守護神ジョー・ハート、今季はハマーズへ
マン・シティのゴールマウスを長らく守ってきたイングランド代表GKジョー・ハートですが、現チームではやはり居場所はなく今季はウェストハムにレンタルされる事となりました。
GK問題は片付くのか?
ハートに居場所がない事は、最初から分かってたんですけど昨季の事があるので、今季もどうなることやらと不安はあります。
昨季はペップご希望のクラウディオ・ブラボを守護神に迎えましたが、大失態に終わりました。まぁ新しいリーグで難しい面はあったと思いますけど、にしても酷かったですね。
只、守備組織が出来ずに致し方ない失点もありましたし、その内に精神的に追いやられてしまった感が強い気はします。チリ代表でのプレーと随分違いますしね。
そして、新加入としてベンフィカよりエデルソンを獲得しましたので、彼への期待は否が応にも上がってしまいますね。既にプレシーズンに帯同しておりますので、ICCにて実力の程が分かりそうです。
その他GK関連だと、ぺぺ・レイナの名を報道で見かけましたが、実際は来ないと思います。レイナ自身バルサ出身者ですし、バイエルンでもペップと共闘してますので、プレーに問題は少ないでしょう。
しかし、結局バイエルン時代もノイアーが居たのでプレー機会に乏しく移籍したと思いますし、今のままナポリでプレーする方がしっくりきます。クラブと問題を抱えてるのかもしれないですが。35歳という年齢を考えてもシティは資金を掛けてまで獲る必要はないと考えます。という事で、レイナはないでしょう。
今季はエデルソンに期待を寄せつつ、密かにブラボの復活も僅かながらに期待しときます。
ブラジルの新鋭を獲得!!ノリートはセビージャへ
遂に待望のウォーカーを獲得したシティですが、更なる動きを見せています。
ブラジルの新鋭MF獲得
シティはブラジルUー20代表MFドウグラス・ルイスの獲得を発表しました。ドウグラスは、ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマ所属の若手アタッカーです。実を言えばプレーをちゃんと見た事ありませんので、あまり情報がなく、、、
まぁシティはトップチームは勿論の事、ユースや若年層の獲得に強化と力を入れてやっていますので、その流れの一環かなと思います。昨季もコロンビアの若手有望株であるモレノを獲得してレンタルにて出していますし、ドウグラスも同じ様な運びになるでしょう。
正直、レンタル先でも目を見張るような活躍をしたとしてもトップチームに残れる保証がないのが、エネス・ウナルの件でハッキリしていますし、今レンタルされている或いはユース以下の下部組織でプレーしている若手有望株達の1人でもシティを背負って立つ選手になってくれれば良いですね。
若手は様々な要素で良くも悪くも意外な変化が起こりますので、気長に見守りましょう。
ノリートは晴れる国に帰る
シーズン後半でのサネの台頭による影響をモロに受けたノリートは、イングランドでの挑戦を1年で終える事になりそうです。セビージャより獲得合意の発表がなされました。シティとしては昨季の元手を取り戻す事は当然出来ませんでしたが、それでも完全移籍になったのは数少ないポジティブな要素かと思います。
ノリート自身もプレー機会の減少は勿論のこと、イングランドでの環境面にも苦労していた様子でしたので、スペインに戻りプレーする事はポジティブに働くでしょう。バルサBから見ていたノリートも今や30歳ですし、より良い環境を選ぶのも致し方なしですね。
そもそもノリートの放出は、現チームに於いての影響はほぼないでしょう。ウィンガーはサネやスターリングに加えてベルナルドを獲得していますし、ノリートもシティもそれぞれ別の道で上手くいくことを願いましょう。
アディオス!ノリート。
ようこそウォーカー、さよならダニ
移籍の噂が何度も動いた右サイドバックは、遂に決着を迎えました。当初より報道されていたトットナムのイングランド代表DFカイル・ウォーカーの獲得を発表。待望のサイドバック補強第1号となりましたね。
積極的なピンポイント補強
