クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【プレミアリーグ17ー18】第15節ウェストハム戦

次節にはダービーを控えた重要なリーグ戦。下位に低迷し、モイーズが監督就任したハマーズと対戦です。

 

シティスカッド

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前節からはダビドとサネが復帰、デルフはボランチとして起用され、左サイドバックにはダニーロが久々の出場です。また、本日のCBコンビはオタメンディとマンガラ。

 

ハマーズスカッド

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元マン・シティのサバレタは元気に先発。ハートはベンチになってますが、どんな調子なんでしょうね。結構補強で話題になった筈ですが、成績は低迷中。

 

前半(0ー1)ー:オグボンナ

 

ここ数試合と殆ど同じ展開の前半は、またも相手に先制され苦しい展開に。攻めても自陣に引きこもる相手に中々チャンスを作れません。最近はバス停め作戦に手こずりまくるシティです。正直、今季のチームならハイプレスを相手に掛けてもらった方がゴールが入りそうですね。

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相手は3バックを基本にしてますが、やはり両ウィングバックも守備ラインに吸収されてますので、5バックとして構え、その前に3枚の中盤と時にはランシーニも加わり、分厚く固めます。常時8〜9人で守る意識ですね。当然、シティはボールを保持できますが最後の所への侵入は容易ではなく、苦労しちゃいます。

 

守っては即時奪回を徹底する事で、ハマーズに殆ど何もさせませんでしたが、推進力のある前線が何とか粘るとセットプレイに活路を見出していました。実際、序盤と終盤にそれぞれ1回づつセットプレイでピンチを迎え、その内1本を決められました。これって何時ぞやのデジャブかな?

セットプレイの守備は何度かやられてますし、長身選手の少ないシティではウィークポイントになるやもしれませんね。

 

後半(2ー0)オタメンディ、ダビド:ー

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同じ様な前半を繰り返したシティは、後半終盤に勝ち越すのも再び成し遂げます。そして後半のシティは極端な”バス停め作戦”への一つの回答となるかもしれないプレーをしています。後半早々に手を打ったペップは、ダニーロを下げてジェズスを投入すると4ー2ー4の様な布陣へ。後ろの選手を削って前に厚みをもたらします、というのは一般的な手段の一つかと思いますが、それを頭からやってしまうのがペップたる所以でしょうか。

 

ちなみに言うと、実際にはハマーズが前半同様前からのプレスを実行しないのを確認すると、早い段階で攻め手の布陣は更に前掛かりに。まず基本は2CBのみを残し、左サイドバックに入ったデルフはボランチ的なプレーでデ・ブルイネと組み、右サイドバックのウォーカーは最前線のウィングへ。サネは変わらず左サイドに張り、中央にジェズスとアグエロスターリングがいると言う5トップ状態(笑)相手の5バックに対して5枚当てがうという大胆さ。

 

それを支えたのは両サイドバック。右のウォーカーは右サイドを全て1人でカバーする驚異的なスタミナとスピードで、攻守のバランスをギリギリに保ち、左のデルフは組み立てで中2人だけになるダビドとデ・ブルイネをサポートします。

 

また前線を単純に増やした訳ではなくロジックは有ったかと思います。サネとウォーカーがタッチライン際で張る事で、ハマーズの5バックを可能な限り広げスペースを僅かでも確保すると、スペースを使うのが上手いジェズスがボールを引き出せる様にしています。またシティは前線に陣取っているだけではなく、上下の動きも上手いんですね。ジェズスが降りてくればダビドが飛び出したりなど、前に出る動きと後ろに下がる動きを必ずセットで行います。これで幅を広げた最終ラインに、今度は縦のギャップを作り出す訳です。

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まぁ現実的には集中したハマーズ守備陣とGKアドリアンの好セーブ連発に苦労する訳ですが、決勝点も下がってボールを受けるデ・ブルイネから飛び出したダビドにクロスを送ると、難しいボレーを決めて勝ち点3をもたらしました。繰り返し続けたシティの勝利でしたね。

 

総括(2ー1)WIN

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またまた苦労し劇的に勝利しました。気持ちは乗りますが、もう少し安心して見たい所ですね。そして次のリーグ戦はマンチェスターダービー。ユナイテッドはモウリーニョ監督や前線のタレントを考えれば、やはり堅守速攻を狙うと思われます。

 

ユナイテッド程のビッグクラブが、ここ数試合の対戦相手の様に極端には引く戦術をしないと願いたいですが、モウリーニョなら十分にアリでしょう。セットプレイもルカクを筆頭に明らかにシティよりもパワフルなので、要注意と言えそうです。

 

このダービーで勝利出来れば大きく前進出来ますし、負ければまた混沌としそうですから、今季を左右するターニングポイントの一つにはなるでしょう。是非とも勝利したいですな。GO!CITY!!

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