメントもかなり厳しいものになりましたね。偽CFに始まり偽SB、偽CBと来て偽GK(?)まで使いこなさなければならないとは(苦笑)ここまでくると、メンバーもある程度限られてきますから、スターリングにデ・ブルイネ、ギュンドアンフェルナンジーニョの4人はかなり疲労が溜まっているでしょう。特にギュンドアンのパフォーマンスが低下気味なのは気になります。この日のブラボ退場の要因となったカウンターは、ギュンドアンのロストからでしたし、ちょっと判断が遅くなっているシーンが見受けられます。

 

シティの主な負傷者は以下です。

 

GK:エデルソン

DF:ラポルト、ジンチェンコ

MF:ロドリ、ダビド

FW:サネ

 

この他でもストーンズとメンディは度々お休みに入ることもありますから、これ以上増えたらチーム組めなくなりそうなんですけど、、、

やはりラポルトとエデルソンのダブル欠場を喰らうと、かなり問題になりそうです。エデルソンは大事を取ったという事なので軽傷だと良いんですが。

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何にしても今いる選手で戦うしかないので、ある程度は割り切った戦い方も必要になるのかもしれません。まぁペップは妥協しないだろうけど。リバプール戦が想像つきませんが、ペップのお手並み拝見といきましょう。

 

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【PL19−20/第11節 サウサンプトン戦】凡戦中の凡戦だが、展開的には超盛り上がる!!やっぱウォーカーは嫌いになれない!

日本でも寒くなってきましたが、バッチリ風邪をひきました。そしてまるで風邪がうつったのか凄まじい凡庸なプレーに終始したシティでしたが、遂にウォーカー劇場が幕を開けたのだった!!

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、フェルナンジーニョストーンズ、アンへリーニョ

MF:デ・ブルイネ、ギュンドアン、ダビド(→ジェズス)

FW:ベルナルド(→フォーデン)、アグエロ(→オタメンディ)、スターリン

 

アンへリーニョが初先発ですね。DFラインはとにかく負傷者が多いので、レギュラーに食い込むくらいの頑張りが欲しいところです。フェルナンジーニョは変わらずCBで、ストーンズとコンビを組みます。

 

【マン・シティ:2−1:サウサンプトン】WIN

 

辛くも勝利をもぎ取りました。スーパー危なかったですね。相手に簡単にゴールを許しちゃいますし、攻撃のリズムは一向に上がらず、これどこのチームなのってくらい単純なクロスを放り込む様は、まさに凡庸でした。今季は守備の緩慢さもそうですし、攻撃の精度も今一つの状態が続いています。チームからグッと上がってくる様なモノが見えないのが、リーグ2連覇したシーズンとの違いにも見えます。もしかしたらと言うか、多分勝っても負けてもペップの任期は今シーズンまでになりそうな気がしますね。契約上は1年残ってますけど、やっぱりペップチームの維持ってかなり難しいように思います。

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さて、そんな試合で結果的に逆転できたのは展開としては大いに盛り上がらしていただきましたよ。前半で0−1でリードされて折り返した段階では、とても逆転出来そうにない感じでしたし。

そんな中で逆転に導くのがウォーカーとは思いませんでしたね(笑)ここ最近は凡ミスや緩慢なプレーも多く、カンセロも加入とあって絶対的な地位では無くなってきていたウォーカーですが、持ち前の肉弾戦車っぷりを見せつけてくれました。怒濤のオーバーラップが鳴りを潜めていましたが、デ・ブルイネのパスから右サイドを深く抉るとライン上からマイナスの弾丸クロスを送り、アグエロの同点弾を演出しています。本当に弾丸スピードで早々お目に掛かる事はないクロスですが、それをちゃんと合わせるアグエロにも脱帽ですね。

 

この試合、数え切れない程のクロスを入れたシティですが、その殆どをブロックされています。やはり大柄なアタッカーが居ませんので、DFの高い山を越えてピンポイントでFWに届けるのは至難の技ですから、最低限サイドの深い位置を取ってからのマイナスのクロスを入れたいところです。過去2シーズンはそれを巧みに出来ていた訳ですが、今季はこのシーンがかなり少ないように感じます。まぁ相手も5−3−2の3ラインがかなり深い位置で守っていましたので、スペースを取るのは一苦労だったかもしれませんが、セインツの守備も人数こそ掛けて粘り強くは対応しても、そこまで際立って良い守備を披露していた訳でもありません。単にシティのプレーテンポの遅さがそれに至っている最大の要因だと思われます。ワンタッチでの崩しも殆どないのも、テンポが上がらない一因でしょうしね。

