【PL19−20/第36節 ボーンマス戦】凡庸なパフォーマンスの中の特別なタレント!!
マン・シティ完全勝利にピッチの外が非常に騒がしいですが、ピッチの中での戦いは続きます。連戦での疲れなのか停滞する中で、それでも煌めく才能を見れました。
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド、ギュンドアン、フォーデン
FW:ジェズス
今日のCBは2年前が旬だったコンビです。2年の月日がこうも残酷とは、、
【マン・シティ:2−1:ボーンマス】WIN
本当にパッとしない試合でしたね。勿論これはシティ側からみた話で、残留争い渦中のボーンマスは勇敢にアグレッシブなプレーで戦ってました。おとぼけCBコンビとあってか、守備時も前からのプレスを積極的に仕掛けてくるわ、スペースへの攻撃も上手く仕掛けられるわで大変でしたね。彼らだけではなく、殆ど良い局面を作り出せなかったシティですが、特大のタレントがつまらないチームに華を添えてくれました。
2ライン間でのプレーならNo1
この試合勝利できたのは一重に彼のおかげです。そう、ダビド・シルバですね。4−5の2ラインで集中して守るボーンマスを相手に、外回りのボール回しに終始しそうなシティでしたが、ダビドが上手く2ライン間でボールを持てば魔法が発揮されました。
ダビドはポジショニングとタイミングを心得ており、ボールを引き出すのが非常に上手いです。またわずかなスペースでもプレー出来るだけのスキルと判断力を持っています。それが存分に発揮されたのがジェズスのゴールをアシストしたプレーで、まさに2ライン間でボールを受けるとすぐさま反転しジェズスへの縦パスを見事に通し、御膳立てするのでした。
ダビドは反転が早くて良いですね。これは小柄な彼の敏捷性だけではなく、判断及びコントロールの卓越さに起因するものであり、相手のプレッシャーのきつい狭小スペースでもプレー可能な特別な武器となっています。同じくスペシャルなデ・ブルイネとは違ったモノであり、故にこの2人を活かすのがシティにとっての最大の武器です。
彼のシティでのダンスが今季で最後になるのが残念でなりませんね。
守備陣で唯一奮闘したエデルソン
攻撃で存在感を放ったのはダビドとジェズスでしたが、守備陣で際立ったのはGKエデルソン。というかエデルソンが目立っている時点で、この試合にいかに苦しんでいるのか分かりますね。
チーム全体が凡庸なプレー或いは緩慢なプレーに終始する中、ピンチを再三ビッグセーブで救っています。失点は一つ喫したものの、GKの要因ではないですし、エデルソンのセーブがなければ負けていたかもしれませんね。
また後半から出場したエリック・ガルシアは右サイドバックとしてプレー。ウォーカーやカンセロのような攻撃時のサイドでのアイデアは期待するのが酷というもの。むしろ気になったのは対人守備で、対面のキングにぶっちぎられたシーンは修行が足りませんよと言わざるを得ないでしょう。まぁ本職CBでスピードもありませんから致し方ないところはありますが、ちょっと相手になってなかったのは問題ですね。
2年前のCBコンビはこのままでは発表された最新のスカイブルーのユニフォームを纏うことは難しそうです。復活に期待したいですが、厳しいかな。
非常に凡庸でしたが、ローテーションしながら怪我人なく勝利できたので良しとしときましょう。如何せんリーグでは最早すべきことが少ないので。後はFAカップとCLに向けて上手く調整してもらいたいと思います。