【プレミアリーグ16ー17】第12節クリスタルパレス戦
代表明けのリーグ戦。優勝戦線へ絡む為にも勝利が必要です。というかゴールが。。。最近は良いゲームをしてもラストが決まらないシーンが目立ちます。ペップも頭を悩ませてますね。
そんなゴールを渇望するシティのスカッドはこちら。
予想は大きく外れました(笑)最大のサプライズはヤヤ。代表ウィークの間に代理人とペップの確執をヤヤ本人が沈静化させ、今後の起用があるか注目されていましたが、代表明けの試合ということもあったのか早々の起用となりました。またコンパニが先発復帰しております。前者は求められるプレスの連動をこなせるかと卓越した個の力の発揮で、後者は怪我なく終えるですね。
クリスタルパレスの面々はこちら。
要注意のFWベンテケはもちろん先発。ザハなんかはスピードありますし、あまり乗らせたくないウィンガーもいますね。
前半(0ー1)ー:ヤヤ・トゥレ
あまり褒められた内容ではなかった前半。立ち上がりこそ結構プレスをかけれていましたが、パレスの割りきったロングボールでDFラインを押し込まれ、上手くビルドアップ出来ませんでしたね。
そんなチームを救ったのは今季初出場となったヤヤ。運動量やダイナミズムは確かに衰えましたが流石のスキルを発揮してくれました。エリア前でボールを持った際、ノリートと華麗なワンツーでこじ開け豪快にフィニッシュ。待望のゴールをもたらします。これは本人にとってもペップやチームメイトにとっても嬉しいゴールとなりました。
またノリートは前半ではベストプレーヤーでした。豊富な運動量で積極的なプレスを仕掛けていたのと攻撃面でも良いアクセントになっていました。
非常に残念だったのは主将コンパニの交代。前半30分頃に飛び出した味方GKブラボと激突し、頭部を強打し一度復帰しますがやはり交代となりました。頭部は大事に至るといけないので心配です。折角怪我から復帰してきた主将でしたが不運が続いてしまいますね。
前半脅威となったのはパレスのウィンガー、ザハ。スキルとスピードを活かしたドリブルで対面のコラロフを苦しめられました。今まででもそうでしたがちょっとコラロフは守備面で危なっかしいですね。またコンパニとサバレタが交代で入った為、CBコンビはサニャとオタメンディとなりました。ベンテケとの高さのミスマッチは目立ちますので脅威とならなければ良いですが。
後半(1ー1)ウィッカム:ヤヤ・トゥレ
後半は更に劣勢に立たされました。まずプレスにいけない、身体のキレが悪いのは仕方ない部分はあるんですがね。それだけに、せっかくマイボールになったものを簡単にロストしていては話になりません。かなりフラストレーションの溜まる試合です。
押し込まれた故に両サイドバックがチンチンにやられてしまいます。サバレタとコラロフは完全に1対1で負けてしまいクロスを送られてしまいます。ベンテケの決定機はGKブラボがファインセーブしますが、アグエロがカウンターからの好機を決めきれないと逆にカウンター返しを喰らいウィッカムに同点ゴールを許します。このシーンでもサバレタは簡単に躱され、ブラボももうちょいニアサイド切れなかったかなというのが。う〜ん。
これによりこの試合危ないなと大いに不安が広がったのですが、それを振り払ったのがヤヤの再びの一撃。シティファンもピッチになだれ込み喜びを爆発。最後にもう一度危ないシーンを作られますが、あの手この手で長いロスタイムをやり過ごしタイムアップです。
後半存在感を出したのはデ・ブルイネ。クロスの精度が半端ないです。シティの後半の決定機はほぼデ・ブルイネからでしたね。
総括(1ー2)WIN
ヤヤに尽きるという試合でしたね(笑)決して褒められた内容ではない中で、ヤヤ自身はまだまだ決定的な存在になれる事を証明してくれました。ペップにとっては起用した甲斐もあったでしょうね、元々本人達には確執はなくチーム練習もしていた訳ですから。
ペップが課題にあげていたボールの無いところでのプレーですが、ヤヤはプレスをかけようとする意思は感じられました。勿論、強度の高いプレスが出来ていた訳ではなく不満な部分も大いにあったんですけど、そこは割り切った起用するしかないでしょう。ポゼッションである程度押し切れるような相手には、持ち前のスキルと高さで脅威になれるんじゃないでしょうか。
それよりも他の選手の不甲斐なさ。両サイドバックは一番の不満です。アグエロにしても良いプレーは少なかっただけに決定機は決めて欲しかった。今はまだ昨季までの選手がメインですが、欧州でのトップオブトップのレベルを目指すなら、ペップの契約期間の間に結構の入れ替えがないと厳しいんじゃないかなと思っています。