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それでもウォーカー自身がロスタイム前に逆転弾を叩き込み、興奮の坩堝に。オタメンディも投入して、試合を必死にクローズさせました。逆転弾を決めてからの選手を含めたスタジアムの熱量はかなりあったと思いますけど、あのテンションを序盤から見たいものですね。内容的には落としてもおかしくない凡庸な試合。しかもこの日だけではなく、今季はよく見る光景です。ペップも色々対応しているとは思いますが、コントロールし難くなってきているのかもしれませんね。前半途中から鬼気迫る表情でチームに支持を送り続けていましたし、何かを変えなければとは思っていそうです。まぁその一つの選択肢が“自分がチームを去る”になりそうな気もします。フォーデンの為にも残って欲しいですがね。

 

結果論として勝ち点3を得られた事は評価できます。それ以外に評価すべきところが殆どないのが困りますが、次はCLを挟んでリバプールとの大一番ですから、流石に目の色が変わるでしょう。ここ落とすとリーグ終了になっても可笑しくないですから、是が非でも勝ち点3を狙って欲しいです。

 

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【PL19ー20/第9節 クリスタルパレス戦】重要だった先制点!ジェズスが存在感を示す!!

代表ウィークを挟んでの久々のリーグ戦。順位表とポイントは取り敢えず気にせず、勝利を積み重ねたいところです。

 

GK:エデルソン

DF:カンセロ、フェルナンジーニョ、ロドリ、メンディ

MF:デ・ブルイネ(→フォーデン)、ギュンドアン、ダビド(→ストーンズ

FW:ベルナルド、ジェズス、スターリン

 

DFラインが注目となっていますが、本職CBを起用しないペップらしい選択してます。そしてサイドバックにはカンセロとメンディを引き続きチョイス。

 

クリスタルパレス:0ー2:マン・シティ】WIN

 

後半に2度ほど危ういシーンをGKエデルソンで凌ぎましたが、概ねシティが問題なく上回ったと言えるのではないでしょうか。両CBにフェルナンジーニョとロドリを起用しビルドアップに好影響を与え、パレスが自陣での守備を選択したことでハーフコートゲームの様相を呈します。パレスは深い位置でラインを設定したことで、4−5のラインがゴール前を固めており、こじ開けるのには苦労しています。

 

ジェズスのゴールで流れに乗る

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前半そのままだと前回の嫌なイメージがよぎるかなと思われましたが、先発起用のジェズスが期待に応えてくれましたね。アグエロとのポジション争いに打ち勝てないジェズスですが、その分気合はどの試合でも見て取れます。この日も動きそのものは代表帰りにしても軽快で、ポストワークにドリブル突破など精力的にプレー出来ています。アグエロと比較した場合に、より広範囲でプレーできプレスバックなどのスピードが終盤でも落ちないのはジェズスの良いところかなと感じます。只、それだけだと絶対的エースであるアグエロを上回るのは難しく、やはりゴールを決められるかが分かれ道となるでしょう。アグエロには一撃がありますからね。その面でチームにとっても待望の先制点をジェズスが決めたのは大きいです。ベルナルドのクロスもピンポイントでしたが、ジェズスも良いポジショニングと動きのタイミングでマークを外しているのは流石。

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1点入ればある程度前に出て来ざるを得ないパレスを尻目に、しっかりカウンターで追加点を早々に奪ったのも良かったですね。スターリングの浮き球のアイデアも、ダビドの飛び出しからのダイレクトボレーもどちらも素晴らしい。特にダビドは処理の難しいボールを意図してGKの股抜きする凄み。“マーゴ”の異名通りの魔法を堪能できるのはシチズンの特権ですね。右サイドで繰り出されるベルナルドのキープからデ・ブルイネのクロスと同様に、左サイドでのダビドが絡む一連のコンビネーションは円熟の域です。

 

守備陣も攻守に危なげなくプレー

 

さて気になるDFラインの出来ですが、まぁかなり押し込んだ展開でしたので、取り敢えずは目立ったボロが出ることなく終えたと言えるでしょう。よりぎこちなかったのはロドリですね。アンカーとCBでは見える景色もプレッシャーも違いますので、慣れないのは致し方ないんですけど、隣のフェルナンジーニョが器用にこなしてますんで、感心して観てました。本当にフェルナンジーニョは戦術的に優れた選手で、テクニカルな面では少し物足りない分もCBとして考えた時には非常に上質となります。こう考えるとやはりバルサ時代のマスチェラーノが過ぎってしまうんですが、ペップも同じかもしれませんね。

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サイドバックも今日は注意深くプレーしていたかなと思います。観ていてダメだなと思ったシーンは1〜2度ほどで、特に右のカンセロはウォーカーとは違った持ち味で楽しめそうです。カンセロの本日の軽いプレー(笑)は個人的には1回くらいだったと思います。メンディは解説の戸田さんも言ってましたけど、個人的にもシンプルにサイドで使った方が良いですね。以前は内よりのポジションもさせてましたけど、今季はオーソドックスなサイドバック的な使い方をしてますので、これで良いと思いますね。メンディは小難しいこと考えずにサイドを走らせてクロスを上げさせるのが効果的ですね。

