クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

ナスリはトルコへと旅立つ

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少し前になりますが、マン・シティのMFサミル・ナスリがトルコのアンタルヤスポルへと移籍しています。プレシーズン中はかなり良いプレーしていたんですが、プレー以外の面で結局フィット出来なかったのかなぁ。勿体無い。

 

トルコやロシアだと欧州ではマイナーなリーグかもしれませんが、結構面白い選手が居たりしますね。ナスリの移籍先には、懐かしきサミュエル・エトオが居たり、他クラブでも私の好きなリカルド・クアレスマが居たりと興味深いメンツが実はいます。

 

トルコだとガラタサライフェネルバフチェベシクタシュなどが強豪かと思いますが、ナスリはプレーレベルは非常に高いですから、上手くハマれば面白い存在になってくれると思います。

 

シティも押し込んでも崩しきれない時とかに、ああいうテクニックとフレアを備えた選手がいると良いんですけどね。30を超えてるダビドに頼りっぱなしというのも問題ですし、デ・ブルイネはタイプが違うだけにベルナルドに期待ですかね。

 

ナスリもいつの間にかベテランとなってますけど、いい加減身を落ち着けてプレー出来ると良いですな。グッドラック!!

 

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【プレミアリーグ17ー18】第2節エバートン戦

最後の出番となった第2節のシティ。ライバル達はユナイテッドが2連勝を達成し、スパーズとチェルシーの1戦はチェルシーがモノにしています。シティも続きたかったですが、、

 

シティスカッド

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前節とほぼ同様の布陣です。唯一の変更点は左ウィングバックで、ダニーロではなくサネがチョイスされています。

 

エバートンスカッド

新加入のクラーセンとシグルズソンは共にベンチスタート。ルーニーとピックフォードは先発。

 

前半(0ー1)ー:ルーニー

 

昨季のシティを見ているような前半でしたね。ボールのイニシアチブを握り、チャンスも数度生み出しましたが結果に結び付けられず、逆にたった1度のチャンスをルーニーの2戦連発弾で失点してしまいました。得点シーンのルーニーは冷静なショットが流石でしたね。

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前半の問題点は決定力以外の何物でもなく、先に訪れた4度のゴールチャンスを1本でも決めれていれば結果は大きく変わっていたでしょう。しかし実際には3度アグエロが決めきれず、ダビドのシュートはポストを叩き、ジェズスに至っては力のないボレーとなりました。

 

守備は失点したもののサネのミスから始まっており、その他のシーンでは全く危なげなかっただけに余計に勿体無い展開となってしまいます。また、勿体無いでは右のカイル・ウォーカーの退場も痛かったですね。一つ目のイエローは致し方ないにしても、2つ目のイエローは厳し過ぎるように感じました。後半にはエバートン選手とオタメンディとの競り合いで明らかな手を使い叩かれてますがカードすら出ず、少なくとも今日のジャッジには一貫性は無かったですね。

 

とは言え、1番の問題は先程も指摘した通り決定力ですので、自分達で首を絞めているのは間違いありません。この光景は昨季も何度も見ているだけに歯痒さが残りますね。

 

後半(1ー0)スターリング:ー

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後半はペップショーと言っても過言ではありませんでした。試合中の修正能力で彼以上の監督は正直思いつかないくらいレベルが高いですね。勿論それは持ち駒があるからでもありますが、それを差し引いても凄い。

 

まずは10人となったシティは後半頭からジェズスに替えてスターリングを投入。スターリングはそのまま右サイドに入るのですが、攻撃時にはトップに入ったりと持ち前の機動力で人数の少なさを感じさせません。

 

そして、エバートンが前半以上に引いた事もあり10人でも押し込めると判断すると、CB(ストーンズ)を1枚削るとダニーロを入れ4バックに。これはサイドバックは高い位置にポジションを取るので事実上の2バック。更に畳み掛けます。

 

また時間が経ち間延びしてくると、イマイチ調子の上がらなかったサネを下げベルナルドを投入します。と同時にデ・ブルイネがボランチ気味にポジションを取る事で、縦パスをどんどん通して攻撃を加速させます。これらの手段により1人少ない筈のシティが完全に押し込み、決定機を作っていきます。

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、、、が、入らない。スターリングの動きはかなり良かったですが、肝心のシュートが明後日の方向へ。右サイドを一気に活性化させたダニーロのシュートもピックフォードに防がれ、こりゃダメなパターンかなと思っていましたが、残り10分程で実らせます。スターリングの3度目の正直のボレーは強烈にネットを揺らしました。苦労が実って良かった、、、

