移籍市場最終日に人員整理
インターナショナルウィークの為、試合がありませんが移籍市場は閉幕に向けて加熱の一途を辿りましたね。シティとしては確かに高額を出費しましたが、今季のマーケットはネイマールケースなど常軌を逸した相場となっておりましたので、割と上手くやったのではと思います。
スカッドをスリム化
現状、トップチームでの出場機会を得られそうにない選手たちが、最終日にそれぞれ旅立っていきました。放出されたメンバーは以下の通り。
FW:ウィルフリード・ボニ(→スウォンジー)完全移籍
FW:パトリック・ロバーツ(→セルティック)レンタル移籍
FW:ジェイドン・サンチョ(→ドルトムント)完全移籍
DF:ジェイソン・デナイエル(→ガラタサライ)レンタル移籍
ペップ就任時から全く居場所のなかったボニの移籍は規定路線ですね。ロバーツは昨季と同様にセルティックへのレンタル生活が続く事となりました。デナイエルもCBの層が薄いにも関わらずレンタルに出されるという事は、そこまで期待されてないのかもしれませんね。
注目はシティの下部組織に所属していたイングランドの若きホープであるサンチョの移籍。しかも完全移籍でドルトムントへと旅立ちました。ドルトムントと言えばデンベレが超高額の移籍金でバルサに移った訳ですが、その穴埋めの補強とはかなり期待されているようです。背番号もデンベレが付けていた7番ですからね。私個人的にも期待していてプレシーズンにも呼ばれていたんですけど、残念な移籍となってしまいました。
最終日にビッグディールはなし
多くの報道がなされたアレクシス・サンチェスは結局来ませんでした。一部では移籍金以外にスターリングをトレード要員にするだとかありましたが、流石に飛ばしだったと思います。
ペップとしてはアグエロやジェズスがいるにも関わらず、昨季から慢性的な決定力不足の前線に特別な選手を獲得したかったのかもしれません。来季、再度サンチェスの獲得に動くかもしれませんが、フリーなので他クラブとの競合は激しくなるかもしれませんね。サンチェスとしては何処にでも行ける訳ですから。
それでもスカッド的には良いものを揃えられたのは言うまでもありません。ウィークポイントに大金を積んででも補強し、各ポジションに優れた選手を確保出来たのは大きな収穫です。この辺はチキを筆頭にフロントが良い仕事をしたと思います。ネイマールケースで揺れ動く現バルサのフロントとは大違いというのが個人的には嬉し悲し。
ペップらトップチームの面々は期待に応えてもらわなきゃいけませんね。出だしはあまり褒められたものではありませんが、それでも勝ち点7で最低限は確保。次は強豪リバプールですので、勝って波に乗りたいです。
【プレミアリーグ17ー18】第3節ボーンマス戦
インターナショナルウィーク前の最後のリーグ戦です。勝って中断期間に入るかどうかは重要な事になります。相手は開幕2連敗中のボーンマスだけに余計に勝利が欲しいところですが、非常に危うい試合になっちゃいました。
シティスカッド。
プレシーズンから続いた3バックから4バックに変更しています。ウォーカーが前節退場してますので右にはダニーロ、そして左サイドには新加入のメンディが初出場です。中盤はこれまで通りですが、3トップを選択した中央にはアグエロではなくジェズスが選ばれています。
チェルシーからの移籍組が守備の要。GKベゴビッチを中心に若手のアケが3バックの中央を務めます。前線にはサンダーランドから移籍してきた老いてなお盛んなデフォーが構えます。
前半(1ー1)ダニエルズ:ジェズス
酷い立ち上がりとなってしまったのはシティ。後ろで構えずに高い位置から猛烈なプレスをかけてきたボーンマスに主導権を大いに持っていかれます。前線までに良い形でボールは入らず、中盤も前を向いてプレーするシーンはほとんどありませんでした。そんな悪いリズムの中で生まれたボーンマスのスーパーゴール、、、こりゃまた難儀な試合になりそうだなと気が重くなりましたよ。
ゲームの流れを変えたのはジェズス。少し良い流れでワンタッチパスが連続するとファウルを貰い、リスタートからダビドのスルーパスに上手く抜け出し、素晴らしいボディバランスでシュート。同点弾をもたらします。このゴールを切っ掛けに一気に形成を逆転させましたので、重要なポイントにはなりました。
