【ICC2017】レアル・マドリー戦
シティにとってはプレシーズンマッチ第2戦目となります。両者HOMEユニフォームではなかったですが、今季のシティのユニフォームは中々好みです。
シティスカッド。
ダニーロとウォーカーという新加入のハードワーカーがいる事もあってか3バックをテストしています。そしてユナイテッド戦で好プレーを披露したフォーデンが続けて先発起用、ジェズスとアグエロのツートップなど注目点の多い構成。
マドリースカッド。
移籍したモラタとエースのクリスティアーノ不在以外は概ね主力を起用しています。新10番を背負う事になったモドリッチが一番の注目でしょうか。
前半(0ー0)ー:ー
互いに良い形での攻撃を披露した前半はスコアレスで終える事となりました。25分辺りまではシティの好機を多く見られましたが、現欧州王者もセットプレーからの好機から盛り返しイニシアチブを取りに来ます。シティの動きもユナイテッド戦より体が動くようになっており、プレスやスピーディーな展開も見られました。
シティで良い動きを披露したのはデ・ブルイネ。2列目からの飛び出しや高速パスなど、彼の特徴がよく出ており、インサイドハーフのポジションから幅広く動きチャンスを演出していました。また同じく中盤ではボランチのヤヤからテンポの良い縦パスが数本見られ、特にワンタッチで叩く縦パスは局面を前進させ好機を生み出すキッカケを作ってくれました。若きフォーデンはユナイテッド戦程のインパクトは残せませんでしたが、それでも落ち着いてプレーも出来ていましたし、このリズムに慣れればアイデアをもっと出せるのかなという気が。
3バックシステムで重要となる”レールを走る選手”。それにあたる左右のウィングバックは、どちらも新顔が持ち前のダイナミズムを披露しています。ウォーカーは本当にタフにアップダウン出来るし、スピードは驚異的です。マルセロは上手さもあるので守備時には難しい部分もありましたが、持ち味は出ていたと思います。そして古巣相手に燃えたであろうダニーロ君は、思っていたより全然良かったです。1本裏を取られたのはご愛嬌ですが、右利きでも上手く左サイドをこなしてるし、攻撃面では割と味方も見えて使えているので結構いけそうだなって感じですよ。
ツートップを組んだアグエロとジェズスは、2人で突破するシーンは1度だけでしたがまぁこれからですね。アグエロは1戦目よりも明らかにシェイプアップしてきましたし、ジェズスは相変わらず良い動き。
ポジティブな面も多くみえましたが、守備面では流石に後手に回る事も多く、モドリッチとイスコの所でしっかりボールをキープされるとしんどくなりましたね。30分辺りからは運動量も落ちたので、3バックの間を結構狙われてしまいました。結果、GKエデルソンは今の所良いセーブを見せてくれて一安心です。
後半(4ー1)オタメンディ、スターリング、ストーンズ、ディアス:オスカル
点差の開いた後半ですが、実際には60分過ぎにマドリーは一気に若手含めた選手を入れ替え、シティも70分過ぎから若手中心に切り替わってますので、2ー0辺りまでが実際のスコアって感じでしょうか。
面白かったのは後半頭から起用されたナスリとマンガラ。両者共に放出候補と目されますがナスリはインサイドハーフの一角、マンガラは3バックの左を任されました。考えられる意味合いは通常であれば2つ、本当に試す気があるかショーウィンドウか。ペップの真意は分かりませんが、意外に前者かなと思ってます。根拠としてペップは選手の放出に関してドライな面がある事と、2人が戦力になれる可能性がある事です。
ナスリはプレーヤーとしては問題ないです。密集地を苦にしない確かなスキルと膠着状態を崩すアイデア共に抜群で、ICC2戦連続で戦力になれる事を示しています。更にヤヤの運動量が落ちて若手に切り替わっていくとワンボランチを任され、器用にこなすセンスの良さと私はナスリをかなり評価します。そしてペップも結構好きなんじゃないかなと推察出来るんですよね。まぁ先日報道で出ていた事がどこまで真実かは定かではありませんが、不満分子にならないで済むなら確かな戦力になるはずです。
またマンガラに関しても3バックという選択肢であれば、そもそもセンターバックの頭数が少ない事に加え貴重な左利きですから、コラロフの退団した今チーム内での価値は少しは上がっていると考えられます。こちらもレギュラーでの起用ではないでしょうから、それを選手自身が消化出来るかどうかかなと思います。
最後に2戦目でアピールした若手はディアス。流麗なパス交換から抜け出し得意の左足でゴラッソを決めてくれました。
総括(4ー1)WIN
プレシーズンマッチですが勝利はいつだって嬉しいものです。多くのポジティブな面が見られたこの試合でベストプレーヤーだったデ・ブルイネは2アシストを披露。唯一ネガティブなのは、デ・ブルイネのFKがポストに当たった事でしょうか(笑)昨季のポスト当て大賞を受賞したデ・ブルイネに早速1本目がカウントされてしまいました。
スコアは良かったですが、内容はもっと改善できるでしょう。しかし、まだダビドもベルナルドもギュンドアンも出ていない事を考えれば、攻撃陣の選択肢はかなり豊富です。ムバッペは正直いらないので、ペップには面白いチームを作ってもらいたい。
マドリーからダニーロ獲得!そしてモナコよりメンディ!!
