【PL18ー19・第10節トッテナム戦】エデルソンはシティのクォーターバック!!タッチダウンパスでスパーズを葬る
【トッテナム:0ー1:マン・シティ】WIN
GK:ロリス
DF:トリッピア、ダビンソン、アンデルヴァイレルト、デイビス
MF:シソコ、デンベレ、ラメラ、ダイアー、ルーカス
FW:ケイン
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スコアラー:トッテナム(ー)
スコアラー:マン・シティ(マフレズ)
【トピックス】
CLで遂に首位に立ったシティは、少し日にちが空いてのゲーム。休養が出来た分、良いプレーをしたいところ。
逆にCLで苦戦中なのがスパーズ。今季補強ゼロが話題になりましたが、チームの完成度は非常に高いです。個人的な注目はルーカス。ブラジルにいた頃はネイマールより期待してたんですけどね。
尚、NFLが開催されたピッチは荒れてるし、アメフトのラインが沢山あります。線審にとってはオフサイドが分かりやすいかもしれませんね(苦笑)
【総括】
大変厳しい戦いになりました。それだけに勝ち点3を積み上げたのは大きいですね。リバプールやチェルシーが負けないので余計に。今節がリバプール戦と同様に、タフな試合になったのは両チームともタイトな守備を披露した為。
シティとしてはお馴染みの4ー3ー3ではありましたが、サイドバックはボランチ気味にプレーする頻度はそう高くなく、合わせてオーバーラップするシーンも目立ちませんでした。スパーズのカウンターをケアしていた事もあり、フラットな4バックのポジションを出来るだけ保っている印象です。サイドバックに入ったメンディとウォーカーは対人に強いタイプで、ラメラやルーカスには殆どドリブルする機会を与えませんでした。
スパーズは攻撃時にはダイアーが下がって両サイドバックを押し出した3バック気味にプレーしています。これが効果的だったかと言えばそこまでではなく、シティの守備はきっちりしていたと思います。まぁ危ないのは凡ミスしまくってたメンディの左サイドで、”メンディてめぇ寝てんのか!?”って感じでした(笑)
スパーズが厄介だったのは寧ろ守備で、4ー4のラインはバランスが良く、システム上ピタッと人がハマってしまうのと、特にダブルボランチがフィジカル的に優れた選手だと苦労している印象です。これはリヨン戦でも同様で、身体能力の高いボランチがシティ最大のキーポイントであるインサイドハーフ2人にタイトなマークをされると、結構停滞してしまいます。それでも幾度か搔い潜ってチャンスを作ったのは、ダビドやベルナルドの個人能力の高さ故ですね。
こういう硬い試合では飛び道具がキーになったりするのですが、シティの場合エデルソンのパントキックも該当しますね。ビルドアップ能力もさることながら、1発で全てのディフェンスをカットするパントキックは驚異的で、これは現状ではエデルソンだけが持ち得る武器です。今回の決勝点の起点はピッチに描かれたアメフトの如く、QB化したエデルソンからの特大パントでスターリングに合わせています。まぁ実際には対応したトリッピアのミスでもあるのですが、それを呼び込んだのは間違いなく彼でした。
先制アシストしたスターリングは徐々にピッチから姿を消し、後半は特に攻撃的なカードを切ってきたスパーズに押し込まれますが、大きな綻びを見せる前にタイムアップに。何度かミスからのカウンターで危ないシーンもありましたけど、勝ち点3です。
ここ2試合リバプールと続けて観てきたせいか、最近のペップの采配は結構手堅いですね。バイエルン時代から特に模索しているカウンター対策は、自分達の安易なミスがない限りはあまり綻びそうにないですし、きっちり終盤守りに入ることも出来ます。前からのハイプレスだけでなく、セットアップしてからの構えた守備と、チームの幅及びペップのフットボール観は確実に広がっているのかなと感じました。これくらいの手堅さがあればCLでも良いところにいきそうな気がするのですが、CLのビッグマッチに限って、奇策を講じやすいのは何故なんでしょうね(笑)
何にしてもスパーズ戦の勝利はデカイです。リバプールとチェルシーが落ちない限り、一戦も気が抜けないのは変わりないですから、難敵からの勝利を次節まで祝うとしましょう。
【PL18ー19・第9節バーンリー戦】攻守に安定したプレーでバーンリーを一蹴!!そして王の帰還!!