 

総括(1ー1)DREW

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”Don't look back in anger”の大合唱からスタートしたホーム開幕戦は2つの要素を見せました。1つは昨季何度も見た姿、2つ目はそれでも最後は押し切って同点ゴールまでもっていけたことですね。昨季のままでは恐らく敗戦していた事でしょう。そこが進歩とも言えますし、只もっと楽に勝てるだろという点においてはまだまだとも言えますね。

 

ジェズスは退場の煽りを喰らった訳ですが、実際のところこの試合に関してはスターリングの方が効果的だったのは間違いないです。と言うのも、ビルドアップの際に頻繁に見られましたが、2列目とのポジションチェンジによりバイタルエリア手前に降りてきてボールを受けるシーンが数多くありました。明らかな意図的なプレーですが、この受けた後の選択肢がストライカーであるジェズスやアグエロではそこまで多くなかったという事ですね。プレーヤーのタイプとしてもスターリングの方が器用ではあるので上手くいったとも言えます。

 

ライバルのモウリーニョさんが見にきていたのでギャフンと言わせたかったところですが、足元掬われてしまいました、、、只、後半のチームスピリットは目に見張るものがありましたから、今後への期待はして良いんじゃないでしょうか。

 

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ルーニー復帰のエバートン。気になる選手が目白押し!!

プレミアリーグ次節の対戦相手となりますエバートンですが、第2集団のトップは今夏積極的な補強に取り組んでいて不気味な存在になっています。しかもマン・シティにとっては昨季もエバートンには苦しめられており、エースのルカクをお隣ユナイテッドに移籍したとしても非常に厄介なのです。

 

また今季加入の選手達は個人的にも注目してきた選手達であり、要注意と共に検証です。

 

帰還したエース、ウェイン・ルーニー

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移籍したルカクと入れ替わる様にエバートンに帰ってきたのは、30overになった”ワンダーボーイウェイン・ルーニーです。ルーニーにとっては育った心のクラブに戻ってきた事になります。

若くしてユナイテッドに移籍する事となったルーニーを当時のエバートンファンは、どんな心境で彼を再び迎え入れたんでしょうね。

 

ルーニーはそんなエバトニアンに開幕戦で一発回答しています。サイドからのクロスに走り込んでヘディング。グディソンパークを熱狂へと誘いました。

 

フルマッチではエバートンの開幕戦を観てませんので分かりませんが、少なくともルーニーエバートンが互いに勢いに乗るにはもってこいのゴールだったのは間違いありませんね。シティとしては警戒を強める必要があります。

 

プレシーズンからの継続で恐らく3バックで挑むであろうシティは、ルーニーに対して特別マークをつける訳でもないでしょうが、それでも彼はルカクよりもFWとしてはよりオールラウンダーなタイプで、ボランチとの連動した守備が必要となるでしょう。アップダウンの激しい展開になるならばフェルナンジーニョの方が良いかもしれませんね。主将コンパニ含めた3バックと共に注目のマッチアップです。

 

MSNのサブからマラガのエースに、そしてプレミア挑戦のサンドロ・ラミレス

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バルサカンテラーノ、サンドロ・ラミレスがマラガでメインキャストを張りイングランドへの挑戦を決めました。

バルサ時代には”MSN”の壁は厚く、出場機会は限られていましたが、マラガに出場機会を求めると昨季のラ・リーガで躍動。リーグ戦で14ゴールを上げ、今季でのプレミア挑戦を決めました。

 

監督のロナルド・クーマンも元バルサですので、初のプレミア挑戦も少しのアドバンテージを貰えるかもしれません。サンドロはドリブルとFKにも優れ、中央をルーニーが構えるとすると2トップ或いはウィングでの起用となると思います。

 

サイドの攻防ではウォーカーとのマッチアップになるかもしれません。ウォーカーとしては、プレミアの洗礼を浴びせたいところです。FKも脅威となる可能性があるので、3バックも不用意なファウルはなるべく犯したくないですね。

 

エールディビジの顔クラーセンとスワンズから加入のシグルズソン

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若い頃からアヤックスの主役でありエールディビジの顔であったダフィ・クラーセンが遂に国外挑戦となりましたが、移籍先がエバートンというのは中々賢い選択だったかもしれません。監督は同胞のオランダ人ですし、クラーセンの特徴をよく分かっているでしょう。

 