マン・シティはレアル・マドリーよりブラジル代表DFダニーロを獲得。そしてまたモナコより待望の左サイドバック、バンジャマン・メンディの獲得も発表になりました。これでサイドバック入れ替えミッションは概ね完了した訳であります。
ダニーロはキャリアの停滞を打破出来るのか!?
移籍金約2500万ポンドを掛けて獲得したダニーロですが、マドリーでは上手くいっていた訳ではありません。ポルト時代に一躍脚光を浴びたラテラルは他のブラジル産同様に攻撃に特徴を持ちます。しかし、マドリーではカルバハルの後塵を拝むことになってしまいました。マドリーの試合はほぼ観てませんので、守備レベルがどれ程だったのかは気になる所です。
只、シティのサイドバックとしては攻撃面の方が重宝されるでしょうから上手くハマれば面白い存在になるかもしれません。まぁまだ中堅ですので、ペップに調教してもらいましょう。
とは言え、右サイドに関してはカイル・ウォーカーを中心に回す事になると思いますので、ダニーロとしてはアピールしていかなければなりません。決してマドリーから出たから即レギュラーという事にはならないでしょうね。フルシーズンを戦い抜く為には、ベンチも含めて優れた選手が必要な事は明白でダニーロには頑張ってもらいたいですね。
待望の左サイドバックは予定通りメンディ!!
かなり難航したと思われるモナコとの交渉は、どうやらDF史上最高額5200万ポンドでの決着となったようです。費用はかなり掛かってしまいましたが、これでウォーカー同様に左のベストソリューションを達成したと思います。
メンディに関しては、チャンピオンズリーグでの直接対決で観た時から良い選手だと思っていましたし、何よりペップのフットボールにハマりそうな人材だと思っていました。それは先に獲得していたベルナルドもでしたが、思いの外自分が感じた良い選手が来ると興奮しますね。
メンディも攻撃色の強いサイドバックですが、スピードが凄い。今までのクリシやコラロフでは見られなかったオーバーラップが期待できそうです。
一転サイドバックは強力布陣に。活かすも殺すもペップと中盤次第
これで昨季の懸念事項であるサイドバックの入れ替えをする事が出来ました。左サイドに関しては人数的にはまだ足らず、出来ればフェルナンジーニョを回すような事にはなって欲しくないのですが。アンジェリーノはレンタルに出さなくて良かったんじゃ、、
またこれで3人のDF獲得に1億3千万ポンドくらい掛かってると思いますが、この異常な移籍マーケットでは致し方なしかと思います。まず、そもそも年齢や契約満了もあり入れ替えは必須事項だった事とルカクやモラタに7000万ポンドも掛かるような市場ですから、一概には言えないでしょう。個人的にはこのシティの獲得した金額はいずれも高過ぎると思いますが、それは今プレミアのチームが買っている選手達の値段も全く過大だと思ってますので、難しいところ。
なのでシティファンとしては値段よりも彼等がどれ程の活躍をするのかを期待するとしましょう。そして彼等を活かせるかは、中盤がどれだけイニシアチブを握ってプレー出来るかによります。攻撃的なサイドバックは当然の事ながら攻めの際により大きな特徴を発揮しますので、彼等をいかに高い位置でプレーさせるか、その為にも得意のボールゲームを展開したい所です。
そしてペップの為にチームは駒を揃えつつあります。1年目はペップにしては妙にチームをいじらないなと思っていましたが、私の希望通りに積極的に補強にいってますので、言い訳の効かないチームでペップの思い描くフットボールを是非披露してもらいたいと思います。
コラロフがローマへ移籍
報道されていたアレクサンダル・コラロフがASローマへの移籍が発表されました。これで昨季のサイドバックは全員いなくなった事になります。
早々に解決しなければならない守備陣
ヒューストンでのマンチェスターダービーに出場していなかったので、そう言えばと思っていたらその後直ぐに移籍報道とペップのコメントが出ていたコラロフ。
