クマごろうの独り言

三十路を越えたクマのオス。フットボール中心に気になること

【番外編】バルセロナレジェンド対ユナイテッドレジェンド

普段はマン・シティ中心のブログですが、私は1年目のシチズンズというにわかファンでございますね。今回は少し脱線しまして20年来のファンとして年季の入ったバルサについてです。そもそもシティを応援しているのはペップの存在が大きいですからね。

 

レジェンズ集結!!

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この時期はチャリティで結構スペシャルなマッチがあるのですが、今回はバルサとユナイテッドのお腹ふくよか選手権もといレジェンドマッチが開催されました。当然、多くの太ったスター達が集結していましたね。

 

バルサ側としましては、エースであったロナウジーニョリバウドを筆頭にクライフェルトダービッツといったオランダ勢、主将を務めた”ターザン”ことナダルやサリーナスなどの最古参組、メンディエタなどの微妙な方々(君はどちらかというとバレンシアのレジェンドだろう)もいましたね。

 

ユナイテッド側には、ポール・スコールズドワイト・ヨークなどの懐かしい面々にアジアからはパク・チソンも参加してますね。

 

皆んな大抵はお腹が出ているんですけど(笑)エジミウソンのお腹が出ているのは個人的には意外で、リバウドは現役さながらの細さでしたね。リバウドはブラジル人だけど太る気がしない。リバウドは私にとっての最初期のスターでしたから、思い入れは深いです。あの細長い手足と、とことん左足に拘る10番(最初は11番)は、やっぱ好きだなぁ。

 

レジェンドマッチのハイライトです。

 

レジェンドに見る名手たる所以

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誰を見てもニヤリとしてしまう訳ですが、やはり2人の偉大な”R”は存在感が違いますね。現役時代はブラジル代表では共にプレーしてW杯を勝ち取っていますが、バルサでは入れ替わるようにバルサのRとエースの系譜を引き継ぎました。バルサはブラジル代表のエースと歩んで来た歴史があり、またロマーリオロナウドリバウドロナウジーニョと頭文字が”R”という系譜もあったのです。今でも現セレソンのエースであるネイマールが在籍していますね。ネイマールはRではないけど(笑)

 

まずは1人目のRはリバウドバルサのエースとしてチームを引っ張った彼は、バロンドーラーでもあります。この試合でもパッと見で直ぐに分かりますし、ボールの持ち方や左足のキックを見ればリバウドになるんですよね。見せ場はロナウジーニョとのワンツーで抜け出してGKと1対1になったシーン。右に流れたボールを敢えて十八番である左足のラボーナでシュート!!惜しくも外れましたが、あぁリバウドらしいなとニンマリしてしまいました。

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そしてもう2人目のRは勿論ロナウジーニョ。彼の場合はバルサファンでなくとも直ぐに分かってしまうくらい、プレーがまんまロナウジーニョなんですよね。リバウドと違い一応まだ現役引退してないにも関わらずお腹は出てますけど(笑)

太ってもロナウジーニョのドリブルやフェイント、ノールックパスに少しボールを逃してファウルをもらう技術。どれをとってもロナウジーニョ

 

2人を筆頭にしてですけど、やっぱり名手は直ぐに分かる。パッとみて彼だと分かるような技術、プレーを持っている。世界に名だたる名手というものは、どんなになっても自身のプレーの本質が分かっており、またそれを問題なく発揮できるという事です。これは実際にはかなり難しいことですけどね。

 

日本で言えば中村俊輔のFKでしょうかね。彼が引退して数年経ったとしても、きっと綺麗な放物線をまた放ってくれると確信が持てます。

 

日本でもシティでも今後こういったプレーヤーを見れれば嬉しいですね。

 

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ブラボがブラボーな活躍!!

歳を重ねると何故かは分かりませんが、ダジャレを言うようになってしまう(笑)何故だろう?私もいよいよオッさん化が止まらない。

 

という事で、今回はシティのGKクラウディオ・ブラボについて。

 

コンフェデ杯セミファイナルで神業披露!!