 

守備面でバタついたのはやはりセットプレーとカウンター絡みでしたが、どちらもエデルソンの好セーブで凌ぎました。頼もしい守護神が控えていると守備陣も安定しますから、このまま好調を続けて欲しいですね。

取り敢えず勝利で勝ち点3。ジェズスも過密日程が控えるとあってフル出場できましたし(CLはアグエロ先発でしょう)、フォーデンも僅かとはいえ起用できました。ベンチも含めて良いポジション争いしないとシーズン最後まで持ちませんので、この日の勝利は良かったです。

 

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【PL19ー20/第8節 ウルブズ戦】ミスのオンパレードでの自滅、、これはタイトルを争うチームでは、、

酷い週末となってしまいました。週明けからのお仕事の活力とは残念ながら成らず。人生とは世知辛いねぇ。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー(→ジンチェンコ)、オタメンディフェルナンジーニョ、カンセロ

MF:ギュンドアン、ロドリ、ダビド(→ジェズス)

FW:マフレズ(→ベルナルド)、アグエロスターリン

 

サイドバックに回されたのはカンセロ。その他ではマフレズが継続してチャンスを得ています。SNSでのやり取りが問題視されてしまったベルナルドには出場停止を課されそうなんですが、それは違うんじゃと思わずにはいられませんね。

 

【マン・シティ:0ー2:ウルブズ】LOSE

 

う〜ん。手痛いですね。3ー5ー2の布陣を敷くウルブズは、ほぼ5バック気味に自陣での守備を耐え抜きました。かなり深い位置での人海戦術で、スペースをほぼ埋めてましたね。シティとしてはボールを握っていましたし、チャンスも多くはないですが作れました。しかし、待望のゴールが生まれることはなく終盤2発のカウンターで敢えなく撃沈しました。ウルブズとしてはプラン通りって感じだったでしょうね。

 

余りに多いイージーなミスでリズムを手放す

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結果的に後半のカウンター2発で沈んだ訳ですけど、実際には前半だけでパスミスからのカウンターで3度もピンチに陥っています。正直、前半だけで勝負が決しておかしくない程低レベルなプレーしてましたね。試合スタート時は左サイドバックに位置するカンセロからアイデアのあるパスも出ており、寧ろ良い感じだったんですが、相手へのプレゼントパスで大いにバタつくと、再びリズムを取り戻すのにかなりの時間を要しました。シティにとってのビルドアップは、決定機に至るための重要なフェーズであるにも関わらず、ああいったプレーをしてしまうのは理解しづらいですね。ハイプレスで窒息した訳でもなく、本当にイージーな対応でした。

 

守備面でもう一つ問題だったのは1体1のプレーも軽かったという事ですね。相手CFのヒメネスは上手くこちらの守備を剥がしますし、アダマのスピードは非常に危険だった訳ですけど、それに応対したオタメンディとカンセロのプレーはイマイチでした。まず1発で行き過ぎですし、躱された後の反応も薄い。タイトなマークとは全く言えなかったと思いますね。カンセロは攻撃面で存在感を出すシーンもあった反面、リスクも常に付き纏い、諸刃の剣って感じがしましたね。オタメンディに関しては、難しい状況とはいえもっと良い判断が出来たと思います。あの感じだといよいよエリック・ガルシアをリーグでも試していいのでは。

 

少ないスペースに手を焼き、フィニッシュも上手く行かず、、

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攻撃陣で気を吐いたのはダビドだったのは間違いないでしょう。積極的に5−3のライン間に顔を出し、チャンスを作ろうとしていました。スペースを消される中では彼のプレーがより貴重になります。スターリングも常に2枚に監視されるような状況では、厳しかったのは確かですね。その上1人がアダマですから、キツかったと思います。

 

先発の3トップが停滞する中、ベルナルドとジェズスを投入し4ー4ー2に移行すると攻撃は加速しましたね。ジェズスは運動量とスピードで活力を与え、カンセロの飛び出しに上手くスルーパスを合わせました。折り返しのベルナルドへと完璧な崩しでしたが、アグエロに当たってシュートは決まらず。この後に失点しているだけに本当に惜しまれます。

そしてそのベルナルドですが、マフレズよりも明かにスムーズにプレーしていましたね。右サイドから中心にドリブルでボールを運び、相手を引きつけました。引きつけた後のクロスがデ・ブルイネの不在を感じさせたのは事実ですが。

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さて失点の直接原因となってしまったカンセロですが、攻撃面でのクオリティはありましたね。前半でも左サイドから上手くスターリングやダビドと絡んでましたし、自分でもドリブルで行けるのはデカイですね。只、ボールロストしたシーンでもそうですが、基本的にプレーが軽いのは目につきます。この辺がペップの元で改善されていけば面白そうかなと思います。

 

さて自ら酷いゲームにしてしまった感はかなりありますが、それでもゲームは続いていきます。リバプールを意識してか必要以上にプレッシャーを感じていそうだったので、勝ち点も離れた事ですし取り敢えずリバプールの事は置いといて、シティらしいフットボールの質の高さを取り戻して欲しいですね。

 

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【CL19ー20/GS第2節 ディナモ・ザグレブ戦】専守防衛のザグレブ対攻め立てるシティ!!そしてVAR対ペップのリアクションの攻防!!