昨季はペップに早速コンバートされたプレーヤー第1号となったんですけどね。若返りを図るチームではコンスタントな出場機会を求めたのかもしれませんし、本職でのプレーを希望したのかもしれないですね。或いはイタリアに戻りたい意向もあったと思います。ローマはモンチが新たなチームをどう構築するかで注目のチームですし面白いかもしれません。でも彼元ラツィオのプレーヤーだったような、、、
これで昨季にサイドバックを務めた選手が4人いなくなりました。こうなるとプレーレベル以前の問題ですね。昨季のサイドバック陣は年齢的な衰えを含めて実力不足を露呈していましたし、契約満了もあって入れ替えは既定路線だったかもしれませんが、市場の動きとしては得策のようには思いません。どうしても今のシティの状態であれば足元を見られますからね。
右にはかなりの金額がかかったもののウォーカーという重要案件をクリアしましたが、左サイドは誰もいない状態です。モナコのメンディはこちらも重要案件となっていますが、モナコ自身ベルナルドらの主力を既に売却している事や、ムバッペの件もあってか難航していますね。
その他サイドバックではダニーロやバートランドなど色々上がっていますが、早い所決着させチームスカッドを確定してしまいたいですね。またコラロフはセンターバックとしてもプレーしていましたので、ここも急務とまでは言えないものの余力があれば狙っていきたいところでしょう。
【ICC2017】マン・ユナイテッド戦
USツアー4日目はシティにとって今季の初戦となりますユナイテッド戦です。アメリカでのマンチェスターダービー。
シティスカッド。
先発に新加入のエデルソンとウォーカーが早速名を連ねました。また下部組織から連れて来ているメンバーでフォーデンが起用されています。其の外、コンパニやヤヤなどのベテランやレンタルバックのロバーツやアダラビオヨなどの若手も先発。誰もいない左サイドバックにはフェルナンジーニョを起用です。
ユナイテッドスカッドは、 こちらも新加入のルカクが先発。ユナイテッドは既に2試合をこなしており、シティよりは体が出来ていると思われます。
前半(0ー2)ー:ルカク、ラッシュフォード
モロにプレシーズンな試合でしたね。バックラインからミドルゾーンでさえ、殆どプレッシャーのない前半。フリーでしっかりルックアップした状態からポグバが、何本もDFラインの裏目掛けてロングボールを出していましたが、その内1本をルカクに簡単に抜け出され先制点を許します。
また続け様に緩慢なパス交換を掻っ攫われ、カウンターでそのままやられました。
まぁやる前から分かっていたでしょうが、足が全然動きませんでしたね(笑)チームとしてはこの時期に言える事は何もないかと思います。
という事で個人に焦点を当てます。
まずアグエロ、ヤヤのベテラン2人は驚くべきほどの運動量のなさとキレのなさで何もなかったです。取り敢えずシーズンに向けて調整を上手くしてくれればそれで良いです。またベテランというと主将のコンパニがこの時点でチームのスカッドに加えれている事がポジティブな面でしょう。ルカクに抜け出されたシーン以外は安定したプレーを見せていました。
次に新加入組ですが、ウォーカーは期待して良さそうです。この試合、選手もいない事もあってかフル出場していますが、タフですし守備時の対人は強いですね。対面のラッシュフォードに1対1では何もさせませんでした。GKのエデルソンは、2失点しましたがまぁ悪くないと思います。良いセーブもありましたし、ボールに対しての反応も上々です。今後を見守りましょう。
そして若手組ですが、フォーデンはペップも絶賛していましたが確かに才能豊かな選手です。試合経過と共に存在感を出してきましたが、中盤から前に当てるパスが秀逸です。フリーを見つける目、パスを通すタイミング、実行する技術。あの年齢での自信のあるプレーは将来有望で、覚えておく価値はありそうです。セルティックで良いシーズンを過ごしたロバーツは、2度ドリブル突破を披露するシーンがありました。トップチームで生き残る為にはウィングに必須のプレーですので、頑張ってアピールしてほしい。
