【PL20−21/第7節 シェフィールド戦】クレイジーだよカンセロ君
早いものでもう11月。コロナ化のタイトスケジュールで野戦病棟と化しているシティ。難局をどう乗り切るのかペップの手腕が試されてますね。
シティスカッド。
先発
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ディアス、ラポルト、カンセロ
MF:ベルナルド、ロドリ、デ・ブルイネ
FW:マフレズ、フェラン、スターリング
最終
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ディアス、ラポルト、カンセロ
MF:ベルナルド、ロドリ、ギュンドアン
FW:デ・ブルイネ、スターリング、フォーデン
CL戦と同様にフェラン・トーレスが最前線に。そろそろジェズスが復帰しそうとのことで、持ち堪えたいところ。
【シェフィールド:0−1:マン・シティ】WIN
中3日の試合で同一メンバーは、身体重そうでしたね。特にデ・ブルイネは良いランをしてチャンスは作るものの、いつもの高精度キックは見られず。ボールは握るものの最終フェーズを崩すのは苦労しましたね。疲労は判断の遅さ、精度の欠如に繋がっています。基本的には体力のある前半のうちにハーフコートゲームで先制点が取れたのが、結果的には良かったです。
疲労で精彩を欠いたチームにおいて、良い味出したのはベルナルドとフェランの2人。ベルナルドはその走力とキープ力を持ってピッチ広範囲をカバーしてくれるお陰で、攻撃時のビルドアップに守備時のプレッシングとチームに余力を与えてくれています。直接ゴールに絡むシーンはそれ程多くない為、良かった2シーズン前と比べてどうかというのはありますが、ピッチ中央での起用が彼にとってはベストでしょう。
また最前線起用が続くフェランですが、ウィンガーとはいえスターリングよりも適正高そうです。背負ってのポストプレイは当然期待出来ませんが、斜めの動きでボールを引き出したり、何よりゴール前への飛び込むタイミングが上手いですね。前半だけで2度決定機がありましたので、決めて欲しかったのが本音ではありますが、悪くないと思います。
只、今日書きたいのはほぼカンセロ君なんですよね。主役は右のウォーカーでしたが(笑)この日も左サイドバックとして先発したカンセロでしたが、彼は基本的にディフェンダーじゃないですな。今まで見ている限りだと本職の右より、案外左の方が良い動きしている気はしますが、良いのはオフェンス面のみです。押し込んだ展開となった前半はカンセロの良い部分がよく出ており、サイドの深い位置で仕掛けられるのは現状左サイドバックのメンツではない部分なので、カンセロの強みと言えます。兎に角キックフェイントを混ぜた切り返しが、相手に効きまくります。あのエリアで敵を止める事ができるので、ビッグチャンスになりますね。フェランが決めれていればアシストもついた事でしょう。
問題なのはディフェンス面です。最早軽いというレベルですらない。『私、守備してますよ』ってアリバイ守備すらしなくてい良いやと思っているのではという変な凄みを感じます(苦笑)後半は自陣での守備が増えると、途端に悪い部分が目立つようになり、シティの守備で問題を抱えたのは常に左サイドからでした。5バックのシェフィールド相手には、ウィングバックを誰が捕まえるのかというシステム上の不一致が発生するのですが、どこを見るべきか分かっておらず右往左往。おまけに対面の選手にボールが渡っても殆どプレッシャーかけてません。目の前の相手にジョグで対応、そして軽く抜かれると追う気もなし。なんてデンジャラスなんだ!!クレイジー!!クレイジー過ぎる!!!
相手をフェイントで翻弄出来るカンセロは、フェイントなしで相手に翻弄される。
そろそろ本職左サイドバック買いません?