【PL18ー19・第12節マン・ユナイテッド戦】昨季の二の舞にはならない!!攻守に上回ったシティがダービーを制す!!
【マン・シティ:3ー1:マン・ユナイテッド】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スカッド:マン・ユナイテッド(AWAY)
GK:デ・ヘア
DF:ヤング、スモーリング、リンデロフ、ショー
MF:フェライニ、マティッチ、エレーラ
FW:リンガード、ラッシュフォード、マルシャル
スコアラー:マン・ユナイテッド(マルシャル(PK))
【トピックス】
全く違う状況で戦うマンチェスターダービー。とは言え順位表とは関係なく厳しい戦いになるであろうことはダービーの常ですね。マン・シティとしてはリーグ首位を守る為にもHOMEですし、勝利が欲しい。デ・ブルイネを筆頭に怪我人の状況は気になりますが、CLでは何人かターンオーバーしてますし、良い状態で迎えられるでしょう。
対するユナイテッドですが、リーグではふるってないですね。只、週中のCLユベントス戦では勝利をあげてますし、ある程度自信と意欲を取り戻してプレー出来るんじゃないですかね。敵将モウリーニョが色んな意味でヤバい監督ですから、シティとしては昨季の二の舞は御免といきたいところです。
【総括】
予想通りにモウリーニョのユナイテッドは、ある程度の割り切った守備を敷いてきました。前からのプレスはほぼ行わずに、自陣での守備を選択します。時間が経つにつれて堅さを増したのを考えれば、次々とチャンスを作り出した序盤でゴールをあげたのは大きかったですね。また、必要だった2点目をこれまた後半早々に挙げられたのも大きいです。
ゴールを決めたアグエロは流石の一言。エースの面目躍如といったところで、現状のジェズスではここまでの期待感はないですね。またそのアグエロのゴールをアシストしたマフレズは、その他では大きなインパクトを残せずイマイチな出来でした。サネではなくマフレズだったのは意外でしたが、対面するショーを突破するシーンも少なく、中に切り込んでも効果的なボールもなかったです。途中出場のサネも然程大きな役割は果たせず、ウィングでは目下絶好調のスターリングが躍動しています。攻守にアグレッシブなプレーは、シティがイニシアチブを握るのに大きく寄与しており、契約延長にペップからの公開説教など良いキャラクターしてますね(笑)
またユナイテッドを凌駕するのは、シティの最重要ポイントのインサイドハーフ。ダビドはいつも通り素晴らしいタクトを振り、先制点をゲット。そして今夜の主役であるベルナルドは、攻守に絶大な影響力を発揮して攻撃では2アシスト、守ってもプレスバックでボールカットを何度も披露していました。実際、デ・ブルイネが復帰した後にペップがどのような選択をしていくのか気になりますね。
ユナイテッドのオフェンス面については正直もっと酷い状況かと思ってましたが、個人が粘ってシティのプレスを剥がそうとしているシーンもあったかなとは思います。ユナイテッドはそうは言っても1発もありますからね。只、ポグバを欠く中盤ではアイデアも無ければ違いも作れず、攻撃を完結する術をモウリーニョは果たしてどれだけ用意したのか疑問はありますね。前半は、押し込まれるシーンもありましたが、シティの守備はしっかりした対応を見せ、破綻する事はなかったです。
失点シーンとなったPKは、簡単に裏を取られてしまい前節のデジャブかよっ!?って感じでしたが、まぁ2点とリードしたことで多少の緩みが出たでしょうか。
守備面で非常に良かったのはストーンズとラポルトの両CB。チーム全体の守備意識が高いことは彼等にとって助けになっているでしょう。それを大いに活かしており、この日は縦パスをしっかり潰し、読みもよくシュートブロックに1対1と安定していました。失点シーン以外ではユナイテッドのアタッカー陣をほぼほぼ無力化出来ていたと思います。
いつだって厳しいダービーですが、今回は現在の両チームの状態を反映した結果と言えます。2ー0から失点した際には、昨季のことが頭をよぎりましたが杞憂に終わり、改めて強さを見せてくれました。
【PL18ー19・第11節サウサンプトン戦】破格の攻撃陣と一瞬のチームの緩み。連覇のために更なる進化を