高度のボールスキルと2列目からの飛び出し、そしてFW顔負けの得点力に優れたプレーヤーです。同じくエールディビジからの来訪者だったエリクセンの様な活躍をエバートンは願っているでしょう。

 

また移籍金4500万ポンドで獲得したシグルズソンも飛び出しやキック精度に特徴のある選手ですので、中盤がマークを怠らず、ボールの出所にはしっかりプレスを掛けていきたいですね。

 

次世代イングランドGKピックフォード

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いくつもの移籍先が上がった若きイングランド代表GKのジョーダン・ピックフォードもマージーサイドの青に加わっています。シティよりハマーズにレンタルされたジョー・ハート以上のイングランド人GKとなれるでしょうか。

 

開幕戦では早速優れたシュートストップを見せており、無失点での勝利に貢献しています。シティは昨季も多くの決定機を逸してきていますので、アグエロやジェズスに掛かる期待は大きいでしょう。彼等がゴールを奪えない様だと、かなり厳しい試合になるでしょうから1番のポイントになりそうです。

 

今季のチームを占う試金石

 

エバートンにはその他の既存選手に関してもミララスなど上々の選手がおり、決して侮れない存在である事は既に昨季で分かっています。

 

ペップは相当にプランを練ってくる事は予想が付きますが、上手くいかない事もあるのがフットボールというもの。ピッチの中の選手達が、どれだけ各状況に対応し優れたパフォーマンスを発揮出来るかも重要なポイントとなります。

 

また共に大型補強を実施したチーム同士、現在の状態や今季のチームを占う上でも良い試金石になりそうです。当然シティとしては勝って勢いに乗りたいですし、それ以上に今季のシティは強いなと感じさせるようなパフォーマンスを披露してもらいたいですね。

 

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遂にギュンドアンが復帰!!

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既に開幕したプレミアリーグですが、チームは新たな提携先であるジローナFCプレシーズンマッチを行なっています。

 

今年新しくシティグループとの提携先となったジローナには、早くもシティから4選手がレンタルされています。スペイン人のマフェオやガルシアを筆頭に若手有望株が在籍していますので、その意味でも注目して追っていきたいクラブですね。

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フルマッチで観てませんのでハイライトのみですが、1ー0でシティが敗れています。ピッチにはフォーデンやディアスら若手や、開幕戦での出場が無かった選手達をベースに行なっています。結果はさして重要ではありませんが、無得点なのは若干気になるところ。次はルーニーが帰還したエバートンですので、集中して臨みたいですね。

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さて、この試合での1番のトピックスはMFイルカイ・ギュンドアンの試合復帰ですね。昨季の大怪我により殆どをリハビリに費やしたドイツ代表ですが、ようやく実戦復帰となりました。昨季の前半ではチームでも重要な存在でしたし、ダビドやデ・ブルイネら中盤の負担を軽くさせる為にも、ギュンドアンの起用状況は今後のキーポイントとなると思います。

 

タッチ集を観ましたが、まだまだ動きは緩慢なところはあるものの視野の広さや、小回りの効く綺麗なターンはギュンドアンらしくて良いですね。ペップとしても早々に復帰させてまた大事になっても困るので、充分にケアしながら徐々に本格復帰してくれればと思います。

 

何はともあれ、おかえりギュンドアン

 

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【プレミアリーグ17ー18】第1節ブライトン戦

遂に開幕しましたプレミアリーグ17ー18。開幕戦はAWAYで昇格組ブライトンとの対戦です。プレシーズンでの好調を持ち込みたいところです。

 

シティスカッド

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概ね想定通りの構成で、個人的に予想と外れたのはボランチフェルナンジーニョですね。ベンチには新加入のベルナルドや若手のフォーデンが引き続き招集されています。

 

ブライトンスカッド

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4ー4ー2の典型的なイングランドスタイルのチームでしょうか。正直、35年振りの昇格という事も相まって全然情報を持ってません、、、

 

前半(0ー0)ー:ー

 

 他の試合結果にも現れるように開幕戦はいつだって難しいものですね。ペップが睨んだ通り難しい展開となりました。ブライトンはプレミア昇格の開幕戦という事でHOMEスタジアム含めて、かなりモチベーションが高かったです。

 

最序盤に出足鋭いブライトンは、開始早々からシティとのハイプレス合戦を展開。かなり上下のスピード感のある状況になりました。最初にボランチフェルナンジーニョかぁと見てましたが、この展開を読んでいたのかヤヤよりも活かせる状況だったのは間違いないでしょう。プレービジョンに優れるヤヤですが、ハイテンポな状況に継続的に着いていくのは難しいですからね。