 

密かに絶賛開催中のコンフェデ杯ですが、南米王者としてチリ代表が出場しています。チリ代表と言えば、近年多くの好成績を収めているチームで、我らがシティのゴールマウスを守りきれなかったブラボも参加しています。

 

シティでのシーズン終盤に負傷し、そのまま迎えたコンフェデ杯だったのですが、セミファイナルとなったポルトガル戦で復活!!ビッグセーブを披露してくれました。

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試合はPK戦までもつれる形だったのですが、ここでブラボに神が降りてきます。なんと最初のキッカーであるクアレスマから3連続でPKストップという離れ業をやってのけ、チリ代表をファイナルに導く大活躍です。

 

まさに守護神!!シティとは全く別人の顔を見せたブラボは、思わず言いたくなるブラボーな活躍でした。アレっ!?シティのブラボはもしかして双子の弟かなんかだったかな(笑)

 

冗談はさておき、クラブと代表でパフォーマンスが全く変わる選手っていますよね。現状、ブラボがそうなのがシティとしては悲しいところ。来季は、エデルソンとの新たな競争がありますが、代表のようなパフォーマンスを期待したいと思います。

 

サンチェスを口説くのはビダルか?ブラボか?

 

チリ代表にフォーカスを当てるとエースのアレクシス・サンチェスがいますね。こちらもシティにとっては加熱する報道と共に気になる選手です。

 

先日、掲載されていた記事で同じくチリ代表のビダルが『バイエルンは世界最高だから来たら良いよ』みたいな事言ってた気がしますが、ここはブラボさんに頑張ってもらいましょう。『現状シティは世界最高ではないけれど、とっても良いよ』くらい言ってもらって、シティにおいでおいでをしておきましょう。こういうのはバルサ時代ではダニが上手かったなぁ。

 

ブラボにはGKとしてのパフォーマンスとスカウトとしての口説きに期待しときます。

 

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マン・シティ現状スカッドと補強ポイント

立て続けにベルナルドとエデルソンを補強したシティですが、その後の補強は噂にとどまってますね。取り敢えず退団選手もたくさんいますので、現状スカッドと補強ポイントを考察してみます。

 

17ー18シティ現陣容

 

システムは使用頻度の高い4ー3ー3をベースとします。ペップのフットボール観を実践するのに最も適しているとも思いますし。複数ポジション出来る選手は、起用頻度の高そうなポジションにてカウント。青色は新加入で赤色は退団可能性ありです。

 

GKエデルソンブラボガン(3人)

センターバック:コンパニ、オタメンディストーンズコラロフアダラビオヨ(5人)

サイドバック:ー(0人)

サイドバック:ー(0人)

ボランチ:ヤヤ、フェルナンジーニョ、ガルシア、フェルナンド(4人)

インサイドハーフ:ダビド、デ・ブルイネ、ギュンドアンデルフ(4人)

右ウィングベルナルドスターリング(2人)

左ウィング:サネ、ノリート(2人)

センターフォワードアグエロ、ジェズス、イヘアナチョ(3人)

 

今季は契約満了選手がヤヤ以外はそのまま退団となってますので、スカッドの人数自体が足りてないですね。今季はSILVAが2人いて紛らわしいので、ダビドとベルナルド表記でいきたいと思います。ハートを筆頭にレンタル中の選手達は、殆どがまた来季も他のチームを探すことになりそうですね。そして両サイドバックのポジションはそもそも選手がいない(笑)という状況のスカッドです。

 

守備陣再編は最優先事項

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昨季の事やそもそもの選手の人数も踏まえて補強必須の最優先事項なのは言わずもがなですね。特にサイドバックは補強しないと試合にならないという、、、なので、現状濃厚なダニ・アウベスや噂に上がるカイル・ウォーカー、ベンジャミン・メンディなど複数選手の獲得が必要となります。シティは資金力が強力なので、ここは資金を投じても一線級を確保する必要があるでしょう。

 