後半(0ー0)ー:ー
後半一気にメンバーチェンジしたシティ。前線にはジェズスやサネらが構え、守備陣にはストーンズとオタメンディがプレーです。まだ行き先の決まらないナスリとマンガラもピッチに登場しました。
前半よりも後半の方が動きが出たのはジェズスやサネのおかげでしょう。若さの分だけフレッシュでした。只、それも30分前後には既に停滞していましたが。
後半に入って更に存在感を増したのはフォーデン。ジンチェンコと交代するまで、若いだけあって動きは機敏だし、これから楽しみな素材が増えました。右ウィングに入ったディアスは気合いは入ってましたがインパクトには欠けました。
と言いながら実は一番存在感を見せたのはナスリさん。昨季のプレシーズンでも密かに好プレーを披露していたんですけど、この試合でも魅せてくれました。運動量こそ他の選手同様あまりありませんでしたが、流石のテクニックとセンスでチャンスを創出していました。インサイドハーフでも全然イケそうなのがナスリのポテンシャルですね。多分違うチームでプレーするだろうけど。
マンガラは左サイドバックでの起用と、使われ方も可哀想ですな。こちらも9月には同じチームにはいないでしょう。
総括(0ー2)LOSE
初戦となったダービーは敢え無く敗れました。でもこんなもんですってペップも言うでしょうし。
期待の若手が出てきた事と、コンパニが先発だったことがこの試合の最もポジティブな面です。そしてハッキリした事は、左サイドバックに人がいない。前半フェルナンジーニョで後半マンガラですよ(笑)何とかしてちょうだい。
守護神ジョー・ハート、今季はハマーズへ
マン・シティのゴールマウスを長らく守ってきたイングランド代表GKジョー・ハートですが、現チームではやはり居場所はなく今季はウェストハムにレンタルされる事となりました。
GK問題は片付くのか?
ハートに居場所がない事は、最初から分かってたんですけど昨季の事があるので、今季もどうなることやらと不安はあります。
昨季はペップご希望のクラウディオ・ブラボを守護神に迎えましたが、大失態に終わりました。まぁ新しいリーグで難しい面はあったと思いますけど、にしても酷かったですね。
只、守備組織が出来ずに致し方ない失点もありましたし、その内に精神的に追いやられてしまった感が強い気はします。チリ代表でのプレーと随分違いますしね。
そして、新加入としてベンフィカよりエデルソンを獲得しましたので、彼への期待は否が応にも上がってしまいますね。既にプレシーズンに帯同しておりますので、ICCにて実力の程が分かりそうです。
その他GK関連だと、ぺぺ・レイナの名を報道で見かけましたが、実際は来ないと思います。レイナ自身バルサ出身者ですし、バイエルンでもペップと共闘してますので、プレーに問題は少ないでしょう。
しかし、結局バイエルン時代もノイアーが居たのでプレー機会に乏しく移籍したと思いますし、今のままナポリでプレーする方がしっくりきます。クラブと問題を抱えてるのかもしれないですが。35歳という年齢を考えてもシティは資金を掛けてまで獲る必要はないと考えます。という事で、レイナはないでしょう。
今季はエデルソンに期待を寄せつつ、密かにブラボの復活も僅かながらに期待しときます。
ブラジルの新鋭を獲得!!ノリートはセビージャへ
遂に待望のウォーカーを獲得したシティですが、更なる動きを見せています。
ブラジルの新鋭MF獲得
シティはブラジルUー20代表MFドウグラス・ルイスの獲得を発表しました。ドウグラスは、ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマ所属の若手アタッカーです。実を言えばプレーをちゃんと見た事ありませんので、あまり情報がなく、、、
まぁシティはトップチームは勿論の事、ユースや若年層の獲得に強化と力を入れてやっていますので、その流れの一環かなと思います。昨季もコロンビアの若手有望株であるモレノを獲得してレンタルにて出していますし、ドウグラスも同じ様な運びになるでしょう。