【マン・シティ:5ー0:バーンリー】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
FW:マフレズ、アグエロ、サネ
GK:ハート
DF:ロートン、タルコフスキ、ミー、テイラー
MF:グズムンドソン、コーク、デフール、ヘンドリック、レノン
FW:ヴォークス
スコアラー:マン・シティ(アグエロ、ベルナルド、フェルナンジーニョ、マフレズ、サネ)
スコアラー:バーンリー(ー)
【トピックス】
インターナショナルウィークが明けて週末のフットボールが帰ってきました。代表明けはコンディショニングに気をつけなければなりませんが、シティは故障者が続々と復帰しています。前節リバプール戦で復帰したメンディと、我らが王様デ・ブルイネも。逆に離脱はギュンドアンですね。
バーンリーで最注目はかつてのシティ守護神ジョー・ハート。偉大なるGKを擁するバーンリーは、直近3試合で2勝をあげています。
【総括】
メンバーを見れば3バックかと思いましたが、並びは一応4バックでしたね。右サイドバックに入ったストーンズをどうするかなと見ていましたが、守備時はオーソドックスにサイドバックで攻撃時にボランチ寄りのポジション取りしていました。まぁストーンズがラテラル的な縦の動きをするのは難しいですし、ビルドアップの安定と彼が中央よりに移ることで、マフレズが高い位置で多くのボールを受けれる様にしていました。マフレズは前節のPKミスという痛恨のシーンがありましたから、積極的に仕掛けては良いチャンスを作っていましたし、勝敗を決した後とは言えゴールを決めれたのは良かったです。
また先制点をあげるキッカケを作った左サイドはサネとダビドの連携が秀逸です。2人の崩しからアグエロが冷静に流し込んだシーンは素晴らしかったですね。只、メンディが絡んだシーンだとお互いにまだ模索している感はあります。特にメンディとサネのコンビだと、どちらが仕掛けるかやワンツーの感覚でまだ遠慮がちなのは気になるところ。ラストのサネのゴールはメンディのアシストでしたがね。
対するバーンリーはイングランドらしくオーソドックスな4ー4のラインを作っていますが、結構スペースもありますし、マークもタイトではなくイマイチな感じです。その分ビッグセーブでチームを救っていたのが、シティかつての守護神ジョー・ハート。前半にアグエロやダビドの決定機を阻止してます。やるなジョー。
それでも後半のバーンリーにとっての2失点目で勝負は決しました。タッチラインを割ったかどうかではバーンリーにとっては不満の残るところでしょうが、シチズンズとしてはありがたくいただきました。
勝負が決してからはCLに向けた交代カードを次々と切るのですが、デ・ブルイネが再びピッチに立ったのはシティにとって最高の出来事でしたね。そのデ・ブルイネは試運転ながら、らしいパスを2本通しています。彼は意外なコースを見えてますし、その難解なコースを綺麗に通すキックの質。本当に楽しくなります。またフォーデンも活発な動きを見せ、彼は十分レギュラー争いが可能な様に感じました。
シティの守備に関しては、バーンリーがハイボール主体の攻撃を仕掛けたい筈でしたが、前からのハイプレスでそれをさせませんでしたね。こぼれ球や攻守の変わり目でのフェルナンジーニョのポジショニングは相変わらず効いてます。また、4バックが全員高さがあった事も相手のセットプレーにおいての安定となりました。
問題なくゲームを制したシティは、上々のストーリーでした。来たるシャフタールとのCLは難敵ですが、しっかり勝利を狙いたいですね。
【PL18ー19・第8節リバプール戦】魔境で手に入れた勝利への切符!!明後日の方向に投げ捨てる、、、(ポカーン)
【リバプール:0ー0:マン・シティ】DREW
GK:アリソン
DF:ゴメス、ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン
FW:サラー、フィルミーノ、マネ
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スコアラー:リバプール(ー)
スコアラー:マン・シティ(ー)
【トピックス】