先週あたりではユーヴェの退団が発表された時点で、いよいよシティ加入か!?と思われていたダニ・アウベスでしたが、急転直下でパリにてメディカルチェックという報道により雲行きが怪しくなり、案の定そのままPSG加入でズッコケた訳ですが(笑)結果的には当初の目標通りのウォーカー獲得という運びになりました。
ダニの場合、ペップのフットボールを実践出来る保証があるのが最大の強みであり、それを考えるとウォーカーはこれからフィットさせる必要がある訳です。只、年齢を考慮すればウォーカーの獲得には納得が行きます。加えてイングランド人ということでホームグロウンにも当たるので、個人的には良い補強かと思います。
移籍金に関しては報道通りとは限りませんが、かなりの高額だった事は間違いないでしょう。先程のホームグロウンの関係もあり特にイングランド選手は高くなる傾向がありますね。サイドバックに5000万ポンドというと一昔前では考えられないような金額ですが、現在のプレミアの移籍市場は異常な状況ですし、まだまだビッグクラブとしての歴史がないシティにとっては足元見られても仕方ないですね。
只、金額に関しては高いですがシティは割と的確な補強をしている印象があります。今回もチームにとって最も必要なポジションですので、下手に動いて失敗するよりは確実に確保に動いたのだと思います。まぁあとはウォーカー自身のコメント通り、彼がペップの元でさらなる飛躍をしてくれる事が重要となるでしょう。以下、公式サイトよりウォーカー、チキのコメントです。
『シティとの契約を喜んでいる。始まるのが待ちきれないよ。ペップ・グアルディオラ監督は、世界で最も尊敬されている指導者の一人だ。僕が新しいレベルへと行くための助けになってくれると感じている』
チキ・べギリスタイン
『カイルは、とても優れた、両サイドでクオリティを作り出してくれる選手だ。トットナムでのプログレスを追ってきて、どのように成長してきたのか感動している。プレミアリーグで最高のサイドバックの一人で、それがイングランド代表でレギュラー獲得に繋がっている。今季とそのあとも、マンチェスターシティで成功できると確信している 』
これで右サイドバックのレギュラーは確保しましたが、まだまだ両サイドバックは獲得が必要です。という事で、次はメンディお願いね。
マン・シティ、2017プレシーズン始動
シティは7月10日今季のプレシーズンをスタートさせました。
現状ではまだスカッドも固まっていませんし、現チームの中でも9月には別のチームでプレーしている選手もいるでしょう。とは言え、シーズン開始に向けて準備をしていかないといけませんので、大事な一歩ですね。
新顔エデルソンも参加
プレシーズン初日から新加入のGKエデルソン・モラレスが姿を見せました。クラブハウスに入って行く際には若干緊張しているようにも見受けられましたが、ジェズスを始めブラジリアンは現在4名いますので、問題はないでしょう。
昨季からの負傷明けという点では、ギュンドアンも最初から参加。まためでたく契約を延長したヤヤは笑顔でペップと再開していました。
そのほか、アグエロやスターリングなどの面子も。クンは少し太ったでしょうか(笑)大体、南米の選手は太りやすいように感じますね。また、ユースからはジェイドン・サンチョなどがトップチームのプレシーズンに加わっています。サンチョは実際のプレーはあまり見たことはありませんが、将来有望なイングランド人プレーヤーの1人ですね。
気になる大物2人やサイドバックは!?
ノリートやイヘアナチョなど放出の可能性がある選手もプレシーズンには参加。チームに残るのか気になるところではありますが、 それ以上に気になるのは噂の2人。
まずは加入濃厚と見られていたダニ・アウベス。先日に出た報道だとシティではなくPSGに加入かというものも、、、おい、ダニ。
そしてサンチェスに関しては、9000万ポンドなら放出やむなしみたいな報道もありますが、いくらサンチェスとは言え残り契約1年の選手に対しては高すぎる。まぁ隣の赤いクラブが例年通りの大判振る舞いしてますし、プレミアの市場は殆どぶっ壊れているので強気なのかもしれないですが。