正直、レンタル先でも目を見張るような活躍をしたとしてもトップチームに残れる保証がないのが、エネス・ウナルの件でハッキリしていますし、今レンタルされている或いはユース以下の下部組織でプレーしている若手有望株達の1人でもシティを背負って立つ選手になってくれれば良いですね。
若手は様々な要素で良くも悪くも意外な変化が起こりますので、気長に見守りましょう。
ノリートは晴れる国に帰る
シーズン後半でのサネの台頭による影響をモロに受けたノリートは、イングランドでの挑戦を1年で終える事になりそうです。セビージャより獲得合意の発表がなされました。シティとしては昨季の元手を取り戻す事は当然出来ませんでしたが、それでも完全移籍になったのは数少ないポジティブな要素かと思います。
ノリート自身もプレー機会の減少は勿論のこと、イングランドでの環境面にも苦労していた様子でしたので、スペインに戻りプレーする事はポジティブに働くでしょう。バルサBから見ていたノリートも今や30歳ですし、より良い環境を選ぶのも致し方なしですね。
そもそもノリートの放出は、現チームに於いての影響はほぼないでしょう。ウィンガーはサネやスターリングに加えてベルナルドを獲得していますし、ノリートもシティもそれぞれ別の道で上手くいくことを願いましょう。
アディオス!ノリート。
ようこそウォーカー、さよならダニ
移籍の噂が何度も動いた右サイドバックは、遂に決着を迎えました。当初より報道されていたトットナムのイングランド代表DFカイル・ウォーカーの獲得を発表。待望のサイドバック補強第1号となりましたね。
積極的なピンポイント補強
先週あたりではユーヴェの退団が発表された時点で、いよいよシティ加入か!?と思われていたダニ・アウベスでしたが、急転直下でパリにてメディカルチェックという報道により雲行きが怪しくなり、案の定そのままPSG加入でズッコケた訳ですが(笑)結果的には当初の目標通りのウォーカー獲得という運びになりました。
ダニの場合、ペップのフットボールを実践出来る保証があるのが最大の強みであり、それを考えるとウォーカーはこれからフィットさせる必要がある訳です。只、年齢を考慮すればウォーカーの獲得には納得が行きます。加えてイングランド人ということでホームグロウンにも当たるので、個人的には良い補強かと思います。
移籍金に関しては報道通りとは限りませんが、かなりの高額だった事は間違いないでしょう。先程のホームグロウンの関係もあり特にイングランド選手は高くなる傾向がありますね。サイドバックに5000万ポンドというと一昔前では考えられないような金額ですが、現在のプレミアの移籍市場は異常な状況ですし、まだまだビッグクラブとしての歴史がないシティにとっては足元見られても仕方ないですね。
只、金額に関しては高いですがシティは割と的確な補強をしている印象があります。今回もチームにとって最も必要なポジションですので、下手に動いて失敗するよりは確実に確保に動いたのだと思います。まぁあとはウォーカー自身のコメント通り、彼がペップの元でさらなる飛躍をしてくれる事が重要となるでしょう。以下、公式サイトよりウォーカー、チキのコメントです。
『シティとの契約を喜んでいる。始まるのが待ちきれないよ。ペップ・グアルディオラ監督は、世界で最も尊敬されている指導者の一人だ。僕が新しいレベルへと行くための助けになってくれると感じている』
チキ・べギリスタイン
『カイルは、とても優れた、両サイドでクオリティを作り出してくれる選手だ。トットナムでのプログレスを追ってきて、どのように成長してきたのか感動している。プレミアリーグで最高のサイドバックの一人で、それがイングランド代表でレギュラー獲得に繋がっている。今季とそのあとも、マンチェスターシティで成功できると確信している 』
これで右サイドバックのレギュラーは確保しましたが、まだまだ両サイドバックは獲得が必要です。という事で、次はメンディお願いね。