遂に迎えた大一番は敵地アンフィールドに乗り込んでのリバプール戦です。ここまで6勝1分とイーブンの成績で首位決戦となります。
シティとしては大変な苦手意識のあるクロップ率いるリバプールですので、先制点を先に得たいところです。少なくとも早い時間帯での失点は避けなければいけません。対リバプール戦は昨季から3連敗中ですので、敵地とはいえ何とか食い止めたい。
対するリバプールは今季明らかにタイトルを狙いにきており、夏の市場での立ち回り含めて順調にきてるんでしょうね。下馬評では、相性からしてもリバプール優位と考えて良いでしょう。
【総括】
息の詰まるような試合。序盤15分程はボールもリズムもリバプールに握られましたが、恐ろしい程手堅い守備意識を両チームに見ました。その後シティはボールを握る事には徐々に成功しますが、互いの守備意識の高さは変わりませんでした。
序盤ビルドアップが上手くいかなかったのは当然リバプールの守備の良さ。とりわけ3トップの距離感を中央寄りに圧縮してポジションを取り、フィルミーノがフェルナンジーニョのコースを常に消します。これがとにかく非常に上手い。多少サイドバックが空きますが、両翼のサラーとマネは抜群のスピードを持っており、カバーが十分に間に合ってしまうんですよね。お陰で出しどころが中々なく、どんどん押し込まれました。ボールが運べるようになったのは、ベルナルドが下がってボールを受けるようになってからですね。彼はプレッシャーが掛かる狭い局面でもボールが持てますから、ここは一つのポイントになりそうです。
またボールを持ち出しても効果的な攻撃が殆どないのは、サイドが本領発揮出来ていないからですね。ウィンガーが相手サイドバックを上回らなければビッグチャンスは生まれません。スターリングがアンフィールドで精彩を欠くのはいつもの事ですが、何処かでこれを克服しなければ未来はなく、故に彼はペップの期待に応えなければなりませんね。マフレズも勝負に持ち込めずではイニシアチブを握るのは難しかったですね。交代出場のサネがPKを取り、これが両チーム通じてこの試合唯一の決定機でしたが、マフレーーーズ!!!!頼むよ!!
この試合で攻撃面の活力を持ってプレー出来たのはジェズス。今季はアグエロからポジションが取れず、我慢のシーズンになっていますがそれ故に積極的でしたね。今まではチームプレーに徹するシーンが目立ちましたが、自らが仕掛けるプレーが多かったのはその現れでしょう。ジェズスはもっと自分の色を出しても良いかもしれません。また積極的な仕掛けが実りそうだったのは、サイドの深い位置で仕掛けたシーンで2人を躱したモノ。明らかに手を掛けており確実にPKでしたが、ジャッジは何故か笛を吹かず。前半にもPKのファウルあったんですけどね、これも吹きませんでしたね。ようやく貰えた3つ目のファウルでPKをマフレズが外してしまうんで、ジェズスとしてはガッカリだったでしょう。私もガッカリ。
結局無得点で終えた試合で、守備面においてかつてない集中を見せていたのは、リバプールをリスペクトしている証ですね。シティの攻撃陣が殆ど不発で終わったように、リバプールにも効果的な攻撃の形は最後まで作らせませんでした。相手にボールを握られるシーンも普段より多くありましたし、スピードあるアタッカーを警戒してかDFラインはかなり低い位置が多かったですね。お陰でリバプール自慢の3トップがほぼ何も出来ずに終わったんで、ある程度は意図して守備組織を構築していたように思います。サイドのウォーカーとメンディは無理の利くフィジカル持ってますし、CBコンビは安定して跳ね返していました。後半、ゴメスの上がりには後手に回りましたが、中央を固くブロックし決定機を作らせてはいません。
互いに際立った守備に手を焼いた1戦は、アンフィールドでのリバプール戦という難局を負けなかったという点で評価出来ます。只、直接対決3連敗中の相手に勝利するビッグチャンスがありましたから、やはり残念で仕方ない。勝てばポイントで優位に立てる以上に、精神的に大きな自信になった筈ですからね。勝ちたかったですが、最低限の結果は得ました。こうなりゃエティハドでは絶対勝利といくしかないですね!!
【CL18ー19・GS第2節ホッフェンハイム戦】地獄のような87分、救ったのはダビド!!