ダニもサンチェスも来て欲しいですが、あまりに高額になるようなら足りないサイドバックにお金をかけて強力な選手を獲得して欲しいですね。噂にあがるメンディやウォーカーにウェイトを置いていいように思います。
兎に角にも始まったばかりのプレシーズンで最高の準備を進めて欲しいですね。
それにしてもヤヤは派手な格好してたな(笑)
シティ若手動向
様々な情報が飛び交っている移籍市場。今回は、シティの若手達の動向を考察します。
トップチーム定着は茨の道
来週からいよいよプレシーズンがスタートするシティですが、ペップは昨年同様多くの若手を起用する意向のようです。これはクラブにとっては良いことですし、ユースなどの選手がトップチームとプレー出来るのは大きなステップにはなると思います。
また近年のシティは優秀な若手が集まっており、逸材を多く抱えています。彼等がいずれシティの主力となり活躍してくれれば育成計画は大成功と言えますね。
では、実際のところはどうなのか?ですが、中々に厳しい状況ではあります。主力はおろかトップチーム定着もまだまだという感じですね。現在のシティは資金力が強大ですし、以前と違い何かしらのタイトルを常に求められる立場になっていますので、難しいところがあるのです。
プロビンチャのクラブであれば育てて売るというサイクルなんですがね。ヒホンやウディネーゼなどが好例として上げられるでしょうか。
ユース上がりの若手がアグエロやダビド・シルバを押し退けるのは、かなり茨の道と言えます。私イチオシの若手アレイシ・ガルシアがヤヤとフェルナンジーニョをベンチに追いやるような活躍を期待してはいますが。
武者修行に出かけよう
という事でトップチームには残念ながら難しい現状がある以上、他所のチームでの成長を期待しましょう。既に来季のレンタル移籍が決定している選手もチラホラ。
まずはGK。エデルソン獲得によりますます出場機会の無さそうなGKガンですが、ノリッジへの1年レンタルが決まっています。来季2部にあたるチャンピオンシップでのプレーになりますが、新監督ファルケにアピールしノリッジの現正GKであるジョン・ラディとの争いを制して出場機会を得られるかが注目されます。
そして期待の若手サイドバックもまたレンタル。サイドバックはトップチームも人材難なのでどうなるかと思っていましたが、昨年のプレシーズンでも良い動きを披露していたアンジェリーノはオランダのNACへの1年レンタルが決まりました。オランダは若手を積極的に起用する土壌がありますし、何よりNACはシティと提携していますので既にマヌ・ガルシアを筆頭に何名か所属してます。一緒に大きな飛躍を期待しましょう。
またオランダ関連で言いますと、昨季トゥエンテにレンタルされ18点を挙げたトルコ人ストライカー、エネス・ウナルも移籍となっております。こちらはビジャレアルへの完全移籍ですが買い戻しオプションが一応付いてそう。まぁ流石に前線はポジション争いが熾烈ですので、割って入るのは難しく選手としても妥当な判断かもしれませんね。
現状まだ来季の所属がハッキリしない選手もいますね。CBのアダラビオヨは今回2021年までの新契約にサインをしていますが、トップチームに果たして居場所はあるでしょうか。また、昨季レンタル先で活躍した選手で言えば、パトリック・ロバーツもいますがこちらもトップチームは厳しいでしょうしね。その他ジンチェンコやイヘアナチョも他チームでのプレーとなりそうですし、すぐに頭角を現しそうな若手がいない。
何にしてもプレシーズンにオッと思わせるような若手がいないかチェックしてみたいと思います。そして、ここはやはりガルシア君に一皮剥けてもらいましょう。ペップ使って頂戴な。
【番外編】バルセロナレジェンド対ユナイテッドレジェンド
普段はマン・シティ中心のブログですが、私は1年目のシチズンズというにわかファンでございますね。今回は少し脱線しまして20年来のファンとして年季の入ったバルサについてです。そもそもシティを応援しているのはペップの存在が大きいですからね。
レジェンズ集結!!