またサイドバックの補強が上手くいかず、コラロフサイドバック主体で使う場合も考慮してCBも補強対象と言えそうです。何よりコンパニがフルシーズン戦えるかは神のみぞ知るなので、その点を考慮しても1人は獲得しておきたいですね。

 

守備陣に関しては若手が台頭しにくい状況ではありますが、特にサイドバックは手薄なポジションなのでレンタル組のマフェオとアンジェリーノの動向は注目しても良いかもしれません。逆にCBのアダラビオヨは出場が難しい立場ですので、レンタルで出場機会を確保出来るチームを考える必要があると思います。

 

既にエデルソンを確保したGKは補強の優先事項は低いです。ブラボは幾つかの移籍の噂が出てますが、実際には来季もシティでプレーすると思います。ペップ自体もブラボに完全に見切りをつけていないでしょうし。2年目で精神的な安定とどれだけ環境になれてくれるかというのがポイントになりそうです。ガンは出場機会を積ませたいところですが、スカッドに3人は必要なので難しいところです。ハートは残念ながら別のチームを探すでしょう。

 

中盤はボランチが補強対象

 

質・量ともに充実の一途を辿るインサイドハーフは現陣容でも充分です。ギュンドアンには怪我の不安が付きまといますが、ベルナルドの獲得はこのポジションでも起用できるという点もポイントだったと思われ、ダビドとデ・ブルイネをメインで起用しつつシーズンの状況をみながらローテーションしていくはずです。デルフは他の選手にないタイプですが主役を張るレベルにはなく、他チームを探した方が本人には良いかもしれません。

 

問題となる可能性があるのはボランチ。ヤヤが残留してくれたので緊急性には乏しいかもしれませんが、充分とは言えないでしょう。チームの中軸となるボランチは、ペップフットボールでも最重要ポジションでもあります。展開力やゲームメイクではフェルナンジーニョよりヤヤでしょうし、実際のファーストチョイスと言えます。しかし、ヤヤが守備面において難があるのは確かであり、また34歳という年齢を考慮してもフル稼働は難しいでしょう。

 

ガルシアを起用して欲しいですが、ペップがどれだけ信頼しているかは未知数です。となれば、一線級のボランチは1人は獲得して欲しい気持ちはあります。只、ここは最初に述べた通り他のポジションに比べれば緊急性は低いので、チームとしての補強動向次第と言えるでしょう。他のポジションを補強して余裕があればという感じですね。

 

多士済々の前線、サンチェスは必要か!?

 

ベルナルドが加入した右ウィングは熾烈な争いになりそうです。昨季のファーストチョイスのスターリングは立場が微妙です。少なくともCLで対戦した際の出来だけを考慮すれば、ベルナルドはかなり良い選手ですし、充分スタメンを狙えます。

 

そしてCFは昨季からアグエロとジェズスの、こちらもハイレベルなレギュラー争いが活性化しており、これは今後も続くと思います。イヘアナチョは苦しい立場で、レンタルでの放出が選択肢としてあり得ます。移籍の噂の出るアグエロですが、実際には残留濃厚と思います。昨季の終盤では、アグエロとジェズスの同時起用も見られましたし、試合数も多いので上手くやれると思います。

 

左ウィングはノリートが移籍の意向ですのでサネのみですね。実際にはジェズスや右のスターリングを回す事も出来るので、人が足りないかと言われればそれ程でもないと思います。

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サンチェスについてですが、結論から言えば必須という程ではないです。 

仮に噂のサンチェスが加入した場合、戦力的にはかなりのプラスになります。間違いなくサンチェスはワールドクラスですし、ペップの元でもプレーしてますから難なく適応出来ますね。そして既にプレミアでも問題なくプレー出来る事を証明していると文句なしです。

 

問題が出るとすれば、前線をどう回すかになるでしょう。現状で言えば3つのポジションを5人で回せますので、どの選手にも出場機会はそれなりに訪れると思います。前述の通りベルナルドは中盤でも起用出来ますし。只、サンチェスが加われば一段とポジション争いが厳しくなり、その場合アグエロが退団という現実が訪れるかもしれません。まぁ何にしてもペップのマネジメント次第なので、個人的にはサンチェス来たら嬉しいです。そこは上手い事やってねペップって感じですが、苦手かな(笑)

