【ICC2017】マン・ユナイテッド戦
USツアー4日目はシティにとって今季の初戦となりますユナイテッド戦です。アメリカでのマンチェスターダービー。
シティスカッド。
先発に新加入のエデルソンとウォーカーが早速名を連ねました。また下部組織から連れて来ているメンバーでフォーデンが起用されています。其の外、コンパニやヤヤなどのベテランやレンタルバックのロバーツやアダラビオヨなどの若手も先発。誰もいない左サイドバックにはフェルナンジーニョを起用です。
ユナイテッドスカッドは、 こちらも新加入のルカクが先発。ユナイテッドは既に2試合をこなしており、シティよりは体が出来ていると思われます。
前半(0ー2)ー:ルカク、ラッシュフォード
モロにプレシーズンな試合でしたね。バックラインからミドルゾーンでさえ、殆どプレッシャーのない前半。フリーでしっかりルックアップした状態からポグバが、何本もDFラインの裏目掛けてロングボールを出していましたが、その内1本をルカクに簡単に抜け出され先制点を許します。
また続け様に緩慢なパス交換を掻っ攫われ、カウンターでそのままやられました。
まぁやる前から分かっていたでしょうが、足が全然動きませんでしたね(笑)チームとしてはこの時期に言える事は何もないかと思います。
という事で個人に焦点を当てます。
まずアグエロ、ヤヤのベテラン2人は驚くべきほどの運動量のなさとキレのなさで何もなかったです。取り敢えずシーズンに向けて調整を上手くしてくれればそれで良いです。またベテランというと主将のコンパニがこの時点でチームのスカッドに加えれている事がポジティブな面でしょう。ルカクに抜け出されたシーン以外は安定したプレーを見せていました。
次に新加入組ですが、ウォーカーは期待して良さそうです。この試合、選手もいない事もあってかフル出場していますが、タフですし守備時の対人は強いですね。対面のラッシュフォードに1対1では何もさせませんでした。GKのエデルソンは、2失点しましたがまぁ悪くないと思います。良いセーブもありましたし、ボールに対しての反応も上々です。今後を見守りましょう。
そして若手組ですが、フォーデンはペップも絶賛していましたが確かに才能豊かな選手です。試合経過と共に存在感を出してきましたが、中盤から前に当てるパスが秀逸です。フリーを見つける目、パスを通すタイミング、実行する技術。あの年齢での自信のあるプレーは将来有望で、覚えておく価値はありそうです。セルティックで良いシーズンを過ごしたロバーツは、2度ドリブル突破を披露するシーンがありました。トップチームで生き残る為にはウィングに必須のプレーですので、頑張ってアピールしてほしい。
後半(0ー0)ー:ー
後半一気にメンバーチェンジしたシティ。前線にはジェズスやサネらが構え、守備陣にはストーンズとオタメンディがプレーです。まだ行き先の決まらないナスリとマンガラもピッチに登場しました。
前半よりも後半の方が動きが出たのはジェズスやサネのおかげでしょう。若さの分だけフレッシュでした。只、それも30分前後には既に停滞していましたが。
後半に入って更に存在感を増したのはフォーデン。ジンチェンコと交代するまで、若いだけあって動きは機敏だし、これから楽しみな素材が増えました。右ウィングに入ったディアスは気合いは入ってましたがインパクトには欠けました。
と言いながら実は一番存在感を見せたのはナスリさん。昨季のプレシーズンでも密かに好プレーを披露していたんですけど、この試合でも魅せてくれました。運動量こそ他の選手同様あまりありませんでしたが、流石のテクニックとセンスでチャンスを創出していました。インサイドハーフでも全然イケそうなのがナスリのポテンシャルですね。多分違うチームでプレーするだろうけど。
マンガラは左サイドバックでの起用と、使われ方も可哀想ですな。こちらも9月には同じチームにはいないでしょう。
総括(0ー2)LOSE
初戦となったダービーは敢え無く敗れました。でもこんなもんですってペップも言うでしょうし。
期待の若手が出てきた事と、コンパニが先発だったことがこの試合の最もポジティブな面です。そしてハッキリした事は、左サイドバックに人がいない。前半フェルナンジーニョで後半マンガラですよ(笑)何とかしてちょうだい。