良いプレーをしていたのは両サイドバックも同様。押し込まれた序盤とは打って変わり、攻撃面でのダイナミックなオーバーラップでサイド攻撃を活性化させます。メンディの折り返しをジェズスが決めてたら、この試合は一気に持っていけたでしょう。まぁ実際には入らなかったし、やっぱり他のシュートも入らなかったから結局苦労しましたけど、、
またGKエデルソンのパフォーマンスは上々だったと思います。1失点は喫しましたが、あれを防げるGKはまぁいないでしょうからね。ジェズスの同点弾が流れを変えたのは確かですが、その前のデフォーがフリーで放ったボレーをビッグセーブした事も同じくらい重要でした。
後半(0ー1)ー:スターリング
後半序盤はまた前からのプレッシングを再開したボーンマス。ビルドアップが拙いのは相手とのシステムにマッチしてるからですかね。2CBには相手の2トップが、両サイドバックには相手のウィングバックが上手くハマっちゃうんですよね。勿論、これには一長一短あって逆にシティが相手を押し込めた時にはボーンマスにカウンターすら殆ど出来ない程、一方的に押し込めるんですが。この試合、フェルナンジーニョは2度ボールロストから危ないシーンを作られていて、やはりボランチが少し弱いかなと感じます。
まぁオタメンディのヘディング等それでもチャンスは作ってましたし、ピンチも何度か訪れましたが切り抜けました。ジャッジもかなり酷くイエローカードも乱舞され、ゴールが遠い。アディショナルタイムはかなり長くなりましたが、それだけプレーが途切れたり不利なジャッジを喰らった印象です。
しかしながら最終的には昨季と同様の得点力に問題がありますね。押し込みすぎで却って停滞するというのもありますが、チャンスはあるので問題という程でもないでしょう。後は、それを決めるかどうかで展開が全く変わるのでストライカー陣には奮起が必要です。
試合は長い長いアディショナルタイムにスターリングが劇的な決勝弾をもたらし、サポーターもピッチになだれ込む様な熱さに。それだけフラストレーションの溜まる試合だったという事ですね。そしてこの後に全く理解のし難いイエローカードで退場となってしまった”ヒーロー”スターリング。もうこれには笑うしかないですね。
総括(1ー2)WIN
誰もがフラストレーションの溜まりまくったであろうこの試合、他ならぬペップ・グアルディオラ監督が1番ブチ切れていたでしょう(笑)不甲斐ない自チームにもでしょうし、審判のあまりにも不確かなジャッジと苦難は続きそうです。
とは言え勝って終われたのはかなり大きい。スターリングはプレシーズンからゴールをよく決めてますので、今季のラッキーボーイとなるかもしれません。取り敢えずこの試合では決めたすぐ後にアンラッキーになったけどね!!
疲れる試合だった、、、
チャンピオンズリーグ抽選結果
チャンピオンズリーグのグループステージ抽選会が行われ、今季の組み合わせが決まりました。
マン・シティに関してはグループFに入り、以下のチームと対戦します。
ナポリ(イタリア)
フェイエノールト(オランダ)
メガクラブとは一緒にならなかったですが、地味に歴史のある良いクラブが揃いましたね。恐らく1番のライバルとなりそうなのは、イタリアのナポリだと思いますが、シャフタールはチャンピオンズリーグでの実績ありますし、油断ならないですね。この中ではフェイエノールトが少し劣るかもしれませんが、エールディビジの名門ではありますしオランダのチームには珍しく中堅やベテランが多いチームですから、しっかり戦う必要はあります。
東欧の雄シャフタール
シャフタールと言えば、昔からブラジル人助っ人が印象深いでしょうか。過去には、ドグラス・コスタなども居て結構ハイレベルです。
ウクライナと言えば内戦で、外国人助っ人達がどうなるかなとは思っていましたが、現在もデンチーニョなどブラジル人が幅を利かせてますね。その他にも、フレッジやタイソンなどメジャーどころではないですが、曲者達が揃います。
油断してると痛い目を負う可能性は、結構あるんじゃないかと思います。
復権のナポリ
ここ数シーズン、セリエAで安定的な成績を残しているナポリ。ミラノ勢がどうなるかにもよりますが、ユーヴェに続く2番手といったところでしょうか。
ナポリには強力な前線があります。元はウィンガーだったと思いますが、小柄なメルテンスがストライカーとして覚醒しゴールを量産。またサイドではカジェホンが良いアクセントを付け、個人的お気に入りのインシーニェがファイナルサードで違いをもたらします。