【マン・シティ:6ー1:サウサンプトン】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
GK:マッカーシー
MF:ウォード・プラウズ、レミナ、ホイビュルグ
FW:ロング、イングス、レドモンド
スコアラー:マン・シティ(OG、アグエロ、ダビド、スターリング②、サネ)
スコアラー:サウサンプトン(イングス)
【トピックス】
リバプールとアーセナルの1戦がドローで終わった為、勝利すれば単独首位に浮上する1戦。しかし、カップ戦でデ・ブルイネが再び負傷離脱と痛い状況に。
吉田の所属するセインツは、チームも個人も苦しいシーズンになってますね。吉田は出場機会も少なく、チームもここまで1勝のみです。
【総括】
大勝でリーグ単独首位となったのは大きく評価出来ます。前半から決定機を作り出したチームは終わってみれば6得点と爆発しました。只、得点差が開いた事もあり、チームに必要な集中力が散漫となるシーンが何度かありましたね。
実際に前半でPKを獲得されたシーンは出し手への寄せも遅く、裏のスペースを簡単に取られるとPKで失点。後半にも何度か決定機を作られ、チーム全体がフワッとプレーしてたのは確かです。
サウサンプトンの守備はスタート時4ー3ー3でしたが、2ライン間にアグエロとダビドが上手く入り込みボールを引き出しました。パスがバンバン入り、結果素晴らしいゴールも生まれた事で気分良くいきすぎたんでしょう。途中から4ー5ー1にしたり4ー4ー2のラインにしたりとセインツも色々してましたが、それでも攻撃面において苦になるような事はなかったです。
緩い試合にペップは多少の怒りを持ってたと思いますが、この状況では致し方ない気もします。流石にリバプール戦やスパーズ戦のような緊迫感を求めるのも難しいかなと。
まぁここからCLに上手く合わせてくるでしょうし、ペップもチームを締める事でしょう。
【PL18ー19・第10節トッテナム戦】エデルソンはシティのクォーターバック!!タッチダウンパスでスパーズを葬る
【トッテナム:0ー1:マン・シティ】WIN
GK:ロリス
DF:トリッピア、ダビンソン、アンデルヴァイレルト、デイビス
MF:シソコ、デンベレ、ラメラ、ダイアー、ルーカス
FW:ケイン
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スコアラー:トッテナム(ー)
スコアラー:マン・シティ(マフレズ)
【トピックス】
CLで遂に首位に立ったシティは、少し日にちが空いてのゲーム。休養が出来た分、良いプレーをしたいところ。
逆にCLで苦戦中なのがスパーズ。今季補強ゼロが話題になりましたが、チームの完成度は非常に高いです。個人的な注目はルーカス。ブラジルにいた頃はネイマールより期待してたんですけどね。
尚、NFLが開催されたピッチは荒れてるし、アメフトのラインが沢山あります。線審にとってはオフサイドが分かりやすいかもしれませんね(苦笑)
【総括】
大変厳しい戦いになりました。それだけに勝ち点3を積み上げたのは大きいですね。リバプールやチェルシーが負けないので余計に。今節がリバプール戦と同様に、タフな試合になったのは両チームともタイトな守備を披露した為。
シティとしてはお馴染みの4ー3ー3ではありましたが、サイドバックはボランチ気味にプレーする頻度はそう高くなく、合わせてオーバーラップするシーンも目立ちませんでした。スパーズのカウンターをケアしていた事もあり、フラットな4バックのポジションを出来るだけ保っている印象です。サイドバックに入ったメンディとウォーカーは対人に強いタイプで、ラメラやルーカスには殆どドリブルする機会を与えませんでした。
スパーズは攻撃時にはダイアーが下がって両サイドバックを押し出した3バック気味にプレーしています。これが効果的だったかと言えばそこまでではなく、シティの守備はきっちりしていたと思います。まぁ危ないのは凡ミスしまくってたメンディの左サイドで、”メンディてめぇ寝てんのか!?”って感じでした(笑)
