クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【PL19−20/第25節 トッテナム戦】黄金の負けパターン!!問題解決はかなり難しい、、

久々にモウリーニョ監督との対決となったペップですが、見事に負けてしまいました。しかし、モウリーニョは良いキャラクターしてますね。

 

GK:エデルソン

DF:ウォーカー、オタメンディフェルナンジーニョ、ジンチェンコ(→退場)

MF:デ・ブルイネ、ロドリ、ギュンドアン

FW:マフレズ(→ジェズス)、アグエロ(→カンセロ)、スターリング(→ベルナルド)

 

ストーンズラポルトの両CBはベンチ外です。

 

トッテナム:2−0:マン・シティ】LOSE

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もうね、お家芸って言っても過言ではないですね。入りから良い感触でプレー出来ていましたし、PK含めて3〜4度はゴールチャンスが巡ってきてるんですけど。まぁ決めれないし、相手のたった数度しかないシュートで失点しちゃうんですから。ペップのフットボールでよく見る敗戦です。ゴールデンパターンですよ!モウリーニョ率いるスパーズはよく粘った甲斐があったでしょうし、シティの自滅っぷりが最高に応えますね、、、

 

細かい問題はあるにはあるが、、、

 

互いに4−4の2ラインでのマッチアップは、ほぼ全てのセクションでシティが上回っていたと言えます。ケインの居ないスパーズの前線は、迫力に欠けるものの、ルーカスやソンなどスピード溢れるアタッカー達は脅威だなと試合前は思っていましたが、実際にはシティ両サイドバックの対応が良く出来ており危ないシーンを作られる事はありませんでした。前線からのプレスも効いており、ボール奪取からのショートカウンターで相手ゴールを脅かしています。

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この試合のキーポイントとなったのはPKと退場であるのは間違いないでしょう。アグエロのPKはVARによってもたらされ、モウリーニョの表情は実にユニークでしたが、このジャッジは問題ないでしょう。問題なのは、またもPKを外したこととその後のスターリングのVARですかね。シティのPKキッカー問題は深刻になりつつあります。折角の絶好機なだけに外すとダメージがデカい。ギュンドアンは前回決めた際も読まれてましたし、今回外しそうな雰囲気プンプンしてましたけどね。これだけ多くの選手が外してしまうと、正直次に誰が蹴るにせよかなりのプレッシャーが掛かるのは間違いなく、不穏な流れになりそうで嫌ですね。

PK失敗後のこぼれ球になったシーンのVARは、微妙なジャッジとなりました。シティ側としてはスターリングとの接触自体はあったように見えますが、殆ど相手の妨害にはなってない程でダイブを取られる危険性もあったとは思います。結局、PKもなくダイブもないというジャッジに落ち着きますが、モウリーニョの立ち回りだけが目立って笑えました。まぁスターリングは他にもアリへのタックルで退場しても可笑しくなかったので、シティとしてはラッキーだったと言えるでしょう。

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もう一つのポイントであるジンチェンコの退場ですが、カウンターになるところをボールに構わず止めてますからショルダーにせよ、まぁイエロー出てもしょうがないですね。勿体無かったのはスターリングのVARの際にジンチェンコが既にイエローを貰ってしまっていた事でしょう。只、このプレーで問題なのはそこではなく、カウンターを招いたセットプレイのミスとジンチェンコの前で相手を捉えたギュンドアンが抑え切れていないことでしょう。この試合でも良いレベルのプレーは見せていましたが、全体的にどこか集中力を逸する場面はあり、CKからのボールロストは安易だったと言えます。また、事前にギュンドアンがファウルして止めるべきです。彼がまず捕まえていますし、イエローもない訳ですから、あそこで止めてしまわないとダメですね。ジンチェンコは正直、ソンやルーカスを相手に守備面ではよく抑えていましたし、退場は勿体なかったです。

 

問題が根深いのは、問題がないから!?

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とまぁ、細かくみれば失点シーンのオタメンディの対応とかも問題ではあるんですが、実際この試合は普通に考えて勝てる試合なんですよ。試合後、シティはロッカールームから50分程出てこなかったとの報道ありで、ペップが熱弁を振るった可能性もありますが、これはちょっとやそっとじゃ改善しそうもないなと踏んでいます。何故ならペップ自身が語ったように、パフォーマンスは一定以上あったことです。にも関わらず、負けている。更に、今季はこれが1度や2度ではない事を考えれば偶然と切り捨てる事は出来ず、深刻です。相手より何倍もの決定機を作り、スタッツで勝利し、そして試合に負けるのは、明確な何かを見つけるのが難しく、監督としても修正方法を見出すのが容易ではないでしょう。

 

PKを外しまくるのも、決定機を外しまくるのも、カウンターにパニクるのも、アッサリと解決できるものではありません。PKを獲得出来る程深く侵入出来てないなら、決定機を全く作れない程攻め手に欠くなら、カウンターの度に失点まで行ってしまうのなら(これは微妙だが)、手の打ち方もあるでしょう。しかし実際にはそうではなく、多くの部分で相手を上回るパフォーマンスを見せています。リーグ戦は完全に終戦しておりモチベーションを維持するには難しく、また国内カップは勝ち取るにこした事はありませんが、それだけでは不十分な事は誰もが知るところでしょう。そうなると、唯一浮上のキッカケを手にできるとすれば、CLマドリー戦となるでしょう。ここで今季の不甲斐ない試合のように敗れ去るのか、欧州の巨頭を打ち破れるかでガラッと変わる気はします。というか、ここしかもうない気が。まぁ実際のところは少なくともシーズン終わってあらゆる意味でリセットされるまで、不安定なプレーは続く可能性の方が高いでしょう。現状、マドリー戦を境にチームが変貌するというのが微かな未来の希望です。

 

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