【CL18ー19・GS第2節ホッフェンハイム戦】地獄のような87分、救ったのはダビド!!
【ホッフェンハイム:1ー2:マン・シティ】WIN
GK:バウマン
DF:ブレネト、ポシュ、アクポグマ、カデジャベク
MF:デミルバイ、フォグマ、グリリッチュ
FW:ジョエリントン、サライ、ベルフォディル
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
スコアラー:ホッフェンハイム(ベルフォディル)
スコアラー:マン・シティ(アグエロ、ダビド)
【トピックス】
プレミアではリバプールと並んだシティですが、CLではリヨン戦をまさかの敗戦スタート。この2節では是が非でも勝利の欲しいところ。また負傷中のデ・ブルイネが練習復帰したのは今後に向けての朗報ですね。
対するホッフェンハイムは久々のCL。新進気鋭の青年監督ナーゲルスマンが率います。31歳ってなんと私より年下!!!恐るべし、、、
【総括】
地獄、、、そう形容したくなるような苦しい苦しい試合でした。そしてナーゲルスマン監督は評判に違わぬ曲者ですね。
最初の10分の間に互いに失点したのは、序盤のゲームが落ち着かない上でしたのである程度は仕方ないのですが、それでも開始1分での失点はナーバスになるには十分で出鼻を挫かれました。
地獄になった要因は3つ。
一つ目はホッフェンハイムのシステムで、守備時は4ー3ー3なのですが攻撃時には3ー4ー3という可変システムに対応が後手になったという事ですね。ボランチとサイドバックの上下動によりスムーズなシステム移行しており、チーム全体の縦への意識の高さはホッフェンハイムから十分に伺い知れましたが、特にシティの左サイドにおいて上がってくる右サイドバックに誰が付くのかで問題が起きました。オーソドックスな対応であればサネが引いてくるべきですが、シティのファースト守備はハイプレスなので前に残っている事が多く、ラポルトの対応が曖昧になってしまいました。この問題は、終盤まで続きましたのでペップは何か手を打つべきだったじゃないかなと思います。
攻撃面では左サイドバックに入ったラポルトがここでも問題に。不慣れなプレーが多く怪しいパスミスを何度も犯しています。本来は左サイドではダビドとサネも含めてユニットで違いを作る事が多いのですが、殆どサネの単騎突破に限られてしまいました。ビルドアップでも問題を抱えたペップはストーンズを起用して攻撃時にダブルボランチとする事で問題を改善しています。これによりシティも守備時は4バックで攻撃時は3バックと意趣返しをしていたのは面白かったです。
2つ目は主審のジャッジ。明らかにシティにとってはフラストレーションの溜まるジャッジが多く、また公平な目を持ってしても主審の試合進行やジャッジ基準はかなり微妙なモノが多かったです。サネのところはPKで間違いなかったと思います。
3つ目はシティのメンタル面。これはリヨン戦でもそうでしたが、必要以上にナーバスになり過ぎている気はします。まぁ初戦を落とした中で開始早々の失点と不可解なジャッジ。システム的な問題も相まって上手くいかない要素が多く、それ故にミスが多過ぎました。良いチャンスも作るんですが、ミスも多くてどうもリズムに乗れないという悪循環でしたね。これに関してはこの日の勝利がキッカケに変わると良いんですが。
とまぁ本当に苦しい試合だったんですが、最後の最後でダビドの抜け目ない一撃。勝負の分かれ目は結局は選手のクオリティだったかもしれませんね。ペップはナーゲルスマンに相当苦しめられたと見て良いと思います。最終盤のパワープレイでの攻め方など、戦術的な駆け引きも大胆で面白い。あれだけ問題だったラポルトがパワープレイでの守備には役立ったというのは皮肉な話。
あ〜勝てて良かった。シチズンズは全員思った事でしょう(笑)