スパーズが厄介だったのは寧ろ守備で、4ー4のラインはバランスが良く、システム上ピタッと人がハマってしまうのと、特にダブルボランチがフィジカル的に優れた選手だと苦労している印象です。これはリヨン戦でも同様で、身体能力の高いボランチがシティ最大のキーポイントであるインサイドハーフ2人にタイトなマークをされると、結構停滞してしまいます。それでも幾度か搔い潜ってチャンスを作ったのは、ダビドやベルナルドの個人能力の高さ故ですね。
こういう硬い試合では飛び道具がキーになったりするのですが、シティの場合エデルソンのパントキックも該当しますね。ビルドアップ能力もさることながら、1発で全てのディフェンスをカットするパントキックは驚異的で、これは現状ではエデルソンだけが持ち得る武器です。今回の決勝点の起点はピッチに描かれたアメフトの如く、QB化したエデルソンからの特大パントでスターリングに合わせています。まぁ実際には対応したトリッピアのミスでもあるのですが、それを呼び込んだのは間違いなく彼でした。
先制アシストしたスターリングは徐々にピッチから姿を消し、後半は特に攻撃的なカードを切ってきたスパーズに押し込まれますが、大きな綻びを見せる前にタイムアップに。何度かミスからのカウンターで危ないシーンもありましたけど、勝ち点3です。
ここ2試合リバプールと続けて観てきたせいか、最近のペップの采配は結構手堅いですね。バイエルン時代から特に模索しているカウンター対策は、自分達の安易なミスがない限りはあまり綻びそうにないですし、きっちり終盤守りに入ることも出来ます。前からのハイプレスだけでなく、セットアップしてからの構えた守備と、チームの幅及びペップのフットボール観は確実に広がっているのかなと感じました。これくらいの手堅さがあればCLでも良いところにいきそうな気がするのですが、CLのビッグマッチに限って、奇策を講じやすいのは何故なんでしょうね(笑)
何にしてもスパーズ戦の勝利はデカイです。リバプールとチェルシーが落ちない限り、一戦も気が抜けないのは変わりないですから、難敵からの勝利を次節まで祝うとしましょう。
【PL18ー19・第9節バーンリー戦】攻守に安定したプレーでバーンリーを一蹴!!そして王の帰還!!
【マン・シティ:5ー0:バーンリー】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
FW:マフレズ、アグエロ、サネ
GK:ハート
DF:ロートン、タルコフスキ、ミー、テイラー
MF:グズムンドソン、コーク、デフール、ヘンドリック、レノン
FW:ヴォークス
スコアラー:マン・シティ(アグエロ、ベルナルド、フェルナンジーニョ、マフレズ、サネ)
スコアラー:バーンリー(ー)
【トピックス】
インターナショナルウィークが明けて週末のフットボールが帰ってきました。代表明けはコンディショニングに気をつけなければなりませんが、シティは故障者が続々と復帰しています。前節リバプール戦で復帰したメンディと、我らが王様デ・ブルイネも。逆に離脱はギュンドアンですね。
バーンリーで最注目はかつてのシティ守護神ジョー・ハート。偉大なるGKを擁するバーンリーは、直近3試合で2勝をあげています。
【総括】
メンバーを見れば3バックかと思いましたが、並びは一応4バックでしたね。右サイドバックに入ったストーンズをどうするかなと見ていましたが、守備時はオーソドックスにサイドバックで攻撃時にボランチ寄りのポジション取りしていました。まぁストーンズがラテラル的な縦の動きをするのは難しいですし、ビルドアップの安定と彼が中央よりに移ることで、マフレズが高い位置で多くのボールを受けれる様にしていました。マフレズは前節のPKミスという痛恨のシーンがありましたから、積極的に仕掛けては良いチャンスを作っていましたし、勝敗を決した後とは言えゴールを決めれたのは良かったです。
また先制点をあげるキッカケを作った左サイドはサネとダビドの連携が秀逸です。2人の崩しからアグエロが冷静に流し込んだシーンは素晴らしかったですね。只、メンディが絡んだシーンだとお互いにまだ模索している感はあります。特にメンディとサネのコンビだと、どちらが仕掛けるかやワンツーの感覚でまだ遠慮がちなのは気になるところ。ラストのサネのゴールはメンディのアシストでしたがね。