この時期はチャリティで結構スペシャルなマッチがあるのですが、今回はバルサとユナイテッドのお腹ふくよか選手権もといレジェンドマッチが開催されました。当然、多くの太ったスター達が集結していましたね。
バルサ側としましては、エースであったロナウジーニョやリバウドを筆頭にクライフェルトやダービッツといったオランダ勢、主将を務めた”ターザン”ことナダルやサリーナスなどの最古参組、メンディエタなどの微妙な方々(君はどちらかというとバレンシアのレジェンドだろう)もいましたね。
ユナイテッド側には、ポール・スコールズやドワイト・ヨークなどの懐かしい面々にアジアからはパク・チソンも参加してますね。
皆んな大抵はお腹が出ているんですけど(笑)エジミウソンのお腹が出ているのは個人的には意外で、リバウドは現役さながらの細さでしたね。リバウドはブラジル人だけど太る気がしない。リバウドは私にとっての最初期のスターでしたから、思い入れは深いです。あの細長い手足と、とことん左足に拘る10番(最初は11番)は、やっぱ好きだなぁ。
レジェンドマッチのハイライトです。
レジェンドに見る名手たる所以
誰を見てもニヤリとしてしまう訳ですが、やはり2人の偉大な”R”は存在感が違いますね。現役時代はブラジル代表では共にプレーしてW杯を勝ち取っていますが、バルサでは入れ替わるようにバルサのRとエースの系譜を引き継ぎました。バルサはブラジル代表のエースと歩んで来た歴史があり、またロマーリオ→ロナウド→リバウド→ロナウジーニョと頭文字が”R”という系譜もあったのです。今でも現セレソンのエースであるネイマールが在籍していますね。ネイマールはRではないけど(笑)
まずは1人目のRはリバウド。バルサのエースとしてチームを引っ張った彼は、バロンドーラーでもあります。この試合でもパッと見で直ぐに分かりますし、ボールの持ち方や左足のキックを見ればリバウドになるんですよね。見せ場はロナウジーニョとのワンツーで抜け出してGKと1対1になったシーン。右に流れたボールを敢えて十八番である左足のラボーナでシュート!!惜しくも外れましたが、あぁリバウドらしいなとニンマリしてしまいました。
そしてもう2人目のRは勿論ロナウジーニョ。彼の場合はバルサファンでなくとも直ぐに分かってしまうくらい、プレーがまんまロナウジーニョなんですよね。リバウドと違い一応まだ現役引退してないにも関わらずお腹は出てますけど(笑)
太ってもロナウジーニョのドリブルやフェイント、ノールックパスに少しボールを逃してファウルをもらう技術。どれをとってもロナウジーニョ。
2人を筆頭にしてですけど、やっぱり名手は直ぐに分かる。パッとみて彼だと分かるような技術、プレーを持っている。世界に名だたる名手というものは、どんなになっても自身のプレーの本質が分かっており、またそれを問題なく発揮できるという事です。これは実際にはかなり難しいことですけどね。
日本で言えば中村俊輔のFKでしょうかね。彼が引退して数年経ったとしても、きっと綺麗な放物線をまた放ってくれると確信が持てます。
日本でもシティでも今後こういったプレーヤーを見れれば嬉しいですね。
ブラボがブラボーな活躍!!
歳を重ねると何故かは分かりませんが、ダジャレを言うようになってしまう(笑)何故だろう?私もいよいよオッさん化が止まらない。
という事で、今回はシティのGKクラウディオ・ブラボについて。
コンフェデ杯セミファイナルで神業披露!!
密かに絶賛開催中のコンフェデ杯ですが、南米王者としてチリ代表が出場しています。チリ代表と言えば、近年多くの好成績を収めているチームで、我らがシティのゴールマウスを守りきれなかったブラボも参加しています。
シティでのシーズン終盤に負傷し、そのまま迎えたコンフェデ杯だったのですが、セミファイナルとなったポルトガル戦で復活!!ビッグセーブを披露してくれました。
試合はPK戦までもつれる形だったのですが、ここでブラボに神が降りてきます。なんと最初のキッカーであるクアレスマから3連続でPKストップという離れ業をやってのけ、チリ代表をファイナルに導く大活躍です。
まさに守護神!!シティとは全く別人の顔を見せたブラボは、思わず言いたくなるブラボーな活躍でした。アレっ!?シティのブラボはもしかして双子の弟かなんかだったかな(笑)
冗談はさておき、クラブと代表でパフォーマンスが全く変わる選手っていますよね。現状、ブラボがそうなのがシティとしては悲しいところ。来季は、エデルソンとの新たな競争がありますが、代表のようなパフォーマンスを期待したいと思います。
サンチェスを口説くのはビダルか?ブラボか?
チリ代表にフォーカスを当てるとエースのアレクシス・サンチェスがいますね。こちらもシティにとっては加熱する報道と共に気になる選手です。
先日、掲載されていた記事で同じくチリ代表のビダルが『バイエルンは世界最高だから来たら良いよ』みたいな事言ってた気がしますが、ここはブラボさんに頑張ってもらいましょう。『現状シティは世界最高ではないけれど、とっても良いよ』くらい言ってもらって、シティにおいでおいでをしておきましょう。こういうのはバルサ時代ではダニが上手かったなぁ。
ブラボにはGKとしてのパフォーマンスとスカウトとしての口説きに期待しときます。