 

最低でも守備陣にレギュラークラス3人以上の補強を

 

という事で、まとめです。

必須の補強ポイントは以下。

 

①両サイドバックにレギュラークラスを最低2人。

サイドバックもしくはセンターバックで使える選手を最低1人。

 

守備陣に関しては、可能であれば更に1〜2人くらいの補強は視野に入れたいところ。 

そして状況次第で獲得したい補強ポイントは以下です。

 

ボランチのレギュラークラスを1人。

④サンチェスの獲得。

 

①、②については必ずしなければなりませんし、まぁ素人でも分かる状況なのでフロントは充分に理解して動いているでしょう。実際、複数名の噂も立っていますしね。期待して待ちましょう。 

 

 ③、④に関しては個人的には来たら嬉しいな程度です。来なくても、まぁやれそうなスカッドではあります。

 

この辺を考慮に入れながら、移籍市場は面白可笑しく見守りたいと思います。

 

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ダニさんと再会なるか!?

連日メディアで報道されているユヴェントス所属のダニエウ・アウベスが、契約解除してシティに加入しそうな情勢です。

 

サイドバックの候補達

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当初はトッテナムのDFカイル・ウォーカーを獲得するのではと目されていた右サイドバックに、ダニ・アウベスが急浮上しています。

 

ユヴェントスのマロッタCEOも契約解除についてコメントした事から、かなり角度の高い商談となりそうな気配です。そしてダニとしては、ペップとの再会で新たなモチベーションを持とうとしているのでしょうか。

 

ダニ獲得となれば確実に戦力アップと言えますが、結構その他の選択肢が狭まりそうな予感がします。と言うのも、ダニ自身の実力には疑いないものの34歳という年齢を考えればフル稼動できるかは疑問です。しかし、ダニ程のプレーヤーをベンチに置いておくのは難しい為、バックアッパーの選択肢に困難な問題を抱えるかもしれません。

 

ウォーカークラスになればレギュラーとしての出場を欲するでしょうし、シティ期待の若手DFマフェオもダニから得られるものはかなりありそうですが、やっぱり試合に出場した方が成長は早いと思いますからね。ウォーカーはホームグロウンを考えてもベストな補強だと個人的には思いますが、難航しているんですかね。

 

もしもダニが加入したら

 

なんだかんだ言いつつも報道通りダニが加入した場合、右サイドバックには強力なオプションが出来ることになります。現役ブラジル代表のラテラルですし、CLファイナルでは未だその実力が衰えていない事を証明していますからね。

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また当然ながらにペップの率いたバルサで主軸としてプレーした経験値もプラスに働くでしょう。ビルドアップへの加わり方は心得ていますし、攻守共に1対1にも強く、特に積極果敢な攻撃参加は今季のシティには欠けていた部分です。フィジカル面での不安は多少あるものの、彼は本物のワールドクラスなので充分やっていけると踏んでいます。

 

寧ろ気になるのは陽気なダニがマンチェスターの街をエンジョイ出来るかという点ですね。ノリートやペップ自身も言っていますが、ラテン系の人々にとってはあまり好ましい環境ではないようです。幸いにもシティにはブラジル人選手は多くいますし、イタリア北部の工業都市トリノでも生活したので何とか乗り切ってもらうしかないでしょう。

 

34歳という年齢は気になるものの、ペップのフットボールに順応出来るというのは大きなメリットですから、スターリングやベルナルドと右サイドを活性化してもらいたいですね。

 

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フットボールとメンタル

興味深い記事があったので、ちょっと紹介です。

この記事ではフットボールをメンタルの側面からアプローチを取っています。いくつか気になった点をまとめてみます。

 

メンタルを科学する

 