対するバーンリーはイングランドらしくオーソドックスな4ー4のラインを作っていますが、結構スペースもありますし、マークもタイトではなくイマイチな感じです。その分ビッグセーブでチームを救っていたのが、シティかつての守護神ジョー・ハート。前半にアグエロやダビドの決定機を阻止してます。やるなジョー。
それでも後半のバーンリーにとっての2失点目で勝負は決しました。タッチラインを割ったかどうかではバーンリーにとっては不満の残るところでしょうが、シチズンズとしてはありがたくいただきました。
勝負が決してからはCLに向けた交代カードを次々と切るのですが、デ・ブルイネが再びピッチに立ったのはシティにとって最高の出来事でしたね。そのデ・ブルイネは試運転ながら、らしいパスを2本通しています。彼は意外なコースを見えてますし、その難解なコースを綺麗に通すキックの質。本当に楽しくなります。またフォーデンも活発な動きを見せ、彼は十分レギュラー争いが可能な様に感じました。
シティの守備に関しては、バーンリーがハイボール主体の攻撃を仕掛けたい筈でしたが、前からのハイプレスでそれをさせませんでしたね。こぼれ球や攻守の変わり目でのフェルナンジーニョのポジショニングは相変わらず効いてます。また、4バックが全員高さがあった事も相手のセットプレーにおいての安定となりました。
問題なくゲームを制したシティは、上々のストーリーでした。来たるシャフタールとのCLは難敵ですが、しっかり勝利を狙いたいですね。
【PL18ー19・第8節リバプール戦】魔境で手に入れた勝利への切符!!明後日の方向に投げ捨てる、、、(ポカーン)
【リバプール:0ー0:マン・シティ】DREW
GK:アリソン
DF:ゴメス、ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン
FW:サラー、フィルミーノ、マネ
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スコアラー:リバプール(ー)
スコアラー:マン・シティ(ー)
【トピックス】
遂に迎えた大一番は敵地アンフィールドに乗り込んでのリバプール戦です。ここまで6勝1分とイーブンの成績で首位決戦となります。
シティとしては大変な苦手意識のあるクロップ率いるリバプールですので、先制点を先に得たいところです。少なくとも早い時間帯での失点は避けなければいけません。対リバプール戦は昨季から3連敗中ですので、敵地とはいえ何とか食い止めたい。
対するリバプールは今季明らかにタイトルを狙いにきており、夏の市場での立ち回り含めて順調にきてるんでしょうね。下馬評では、相性からしてもリバプール優位と考えて良いでしょう。
【総括】
息の詰まるような試合。序盤15分程はボールもリズムもリバプールに握られましたが、恐ろしい程手堅い守備意識を両チームに見ました。その後シティはボールを握る事には徐々に成功しますが、互いの守備意識の高さは変わりませんでした。
序盤ビルドアップが上手くいかなかったのは当然リバプールの守備の良さ。とりわけ3トップの距離感を中央寄りに圧縮してポジションを取り、フィルミーノがフェルナンジーニョのコースを常に消します。これがとにかく非常に上手い。多少サイドバックが空きますが、両翼のサラーとマネは抜群のスピードを持っており、カバーが十分に間に合ってしまうんですよね。お陰で出しどころが中々なく、どんどん押し込まれました。ボールが運べるようになったのは、ベルナルドが下がってボールを受けるようになってからですね。彼はプレッシャーが掛かる狭い局面でもボールが持てますから、ここは一つのポイントになりそうです。
またボールを持ち出しても効果的な攻撃が殆どないのは、サイドが本領発揮出来ていないからですね。ウィンガーが相手サイドバックを上回らなければビッグチャンスは生まれません。スターリングがアンフィールドで精彩を欠くのはいつもの事ですが、何処かでこれを克服しなければ未来はなく、故に彼はペップの期待に応えなければなりませんね。マフレズも勝負に持ち込めずではイニシアチブを握るのは難しかったですね。交代出場のサネがPKを取り、これが両チーム通じてこの試合唯一の決定機でしたが、マフレーーーズ!!!!頼むよ!!