サラリーマンのおっさんには堪えるCL観戦。という事でLIVEは無理なので、結果も知っての観戦です。やっぱ生じゃないと見方や感想も変わる気はしますが、仕方なし。だって社会人だもの。

 

シティスカッド

 

GK:エデルソン

DF:カンセロ、フェルナンジーニョオタメンディ、メンディ

MF:ギュンドアン、ロドリ、ダビド

FW:マフレズ、アグエロ(→ジェズス)、ベルナルド(→スターリング)

 

リーグ戦からメンバーチェンジを結構してます。

 

【マン・シティ:2ー0:ディナモ・ザグレブ】WIN

 

結果は知ってますし、大方のニュースで試合展開も知ってましたのでその確認をしました。ザグレブは最初2トップ気味にスタートさせてますが、早々に5−4の2ラインに変えています。守備自体も前から当たるのではなく、自陣に篭りロドリを見る選手が最前線という状況が長く続きましたね。只、戦力差を考えれば納得のいく判断でしょうし、結果後半途中までゼロを維持したわけですからザグレブのプランはある程度までは上手くいっていたと言えるでしょう。

 

またザグレブ側の視点としてダニ・オルモには注目しましたが、何如せん守備に追われる時間が多過ぎましたね。只、バルサの元カンテラーノという事で、”テクニックに自信あります感“は少ないボールタッチの際でも良く分かりました。股抜きで躱そうとする閃きや、結果ファウルにはなりませんでしたがカンセロとロドリの間を抜けていったシーンが彼の真骨頂なのかな。ステップアップの噂も数多い選手ですけど、主要リーグの中堅クラブくらいが良い気もしますね。

 

際立つロドリのパフォーマンス

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さてシティですが、自陣に引かれる守備の中でもチャンスは構築してますし結果2ゴールで勝ってますから、大きな問題はなかったと言えるでしょう。派手なパフォーマンスだったのは途中出場のスターリングですが、際立ったプレーを見せたのはロドリとフェルナンジーニョだったと個人的には感じています。

特にロドリのプレーはMFとしてとても上質です。攻守に非常に高いレベルで安定しており、守備面でのネガティブトランジション時の迅速なボール回収は目を見張ります。また攻撃面でもビルドアップでしっかり捌けるのは勿論ですが、縦パスを刺せるのが素晴らしい。テクニックとアイデアに自信があるのか割と持ち運べますし、アンカーより前目でのプレーになっても質が落ちていないのも良い驚きです。後半は気が早ってなのか幾つかのミスが見られましたが、彼もまだ若いので更なる成熟が期待できるでしょう。

またCBでのプレーが続くフェルナンジーニョですが、本日も安定したプレーを披露しています。特に素早く間合いを詰めての潰しは、前掛りなチームにあってカウンターを防ぐのに極めて効果的でした。この辺は守備的MFならではの判断っぽくて、面白いですね。ペップのイメージではバルサ時代のマスチェラーノと同じ考えなんでしょうかね。

 

ネガティブトランジションがこのチームの真髄

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またチームとして称賛されるべきだなと思ったのは、先制点も無事ゲットした試合終盤での守備ですね。この試合殆ど攻め続けてますし、こういう展開だと割とネガティブトランジションが緩んだりするもんなんですが、疲れ気味の終盤でもボールの即時奪還を繰り返していて、速いプレスが敢行出来ています。終盤にカウンター受けそうかなと思ったシーンで、ギュンドアンが猛然と追いかけてプレッシャーを掛けてたのは、本当に良いプレーでしたね。これがこのチームの特性かなと思うと、ペップも鼻高々じゃないですか。フォーデンも出場僅かでゴールがあったしね。

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そのペップですが、ジャッジ周りでのリアクションが特に面白かった(笑)相変わらずVARはシティにとって旨味がない状況なんですが、ちゃっかりペップはイエロー貰っちゃいましたし、その後でアグエロのVARでPK取られなかった時のペップのリアクションが、、、(笑)何遍もカメラに抜かれてましたね。アグエロのシーンは私個人的にもPKだった様に見えましたけど。どっかで良い事あるといいなペップ!って感じでした。

 

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