中盤にはハムシクが君臨し、最後尾には移籍の噂も上がったことのあるぺぺ・レイナが居たりと流石に好タレントがいますね。
グループFでの最大のライバルとなりそうです。
オランダ王者フェイエノールト
フェイエノールトと聞いて真っ先に思いつくのは何と言っても”シンジ・オノ”。彼のフェイエノールト時代は本当に素晴らしいプレーの連続でしたし、日本人としては最高のポテンシャルを持ってたんですがね。懐かしい、、
そんな懐かしきフェイエノールトが18年振りにオランダ王者となり、チャンピオンズリーグに挑みます。チームを牽引したのは主将ディルク・カイトらベテランや中堅選手。オランダは基本的に有望な若手が多い反面、全盛期は他のリーグに引き抜かれますので、そういう面で言えば珍しいのかもしれませんね。カイトはリーグ優勝を置き土産に現役引退しましたが。
フィルヘナやボエティウスなどは、若い頃から注目されていたタレントでしたので、現時点でどこまでやれるのかは気になるところです。
悪くない組合わせ、是非1位突破を
正直、悪くない組合わせだと思います。マドリー、ドルトムントと当たることになったスパーズなんかと比べると特に(笑)
ナポリが最大のライバルとなりそうですが、バルサと同居した昨季と比べれば1位突破を目指すべきですね。 ラウンド16以降で少しでも優位に立つために、是非狙って欲しいと思います。
ナスリはトルコへと旅立つ
少し前になりますが、マン・シティのMFサミル・ナスリがトルコのアンタルヤスポルへと移籍しています。プレシーズン中はかなり良いプレーしていたんですが、プレー以外の面で結局フィット出来なかったのかなぁ。勿体無い。
トルコやロシアだと欧州ではマイナーなリーグかもしれませんが、結構面白い選手が居たりしますね。ナスリの移籍先には、懐かしきサミュエル・エトオが居たり、他クラブでも私の好きなリカルド・クアレスマが居たりと興味深いメンツが実はいます。
トルコだとガラタサライやフェネルバフチェ、ベシクタシュなどが強豪かと思いますが、ナスリはプレーレベルは非常に高いですから、上手くハマれば面白い存在になってくれると思います。
シティも押し込んでも崩しきれない時とかに、ああいうテクニックとフレアを備えた選手がいると良いんですけどね。30を超えてるダビドに頼りっぱなしというのも問題ですし、デ・ブルイネはタイプが違うだけにベルナルドに期待ですかね。
ナスリもいつの間にかベテランとなってますけど、いい加減身を落ち着けてプレー出来ると良いですな。グッドラック!!
【プレミアリーグ17ー18】第2節エバートン戦
最後の出番となった第2節のシティ。ライバル達はユナイテッドが2連勝を達成し、スパーズとチェルシーの1戦はチェルシーがモノにしています。シティも続きたかったですが、、
シティスカッド。
前節とほぼ同様の布陣です。唯一の変更点は左ウィングバックで、ダニーロではなくサネがチョイスされています。
新加入のクラーセンとシグルズソンは共にベンチスタート。ルーニーとピックフォードは先発。
前半(0ー1)ー:ルーニー
昨季のシティを見ているような前半でしたね。ボールのイニシアチブを握り、チャンスも数度生み出しましたが結果に結び付けられず、逆にたった1度のチャンスをルーニーの2戦連発弾で失点してしまいました。得点シーンのルーニーは冷静なショットが流石でしたね。
前半の問題点は決定力以外の何物でもなく、先に訪れた4度のゴールチャンスを1本でも決めれていれば結果は大きく変わっていたでしょう。しかし実際には3度アグエロが決めきれず、ダビドのシュートはポストを叩き、ジェズスに至っては力のないボレーとなりました。
守備は失点したもののサネのミスから始まっており、その他のシーンでは全く危なげなかっただけに余計に勿体無い展開となってしまいます。また、勿体無いでは右のカイル・ウォーカーの退場も痛かったですね。一つ目のイエローは致し方ないにしても、2つ目のイエローは厳し過ぎるように感じました。後半にはエバートン選手とオタメンディとの競り合いで明らかな手を使い叩かれてますがカードすら出ず、少なくとも今日のジャッジには一貫性は無かったですね。
とは言え、1番の問題は先程も指摘した通り決定力ですので、自分達で首を絞めているのは間違いありません。この光景は昨季も何度も見ているだけに歯痒さが残りますね。
後半(1ー0)スターリング:ー
後半はペップショーと言っても過言ではありませんでした。試合中の修正能力で彼以上の監督は正直思いつかないくらいレベルが高いですね。勿論それは持ち駒があるからでもありますが、それを差し引いても凄い。