フットボールに関わらず、スポーツやそれ以外の分野でもよく聞くメンタルについて。メンタル面が良くも悪くも影響するシーンってあると思うんですが、実際のところ具体性に乏しく指導するにしても難しい部分だと思います。

 

この記事では、その具体化しにくいメンタルという面を理論的に組み立てているところに共感が持てます。メンタルコーチのロベルト・チビタレーゼ氏によると、脳の動きについて以下の3つがあると言います。

 

①受容

②解釈

③反応

 

この中で重要なのは、②解釈でありここをどう出来るかがメンタル面の強化にあたるようです。①受容は、自分以外から齎されるので変えようがなく、③反応はあくまで②解釈に伴う結果という訳です。

 

後で記事にあった具体例も考察しますが、これらをメンタルという不確かな要素で考えれば、中々浸透は難しいかもしれません。しかし、心理学と共に脳神経科学で変化の検証をしながらメソッド化するという事なので、今後のフットボール界においてもかなり重要になってくるのではと個人的には思いました。

 

メンタルコントロールで決定力不足解消!?

 

では具体例についてですが、記事中ではゴールを決められないストライカー試合に出られない選手のメンタルについてフォーカスしています。

どちらもイメージの湧くホットなトピックスですね(笑)

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誰しもが思う『決めろよ〜』って場面、あります。特に今季のシティや日本代表を観てる人は思うこと多いんじゃないですかね。

そんなゴール前でのシーンですが、外す選手の心理状態はかなりネガティブな発想になっているようです。

 

『バーの上に蹴っちゃいけない』『ミスをしちゃいけない』『俺は途中交代で入るとゴールを決められない。スタメンじゃないと得点できないんだ』『俺はこのボールをトラップし損なうだろう』

 

氏が実際に選手から聞いた心理状態なのですが、かなりのネガティブワードが並んでますよね。ミスが続けば余計にこういった思考に陥り易いのだと思います。

 ではどうポジティブな発想に持っていくかですが、以下の順序を踏むようです。

 

①ポジティブな言葉を自分にかける

②成功のイメージを頭に作る

 

簡単に言ってますが、これってかなり難しい気がします。もちろん実際のメンタルコーチなら確かな手法を持っているんでしょうが。

ポジティブな言葉に関しては、無理矢理自分に言い聞かす事も出来るかと思いますが、実際には難しい人も多いでしょう。更には成功のイメージを頭に作るに至っては、成功した事が少ない人にとっていよいよ難しいように思います。

 

その場合、やはり人や物に頼るのが良いのかなと思います。①に関しては話せる人間(メンタルコーチやセラピストなど)を作ることで、②に関してはイメージビデオでも代用出来るのかなとも思ったりします。特にビデオに関しては、バルサ時代のペップが用いたものが有名でしょうか。CLファイナル前に選手に見せた、選手全員の良いプレーを集めたモチベーションビデオですね。これも同じ様な効果を齎したのでは。

まぁどちらも1人で行うには難しい部分がありますので、選手やクラブは今後メンタルコーチなどは積極的に活用すべきかなと思います。

 

ストライカーはエゴイストであるべきなのは、こういうメンタルの面が得点に影響を及ぼすからですかね。【俺が決める】という意思は、思っている以上に重要なのかもしれません。 

そしていつの日か日本代表でも、頼もしいまでにゴールを量産するストライカーが現れると嬉しいですね。

 

ブレずに自身の成長に目標を置く

 

もう一つの例である、選手が試合に出られないパターンですが、この場合のメンタルの持っていき方は、自身の成長に焦点を当てる事が重要なようです。

 

①自身に決定権のないものは割り切る

②自身の目標をハッキリさせる

③その為に必要なアプローチを具体的にする。

 

監督が選手を起用するかどうかは、自身で判断できる問題ではないという事を認識する事から始まり、選手にはどうなりたいかという目標を設定します。

目標は千差万別ですが、それをなす為に必要なのはフットボーラーとしての成長という共通項目なので、自身の成長に焦点を当てるように心的構造を作ることが大事だという事ですね。そして、自身の成長に関してはデータなどを用いてより具体化する。