【ホッフェンハイム:1ー2:マン・シティ】WIN
GK:バウマン
DF:ブレネト、ポシュ、アクポグマ、カデジャベク
MF:デミルバイ、フォグマ、グリリッチュ
FW:ジョエリントン、サライ、ベルフォディル
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
スコアラー:ホッフェンハイム(ベルフォディル)
スコアラー:マン・シティ(アグエロ、ダビド)
【トピックス】
プレミアではリバプールと並んだシティですが、CLではリヨン戦をまさかの敗戦スタート。この2節では是が非でも勝利の欲しいところ。また負傷中のデ・ブルイネが練習復帰したのは今後に向けての朗報ですね。
対するホッフェンハイムは久々のCL。新進気鋭の青年監督ナーゲルスマンが率います。31歳ってなんと私より年下!!!恐るべし、、、
【総括】
地獄、、、そう形容したくなるような苦しい苦しい試合でした。そしてナーゲルスマン監督は評判に違わぬ曲者ですね。
最初の10分の間に互いに失点したのは、序盤のゲームが落ち着かない上でしたのである程度は仕方ないのですが、それでも開始1分での失点はナーバスになるには十分で出鼻を挫かれました。
地獄になった要因は3つ。
一つ目はホッフェンハイムのシステムで、守備時は4ー3ー3なのですが攻撃時には3ー4ー3という可変システムに対応が後手になったという事ですね。ボランチとサイドバックの上下動によりスムーズなシステム移行しており、チーム全体の縦への意識の高さはホッフェンハイムから十分に伺い知れましたが、特にシティの左サイドにおいて上がってくる右サイドバックに誰が付くのかで問題が起きました。オーソドックスな対応であればサネが引いてくるべきですが、シティのファースト守備はハイプレスなので前に残っている事が多く、ラポルトの対応が曖昧になってしまいました。この問題は、終盤まで続きましたのでペップは何か手を打つべきだったじゃないかなと思います。
攻撃面では左サイドバックに入ったラポルトがここでも問題に。不慣れなプレーが多く怪しいパスミスを何度も犯しています。本来は左サイドではダビドとサネも含めてユニットで違いを作る事が多いのですが、殆どサネの単騎突破に限られてしまいました。ビルドアップでも問題を抱えたペップはストーンズを起用して攻撃時にダブルボランチとする事で問題を改善しています。これによりシティも守備時は4バックで攻撃時は3バックと意趣返しをしていたのは面白かったです。
2つ目は主審のジャッジ。明らかにシティにとってはフラストレーションの溜まるジャッジが多く、また公平な目を持ってしても主審の試合進行やジャッジ基準はかなり微妙なモノが多かったです。サネのところはPKで間違いなかったと思います。
3つ目はシティのメンタル面。これはリヨン戦でもそうでしたが、必要以上にナーバスになり過ぎている気はします。まぁ初戦を落とした中で開始早々の失点と不可解なジャッジ。システム的な問題も相まって上手くいかない要素が多く、それ故にミスが多過ぎました。良いチャンスも作るんですが、ミスも多くてどうもリズムに乗れないという悪循環でしたね。これに関してはこの日の勝利がキッカケに変わると良いんですが。
とまぁ本当に苦しい試合だったんですが、最後の最後でダビドの抜け目ない一撃。勝負の分かれ目は結局は選手のクオリティだったかもしれませんね。ペップはナーゲルスマンに相当苦しめられたと見て良いと思います。最終盤のパワープレイでの攻め方など、戦術的な駆け引きも大胆で面白い。あれだけ問題だったラポルトがパワープレイでの守備には役立ったというのは皮肉な話。
あ〜勝てて良かった。シチズンズは全員思った事でしょう(笑)
【PL18ー19・第7節ブライトン戦】際立ったチーム全体の守備意識。高速トランジションで勝負を決める!!