この試合で攻撃面の活力を持ってプレー出来たのはジェズス。今季はアグエロからポジションが取れず、我慢のシーズンになっていますがそれ故に積極的でしたね。今まではチームプレーに徹するシーンが目立ちましたが、自らが仕掛けるプレーが多かったのはその現れでしょう。ジェズスはもっと自分の色を出しても良いかもしれません。また積極的な仕掛けが実りそうだったのは、サイドの深い位置で仕掛けたシーンで2人を躱したモノ。明らかに手を掛けており確実にPKでしたが、ジャッジは何故か笛を吹かず。前半にもPKのファウルあったんですけどね、これも吹きませんでしたね。ようやく貰えた3つ目のファウルでPKをマフレズが外してしまうんで、ジェズスとしてはガッカリだったでしょう。私もガッカリ。
結局無得点で終えた試合で、守備面においてかつてない集中を見せていたのは、リバプールをリスペクトしている証ですね。シティの攻撃陣が殆ど不発で終わったように、リバプールにも効果的な攻撃の形は最後まで作らせませんでした。相手にボールを握られるシーンも普段より多くありましたし、スピードあるアタッカーを警戒してかDFラインはかなり低い位置が多かったですね。お陰でリバプール自慢の3トップがほぼ何も出来ずに終わったんで、ある程度は意図して守備組織を構築していたように思います。サイドのウォーカーとメンディは無理の利くフィジカル持ってますし、CBコンビは安定して跳ね返していました。後半、ゴメスの上がりには後手に回りましたが、中央を固くブロックし決定機を作らせてはいません。
互いに際立った守備に手を焼いた1戦は、アンフィールドでのリバプール戦という難局を負けなかったという点で評価出来ます。只、直接対決3連敗中の相手に勝利するビッグチャンスがありましたから、やはり残念で仕方ない。勝てばポイントで優位に立てる以上に、精神的に大きな自信になった筈ですからね。勝ちたかったですが、最低限の結果は得ました。こうなりゃエティハドでは絶対勝利といくしかないですね!!
【CL18ー19・GS第2節ホッフェンハイム戦】地獄のような87分、救ったのはダビド!!
【ホッフェンハイム:1ー2:マン・シティ】WIN
GK:バウマン
DF:ブレネト、ポシュ、アクポグマ、カデジャベク
MF:デミルバイ、フォグマ、グリリッチュ
FW:ジョエリントン、サライ、ベルフォディル
スカッド:マン・シティ(AWAY)
GK:エデルソン
スコアラー:ホッフェンハイム(ベルフォディル)
スコアラー:マン・シティ(アグエロ、ダビド)
【トピックス】
プレミアではリバプールと並んだシティですが、CLではリヨン戦をまさかの敗戦スタート。この2節では是が非でも勝利の欲しいところ。また負傷中のデ・ブルイネが練習復帰したのは今後に向けての朗報ですね。
対するホッフェンハイムは久々のCL。新進気鋭の青年監督ナーゲルスマンが率います。31歳ってなんと私より年下!!!恐るべし、、、
【総括】
地獄、、、そう形容したくなるような苦しい苦しい試合でした。そしてナーゲルスマン監督は評判に違わぬ曲者ですね。
最初の10分の間に互いに失点したのは、序盤のゲームが落ち着かない上でしたのである程度は仕方ないのですが、それでも開始1分での失点はナーバスになるには十分で出鼻を挫かれました。
地獄になった要因は3つ。
一つ目はホッフェンハイムのシステムで、守備時は4ー3ー3なのですが攻撃時には3ー4ー3という可変システムに対応が後手になったという事ですね。ボランチとサイドバックの上下動によりスムーズなシステム移行しており、チーム全体の縦への意識の高さはホッフェンハイムから十分に伺い知れましたが、特にシティの左サイドにおいて上がってくる右サイドバックに誰が付くのかで問題が起きました。オーソドックスな対応であればサネが引いてくるべきですが、シティのファースト守備はハイプレスなので前に残っている事が多く、ラポルトの対応が曖昧になってしまいました。この問題は、終盤まで続きましたのでペップは何か手を打つべきだったじゃないかなと思います。
攻撃面では左サイドバックに入ったラポルトがここでも問題に。不慣れなプレーが多く怪しいパスミスを何度も犯しています。本来は左サイドではダビドとサネも含めてユニットで違いを作る事が多いのですが、殆どサネの単騎突破に限られてしまいました。ビルドアップでも問題を抱えたペップはストーンズを起用して攻撃時にダブルボランチとする事で問題を改善しています。これによりシティも守備時は4バックで攻撃時は3バックと意趣返しをしていたのは面白かったです。