まずは10人となったシティは後半頭からジェズスに替えてスターリングを投入。スターリングはそのまま右サイドに入るのですが、攻撃時にはトップに入ったりと持ち前の機動力で人数の少なさを感じさせません。
そして、エバートンが前半以上に引いた事もあり10人でも押し込めると判断すると、CB(ストーンズ)を1枚削るとダニーロを入れ4バックに。これはサイドバックは高い位置にポジションを取るので事実上の2バック。更に畳み掛けます。
また時間が経ち間延びしてくると、イマイチ調子の上がらなかったサネを下げベルナルドを投入します。と同時にデ・ブルイネがボランチ気味にポジションを取る事で、縦パスをどんどん通して攻撃を加速させます。これらの手段により1人少ない筈のシティが完全に押し込み、決定機を作っていきます。
、、、が、入らない。スターリングの動きはかなり良かったですが、肝心のシュートが明後日の方向へ。右サイドを一気に活性化させたダニーロのシュートもピックフォードに防がれ、こりゃダメなパターンかなと思っていましたが、残り10分程で実らせます。スターリングの3度目の正直のボレーは強烈にネットを揺らしました。苦労が実って良かった、、、
総括(1ー1)DREW
”Don't look back in anger”の大合唱からスタートしたホーム開幕戦は2つの要素を見せました。1つは昨季何度も見た姿、2つ目はそれでも最後は押し切って同点ゴールまでもっていけたことですね。昨季のままでは恐らく敗戦していた事でしょう。そこが進歩とも言えますし、只もっと楽に勝てるだろという点においてはまだまだとも言えますね。
ジェズスは退場の煽りを喰らった訳ですが、実際のところこの試合に関してはスターリングの方が効果的だったのは間違いないです。と言うのも、ビルドアップの際に頻繁に見られましたが、2列目とのポジションチェンジによりバイタルエリア手前に降りてきてボールを受けるシーンが数多くありました。明らかな意図的なプレーですが、この受けた後の選択肢がストライカーであるジェズスやアグエロではそこまで多くなかったという事ですね。プレーヤーのタイプとしてもスターリングの方が器用ではあるので上手くいったとも言えます。
ライバルのモウリーニョさんが見にきていたのでギャフンと言わせたかったところですが、足元掬われてしまいました、、、只、後半のチームスピリットは目に見張るものがありましたから、今後への期待はして良いんじゃないでしょうか。
ルーニー復帰のエバートン。気になる選手が目白押し!!
プレミアリーグ次節の対戦相手となりますエバートンですが、第2集団のトップは今夏積極的な補強に取り組んでいて不気味な存在になっています。しかもマン・シティにとっては昨季もエバートンには苦しめられており、エースのルカクをお隣ユナイテッドに移籍したとしても非常に厄介なのです。
また今季加入の選手達は個人的にも注目してきた選手達であり、要注意と共に検証です。
帰還したエース、ウェイン・ルーニー
移籍したルカクと入れ替わる様にエバートンに帰ってきたのは、30overになった”ワンダーボーイ”ウェイン・ルーニーです。ルーニーにとっては育った心のクラブに戻ってきた事になります。
若くしてユナイテッドに移籍する事となったルーニーを当時のエバートンファンは、どんな心境で彼を再び迎え入れたんでしょうね。
ルーニーはそんなエバトニアンに開幕戦で一発回答しています。サイドからのクロスに走り込んでヘディング。グディソンパークを熱狂へと誘いました。
フルマッチではエバートンの開幕戦を観てませんので分かりませんが、少なくともルーニーとエバートンが互いに勢いに乗るにはもってこいのゴールだったのは間違いありませんね。シティとしては警戒を強める必要があります。
プレシーズンからの継続で恐らく3バックで挑むであろうシティは、ルーニーに対して特別マークをつける訳でもないでしょうが、それでも彼はルカクよりもFWとしてはよりオールラウンダーなタイプで、ボランチとの連動した守備が必要となるでしょう。アップダウンの激しい展開になるならばフェルナンジーニョの方が良いかもしれませんね。主将コンパニ含めた3バックと共に注目のマッチアップです。
MSNのサブからマラガのエースに、そしてプレミア挑戦のサンドロ・ラミレス