【マン・シティ:2ー0:ブライトン】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スカッド:ブライトン(AWAY)
GK:ライアン
DF:モントーヤ、ダフィ、ダンク、ボング
MF:クノッカール、カヤル、プレッパー、ビスマ、マーチ
FW:ロカディア
スコアラー:ブライトン(ー)
【トピックス】
週中のリーグカップでは躍動したフォーデンに加え、若手ベルナベもデビューと上々の出来でした。全勝のリバプールに追いつく為にも、直接対決までに取りこぼしなく行きたいところです。
昨季プレミア残留を果たしたブライトン。知らぬ間にモントーヤが流れ着いていた事に今気付く(笑)デビュー当時はダニの後継者にとも目されましたが彼も苦労人ですな。
【総括】
ハーフコートゲームを展開したシティは、自陣で固めるブライトンの守備陣の粘りに苦労しましたが、それでもしっかりゴールを決めたのは流石です。序盤はミス含めて相手に引っかかるシーンが気になりましたが、徐々に落ち着いてプレーできるようになりました。
ブライトンはかなり低めのライン設定で自陣に籠る事を選択したのですが、相応の気迫は見せたと思います。基本は4ー5ー1ながらも時に5ー4ー1という状態に度々なっていましたね。最後の部分で身体を張っているのが印象的でした。
こういう試合は得てして難しくなりがちですが、上手くカウンターを突き刺します。相手のベタ引きには苦労しますが、カウンターではスペースがあります。そしてスペースがあれば高速ウィンガーのカウンターが炸裂する訳ですね。サネのワンタッチ目はミスってましたが、それでもクロスが抜群に上手い。スターリングは押し込むだけで今季4点目。彼はゴールの取れる位置に走り込めるようになったのが、成長の証ですね。
2点目はアグエロの個人技で半分以上持っていきました。ジェズスが準備していただけに、退く前に一仕事していくエースというのがカッコ良さ抜群。今季は完全にジェズスよりアグエロの方が際立ってます。
只、この試合で一番のプレーはネガティヴトランジションからの猛烈なプレスですね。チーム全員の献身性と守備意識の高さにブライトンはなす術なしでした。囲い込む速さは相手のプレーを制限しミスを誘発させます。前線にロングボールを送られてもロカディアのところはラポルトが完封しました。今日のラポルトは非常に効いており、守備面では完璧な出来でしたし攻撃面ではスターリングへの斜めのフィードが良かったですね。
ジンチェンコも落ち着いてプレー出来ており、守備面でも集中していました。MFならではの読みが良いのかボールカットは結構多かったと思います。
最後はフォーデンも観れたしシティは良いプレーでした。さぁチャンピオンズリーグを巻き返さないといけませんね。
【PL18ー19・第6節カーディフ戦】ようやく覚醒のギュンドアン!!らしいプレーで攻撃をリードする
【カーディフ:0ー5:マン・シティ】WIN
GK:エサリッジ
DF:ペルティア、マンガ、モリソン、カニンガム
MF:ホイレット、カマラサ、ロールズ、アーター
FW:リード、ウォード
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
スコアラー:カーディフ(ー)
スコアラー:マン・シティ(アグエロ、ベルナルド、ギュンドアン、マフレズ②)
【トピックス】
週中のチャンピオンズリーグ開幕戦を思いっきりズッコケたシティにとっては、その印象を拭い去る意味でも重要な1戦。またエース・アグエロが2021年までの契約延長をしてくれましたね。
相手となるカーディフは前節フルハムに続いての昇格組。イングランドのお隣ウェールズの雄ですが、今季ここまで5戦未勝利です。
【総括】
不甲斐ないチャンピオンズリーグからの1発回答というゲームを演じてくれてホッとしました。前半から3点リードを奪いましたが、先制点まではカーディフの組織的な守備に手を焼きましたね。カーディフのシステムは4ー4ー2のシンプルなモノながら、距離感を密にしており中央部は特に固めてます。その効果もあってか前半半分くらいまでは、アグエロとインサイドの2人が良い形でボールに絡めず、ポゼッションするもののという展開が長かったです。
しかし、打ち破ったのは固められた中央部でようやく目覚めたギュンドアン。先制点の前にギュンドアンの決定機があったんですが、あのプレイからギュンドアンらしさがようやく出てきています。今季はずっとイマイチなプレーに終始していたんですが、こぼれ球のシュートシーンの直前で相手の逆を突くターンを披露してます。アレこそ私の中のギュンドアンらしいプレーであり、彼の良さなんですよね。それ以降、ギュンドアンは随所で良いプレーを披露して、先制点の起点とマフレズへのアシスト、自身のゴールでチーム3点目も奪ってくれました。ワンツーからのミドルは美しかったですね。