 

これを読んでて思いましたが、まさに日本代表の本田圭佑を思い浮かべました。現状、ミランでの3年間をあまり良い状態では過ごせなかった本田ですが、自身の成長に主眼を置いているのは選手として理想的なメンタルの持ち主ではと思います。

 

色々な賛否に分かれる本田ですが、私はかなり肯定的です。確かにプレーに不満はありますが、目標を設定し遂行する能力は並外れたモノがあると思っていますからね。実際のところ本田は、自身のポテンシャルをよく分かっていて、それを発揮するのが上手いです。その点では、中田英寿にも通ずる部分かなと思います。重要なゴールを多く決めているのも本田の特徴で、それはメンタル的なものも含めてしっかりと準備が出来ている証拠でしょう。

 

メンタルはフットボールの次なる可能性か

 

ここまで記事を元に、メンタルについて書きましたが、氏が言うように実際にはまだフットボール界全体への普及はこれからでしょう。だからこそ、日本フットボール界はいち早く取り入れていっても良いと思います。記事を読む分には現役の選手達はもちろんのこと、若年層からの育成にこそ取り入れて欲しいですね。ポジティブな思考回路や成功のイメージは、やはりトレーニングして身に付ける技術だと思いますので、早いに越した事はないと思います。

 

あと記事の中で見逃してはいけないなと思ったのは、目標達成する為に必要なファクターは?と問われたチビタレーゼ氏が、選手の遂行能力と述べた事ですね。つまりメンタルトレーニングで向上は図れるにしても、最終的に遂行できるかは選手次第だという事。メンタルも資質の一つだということなんです。やり遂げる意思というのは誰しもが容易く持ち得るものではありません。まぁだからと言っても程度の違いはあれ、向上出来るのであればやはり取り入れるべきですね。

 

現在のフットボールに於いてフィジカルに技術や戦術は発達していますが、メンタルはまだ未開の分野なので伸び代があります。メンタルの充実が選手の好プレーや、精度の安定感を向上してくれればフットボールの更なる進化がみれるかもしれませんね。

 

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プレミアリーグ17ー18シーズン日程発表

シティも含めどのチームも補強に勤しんでいますが、来季のプレミアリーグの日程が発表されましたね。

 

公式サイトから17ー18シーズン日程

 

8月12日 午後3時 ブライトン(A)

8月19日 午後3時 エバートン(H)

8月26日 午後3時 ボーンマス(A)

9月9日 午後3時 リバプール(H)

9月16日 午後3時 ワトフォード(A)

9月23日 午後3時 クリスタルパレス(H)

9月30日 午後3時 チェルシー(A)

10月14日 午後3時 ストーク(H)

10月21日 午後3時 バーンリー(H)

10月28日 午後3時 ウエストブロミッチ(A)

11月4日 午後3時 アーセナル(H)

11月18日 午後3時 レスター(A)

11月25日 午後3時 ハダーズフィールド(A)

11月29日 午後3時 サウサンプトン(H)

12月2日 午後3時 ウエストハム(H)

12月9日 午後3時 マンチェスターユナイテッド(A)

12月12日 午後3時 スウォンジー(A)

12月16日 午後3時 トットナム(H)

12月23日 午後3時 ボーンマス(H)

12月26日 午後3時 ニューカッスル(A)

12月30日 午後3時 クリスタルパレス(A)

1月1日 午後3時 ワトフォード(H)

1月13日 午後3時 リバプール(A)

1月20日 午後3時 ニューカッスル(H)

1月31日 午後3時 ウエストブロミッチ(H)

2月3日 午後3時 バーンリー(A)

2月10日 午後3時 レスター(H)

2月24日 午後3時 アーセナル(A)

3月3日 午後3時 チェルシー(H)

3月10日 午後3時 ストーク(A)

3月17日 午後3時 ブライトン(H)

3月31日 午後3時 エバートン(A)

4月7日 午後3時 マンチェスターユナイテッド(H)

4月14日 午後3時 トットナム(H)