 

只、10分前後でそれも終わりシティはいつもの様にボールを支配し、ブライトンはゴール前に分厚い壁を作ります。これがかなりしんどかった。正直、バタバタした展開の最初にゴールをあげれてた方が楽でしたね。

 

ボールポゼッションは安定し、即時奪回のハイプレスも良く効いてましたので、ずっと押し込む展開だったんですが、押し込みすぎてスペースがまるでない。またブライトンの守備意識や集中力が非常に高く、ファイナルサードに向けてなかなかスピードアップ出来ませんでしたね。

最大の決定機はダイレクトのパスを3本繋いで放ったジェズスのヘディング。アグエロとダビドのワンツーで背後を取ったのも、アグエロのクロスに対して相手CBとの駆け引きでマークを上手く外したジェズスも良かったですね。マークを外す際に身体が少し流れた為あまり強いシュートにならなかったですが、それでもGKの逆はついていたんですがビッグセーブでした。これで余計にブライトンの意気が上がってしまうのが皮肉。

 

多くのチャンスを作れなかったシティ。こういう試合はどうしても増える可能性があるので、何かしらアイデアを生みたいですね。後、ストーンズの不注意なパスミスはいただけなかったな。

 

後半(0ー2)ー:アグエロ、OG

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後半も先制点を上げるまでは難しい試合となりました。セットプレイのピンチもありましたし、アグエロに訪れた決定機を大きく外してしまった際には、リバプールチェルシーコースなのか?と疑念を抱きましたが、流石に2度目の決定機をアグエロ汚名挽回のフィニッシュ。先制点で大いに落ち着けました。 

 

先制点のシーンでもそうですが、停滞した攻撃とは裏腹に大いに効いたのがハイプレス。デ・ブルイネが猛烈なチェイスからボールを奪うと、ダビド→アグエロと繋ぎ先制点を齎しました。追加点のオウンゴールも元はアグエロの粘りからこぼれ球を拾った流れですから、ショートカウンターは武器になります。

 

交替策で気になったのは起用法。2トップに入ったスターリングとベルナルドは共に中盤色のあるプレーヤーであり、ジェズスとアグエロとは違った持ち味を発揮できそうです。まあバルサ時代の3トップにFWではないチアゴやセスク、ダニを起用したり、バイエルン時代にゼロセンターバックをしたりとペップならやりそうな事ですね。相手によってシステムも組み合わせも変わるでしょうから、ペップの戦術眼に期待を寄せましょう。

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また上手くいかなかった左サイドも、展開によって変える必要がありそうです。ダニーロは悪くはありませんが、今日のような試合ではサイドの深い位置でボールを持っても、1度右足に切り替えさなければならずブレーキとなってしまいます。サネであればそのまま突破やクロスに持ち込めるので、復帰するメンディも含めて、ここも今後のキーポイントとなるかもしれません。

 

期待の若手フォーデンにプレミアデビューの瞬間は訪れず、今後に期待しましょう。

 

総括(0ー2)WIN

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いやぁ勝って良かった(笑)ほんと途中までは、危ない試合だなと思ってました。こういう時に限ってアクシデントは起こり易いですからね。そこを攻めあぐんだとは言えキッチリ勝利を収めたのはポジティブな要素と見れるかもしれません。

 

既に他試合では波乱が起きてますので、今回の勝利は素直に喜んだ方が良いでしょう。シティとしてはもう少し前に出てくる相手の方が、かえって与し易いと思います。

 

次節は大型補強を敢行しているエバートン。勝って勢いに乗りたいですね。

 

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開幕目前!!ペップ・グアルディオラ体制2年目展望

いよいよシーズン開幕が迫ってまいりましたプレミアリーグですが、開幕前という事で17ー18マン・シティスカッドを確認しておきましょう。

 

メインは3バックか!?