2つ目は主審のジャッジ。明らかにシティにとってはフラストレーションの溜まるジャッジが多く、また公平な目を持ってしても主審の試合進行やジャッジ基準はかなり微妙なモノが多かったです。サネのところはPKで間違いなかったと思います。
3つ目はシティのメンタル面。これはリヨン戦でもそうでしたが、必要以上にナーバスになり過ぎている気はします。まぁ初戦を落とした中で開始早々の失点と不可解なジャッジ。システム的な問題も相まって上手くいかない要素が多く、それ故にミスが多過ぎました。良いチャンスも作るんですが、ミスも多くてどうもリズムに乗れないという悪循環でしたね。これに関してはこの日の勝利がキッカケに変わると良いんですが。
とまぁ本当に苦しい試合だったんですが、最後の最後でダビドの抜け目ない一撃。勝負の分かれ目は結局は選手のクオリティだったかもしれませんね。ペップはナーゲルスマンに相当苦しめられたと見て良いと思います。最終盤のパワープレイでの攻め方など、戦術的な駆け引きも大胆で面白い。あれだけ問題だったラポルトがパワープレイでの守備には役立ったというのは皮肉な話。
あ〜勝てて良かった。シチズンズは全員思った事でしょう(笑)
【PL18ー19・第7節ブライトン戦】際立ったチーム全体の守備意識。高速トランジションで勝負を決める!!
【マン・シティ:2ー0:ブライトン】WIN
スカッド:マン・シティ(HOME)
GK:エデルソン
MF:ベルナルド、フェルナンジーニョ、ダビド
スカッド:ブライトン(AWAY)
GK:ライアン
DF:モントーヤ、ダフィ、ダンク、ボング
MF:クノッカール、カヤル、プレッパー、ビスマ、マーチ
FW:ロカディア
スコアラー:ブライトン(ー)
【トピックス】
週中のリーグカップでは躍動したフォーデンに加え、若手ベルナベもデビューと上々の出来でした。全勝のリバプールに追いつく為にも、直接対決までに取りこぼしなく行きたいところです。
昨季プレミア残留を果たしたブライトン。知らぬ間にモントーヤが流れ着いていた事に今気付く(笑)デビュー当時はダニの後継者にとも目されましたが彼も苦労人ですな。
【総括】
ハーフコートゲームを展開したシティは、自陣で固めるブライトンの守備陣の粘りに苦労しましたが、それでもしっかりゴールを決めたのは流石です。序盤はミス含めて相手に引っかかるシーンが気になりましたが、徐々に落ち着いてプレーできるようになりました。
ブライトンはかなり低めのライン設定で自陣に籠る事を選択したのですが、相応の気迫は見せたと思います。基本は4ー5ー1ながらも時に5ー4ー1という状態に度々なっていましたね。最後の部分で身体を張っているのが印象的でした。
こういう試合は得てして難しくなりがちですが、上手くカウンターを突き刺します。相手のベタ引きには苦労しますが、カウンターではスペースがあります。そしてスペースがあれば高速ウィンガーのカウンターが炸裂する訳ですね。サネのワンタッチ目はミスってましたが、それでもクロスが抜群に上手い。スターリングは押し込むだけで今季4点目。彼はゴールの取れる位置に走り込めるようになったのが、成長の証ですね。
2点目はアグエロの個人技で半分以上持っていきました。ジェズスが準備していただけに、退く前に一仕事していくエースというのがカッコ良さ抜群。今季は完全にジェズスよりアグエロの方が際立ってます。
只、この試合で一番のプレーはネガティヴトランジションからの猛烈なプレスですね。チーム全員の献身性と守備意識の高さにブライトンはなす術なしでした。囲い込む速さは相手のプレーを制限しミスを誘発させます。前線にロングボールを送られてもロカディアのところはラポルトが完封しました。今日のラポルトは非常に効いており、守備面では完璧な出来でしたし攻撃面ではスターリングへの斜めのフィードが良かったですね。
ジンチェンコも落ち着いてプレー出来ており、守備面でも集中していました。MFならではの読みが良いのかボールカットは結構多かったと思います。
最後はフォーデンも観れたしシティは良いプレーでした。さぁチャンピオンズリーグを巻き返さないといけませんね。