早々に4点リードした事で交代カードも思い切って使えましたね。まずは怪我が怖いアグエロとギュンドアンが新加入のマフレズと若手フォーデンに代わり、今季も出ずっぱりなフェルナンジーニョのボランチにストーンズをお試し起用。今後に向けての布石も打てたので言うことなしですね。マフレズは2ゴールとようやく波に乗れるかもしれません、フォーデンは十分にトップでも戦力として数えれるプレーを披露しています。ストーンズはプレイスタイル的にもボランチ合いそうですが、この試合だけでは何とも言えませんね。
ご機嫌な試合の中で少し気になったのは、ラポルトの配給。足元自慢のCBな訳ですが、かなり厳しいコースに縦パスを打ち込む事があるんですよね。通れば展開が変わる可能性はありますが、カットしてカウンターという流れの方が怖い気が、、、ちょっとリスク高いかなと思います。またウォーカーのインナーラップは結構効果的でした。特に後半になって多く行っていましたので、ペップの指示もあったのかもしれません。只、ウォーカーは素晴らしいプレーも多いんですが、ポカも多いという、、、あれっ!?こんなサイドバックが左サイドにも居たな(笑)
それでも5得点に無失点でチャンピオンズリーグの失態を振り払ったのは、素晴らしいリアクションです。タイトなスケジュールが続くので、スターリングとサネも動きにキレがありますし、フォーデンやマフレズも出番増えそうですね。
【CL18ー19・GS第1節リヨン戦】早朝からの強烈パンチ!!今季最低の試合は相手のゴールでもチームの目は覚めず、、、
【マン・シティ:1ー2:リヨン】LOSE
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
FW:ベルナルド、ジェズス、スターリング
スカッド:オリンピック・リヨン(AWAY)
GK:ロペス
DF:ラファエル、マルセロ、デナイエル、メンディ
MF:コルネ、ディオプ、フェキル、ヌドンベレ、アウアー
FW:デパイ
スコアラー:マン・シティ(ベルナルド)
スコアラー:リヨン(コルネ、フェキル)
【トピックス】
昨季からのサスペンションでペップはスタンド観戦です。前節での足の具合かアグエロはベンチスタート。
リヨンは前線にスピードあるドリブル突破が可能な選手たちが揃います。デパイ、ラファエルなど懐かしい名前もありますし、シティの修行僧デナイエルが遂に完全移籍で移ってます。
【総括】
チャンピオンズリーグの初戦という事もあったのか、ペップがベンチにいないという事もあったのか酷いゲームをしてしまいました。リヨンもチャンピオンズリーグで度々旋風を巻き起こすフランス勢だけに、シティとは対照的な積極的なプレーが活きていました。
劣勢となった大きな要因は中盤。本来シティにとってのストロングポイントとなる筈の中盤がリヨンに対して後手を踏んだ事ですね。リヨンはチーム全体が前からのプレスを敢行する中で、2ボランチが運動能力の高さを見せ制圧。またボールカット後のシティのカウンタープレスをドリブルで剥がせていたのが効きました。
シティとしても何度か綺麗にボールを動かすシーンはありましたし、ダビドに入ればスターリング含め左サイドで何かは起きそうでしたけどね。
只、とにかくシティにとってのミスが多すぎました。DF陣からのビルドアップのパスはズレまくり、フェルナンジーニョは容易に狙われ、ギュンドアンは効果的なプレーが何もなくではリズムが全く上がりませんでした。シティにとっての痛恨の失点はデルフの空振りでしたし、2失点目もフェルナンジーニョのボールロストから、、、
後半でかなり盛り返した試合でしたが、活路は左サイドでしたね。前半はスターリング、後半はサネが躍動。要はリヨン右サイドバックのラファエルに難があったって事なんですが。唯一のゴールもサネの突破からベルナルドがフィニッシュで無得点だけは逃れました。この試合でシティが確実に相手を凌駕したのは左サイドのみでしたね。
様々な問題が噴出した開幕戦。だからこそペップはベンチにいるべきだったとも言えますから、昨季のリバプール戦はこんな所でも痛かった訳ですね。改善していくしかないでしょう。メンタル面は大きく働いたでしょうしね。逆に言えばタイトルを狙うチームなら、悪いながらも勝ち点に繋げる試合をしなきゃいけないんですけどね。不満タラタラの試合でした。