元バルサのカンテラーノ、サンドロ・ラミレスがマラガでメインキャストを張りイングランドへの挑戦を決めました。
バルサ時代には”MSN”の壁は厚く、出場機会は限られていましたが、マラガに出場機会を求めると昨季のラ・リーガで躍動。リーグ戦で14ゴールを上げ、今季でのプレミア挑戦を決めました。
監督のロナルド・クーマンも元バルサですので、初のプレミア挑戦も少しのアドバンテージを貰えるかもしれません。サンドロはドリブルとFKにも優れ、中央をルーニーが構えるとすると2トップ或いはウィングでの起用となると思います。
サイドの攻防ではウォーカーとのマッチアップになるかもしれません。ウォーカーとしては、プレミアの洗礼を浴びせたいところです。FKも脅威となる可能性があるので、3バックも不用意なファウルはなるべく犯したくないですね。
エールディビジの顔クラーセンとスワンズから加入のシグルズソン
若い頃からアヤックスの主役でありエールディビジの顔であったダフィ・クラーセンが遂に国外挑戦となりましたが、移籍先がエバートンというのは中々賢い選択だったかもしれません。監督は同胞のオランダ人ですし、クラーセンの特徴をよく分かっているでしょう。
高度のボールスキルと2列目からの飛び出し、そしてFW顔負けの得点力に優れたプレーヤーです。同じくエールディビジからの来訪者だったエリクセンの様な活躍をエバートンは願っているでしょう。
また移籍金4500万ポンドで獲得したシグルズソンも飛び出しやキック精度に特徴のある選手ですので、中盤がマークを怠らず、ボールの出所にはしっかりプレスを掛けていきたいですね。
次世代イングランドGKピックフォード
いくつもの移籍先が上がった若きイングランド代表GKのジョーダン・ピックフォードもマージーサイドの青に加わっています。シティよりハマーズにレンタルされたジョー・ハート以上のイングランド人GKとなれるでしょうか。
開幕戦では早速優れたシュートストップを見せており、無失点での勝利に貢献しています。シティは昨季も多くの決定機を逸してきていますので、アグエロやジェズスに掛かる期待は大きいでしょう。彼等がゴールを奪えない様だと、かなり厳しい試合になるでしょうから1番のポイントになりそうです。
今季のチームを占う試金石
エバートンにはその他の既存選手に関してもミララスなど上々の選手がおり、決して侮れない存在である事は既に昨季で分かっています。
ペップは相当にプランを練ってくる事は予想が付きますが、上手くいかない事もあるのがフットボールというもの。ピッチの中の選手達が、どれだけ各状況に対応し優れたパフォーマンスを発揮出来るかも重要なポイントとなります。
また共に大型補強を実施したチーム同士、現在の状態や今季のチームを占う上でも良い試金石になりそうです。当然シティとしては勝って勢いに乗りたいですし、それ以上に今季のシティは強いなと感じさせるようなパフォーマンスを披露してもらいたいですね。
遂にギュンドアンが復帰!!
既に開幕したプレミアリーグですが、チームは新たな提携先であるジローナFCとプレシーズンマッチを行なっています。
今年新しくシティグループとの提携先となったジローナには、早くもシティから4選手がレンタルされています。スペイン人のマフェオやガルシアを筆頭に若手有望株が在籍していますので、その意味でも注目して追っていきたいクラブですね。
フルマッチで観てませんのでハイライトのみですが、1ー0でシティが敗れています。ピッチにはフォーデンやディアスら若手や、開幕戦での出場が無かった選手達をベースに行なっています。結果はさして重要ではありませんが、無得点なのは若干気になるところ。次はルーニーが帰還したエバートンですので、集中して臨みたいですね。
さて、この試合での1番のトピックスはMFイルカイ・ギュンドアンの試合復帰ですね。昨季の大怪我により殆どをリハビリに費やしたドイツ代表ですが、ようやく実戦復帰となりました。昨季の前半ではチームでも重要な存在でしたし、ダビドやデ・ブルイネら中盤の負担を軽くさせる為にも、ギュンドアンの起用状況は今後のキーポイントとなると思います。
タッチ集を観ましたが、まだまだ動きは緩慢なところはあるものの視野の広さや、小回りの効く綺麗なターンはギュンドアンらしくて良いですね。ペップとしても早々に復帰させてまた大事になっても困るので、充分にケアしながら徐々に本格復帰してくれればと思います。
何はともあれ、おかえりギュンドアン。