 

昨季のメインシステムとなりました4ー3ー3(もしくは4ー1ー4ー1)。試合中にサイドバックボランチの位置取りをする事で3バックになる事はありましたが、最初から3バックはあまり多くなくオプションの印象でした。しかし、新加入のサイドバック達によりプレシーズンでは3バックが度々テストされています。概ね上手くいったプレシーズンの内容を経て、本格的に3バックにシフトする可能性が高そうです。

 

左右のウィングバックに、ウォーカーを筆頭にダニーロやメンディなどタフで走力のある選手が加わった事により、サイドの幅と上下動を担保し昨季にはなかった強みとなりそうです。サネはこの新しいポジションでも躍動しそうな気配があります。

 

勿論、昨季からの4バックは安定感がありますので、試合相手や状況に応じて変化させながら戦っていくのは間違いないでしょう。ペップフットボールの一つの鍵としてシステムの多様性がありますので、様々な選択肢が持てるのは昨季にはなかったポジティブな要素と言えそうです。

 

また多様性という観点では選手起用にも言えます。昨季のシティは、それまでの選手達をベースにしていましたので、補強がいくつか失敗した事もあり起用の選択肢が多いと言える状況ではありませんでした。今季は前線にベルナルドを加え、ジェズスもスタートから使える状態にあります。ギュンドアンが本格的に復帰してくれば更なる充実と、3トップ或いは2トップと組み合わせも豊富に出来そうです。

 

シティ17ー18予想スカッド(3ー1ー4ー2) 

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という事で予想ファーストチョイスと次点の選択肢を考察します。システムはプレシーズンを踏まえ3ー1ー4ー2。

 

GKには新加入のエデルソン。昨季に問題となったポジションの一つで、プレシーズンを見る限りでは良いシュートストップを見せてくれています。2年目のブラボは巻き返したいところ。

 

3バックは、主将コンパニとストーンズオタメンディの3人。プレシーズンではその強さを活かしてコンパニが存在感を放ち、安定した守備を披露しています。不安なのはコンパニが怪我した場合とバックアッパーで、現状では若手のアダラビオヨと去就不透明なマンガラしかいません。なので市場が閉まる前に補強があるかもしれません。

 

ワンボランチにはヤヤがファーストチョイスになるでしょう。昨季にも代理人とのいざこざが解消されるとスタメンとして好パフォーマンスを披露しており、ペップの信頼も厚いと思われます。次点にフェルナンジーニョ。機動力は高いですが、荒い守備が玉に瑕。若手のガルシアがレンタルとなりましたので、ここは2枚で回すしかないですね。

 

今季のシティシステムで目玉とも言えるのが左右のウィングバック。右はウォーカーが不動のファーストチョイスと思える程の圧倒的なパフォーマンスを披露しています。左は選択肢が豊富で、好プレーを披露したダニーロは想像以上に良いですし、コンバートされる可能性のあるサネも自慢のスピードを活かす機会は増えそうです。そして負傷で出遅れてはいますが、こちらも期待の新戦力であるメンディは復帰すればスタメン争いに加わる事でしょう。

 

充実のインサイドハーフはダビドとデ・ブルイネの2枚看板。タイプの違う2人は昨季も好プレーを披露してますので、今季も大いに期待しましょう。特にデ・ブルイネには更なる飛躍を遂げて欲しいですね。またまだ復帰出来ていないですが、ギュンドアンが加われば大きな力になる事は間違いないです。昨季も出場した際には高いパフォーマンスを発揮していますから、怪我のみでしょう。新加入のベルナルドもこのポジションでの起用が可能です。2トップの場合は、インサイドハーフがメインの戦場になりそうです。

 

2トップ採用の際はメインキャストが新旧エース。アグエロとジェズスの共存は昨季後半から試していますし、他チームからは驚異の存在となって欲しいですね。プレシーズンで絶好調だったスターリングは、厚みの増した前線でも存在感を放つ事が出来ればワールドクラスへのステップを一つ上がれる事でしょう。3人共にローテーションによってある程度の出場機会は望めると思いますので、タイトルを取る為にもこの内誰かはリーグ戦での20ゴール以上が必要になってくると思います。

 

4バックなら(4ー1ー2ー3)

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昨季メインで使った4ー3ー3ならこんな感じになるのでは。CBはオタメンディストーンズのどちらかがコンパニと組み、左サイドバックは怪我から復帰すればメンディに変わると思います。

変わってくるのは3トップの扱い。この場合、センターフォワードアグエロとジェズスで争い、サイドをベルナルドやサネ、スターリングで争う事になるでしょう。

 

システムや所属メンバーのポジション的には、こちらの方がバランスの良いスカッドにはなりそうです。どちらにしてもバックアッパーで足りなそうなのは、ボランチとCBが若干薄いくらいですかね。となるとやっぱりコンパニには怪我されちゃ困るな(笑)

 

シーズン成否はストライカーとDF陣

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この上なく好調なプレシーズンでしたが、これを実際のシーズンで見せられないと意味がありません。それはチームが1番分かっているでしょうし、その意味でもシーズン開幕戦には内容の伴った勝利を求めたいです。

