クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

シティ16ー17シーズン総括【ペップ・グアルディオラ編】

シーズン総括のラストはチームのボス、ペップ・グアルディオラ監督です。前半戦までの総括はこちら。

 

結果を見れば落第

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ペップ・グアルディオライングランドに上陸した際、多くのフットボールファンはかなりの期待を持っていたハズです。そして開幕10連勝を達成した際、ファンやメディアを筆頭に興奮を齎しました。が、最終的にはノンタイトルでリーグ戦3位という結果に。これだけ見ればペップという特大の期待に比べれば落第と言えるでしょう。

 

その結果が出なかった要因としてはGKブラボの絶不調やサイドバックの実力不足など、守備面で多くのミスが出ましたが、それだけでなく決定機の割にはゴール数が少なかったかなと思います。その反面、ペップの意図したハイプレスやビルドアップは随分形になってきているとは思います。

 

明らかに攻撃の仕方や前線からのプレスにはペップの色が出ていますし、試合の多くで発揮する事にも成功出来ています。攻撃のチャンスすら作れていない場合、チームとして問題がありますが、チャンスは作ってもゴールに繋がらなかったのが、実際でした。

 

ペップの反省点としては、望んで獲得した選手をあまり活躍させられなかった事でしょう。最たるはGKブラボであり、また実力が足りないなと感じさせたノリートやストーンズでした。また既存のベテランを起用する一方、積極的な若手の起用というのはそこまで多くなかったかもしれません。前線はサネやジェズスを筆頭にかなり若返りましたが、守備陣や中盤では新しい選手は現れず現行戦力のベテラン達で戦い、充分な活躍ではありませんでした。

 

やるべき事はチームの戦力アップで勝負の2年目を

 

既にMFベルナルドやGKエデルソンを獲得した様に、 チームの戦力強化が必須です。ペップの真価を発揮するには優れた手駒が必要なのは明らか。それを良い選手がいないと大した事ない監督と見る人もいるかもしれませんが、全くナンセンスでありペップの監督としての資質を見間違えていると思います。

 

彼はプロビンチャ向けの監督ではないのは確かでしょう。ですがバルサで歴史的なチームを作り上げたように、その優れたインテリジェンスによりフットボール界に影響を与えられる稀有な存在なのです。そして正に私がペップに期待するものは、シティは勿論のことシティを通じてフットボールにまた新たな進化を齎せれるか。

 

という事で、この夏はスカッドの人数的にも更なる補強に動くでしょうし、ビッグディールもまだまだ起こりそうです。メディアを中心に騒がしくなるこの季節ですが、周囲の喧騒を他所に理想のチームを作り上げ、言い訳のきかない勝負の2年目をして欲しいですね。

 

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