4月21日 午後3時 スウォンジー(H)

4月28日 午後3時 ウエストハム(A)

5月5日 午後3時 ハダーズフィールド(H)

5月13日 午後3時 サウサンプトン(A)

 

シーズン後半に強豪との連戦が

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日程見てみますとシーズン前半に関して、比較的山場は少ないかなと感じます。開幕戦は昇格組のブライトンで、強豪クラブとの連戦がなく良い感じにバラけていると思いますね。実際にはやってみないと分かりませんが、開幕戦に勝利し波に乗れると良いんですが。

前半戦のダービーは、12月。この時には既にチームの状態が随分出ていると思いますので、どこまでやれているのか楽しみでもあり不安でもあります。

 

そしてシーズン後半になると難しい試合が増えてきますね。まずは2月にアーセナルチェルシーとの連戦。この時期はグループリーグを突破していたとするとCLの決勝トーナメントがスタートしていますので余計に難しい局面を迎えているかもしれません。

また、3月から4月にかけてエバートン、ユナイテッド、スパーズと3連戦。シーズン佳境にダービー含めた大一番となりそうです。

 

代表戦にて負傷したジェズスも手術を回避し、シーズン開幕には充分間に合いそうですので、スカッド全員万全の状態で臨んでもらいたいですね。

 

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シティ16ー17シーズン総括【ペップ・グアルディオラ編】

シーズン総括のラストはチームのボス、ペップ・グアルディオラ監督です。前半戦までの総括はこちら。

 

結果を見れば落第

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ペップ・グアルディオライングランドに上陸した際、多くのフットボールファンはかなりの期待を持っていたハズです。そして開幕10連勝を達成した際、ファンやメディアを筆頭に興奮を齎しました。が、最終的にはノンタイトルでリーグ戦3位という結果に。これだけ見ればペップという特大の期待に比べれば落第と言えるでしょう。

 

その結果が出なかった要因としてはGKブラボの絶不調やサイドバックの実力不足など、守備面で多くのミスが出ましたが、それだけでなく決定機の割にはゴール数が少なかったかなと思います。その反面、ペップの意図したハイプレスやビルドアップは随分形になってきているとは思います。

 

明らかに攻撃の仕方や前線からのプレスにはペップの色が出ていますし、試合の多くで発揮する事にも成功出来ています。攻撃のチャンスすら作れていない場合、チームとして問題がありますが、チャンスは作ってもゴールに繋がらなかったのが、実際でした。

 

ペップの反省点としては、望んで獲得した選手をあまり活躍させられなかった事でしょう。最たるはGKブラボであり、また実力が足りないなと感じさせたノリートやストーンズでした。また既存のベテランを起用する一方、積極的な若手の起用というのはそこまで多くなかったかもしれません。前線はサネやジェズスを筆頭にかなり若返りましたが、守備陣や中盤では新しい選手は現れず現行戦力のベテラン達で戦い、充分な活躍ではありませんでした。

 

やるべき事はチームの戦力アップで勝負の2年目を

 

既にMFベルナルドやGKエデルソンを獲得した様に、 チームの戦力強化が必須です。ペップの真価を発揮するには優れた手駒が必要なのは明らか。それを良い選手がいないと大した事ない監督と見る人もいるかもしれませんが、全くナンセンスでありペップの監督としての資質を見間違えていると思います。

 

彼はプロビンチャ向けの監督ではないのは確かでしょう。ですがバルサで歴史的なチームを作り上げたように、その優れたインテリジェンスによりフットボール界に影響を与えられる稀有な存在なのです。そして正に私がペップに期待するものは、シティは勿論のことシティを通じてフットボールにまた新たな進化を齎せれるか。

 

という事で、この夏はスカッドの人数的にも更なる補強に動くでしょうし、ビッグディールもまだまだ起こりそうです。メディアを中心に騒がしくなるこの季節ですが、周囲の喧騒を他所に理想のチームを作り上げ、言い訳のきかない勝負の2年目をして欲しいですね。

 

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