 

そして結局のところシーズンの成否を占うのは、第1にはストライカーがゴールという結果を残せるかに掛かっているでしょう。昨季、内容に結果が伴わない試合が数多く見られましたが、決定機を決められないツケを払わされています。デ・ブルイネが”ポストの呪い”に掛かっていましたが、アグエロも重要なシーンで決められず苦労しました。プレシーズンで早速何本かポストに当てているのは、恐怖を感じます、、、という事でアグエロ筆頭にジェズスやスターリングなど前線の選手がゴールを決めなければいけませんし、ストライカー達がゴールを決めれればチームも良いリズムを得られると思いますので、開幕ゴールを誰があげるのか期待したいと思います。

 

また、ゴールが決まらない上で接戦を悉く落としたのは守備陣の責任でもあります。特にGKはストライカーの得点同様にビッグセーブがチームに勢いをもたらしますので、エデルソンや2年目の挽回を期すブラボには獅子奮迅の活躍をお願いしたいです。上位陣には、やはり良いGKが良いセーブを見せてますからね。また3バックとなった事でストーンズも落ち着いてプレー出来るかもしれないです。コンパニも強く当たれる事で楔のパスをほぼカットしてますし、3バックの両脇に関しては走力自慢の新ウィングバック達がカバーしてくれるでしょう。

 

最後にこれだけのスカッドを用意してもらったペップ・グアルディオラ監督ですから、タイトル獲得は至上命題ですね。昨季の夏冬マーケットの際にもっとガンガンに変えていくのかと思ったら、案外そうでもなかったのでどうかなと思ってましたが、2年目になってようやくペップと相乗効果を発揮できそうなスカッドが揃ってきています。まずはプレミアリーグの覇権を奪ってもらいましょう。

 

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フェルナンドがトルコ移籍に

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マン・シティは、ブラジル人MFフェルナンドのガラタサライへの移籍を発表しました。フェルナンドは守備的MFとしてプレーしましたが、昨季はボランチの3番手で今季も序列の変化はない為、シティにとってはチームの人員整理となりました。

 

頑張る姿勢はあったフェルナンド

 

昨季のプレシーズンからフェルナンドのプレーを見ましたが、やはり守備に特徴のあるMFはペップの戦術には不向きだったかと思われます。特にワンボランチのポジションはDFラインと前線とのハブとして有効に機能しなければ、チーム全体のリズムを損なう事になるので、その点でフェルナンドは見劣りしてしまったかなと思います。

 

とは言えフェルナンド自体には、プレーはともかくその姿勢は個人的には好きでした。プレシーズンではこれはしんどいなと思って見てましたけど、シーズンの途中途中で見た際に、結構つなぐ意識であるだとかそういったものが不思議と見られたんですよね。彼の中でこのチームに合わせようとしている姿勢がですね。

 

それでも残念ながら戦力として捉えた際には厳しかったのも事実。彼のトルコでの幸運を祈りましょう。

 

ワンボランチに変化はなしか!?

 

という事で現チームでは、3バックでも4バックでも基本の中盤は逆三角形の布陣で変化ありません。やはりワンボランチの安定感がチームを左右する訳ですが、メンバーや序列に昨季からの変化はなさそうです。

 

ファーストチョイスは契約を1年延長したヤヤ、次点でフェルナンジーニョという選択肢ですね。昨季も殆どをこの2人で回してますので、今季も変わらないかなと思います。ヤヤは何だかんだでペップのフットボールをよく体現してくれていて、フェルナンジーニョよりもヤヤの方が上手だと個人的には思います。フェルナンジーニョは活動量の多さがヤヤには無い良さではありますが、プレーが少々雑になるのが玉に瑕。

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ガルシアは個人的には一押しなのですが、プレシーズン全く使われていないのが少々気になってたら、提携先のジローナへマフェオらと共にレンタルされました。ジローナへは計4名のシティ選手が加わります。一皮剥けて帰ってきて下さいね。

  

獲得の噂もあまりありませんし既にかなりの投資を行っていますので、2人というのは少ない気もしますが今季はこれで行くと思います。只、来季以降を考えればどちらもover30ですから、いずれ補強ポイントにはなっていくでしょう。もしかしたら、復帰するギュンドアンもこの位置で起用されるかもしれませんね。

 

取り敢えずフェルナンジーニョ、退場しないでね。 

 

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